2014年9月30日火曜日


NYダウ、29日月曜はオープン直後にスコーンと100ドル強も下落
16934ドルと、先週の安値近辺まで下げてスタート。

現在先週の安値付近がサポートとなって反発中ですが、
ヒヤリとさせられる展開。日替わりで陰線と陽線が繰り返される鯨幕。
方向感がない割には下値が支えられている印象かな?

ドル円を109.62円で買い増ししたのだけれど、
ダウが弱いおかげで109.12円まで下がる展開で
109.40割れで一度撤退"(-""-)"ムムム

米株にこれといった売りの材料があるわけじゃありません。
今のところ寄付きの急落の背景にあると指摘されている材料は・・・

①香​港​で​学​生​が​民​主​化​要​求​、​中​国​政​府​に​抗​議​活​動
②ブ​ラ​ジ​ル​で​来​月​5​日​に​実施​さ​れ​る​大​統​領​選​挙​を​控​え​て売られる
③ジュネーブ報告書
④指標悪化

以上4点。

①​中​国​の​全​国​人​民​代​表​大​会​の​常​務​委​員​会​が​香​港​の​行​政​長​官​選​挙​の​改​革​で​市​民​の​直
接​選​挙​を​認​め​る​一​方​で​、​中​国​の​体​制​に​批​判​的​な​民​主​派​の​立​候​補​を​事​実​上​不​可​能​に​し​た
こ​とに学生等が反発。香港の中国返還後で最も大規模となるデモに発展。
香港株:3週間ぶり大幅安、通貨も下落
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NCMNMJ6KLVR601.html

②ブラジルレアルが6年ぶり安値水準、ルセフ大統領再選観測を嫌気
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0RU4UD20140929

③中​央​銀​行​の前​高​官​やヘッジファンド関係者らが参加している
​エ​コ​ノ​ミ​ス​ト​専​門​委​員​会である国際的シンクタンク「ジュネーブ会」
(国際保険経済学研究会)保険業界代表って感じ。。?!

今年16回目の報告書が発表され
世界済​が​債​務​を​削​減​し​て​い​る​中​、​引​き​続​き​債​務​の​割​合​が
​上​昇​し​て​い​る​こ​と​を指摘して警鐘を鳴らしています。

◆世界的な対GDP比での債務残高の上昇は
特に新興国においてその傾向が高い

◆​過​去​最​大​規​模​の​債​務​や​弱​い​成​長​が
​新​たな​危​機​に​つ​な​が​る​可​能​性​を​警​告。

◆世​帯​主​、​企​業​、​各​国​政​府​に​よ​る​債​務​返​済​を​可​能に​し​、
​新​た​な​危​機​を​回​避​す​る​た​め​に​は​世​界​中​で​非​常​に
​長​期​間​低​金​利​が​維​持​さ​れ​る​必​要が​あ​る​と​指​摘​。

◆ECBの対応は後手に廻っており、
早急に国債購入も視野に入れた対応をすべき

④米・8月中古住宅販売成約指数
前月比▲1.0%(予想:▲0.5%、7月:+3.2%)

前年比ではなんと▲4.1%と(予想:▲1.4%で
11か月連続のマイナス)

契約時点での統計である「成約指数」は中古住宅販売の先行指標
今後発表される「中古住宅販売」の数字が悪化の可能性

ということで、下落したものの、、、、
現在米株、ドル円ともに反発してきています。
反発の背景は不明。
相場を崩す要因としてはどれもこれも弱いということでしょう。
ちょっと一呼吸いれただけ、、、ってことになるかな?

ただ、今週はECB理事会や雇用統計という大きなイベントがあるので
あまり方向を決め打ちしないで置いた方がいいかもね。

とかなんとか言いながら、ドル円を109.33円で再エントリー(^-^;

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今日の東京時間はニュージーランドドル大幅下落!!
キー首相&NZドル売介入ショックです。

キーNZ首相の見解として
「NZドルにとっていわゆるゴルディロックス状態な水準は0.65ドル前後」
と首相が為替水準に言及しちゃってます。
ひょえーなりふり構わずですね。
これ、バリバリ通貨安誘導です。こんなの許されるの~(^-^;
市場規模があまり大きくないから問題視されないのかな。。。

現在の水準が0.77㌦ですからね、この発言で0.65㌦がターゲットになる。
まだまだ下げさせたい相場、下げ余地は十分あります。

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が
「8月にネットで5億2100万NZドルを売却」
「8月のネットでの売却額は2007年7月以来最大」と発表。

大倉キャプテンはこのところのドル高、他通貨安の相場をみて
「中央銀行のポートフォリオリバランス」の可能性を指摘していましたが、
まさに、中央銀行による自国通貨安の「介入」が行われていたわけです。
中央銀行が動いていた、というのはキャプテンの読み通りだわ。

しかし、だったら3回も利上げしなければよかったじゃない・・・
と突っ込みたくなりますが(笑)住宅市場は引き締めたかったのよね。
でも、貿易上はこれ以上の通貨高は困る、、、という痛し痒し。

当面は、NZ当局が誘導しているわけで、戻り売り相場優勢となるでしょう
けれど、このなりふり構わずな通貨安誘導のツケはいずれ払わせられる
事態へと追い込まれるんじゃないかと思います。
それはその時が来たらまた考えることにして、
今は戻ったらキウイは売りですね。

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週明け月曜の日経平均は80.78円高の16310.64円

寄り付き直後につけた16344.32円を高値に上げ幅を縮小。
様子見気分も強い印象でした。

ソフトバンクが米国のドリームワークスに買収提案(約34億ドル)
しているそうで。
スプリント・ネクステルの時は約200億ドルでの買収を連想させたことで
アベノミクス相場の一助となりました。
これが第2幕のトリガーとなる?!・・・規模が小さいか。

それと債券王「ビル・グロース氏」がPIMCOをやめて
ジャナス・キャピタルグループに電撃移籍することが話題ですが、
債券ファンド解約・清算リスクを通じて
債券売り・利回り上昇の一因、、、つまりドル高の一因になっている
という見方もあるようです。

ドル円ロング、日経ロング、プラチナロング継続です。

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2014年9月29日月曜日


9月第4週、アリババIPO明けの週で株式市場には
一服ムードが広がりましたが(頭打ちを示唆する向きも)
金曜のダウ平均は167㌦の大幅高。

月曜,火曜と3桁の大幅安も水曜に切り返し、
木曜に再度包み下げる大陰線を付けるも、
金曜に粘って17000㌦回復で終わった、、、

綺麗に75日移動平均線が機能して相場を支えています。

崩れるのか持ち直すのかは10月に持越した印象ね。

16900㌦を割り込むともうちょっと深めの調整あり。
割らないで再上昇の可能性はどの程度あるでしょうか。

12月にクリスマス休暇に入るために欧米金融機関、ヘッジファンドなどの
決算はその前の11月に設定されているケースが多いとされていますが、
11月決算に向けて10月あたりからポジションの調整にはいる、
なんて話もあって、10月は株が調整しやすいということもあるようです。

ブラックマンデーもリーマンショックもみんな10月の惨劇。
10月は年間で最も株のパフォーマンスが悪い月として
知られていますので、いつ調整が来てもいい、という
覚悟でポジションコントロールしておかないとね。

それを踏まえたうえで、今週も買い増す機会を伺う戦略。

だって、金曜の米株が切り返しただけでなく
シカゴ日経先物は16365円で金曜日の東京市場の
日経平均株価の終値16229円よりも135円高くなっていますし
ドル円相場も再び109円台で円安水準で安定。
まずは、日本株も買い優勢でスタートするでしょう。
相乗効果で東京市場のドル円も買い意欲が強いのでは?

というか、先週は物凄い巨大な年金と見られるドル買いが
あったそうですし、巨大な買いオーダーが控えているみたいよ。
具体的には西原さんの有料メールを読んで。

それと、大倉キャプテンの見立てでは
世界の中央銀行のポートフォリオのリバランスで
ドル買いが起こっている、とのことです。
これまで長期に渡ってドル安政策を取ってきた米国ですが、
ルー財務長官が17日、強いドルはアメリカの国益とかなんとか
言ってましたね。ドル高容認ってこと?
政策的にもQE3終了となりますし、金利引き上げ時期が
焦点となってきます。ドルはこれから本格的に上がるんです。
だから、これまで下落するドルの保有を減らしてきたセントラルバンクが
反対に上昇する可能性が大きいドルの保有を増やしている、
という可能性があるのではないかと。
ドルの保有を増やす代わりに、これまで保有していた通貨が
売られるわけです、例えばユーロ、円、そして豪ドル?!

豪ドルの9月の下落は特に材料がないにもかかわらず
大きかったですよね。反発もなく粛々と下げた印象。
キャプテンはこの動きには何かいる、と読んだ。
つまりセントラルバンクのリバランスではないか?

とするならば、ここからは・・・・

というのは豊商事のYMTVセミナーを見ていただくか、
大倉キャプテンのブログ(会員限定)を読んでくださいね。

それが9月期末で終わるのかどうか、
10月から流れが変わるのかどうかも見どころとなります。

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2014年9月26日金曜日


あれれ~やっぱりTriplewitching明けの米株は弱いってジンクス、
当たってるかもしんない。。。。

というような下落に見舞われております25日㈭のNY株式市場。
現在のところダウが238ドル安で思い切り17000ドル割り込んでいます。

週間の米新規失業保険申請件数は市場予想ほど増えなかったし、
8月の米耐久財受注額は大幅減となったものの、
航空機を除くベースでは増加しており、
これらの指標は景気見通しの変更を迫る内容ではないので
恐らく指標は関係ないです。

今のところ伝わってきているのがヤフーとアップルのせいみたいなニュース。

ヤフーはアリババの保有株を今後1年間は売却しないとSECに届け出た
ということで当面は含み益が実現化しないことを嫌気された、とか、
アップルはiPhone向けOSなどの不具合が嫌気されて売られているとか・・

まあ、こんなのは後付材料でしょう。
米株はいつ調整が入っても不思議はない高値局面での乱高下です。
やはりアリババIPOでの材料出尽くしやTripleウィッチング明けで
利益確定したい向きがあるということかもしれません。

10月決算のヘッジファンドの解約申し入れにともなう
換金売りも重石となってくるとか、
あるいは、昨今のドル高基調で10月から本格化する7-9月期の
業績相場への懸念が出始めていることなどからも
手仕舞いムードが強まっているということもあるかもね。

というわけで、米株が大き目の下落となっている今夜。

ドル円もスコーンと急落しちゃった。108.680円まで。

私、昨晩108.94円でドル円追加ロングしていたとこだったの。
今日の東京時間で日経平均も大幅高、ドル円も109円台回復で
にんまりしていたところだったのに・・・・
このポジションはコストで消えちゃったわ。

やっぱりポジションの追加は難しいですね。
私が思い立って買ったら下がるんだもん。。。

でも、このドル円の下落、米株市場のせいだけではないかもしれない、
というのが気がかりなんです。

というのも、今夜BSのテレビ番組に出演した塩崎厚生労働相が
9月末にも出てくると期待されていたGPIF改革案を拙速でなく
良いものをつくっていく観点にあるとの姿勢で、
必ずしも秋の臨時国会にこだわらない方針を示したらしいのです。

おまけに年金で株を買って株価を 上げようとは一切考えていない
とも発言したと伝えられており、まあ、この点は至極当たり前では
ありますが、年金がどっと入ってきて日本株が上がる可能性に
賭けていた筋が一度引いたって可能性はあるんじゃないかしら・・・。

ということで、買いたい向きにはチャンス到来の下落が来るやも
しれません。日経平均は今日+204円の16374円で再び6年10か月来の
高値更新していたのですが、明日は16000円に近いところまで
下げてくるかもしれません。16000割れなんかが示現されれば
買い増そうかな。

ドル円はすでに108.80くらいまでリバウンドしているので
もう一回買い直してもいいのかもしれませんが、
もうちょっと様子見しよう(^-^;

*******************************

今日はNZドルが大きく下げましたね。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が
「為替レートの水準は正当化されず持続不能」
「持続不能は為替介入の可能性の1つの要因」との声明を出したんです。

なんだか唐突な気がしますけど、、、なんで今日そんなこと言ったんだろ?

まあ、今、円とかユーロとか豪ドルとかポンドとか、皆安いわけです。

通貨安競争に乗り遅れるな!みたいな感じでしょうか。
もっとNZドルが下がってほしいという想いは伝わってきます。

米国はルー財務長官がドルは強くてもいい発言していますので
ドルを買って、他の通貨売ってればいい、という
至極解りやすい相場ということでもあるわね。

ということで、キウイ、今日はすさまじい下落です。
特にキウイ円・・・
クロス円はどこかで拾ってもいいと思いますけれど。

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今夜NasdaqをCFDで4015Pでショートしてみました。
プラチナを1308ドルでロング。

ドル円と日経はロング継続。

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2014年9月25日木曜日


今夜は(24日㈬)米株戻っていますね。
アリババ上場祭りが終わって、㈪㈫と2日間、
ダウ平均は3桁の下落でしたものね。

これが、自律反発に過ぎないのか、それとも押し目終了で
再度高値を狙うのかはまだはっきりしません。

昨晩、アメリカ軍がアラブ五か国とともに初めてシリアの
「イスラム国」拠点に対し空爆を実施するなど地学的リスクの高まりが
材料視されたのかもしれませんが、昨今は地政学要因を材料にして
動いたら、そこは逆張りで攻めるのが正解となっている相場。

先週はトリプルウィッチングだった、、、ということを
考えると、今週の株価は弱いというアノマリーが。

トリプルウィッチングとは訳すると3人の魔女ということですが、
株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3
つの取引期限満了日(SQ)が重なる日のことで、
主に米国市場で使われている言葉です。
3月、6月、9月、12月の第3金曜日がTriple witching !

株式相場に波乱が起こりやすい日となるとされているのですが、
面白いのが、その翌週の株価。

西原さんの有料メールから一部抜粋しちゃうと

米バンカメ・メリルリンチの調べによると、
株式指数先物が誕生した32年前から現在まで、
9月のTriple witching dayの翌週は、
1年で最も株価が下落しやすい傾向にあるそうです。

同行の調べによると、32年間の間でその週にS&P500が下落する確率は、69%
過去12年に関しては、そのうち10回に渡り、下落が観測されたそうです。

(もっと詳しい解説は有料メールにて)

ということで、今週は米国株価が軟調となりやすいみたいね。
今日の戻りは売りたたかれるかもしれません。

◆米株が弱いと素直に弱いのが日本株、
今日は16167.45(- 38.45)

明日が9月末の配当権利付き売買の最終日ということで
下押し局面では配当や優待狙いの買いが入り、
引けにかけては下げ幅を縮小していますが。。。

興味深いのがドル建ての日経平均。

現在150ドル下の水準、148ドル台近辺で推移しています。

チャートを確認すると8月以降、150ドルを上限にほぼ横ばい。
この期間、円建ての日経平均は4%強上昇し先週19日には
6年10カ月ぶり高値を更新したのとは対照的な動きです。


この背景には「円安に対する株価の感応度の鈍化」があると
指摘されているのが気がかりです。というのは、
円安となればドル換算した日経平均株価には割安感が強まり、
従来であれば、海外勢の買いが強まる傾向にあったのですが
足元では円安による目減り分を相殺する程度にしか
買いが入っていない状況となっているということ。

ここ10年でドル建て日経平均が150ドルを明確に上回った水準で
定着したことは一度もないということで、
外国人投資家が日本株を『割高』とみる水準が
150~155ドルに凝縮されているとみずほ証券の唐鎌氏。

日経平均が弾みをつけてより上昇するには海外勢の
積極的な買いが入らないと、、、ってな状況ですが、
今、米国の富裕層はキャッシュ比率を高めているという情報もあり、
あまり積極的に資産を買う姿勢にはないようです。
これは米株にとっても同じ状況よね。

明確に155ドルを上回ってドル建て日経平均が上昇することがあれば
これはもう、物凄い大型相場のスタートとみていいでしょう。
たまにチェックしてみるといいかもね。
http://www.marketnewsline.com/apps/market/quotes?r=3m&c=1010&lang=ja

それと、米株の頭を抑えているもう一つの材料として
話題なのが米国がBEPS 租税回避企業への規制。



節税のための本社移転の抑制を狙った新規則です。
税率の低い国へ本社を移転して節税する「インバージョン」と
呼ばれる行為について税制上の恩恵を減らすとともに、
新たな本社移転をこれまでよりも困難にしているものです。

つまりこれまでは本来なら米国に入るはずの税金が
税率の安い国へ流れてしまっていたわけですね。
これが、名だたる有名企業がこぞってやっているわけです。

日本でもそうですよ・・・。
日本も導入したほうがいいのでは?!

課税を避けられる「融資」の形で
買収先企業に資金を移す手法は取り締まりの対象となることで
23日の欧米株式市場では、インバージョンに絡む買収案件に
かかわりそうな企業の株式に売りがかさんだとされています。

また、これがドル高を招いているとの指摘も!!
なんでこれがドル高かというと、買収を目的に
日欧の銀行預金や株式・債券市場に滞留していた資金が
米国に回帰(レパトリ)するのでは?という思惑です。
実際にそういう資金フローがあったかどうかは不明ですが。

昨晩は米国債利回りの低下にもかかわらずドルに買いが入った
ところを見ると、そんな思惑も強かったのかもしれません。
シリア空爆で有事のドル買い?かもしれませんが・・・。


しかしながら今夜は米8月新築住宅販売件数も
予想の432Kを大きく上回り、504Kとなったことで、米株は反発。
ドルも強含みとなり、その影響かユーロドルが1.28台割れと
また新値を取って下落してきました。

ユーロドル、まだ底入れしていないということですね。

トレンドはまだまだドル高のようです。

押し目は拾う方向?!
買い増しはできていません(^-^;が
ドル円ロング、日経平均ロングは継続です。

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2014年9月24日水曜日


う~ん、風向きは変わったのかな?
それとも、ちょっと一服でしょうか?

9月第3週、FOMCにスコットランド独立投票にアリババIPOと
怒涛のイベントをこなし上昇した米株、そしてドル高。

週明けからは反落の展開です。

週明け22日㈪株式市場

日経平均は ▲115.27 16205.90円
ダウ平均は ▲107.06 17172.68ドル

そして23日㈫日本市場は祝日休場ですが、
米株は今夜も弱含みの展開で(0:20現在50ドルほど安い)
2日続落となりそう。

ドル円は23日㈫にかけて108.25円までじり安となりました。
ただ、ドル円見てると買い気も強く、崩れてきたという印象はないですね。

アリババ上場で材料出尽くし感が台頭したソフトバンクが22日㈪に
6%を超える下げとなったことが日経平均の重しでしたが、
やはりイベント通過で株式市場は買いが続かないのでしょうか。

週明けの米株の弱さの一因として
中国の財政相が大規模な金融緩和に消極的な姿勢を示した、
というニュースもありましたが、
やはりダウ平均は過去最高値の更新が続いた後でしたので、
アリババ上場で短期的な過熱感が出たんじゃないかなぁと思って
見ていたけれど、きょう23日になって米軍がシリアを空爆開始との
ニュースでドル円、クロス円が急激に円高となる局面が。

でも、今年の相場の特徴のひとつでもありますが、為替市場は
こうした「地政学リスク」で下落したところは絶好の買い場。
今夜もすかさず急落後に買いが入ったと見えて、
チャートはほぼV字で戻っています。

ただ、今夜の特徴としては、ポンド円とユーロ円は
ドル円に連れてきちんと戻りましたが、
豪ドル円とキウイ円が戻れないで下げてきている・・・。

ということでオセアニア通貨が弱いですね。
これが何でなのかはわからないのですが。。。

今のところ、ドル円と日経平均のロングはまだ継続保有の方向です。

22日NY連銀のダドリー総裁が
「経済の力強さの一段の確証を得るまで、利上げを見送るべき」
「政策の指針は、利上げに関する確実な約束ではない」等と発言
米国の早期利上げ観測はやや後退したことも、ドル高一服の
背景にあるようですが、まあ、もう少し様子を見ることにしましょう。


*****************************

週明け22日、ドラギ総裁の議会証言がありました。
(ECB総裁は四半期に一度金融政策について欧州議会で証言をする義務がある)

・ECBには責務の範囲内で追加的非伝統的手段講じる用意がある
・TLTROの供給額はECBの予想範囲内
 ・ABS市場、ECBの介入の結果成長すると確信
・インフレが長期間低水準にとどまれば
      非伝統的介入の規模・構成を変更する用意

などの発言がありましたが、特に目立った反応はなかったようです。
ただ、ユーロが底入れしたムードはまだありませんね。
週明けもじり安の様相。

******************************

先週末はニュージーランド総選挙がありました。
(あまり注目してませんでしたが)
キー首相率いる与党・国民党が大勝で予想どおり。
マーケットがこれを材料視した形跡はなく、
週明けは先週末とほぼ同水準でのスタートも、
火曜になって再び下落の様相となっております。
NZドルもまだ下げ止まりのチャートにはなっていませんね。

ということで、ユーロやNZに対してはまだドル高は継続しそう。
となると、円に対してもドル高継続か??

なんて。

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2014年9月22日月曜日


ポンド円、えらい長い上髭つけちゃったよね。

だから、ポンド円ロングは
178.50円を割り込んだところで一旦利食って様子見。

スコットランドの独立とはなりませんでした。
随分早い時点で、ショートカバーが起こってポンド買い優勢と
なっておりましたが、投票結果がほぼほぼ確定したあたりから
今度はポンド売り、こちらはロングの利食いなんでしょうか。
まさしく「噂で買って事実で売り」的な相場展開となりました。

9/8の169円台から9/19の180円台まで
わずか11日で10円以上動いたのですから
それなりの調整はあるんでしょう。

調整で済むのか、(押し目買いでいいのか)
反落するのか (一転相場が壊れるのか)

今週はそのどちらのスタンスで再入場するのかを見極める週となります。

というのも、ドル円も一気に109.45円近辺までドル高となっており、
市場関係者の多くがターゲットとして挙げていた110円が目前です。
今週110円を達成して、さらなる高みを目指すのか、
あるいは、ほぼほぼ達成感で再びレンジ相場で日柄をこなすのか、
あるいは、ちょっと大きな調整がくるのか・・・・

ここから追随買いは怖いとこに来ちゃったものね。
流石に新規買いは出なそうな気がします。
しかし、押したら旺盛な買いが入る地合いではあります。
ドル円の行方にも慎重にならざるを得ません。

アリババのIPOも出来すぎで米国市場も加熱気味な気がするし・・・。
だって、上場初日でトヨタの時価総額超えちゃったんですよ。。。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0HE1V520140919

アリババ株取得のために、キャッシュ化されていたのではないか、
という意味でのドル高が占める割合がどの程度あったのかが
見極められる週にもなりますね。

ただし、ドル円102~103円台でのロングポジションは継続。

スコットランドとかアリババの報道で影が薄かったのですが、
欧州ではECBによる第1回目のTLTROが実施されています。

供給額はなんと826億ユーロ!予想は1300億ユーロ程度だったかな。

随分資金需要がないのね。

これが意味するところはこの新型オペの詳細まとめた
ロイターをご覧ください。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0PF02R20140704

資金ニーズがなければあまり意味がないわけで。。。
ということで、やはりECBは欧州のデフレ化、景気後退を阻止するために
国債を買うというQE政策に踏み切らなくてはいけないと思われます。

次のTLTROは12月。

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2014年9月18日木曜日


ドル円108円台後半まで上昇中。

NY時間に入って108.96円まで高値があり、109円台も時間の問題。
FOMC発表前は107.50円前後だったので、
一夜にして1円以上上がったわけです…。

まだ、売っちゃダメよ。

「相当の期間~低金利政策継続・・」の文言が残り、
それでなんでドル買いになるんだ?と疑問だったのですが、
起きてみたら、いろいろまとめられたニュースが配信されていて
合点がいきました。


FOMC声明は7月時点で内容と実質的に変わっていなかったのですが、
同時に公表された「経済、金利見通し」で、
前回に比べ、より速いペースでの利上げが見込まれていることが
分かった、というのが最大のドル買いの背景ね。

【FOMC参加者の将来の金利見通し】
2015年末時点の金利見通しは中央値で1.375%に上昇。(前回1.125%)
2016年末は2.875%(前回2.50%)へと上昇。
加えて2017年末は3.75%に上昇するという見通しも
今回初めて公表されました。

またFOMC参加者17名のうち14名が
来年金利が引き上げられと見込んでおり、
前回の12名から増えました。

【経済見通し】
失業率は下がり続けると楽観的見通しも
今後数年のGDP見通しはやや悲観的。

経済見通しはあんまり材料視されていません。

金利見通しに凄まじい反応を示した、ってことですね。

来年末の政策金利到達水準1.375%ということになると、
逆算すると遅くとも来年6月会合で利上げ開始をして、
それ以降毎月利上げするであろう、という推測が成り立ちます。
となると、かなりのハイペース!!ということにドル買いとなったわけ。

これまでの予想は来年後半に利上げ開始というムードだったのが
年央に前倒しになったということですね。

私のドル円コストは
102.22円と103.02円 以降買いそびれています。

私が買いそびれているので、気持ちは良く解りますが、
買わなくてはいけない筋も買えていない相場、と言われておりまして、
まだまだ買い遅れていた向きが少しでも下がったところで
買いを入れてくる可能性が大きく、
ちょっと下げだしたからといって、慌てて売り込むと
そういう実需の玉にぶつかって踏みあげられますよ。

恐らくこのまま110円くらいあっさりクリアしちゃうんじゃないか_・・
と思っております。

あ、今日はスコットランドの独立を問う住民投票なんですが、
どういうわけか、マーケットはかなり楽観的ね。

反対が上回るだろうと思っているってことなのかしら・・・

ポンドはすでに凄い勢いで買い戻される巻き返し相場に入ってます。
まだ結果は出ていないのに・・・(^-^;

でも、私は単純にポンド円のチャートが好転したことに
ポジションをかけたわけです。週足、月足をみても
ポンド円はここからかなり上がるはず。

スコットランド問題で急落あれば、その安値を拾うスタンス。
というのは、やはり、この相場、ドル円に連れ高となる地合いが
非常に強まっているということ、
それから、やはり年金が本格的に出てくれば
外もの、つまりドルやユーロやポンド、豪ドルなどの外貨も買ってくる
わけで、国策に乗らない手はないということもありますね。

ポンド円、昨晩175.70円で買いましたが、今すでに178.35円です。
さすがじゃじゃ馬・・・・(;゚Д゚)
とりあえずリーマンで下げた幅の50%戻しをターゲットに。
185円狙いです。

まあ、皆スコットランドの件で売っていたんでしょう。
壮大な踏み上げ相場に発展したというわけです。

ドル円、日経、ポンド円ロングはまだまだ継続です。

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FOMC受けてドル円108円台到達しました!

108.17円。

でも、不思議。文言残ったんです。

「相当期間」低金利政策継続・・・。

なのに何でドル買いなんでしょうね。

整理しておきます。

◆FF金利の誘導目標を0.0%から0.25%据え置き

◆声明
10月からMBSの購入を現在の月間100億ドルから50億ドルに縮小
長期国債の購入を現在の150億ドルから100億ドルに縮小

「予想インフレ率が2%の長期目標を下回り、
長期的なインフレ期待が十分に抑制されれば、
資産購入プログラムを終了した後も「相当な期間」FF金利を
現在の目標範囲に維持することが適切である可能性が高い」

「経済活動の成長は緩やかなペースで拡大している」
「労働市場の状況は幾分さらに改善されている」
「しかしながら失業率はわずかしか変わっておらず、
労働資源の著しい未活用がみられる」

これを受けて米株は勿論安心感から上昇の展開。
ドル円は108.17円まで上昇。
ユーロドルは1.2897ドルまで下げ足を速めるというドル買いの様相も
ポンドドルは乱高下で方向感なし。

ところがポンド円は今年の最高値更新で新値とってきました。
ポンド円、すさまじい上昇です。
明日スコットランド独立を問う住民投票があるのに。。。(;゚Д゚)
ポンド円のこの1週間のボラティリティすさまじいわね。

そして
3:30からイエレン議長の会見がスタートしています。

ドル円は107円台に落ちてきており、
米株上昇の勢いも止まっています。

日経CFD見てるけれど、16000円大台は抜けられないわね。。。
108円でも年初の高値に迫れないのか。
ドル円の年初来高値は105円台なのに・・・。

ということで、日本株の慎重さが気がかりですが、
このままずっとウォッチしているわけにもいきませんので
もう寝ます。

ドルロング、日経ロングは継続で、
ポンド円175.70円の高値超えで逆差し買いヒット中・・・。
明日の住民投票控えてポンドロングとはまた随分
勇気のいるポジション抱えてしまいました(笑)

損切り覚悟です(*‘∀‘)

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2014年9月17日水曜日


FOMC控えて今夜は小動き・・・
だなんて思っていたら大違いだったわ!!

16日㈫NY時間
FOMC予想を巡って、加えて中国が動いて
為替も米株市場も乱高下。ビックリな値動きです。

①Fedウォッチャーとして著名な
米ウォールストリートジャーナル紙のヒルゼンラス氏。

FOMCが今回の会合で声明を維持するとの見通しを繰り返しました。

「連銀は資産購入終了後、
利上げ開始までにconsiderable timeとの表現を消さない」

considerable time → かなりの期間 

つまり、長期に渡って低金利政策を継続するスタンスを
今回のFOMCでfedが変えるわけないじゃない、
ってことをヒルゼンラス氏が繰り返し強調したということに
過ぎないのですが、かなりドル買いが膨らんでいましたので、
その巻き戻しが入っているということね。

ドル円相場は106.80円近くまでスコーンと下げました。
ユーロ・ドルは1.2936ドルの安値から1.2984ドルまで反発。

*************************

おまけに今夜はなぜか中国が動きました。

②PBOC(中国人民銀行)、
中国5大銀行に5,000億元の流動性供給開始(資金注入)」

現時点1:40 でもまだヘッドラインしか報道がなくて
詳細がわからないのですが、
要するに元が中国国内の銀行に供給されるわけです。
最近中国のニュースにあまり注意を払っていなかったので
資金供給しないといけないほどに、流動性が枯渇していたのか、、、
信用不安があったのかどうかわからないのですが・・・

突然のこのニュースに中国と関連の深い豪ドルが急騰しています。
豪ドル円97.30円近辺まで(今日の安値は96.36円)
豪ドルドル0.9102ドルまで(今日の安値0.8988ドル)

これも資金供給ということで緩和策よね・・・?
ということでしょうか、米株も大幅上昇となっています。

ダウ平均とか、17000ドル割り込んできていて、
ちょっと深めの調整来る??というようなムードだったのですが
(12か月で最も株価が下げる月9月だしね)
リバース!!再び17000ドル台で7/17につけた17151ドルの高値まで
あと少しのところまで戻っちゃってる(;゚Д゚)

19日とも言われているにアリババの米国市場への上場を控えて
換金売りが出ているとも指摘されていましたが、
(それもアリババの株買うためのキャッシュ化ですが)

FOMCでは文言変更なしとの思惑が広がったことと
中国の流動性供給を背景に、それ程売り込まれる流れを作ることなく
乗り切って、この史上最大規模のIPOも
大賑わいで成功しそうなムードに。。。

※中アリババ集団がNY市場への株式上場に伴う
公募・売り出しの仮条件をこれまでの1株当たり60~66ドルから
66~68ドルへ引き上げると発表
IPO規模は最大218億ドル(約2兆3370億円)となり、
世界記録を更新する可能性も。

この資金を作るためのドル買いでドル高になっていたんじゃないの?
って話もあるので、19日の上場の後のドルの値動きは注意が必要かも

まー景気のいい話で。

やはり、この地合い、売るのは駄目だってことね。
9月とかアノマリーとか関係ないわ、今年の相場。

ただしドル円は米国の低金利政策長期化思惑の広がりで
106円台に落ちてきましたが、下がれば買い遅れていた向きが
すかさず拾ってくるだけのこと。崩れる地合いでは
決してないので、買われすぎじゃない?なんて値ごろ感だけで
売りから入るべからずですよ。

買いたくても買えていなかった向きは下がったら買ってきます。

だけど、今夜の下落で私が買えたかと言うと・・・
やっぱり、この水準じゃ怖くて買えないのよね(^-^;
もっと下がるかも??
なんて思っちゃう。買い増すのって難しいわよね・・・。

かといって売る相場じゃないし、手出しできません~

*********************************

9月の独ZEW景気期待指数は6.9、前月の8.6から低下。
2012年12月以来の低水準。

英スコットランドの独立の是非を問う住民投票について
懸念が広がったため、という解説もあるようですが、
ドイツの景況感まで悪化し始めている欧州。

スコットランドだけじゃなくて、ウクライナ情勢からの対ロ制裁の
影響は報復措置への悪影響の懸念なども影を落としているんでしょう。

ただ、ECBの発表前の回答に比べ
発表後は幾分改善したということみたいです。
ECBの決定が成長やインフレに
若干プラスの影響を与えた可能性があるということで、
ユーロは今、ユーロそのものの材料で、というより
ユーロポンドでポンドが下がるものだからユーロが強くなるのに
連れ高となってユーロドルが下げ止まっていたりと
他通貨につられる動きとなっています。

今夜はヒルゼンラス記者の発言でドル安になったおかげで
ユーロ高となっていますね。

かといって、大きく反発しているわけではなく、
あくまで下げ止まっているという程度ですが。

********************************

ポンドは、スコットランド独立の予想とか、
イギリスではメジャーな「賭け」の対象となっている模様で
その結果に振り回されているようです。

足元では独立反対票が上回る予想となっており、
これがポンドの巻き返しに繋がっていますが、
ボラが大きいので出だし無用だわ・・・・

ポンドドルは週明けに大きく空けた窓を埋めてきましたが、
ようやく埋めたばかりで、それ以上の上昇にはなっていません。

恐ろしいのがポンド円で、窓埋め完了どころかすさまじいV字回復で
ポンドが下げ始める前の7/3の高値に迫るところまで
急反騰しています。戻り売り参戦でもしていたら見事な串刺しだわ(;゚Д゚)

こんなわけのわからないボラティリティのポン様とは
距離を置くが吉。

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hi

2014年9月16日火曜日


祝日15日月曜、東京市場は休場。

米国株は冴えない値動きです。
ダウ平均はマイナススタートで+になったり-になったりと
神経質に動いていますが、強さは感じられません。

ドル円相場も107.007円まで下落しており、上昇の勢いは完全ストップ。

今週はイベントが多いために慎重にならざるを得ないということか。

というか、今夜発表された経済指標のせいかもね。


①米・9月NY連銀製造業景気指数
前回:14.69 予想:16.00 結果:27.54

これは良かったのよね。2009年10月以来の高水準!!
なのに、マーケットは全く反応しませんでした。

内訳の指数では、販売価格や出荷が伸びた一方、雇用は減速。

しかし、この伸びには目を見張るものがあったのに、
相場の反応がないというのは・・・。

②米・8月鉱工業生産(前月比)
前回:+0.4% 予想:+0.3% 結果:-0.1%

③米・8月設備稼働率
前回:79.2%(改訂:79.1%)予想:79.3% 結果:78.8%

8月鉱工業生産の発表を受けて、米長期金利が低下。
12日金曜の2.614% → 2.585%へ。
これでドル円が下落したのね。

8月米鉱工業生産は、7ヵ月ぶりのマイナスです。
主力の自動車・同部品が落ち込んだことが全体を押し下げた模様。
緩やかな上昇基調を維持してきた鉱工業生産にも陰り?!

設備稼働率も4ヵ月ぶりに低下しています。
製造業が▲0.4%と7ヵ月ぶりのマイナスに沈んでいます。

内訳で目立つ悪化は自動車・同部品の▲7.6%
この分野は7月の数字が +9.3%と非常にいい数字だったため、
(それまでの5ヵ月間の平均は1.8%)
その反動でのマイナスだという可能性もありますが、、、。

ということで、今週のFOMCでの声明がタカ派になるとの思惑で
買われてきたドルも一服となっている今夜。

それでも何とか107円の大台を割り込むことなく
反騰しているところをみると、相場の基調を大きく変えるような
材料ではなかったということでしょう。

戦略としては大きく下落するところがあれば、買う方向です。
○ケべ心を出して、ドル円を売ったりするとやられる相場だと思う・・。

今夜のレベルで買い増そうとは思いませんけれど。。

105円台くらいまでの調整はあってもおかしくはないのよね。

だからと言って売ると失敗するというのは矛盾しているのですが、
大局に逆らうポジションはとるべからずなのです。

******************************

今日の値動きで印象的だったのが、週明け月曜寄付きの豪ドル。
週明けの豪ドルは窓を開けての急落スタート。

これは先週末に発表された中国8月鉱工業生産の悪化などが嫌気された模様。
伸び率が2008年以来の水準へ鈍化。
小売売上高も予想を下回り、これらの景気減速の指標をみると
成長目標未達の可能性が出てきたんじゃないか、ってんで、
中国と関係の深い豪ドルが売られたって解説になっています。

でも、今日の下落はそうかもしれないけれど、
先週の下落は説明がつかないのよね。

豪ドルってば、先週9月8日から12日1週間で
クロス円では98.64円から96.92円まで大幅下落、
この期間はドル円相場が105円から107.39円まで
2円以上もの上昇を見せたのですが、
豪ドル円はドル円上昇に連れ高とはなりませんでした。
ドルストレート通貨で見ても、先週1週間で
豪ドルドルは0.9373ドルから0.9029ドルまで3%超も急落しているの。

先週の豪ドル・米ドル取引の出来高は2倍に増加していた模様で
レバレッジがかかっている市場参加者には明白な売り傾向があったとか。
(ロイター情報)
米商品先物取引委員会(CFTC)の統計によれば、
投機的な買い手による豪ドルのネットの買い越しポジションは
9月最初の週にピークに達しており、
豪ドルが今後さらに下げる可能性を示唆しているそうな。
(ロイター情報)

背景にあるのは「キャリートレードの巻き戻し」。
金利の安い米ドルを借りてきて、金利の高い豪ドルを買っていたが、
それを手仕舞っているということですね。

これまでは欧州、英国、日本、NZなどに明確な売り材料が存在し、
ユーロ安、ポンド安、キウイ安、円安が進んでいたのですが、
これが極まってきたワケで、これ以上のドル高には
もういっちょ材料が欲しいところに来ていたところで・・・。

そうだ!来週はFOMCだ。ここから安心してドル買いできるのって
豪ドルくらいしかないよね、それに、考えてみれば
かなり豪ドル買ってたっけ。そろそろポジション調整をしなければ。

ということで、一気に豪ドルロングの手じまいと
仕掛けの豪ドル売りが出たってことじゃないかと思われます。

それほどに、今週のFOMCは注目度が高いということで、
豪ドルにもやはり、その波が押し寄せたってことでしょう。

FOMCの結果をうけて、ドルは乱高下必至と思われますが、
恐らく、深く突っ込んだら最も早く買い戻される通貨となるんじゃないかな?
豪ドル円は今週の安値で拾ってみたいですね。

中国の景気後退、、というかクラッシュは怖いのですが、
それを怖がっていたら何も始まらないので、
それが来たら逃げられるようなストップを常に置いて
チャンスが来たら攻めることです。

**********************************

気になったニュース

OECDは15日、世界経済の中間見通しを発表

2014年の日本の実質経済成長率を5月の1.2%から0.9%に下方修正。

消費税増税に伴う需要の減少が予想以上だったことが理由。
15年の成長率見通しも1.3%から1.1%に引き下げた。

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2014年9月14日日曜日


先週、雇用統計明けの9/8~12日までの1週間で
ドル円相場は2円以上、上昇しました。

104.98円安値~107.39円の高値までですから
一体何があったのか?と整理しておかなくてはならないでしょう。

①米金利上昇

10年物国債利回り8/28の2.33%を底に上昇基調に入りました。
先週末9/12は2.614%と大きく上昇してきていることを考えると
米国の早期金利引き上げ思惑が働いている?
という側面もあるのでしょう。

8月分の雇用統計の数字が悪く、低金利政策は長期化するだろうという
思惑からか、9/5の雇用統計発表直後は
一瞬ドル円が売られる局面もありましたが、
利回りの方はそれほど下がらなかったんですよね。

先週のブログでも取り上げたのですが、
サンフランシスコ連銀エコノミストのレポート

金融市場は米利上げペースを過小評価-サンフランシスコ連銀
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NBLOLL6JIJV301.html 

FRBによる利上げペースを過小評価している可能性がある、
というこのReportが出てから、金利の上昇が勢いづいたような印象も
ありますね。今週のFOMCで声明文の内容をタカ派的に変えるにあたっての
影響を和らげるために、このような形でマーケットに先に小さな
ショックを与えて反応を見る、、あるいは影響をはかったのかも?
という見方もあります。

これを受けて金利が上昇している、と見ることもできますね。

そしてその影響が株式市場にも表れているのか、
確かに米株は8月末から上昇が止まり、
9月はほとんど横ばいで上昇していません。
足元では若干崩れそうな印象です。
ウォールストリート関係者のほとんどがブルに回った、という
情報もありますが、皮肉なことにやはり、それは天井のサインと
なるのかもしれません。

少しアドバルーンを上げて置いて、FOMCで少しタカ派的な声明文に
変えてくるというシナリオはゼロではないので今週のFOMCは要注意。

※FOMC声明文注目は
フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)の
低金利政策を「相当な期間」との部分が削除または
変更されるかどうか。。。?

10月にテーパリングが完了しQE3(量的緩和政策)が終わるという
タイミングです。市場はFRBの声明に通常より高い関心を示しています。
9月はイエレン議長の記者会見があるのですが、10月には会見がない、
ということで、より今回の9月に注目が集まっているのです。

WSJ紙のFEDウォッチャー、ヒルゼンラス記者は、声明の変更は
9月FOMCではなく10月FOMCでQE3が終了してから、と予想しているようです。
仮に10月FOMCでの削除になれば、重要な金融政策の変更となることで、
イエレンFRB議長の緊急記者会見が行われることになるそうですよ。

米国の株価もQE1終了時、QE2終了時に比較的大きな調整を強いられた
ことを考えると、今週の米株には注意を払っておかないと…。

米株下落は日本株下落に繋がりますので、ドル円も調整局面入りと
なるやもしれません。

といっても、せいぜい105円台じゃないでしょうか。
というのはドル円の上昇は金利や、米株だけに支配されている
わけではないからです。

②日銀の追加緩和期待

どうやら、海外勢は本気で日銀の追加緩和期待で
ドル円を買っている模様。

http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970203714004580147120389727574
安倍晋三首相は11日正午すぎから、日銀の黒田東彦総裁と首相官邸で会談した。黒田総裁は会談後、「2%の物価目標達成に向け全力を挙げる。達成に困難を来せば、ちゅうちょなく追加緩和だろうと何だろうと金融政策の調整を行う」と記者団に語った。

4-6月期のGDPは改定値で▲7.1%に沈んでいます。

消費税再増税ありきの路線でいくならば景気減速は避けられずですが、
黒田さんはこんなことも繰り返し発言しています。

来年10月予定の消費税再増税について
「増税で景気が落ち込みば財政・金融政策で対応可能だが、
延期で国債価格が下落(金利は上昇)すれば対応が難しい」

つまり、増税での景気の落ち込みよりも
消費増税延期のリスクの方が大きい。

黒田総裁と安倍首相との会談でも、
この点でのコンセンサスを取っているでしょうから、
消費税増税は決断されるのでしょう。

であるならば、どうしても、景気減速をカバーするために
日銀は手を打たねばならないだろうと、そう見込んでいるわけです。

今週は16日14:30に黒田総裁の講演があります。

現在のドル円の急ピッチなドル高は
米金利上昇の流れに加えて、日銀の追加緩和期待がドル円上昇を
加速させている、ということでしょうか。

もちろん、ユーロ安、ポンド安などが進行して、
相対的にドルが高いということもあるのですが、
ポンドあたりは週後半にかけて結構な戻りが入っていますし
ユーロドルも、先週1週間だけを見ると下げ止まっていますね。

◆アリババ上場に向けて

19日に中国の電子商取引大手アリババ集団が
米株式市場への上場するとみられていますが、
アリババ株を取得するために、現在保有している資産を売って
キャッシュにしておくという「換金売り」が
現在の米株の頭の重さに、さらに、ドル高に繋がっているという
指摘も一部にあります。もし、それがかなりの比重で現在の
ドル高要因であるなら、上場後はドル高が一服する可能性も。

****************************

18日に控えたスコットランド独立住民投票、
最新の世論調査でも、賛成、反対は拮抗している模様です。
調査機関によって結果が異なるようですが、
ポンドの値動きは派手ですねぇ。

今週は

16日㈫日銀黒田総裁講演
17日㈬FOMC
18日㈭スコットランド住民投票 ECB第1回TLTRO実施
19日㈮アリババIPO

相場を動かすだろうと思われるイベントがてんこ盛り。

それでも、ドル円、日経平均ロングは継続保有。
その他のトレードはまたひらめいたら報告します。

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2014年9月10日水曜日

ドル/円相場、今日10日水曜は106円79銭まで円安ドル高進行中。

なんだかちょっと怖いくらいの勢いですが、
一応米国債10年物利回りも2・5%まで上昇しているといえば、
上昇しているわけですが、金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんの
レポートにこんな記述が。

昨日はサンフランシスコ連銀のエコノミストの手によるレポート(投資家がFRBによる利上げペースを過小評価している可能性があるという内容)を取りあげましたが、9日は、NY株式市場の下げが、このレポートに反応したものと解説されています。
うがった見方をするならば、来週のFOMCにて声明文の文言をややタカ派的なものに変えるにあたり、市場に与える影響(ショック)をアブソーブしようとの配慮があるのかもしれません。

え~と、サンフランシスコ連銀のエコノミストのレポは。。。
これね。

金融市場は米利上げペースを過小評価-サンフランシスコ連銀
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NBLOLL6JIJV301.html 

これを受けて、足元で金利が上昇傾向にあるのかしら・・・。

ということで、円安、というだけではなく、本格的にドル高なわけですが、
今日10日水曜は、ユーロ/ドル相場、ポンドドル相場などは
下値圏で乱高下の様相です。
下げ止まっていると言えば、そうとも捉えられますが、
反発基調に入っているとまでは言えない。
もう一段安になるリスクは否定できない地合いですね。

それと、これまで米ドルの次に強かった「豪ドル」が
ここ2日ほど凄い勢いで調整してきています。。。
一体なんでしょうか?

これと言った、豪ドルが売られるニュースは見当たりません。

昨晩は商品市場で金先物価格が1250ドル台まで下落、
足元では反発していた原油価格も再下落となったことを受け、
豪ドルを中心にNZドルなど資源国通貨売りが進行しました、

という解説を見つけたくらい、、、商品安で豪ドルが売られるなら
とっくに豪ドルは安値圏に沈んでいると思われますが、
為替市場というのは、その時々で1番強い材料が変わるのよね。
これまでは、消去法的にそれでも金利がある豪ドルが最も安全だった、
というのが主軸だったわけですが。

商品価格の下落はドル高によるところが大きいと思われますが、
原油やプラチナ、穀物市場などは需給が緩い状況でもあり、
今年は、全般商品安の地合いが継続しています。

それと、西原さんの有料メールにはこんな気がかりニュース。

オーストラリア安全保障情報機関(ASIO)のアーバイン長官は9日、
同国出身者の過激派組織への関与やイラク・シリア情勢などを受け、
国内のテロ警戒レベルを「中」から「高」に引き上げることを検討していると述べた。

これが、上値を抑えている??

イギリスもそうみたいね。

テロの脅威が…イギリス国内の警戒レベル引き上げ
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000033594.html

イスラム国の影響はマーケットにもじわり闇を広げているのやもしれません。


それでも、ドル/円ロング、日経ロングはまだまだ保有継続!

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ドル円が5年11か月ぶりの高値106円台へと上昇しているのに、、、
日経平均、やはり頭が重い印象ですよね。

今週金曜はメジャーSQということもあるのかもしれませんが、
それにしても、昨年末の高値超えにまだ及ばず、というのは
どうみても「日本株に勢いがない」という印象を孕みます。


9日火曜 日経平均  15749.15(+ 44.04)
(8日月曜のダウは25ドル安、ということを考えれば頑張った?)

昨今、SQ後の日経平均は下げる局面が続いているため、
手がけるならSQ通過後、というムードが強いのだとか。
つまり、手仕舞いは多くても新規買いは少ない相場ということね。

一説に、メリルリンチの大規模セミナーが開催されているという話があり
機関投資家の市場参加減少により、商いも膨らみづらい状況とか?

しかし、本当に日本株に妙味ある局面なら、セミナーとかなんとか
そんなの関係なしにドンドコ買うでしょうから、これはこじつけね。

日本株が冴えない理由は

①メジャーSQ控えている
②米株も上がっていない
③機関投資家がメリルリンチセミナー参加
④4-6月期のGDP改定値見たら買えないでしょ
⑤消費税、上げるわけ?

ってとこかと思いますが、
ドル円は106円台まで上昇しているんですよね。

為替と日本株の蜜月連動が薄れている。。。。

西原さん有料メールで西原さんがこんな情報を。

先週のメルマガでご紹介したドル買い注文ですが、
(104.50円~103.70円)は今のところ全くついていません。

こうした投資家のbidは2週間前は103.30円以下にはいっていた
(2週間前のメルマガ参照)のですが
これもまったくついていません。

つまり、ドルを手当しなければいけない投資家が、
押し目でドル買い注文をおいていたのですが
ドルを押さえていないまま、ドル円はじわじわと上がっている状態。

むむむ・・・・。

このドル円上昇は
買い遅れていた向き(実需筋でしょうか)が買えぬまま上昇、
買い遅れていた向きは、逃げるように上昇していく高値で
買わなくてはいけない状況に追い込まれ・・・
ってなサイクルに入ってるってこと??

これだと、日本株と連動しないってのも、なんとなく腑に落ちますね。
買わなきゃいけない人たちの買注文まで押し目がなく、
仕方がなく、上昇局面でも買わなきゃいけなくて、、、
ドル円相場だけが上がっていく、、、、株は置いてきぼり。

これまで膠着相場が長かったが故に、
動き出して、ビックリしてるんだろうか?

動き出したきっかけは「相対的なドル高によるもの」だったかもしれません。

ユーロ安でしたし、ドルインデックス自体が動き出していたものね。

しかし、それによって水準が上がったために、これまでの膠着相場で
手当できていた水準でドルが買えなくなった実需が
高いところでも買うしかなくなっちゃって、水準がどんどん上がってる、
ということであれば、株はついてきませんね。

しかも今夜も米株弱しで
明日も日本株は期待薄かな・・・・。

やはり9月相場なのかもしれません(^-^;
12か月中最も株のパフォーマンスが悪いと言われていますが、
米株調整に注意が必要なのか?
(なのにドル円上昇、これはやっぱりあんまり好ましい状況じゃないわね)

いつも興味深いブログを書かれている @kamada さんの
昨日のブログ記事が凄く気になる(^-^;

ウォール街: 著名ベアがブルに変身
http://kabukeizainani.blogspot.jp/2014/09/blog-post_8.html

「ビアンコ氏が弱気から強気に転換したことで、
ウォール街にはベアがほとんどいない状態になってしまいました。」

あれれ、皆が強気になっちゃったわけ?
そういう相場、危ないわよね・・・・。

ということで、ドル円ロング継続、日経ロング継続も、
米株の行方にはいつも以上に警戒しておきます。。。

*****************************

下落が続くポンドですが、今日はBOE総裁のカーニーさんが
2015年春までの利上げは目標に沿っている、と発言したことで
ポンドが下げ止まって戻る局面がありました。

1.61559ドルまで。ポンド円は171.51円。

利上げどころじゃないんじゃないの?

おまけに「必要なら選挙前に利上げも」なんて言っちゃってる・・・。

スコットランド独立を問う投票は18日、
キャメロン首相は「英国一致のためにはなんでも行う」と発言、
明日、スコットランドに向かうそうです。

松崎美子さんがメルマガで

ポンド下落を予想する銀行がドンドン出てきています。
ほとんどの銀行は、
「独立が決定したら、ポンドは5~10%下落、ターゲットは1.50~55台」
という内容で一致。

と伝えてくださっています。

カーニーさんって、かなり市場を混乱させますよね。
凄くできる人。って鳴物入りでカナダからやってきた印象だったので
このところの利上げを巡る一貫性のない発言には???ですな。

だからやっぱりポンドは戻り売りだよねぇ・・・(';')

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2014年9月9日火曜日


ポンドの窓開け下落にはびっくりしました~。

なんだか最近ビックリすることがやたら多いです。

ECB理事会、9月にあれだけの緩和策を発表するとは思わなかったし、
雇用統計、あんなに予想を下回ったのにドル円が崩れなかったわ。

今夜2:00過ぎ、再び今年の高値を上回って
ドル円106円台乗せ達成です!!


それと、ポンドよポンド。

9月18日のスコットランド独立の投票控えて、
な・な・なんと、独立賛成票が反対を上回ったですって?!

独立賛成派 51% vs 反対派 49%

週末、こんなニュースが入ってきていたものだから、
週初月曜のポンドはギャップダウンスタート!
ポンド売りが止まらない展開となっています。

値ごろで買った向きのストップが狩られたような展開ね。

ポンドドルは戻りも弱く、現在も再び下落基調も
ポンド円は、月曜深夜2:00過ぎに(つまり9日火曜に)
ドル円が106円台乗せまで上昇してきたので、
つれ高となっているわよ。でも、ポンド円を買うのは怖いわね。
とにかくスコットランド独立を問う投票の行方を見極めないと
安易にポンド買いするべからず、だわ。

むしろ、ポンド円は38.2%戻りの171円台でショートしたいくらい。

18日は来週木曜です。ポンド円ロングは危険ですよ~
ドル円相場が106円台まで上昇していますが、
これがちょっとでも調整基調となれば、一緒に崩れますものね。

*****************************

だけど、ドル円、押し目待ちに押し目無しです。

101-102円台の膠着がやたら長かった分、上昇powerは強いはずだから
ずっとずっと売らずに102円と103円台のロングを継続していますが、
それにしても、ポジションを買い増すってのは難しいわよね。
私が買い増した時だけ、ちょっと下げたりしてすぐに撤退、
結局上手にポジションを増やせていないのが悔やまれますが、
まあ、根っこのポジションを温めているので良しとします。

週末の雇用統計の数字が悪くても、
週初の日本の4-6月期のGDP改定値が▲6.8%から7.1%に下方修正されても

それでも、ドル円の騰勢衰えず、です。

リーマンショック以来の落ち込みですってよ。
リーマン直後は▲15%ってのがあった。2009年1-3月期。
この時私も仕事随分打ち切りになったよなぁ・・・。

4-6月GDP下方修正、リーマン以来の減少幅
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NBCY3Z6TTDS001.html

ドル円の上昇が果たして喜ばしいことなのか?という議論はあるかと
思いますが(^-^;も、もしかしたら、悪い円安?日本売り??

なんて気がしないでもないのですけれど、
それは明日の日本株を見ればわかるでしょう。

あまり上がらないようだと危ない円安かも??

素直に日本株が上がるならまだ心配はいらないでしょう。
110円を一気に抜けるような展開となれば、ちょっと危険な気もします。

ただ、今夜は米株が弱いのがちょっと気がかりね。
円安が来ても、米株が安く終われば、日本株も微妙か・・・。

中国アリババのIPO控えての換金売りが広がっているのか?
あるいは1年で最もパフォーマンスの悪い9月相場、流石に米株は
9月大き目の調整が入るのか?

米株はまだ崩れてきたというほどではないですが、
頭が重いのが気になりますね。


日本は為替だけがどんどん円安になっては困るのです。
株がきちんと上がってくれないと。

ドル円が年初来高値を更新している割には
日経はまだ16000円台達成していないわ。

これがGDPの弱さ、消費増税の影響などを嫌気しているとするならば・・・

ということで、政府も動き出します。

経済対策、本格検討=市場は5兆円規模期待-景気足踏みで・政府
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014090800680&g=eco

4兆円じゃダメ。5兆円という数字が出なければ。

ということらしいですが、公共事業、あるいは消費を喚起させる
エコポイントの復活とか、ガソリンの税金、エネルギーコスト部分を
なんとかするとか、そういう景気のテコ入れ策が早急に求められるという
状況には違いないですね。

それでも、私はあまり弱気には見ていません。
日経ロングもこのまま継続します。

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2014年9月7日日曜日


いや~ECBに続いて、雇用統計の数字にもびっくりです。

日米欧のイベントが注目された9月第1週。

①内閣改造閣僚名簿を巡って海外勢参入からの日経上昇、ドル円上昇。
②ECB理事会で利下げとABSカバーボンド購入発表でユーロ安によるドル高。
③そして、雇用統計で予想を大きく下回るNFP受けて株高も、ドル安?!

【8月雇用統計】
予想 22.5万人 → 結果 14.2万人 
失業率 6.1% 予想 6.1%と同じ
労働参加率 62.9% → 62.8%に低下。

要するに、悪い。
NFP20万を下回った、、というより15万を下回ったなんて。

悪い数字、、、ということで、早期利上げの観測が遠のいたんですね。
つまり、低金利政策はイエレンさんの言うように
やはり長期化しそうだ、と。

ドル高となっていたこのところの流れに水を差す結果で
ドル円相場は 104.68円まで下落。

米株は上昇です。

ダウ平均   17137.36(+67.78 +0.40%)
S&P500    2007.71(+10.06 +0.50%)
ナスダック   4582.90(+20.61 +0.45%)

ただし、ドル円相場はNY引けにかけて105円台に戻しています。
これまでのドル円上昇が過熱していた、というならば
急落した後、どんどん投げが出てポジションが整理されていく中で
下落が続くと思われますが、反発しているということは
下がったら、買いたかった向きの買いが確り入っている?

あまり弱いという印象がなかったですね。

それはユーロドル相場を見ても同じで、
雇用統計発表後、ユーロドルも急伸したのですが、
あまり伸びず、すぐにだれてしまいました。
ユーロ安の流れに歯止めがかかるというほどの衝撃ではなかったのです。

ということで、ドル高相場、いったんこのレベルで
揉み合いとなる可能性も否定できませんが、
ドル高の終焉と言うほどの弱気に傾いてはいないということ。

それ程に、まだまだユーロの先安観、そして円の先安感は
強いということなのかもしれません…。

今週は104.50~105.50円のレンジかな?

ということで、102円台.103円台のドル円ロング、
14000円台の日経ロングのポジションは
動かしていません。そのまま継続です。

104.92円のドル円ロングだけはいったん止めましたけど(^-^;

ドル円が、少し弱含んだことで、NY株が高くても
CME日経平均先物 15650。金曜の終値15668とちょっと弱い。
日経平均も、大きな下落とはならないにしても
弱含みでのスタートとなるかな?

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2014年9月5日金曜日

いや~びっくりしました。
ドラギさん、決意が固いのがよーく解りました。

ECB理事会にて、利下げ+量的緩和導入を表明したのです。

利下げ、、、そうか、見落としていたわ。
まだちょっとだけ利下げ出来る余地があったっけ。

しかし、今回利下げを予想していた向きは
少なかったんじゃないかしら・・・

ジャクソンホール講演で「ABS購入の準備が整っている」という
主旨の発言をしていたので、マーケットは量的緩和のことばかりを
論じていた印象。

【伝統的金融政策】政策金利の引き下げを決定
政策金利:0.05%(0.15%)
限界貸出金利:0.30%(0.40%)
中銀預金金利:-0.20%(-0.10%)

政策金利は 0.15%だったのを0.05%に(ん~苦肉の策って感じ)
そして、6月に導入したマイナス金利ですが、
▲0.1%をさらに拡大して▲0.2にするんですって。

ドラギさんの本気はここから。
金利を引き下げたことで、今回の量的緩和導入はないだろうと
思った向きも多かったと思います。

が。

会見でQE導入を表明したんですよ・・・!


【非伝統的金融政策】
広範囲なABSポートフォリオの購入を開始
カバードボンド購入も10月から実施

【ドラギさん会見】
ECBによる購入はバランスシートに大きな影響与える
成長の勢いは弱まった
非伝統的な措置の活用で委員会は全会一致

「インフレの下振れリスクが増加している」 としながらも
「フレはみられない」

と突っ張っているところはなんだかお茶目ですけど。
マイナス金利導入して、QE導入してるんですよ、
デフレを認めたに等しいということじゃないの?って
突っ込まれても仕方ないわよね。

【景気見通し】
経済見通しは下振れリスク
地政学リスクの高まりが景気にマイナスの影響与える可能性
インフレ率、今後数カ月間は前年比で低水準にとどまる見通し

2014年インフレ率見通し下方修正 0.7%→0.6%
2015年インフレ率見通し従来と同じ1.1%
2016年インフレ率見通し従来と同じ1.4%

2014年の成長見通し下方修正 +1.0% → +0.9%
2015年の成長見通し下方修正 +1.7% → +1.6%
2016年の成長見通し下方修正 +1.8% →+1.9%

◆この決定と会見を受けてユーロはスコーンと下げて
ジリジリ下げ止まりません。。。1.300ドルをも割り込みました。

2013年7月安値~14年5月の高値の上げ幅に対して
1.3015が半値押し水準でしたが、50%下げでは止まりませんでした。

ということで 1.2982ドルで突っ込みショートです。
節目割れですし、半値押しで止まらない相場はもっと下げます…

今回のECB理事会で何も政策変更がなければ
ユーロが戻る可能性もあるんじゃないかな・・・と思って
スケ○ロングしていたユーロ円は見事損切りです(>_<)

んもう~

やっぱり浮気はせずに「ドルロング」に絞るべきだわ!
と改めて思った次第です。

◆今夜は米国指標も出ています。

8月ADP全米雇用報告はそれほどよくなかったんだけれどなくて・・・
予想+22万が+20.4万でした。これは伸びとしては3月以来の低水準。
7月分も当初の21.8万から+21.2万に下方修正です。

これを受けてドル円がせっかくECB理事会を受けたドル高で
105.20円くらいまで上昇していたのに、スコーンと105円割れまで
下げちゃったわ。

でもそのあとの
8月ISM非製造業指数 59.6 予想 57.7を上回っています。

これで下げ止まって再び105円トライね。
104.92円でドル円ロング買い増しましたよ!(´ー`)

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2014年9月3日水曜日

3日水曜日 日経平均株価は3日連続高!
昨晩のダウ平均が30ドル安となったことを考えれば立派です。

59円75銭高高の15728円で取引終了しました。

内閣改造を控え、GPIF改革など政策期待の高まりを背景に
日経平均は一時15800円を回復。

12:38には15829円まで上昇して7・31に付けた
ザラ場ベースの高値15759円を上回る場面もありました。

ドル/円相場が105・20前後まで円安になっていましたので、
円安効果、、、ってことでいいのかな?

ただ、午後に菅 官房長官が内閣改造に伴う閣僚名簿を
正式発表したのを受け、目先の材料が出尽くしたとみた投資家が
利益確定売りを出したと見られ、引けにかけては上げ幅をやや縮めて終わったので
今夜の欧米市場がまた安ければ、さすがに明日の日経は一服かな。

ドル/円相場が105・50円を超えるというなら話は別ですが。

ドル/円相場も、内閣改造の閣僚名簿発表とともに105円の大台割れとなったのですが、
その後の欧州時間で再び105円台回復してきています。
やはり決して売る相場ではありませんね。

今日午後、ウクライナの大統領室がロシア・プーチン大統領と
停戦合意したという報道があり、ロシア株や通貨ルーブルが上昇したのと、
この報道を受けて欧州株、特にロシア関連で大きく売られたドイツDAXが
大幅高となっています。
実はその後、ロシア報道官が「ロシアはウクライナの紛争に関与していないため、
停戦には合意していない」と述べたという報道もあり、DAX値を削っていますが
現在も125p上昇していますので、下げたと言ってもちょっとだけね。

ということで地政学の問題は解決に向けての報道があれば
プラスに反応する力の方が大きいということが
改めて確認されたという感じです。

このまま欧州株が高く終われば、今夜は米株も高くなるかな?
という流れとなれば、明日の日本株市場もそれほど膠着しないと思いますが。。。(期待)

明日はなんといってもお昼ごろは日銀の金融政策決定会合、
夜はECB理事会、MPCとイベントてんこ盛りですので、
様子見ムードが強くて当然と言えば当然なのですが、
さてさて。。。

日中ドル/円が105円割れとなったところで、昨日買った105円台のロングは
コストでの撤退を強いられました。損にはなってませんよ~

ユーロ円も切っちゃおうかな~と思ったんですけれど、
切らずに様子見していたら切り返してきました(ホッ)

ドル/円ロング、ユーロ円ロング、日経平均ロング継続です。

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うわぁ~ドル円105円台です!

来るときは来るのねぇ。。。サクサクと。
今年あれだけ揉み合ったのは何だったのか、、という。

あれだけ揉み合ったからこそ、なんですね。

エネルギーが溜まりに溜まっていた。

だ・か・ら、8/20にFOMC議事録の結果受けて
8月の雇用統計発表の高値を抜いてドル高になった時から、
風向きが変わっていたんですね。


8/20「雇用統計の日がドル高天井アノマリー」を破ったところから、です。
この日にようやく103円台に乗せたばかりですが
22日金曜にはジャクソンホールでのイエレン議長の講演にもひるまず、
ドルが上昇を継続、104円台乗せ達成していました。

104円台は昨日までで日足のろうそくが7本。
つまり7営業日は悩んだわけです。

ここで、一度調整が来てから買おうと思った向きも多かったと思います。

でも、エネルギーが溜まりに溜まった相場。
利食いは良くても、新規売りなぞ以ての外なんですよね。
トコトン買うしかないワケです。

ということで、私は鉄板ロング、104円台での買い増しは
流石に出来ていませんが(-_-;)
105.03円でまたしても逆指値ロングで、1枚買い足しています。

これで102.22 103.02 105.03円ロング保有ってことです。

この105.03円ロングに関しては104.90円を大きく割り込むような
相場になれば一度撤退して買い直す意向。

でなければ、このまま年初の高値105.44円目指す方向で
保有し続けるつもりです。

現在105.21円まで高値があったようですが、
105.09円まで緩んできています。。。
この高値ロングはそうはいってもやっぱり怖いですね(^-^;

日経平均も今夜の先物市場で15800円台乗せですので、
明日の日本市場も湧くことでしょう。

今日9月2日火曜の日経平均は
15668.60(+192.00)

昨日までの地合いとガラリと変わったのは10時くらいだったかしら??
104円前半にいたドル円が、にわかに104.50円を超えて急伸、
日経平均も急伸しました。

明日3日の内閣改造でGPIF改革を主張してきた自民党の塩崎恭久政調会長代理が
厚生労働相に起用される見通しとなったことで公的年金改革が一段と
進むとの思惑が浮上したこと、、、

が材料だとされています。

ただし、この報道は1日にはすでに出ていたので、
これがきっかけというのはちょっと不思議な気もします。
金ちゃんこと荻野金男さんによると
海外勢ががっつり買っていた模様。

また、明日3日から4日の日銀金融政策決定会合でも
黒田日銀総裁の会見で、追加緩和策への言及があるのでは
との期待感も高まっている模様で
(これに関しては期待がまえのめりになると失望売りのリスクが(^-^;

さらに、現在来日中のインドのモディ首相と安倍首相の首脳会談で
インドへ約3.5兆円の投融資が決定したことも材料視された、
という指摘もあるようです。

インドへの投融資は、ルピー買いの円売り要因との連想ですね。
また、インドのインフラ整備などでは日本企業の受注が増えるとの
思惑も日本株にはポジティブということでしょう。

塩崎さんが今日の日本市場の上昇要因だとするならば
明日のメインイベントは内閣改造ってことになりますね。

ドル円、日経平均などは、膠着相場が長かっただけに、
上放れに逆らうとろくなことはないと思います。
流れにつくのみ。

***************************

今夜はニュージーランドドルが大きく下落していますが、
これはまたしてもミルク価格が下落してことが影響しています。

今日は月2回のフォンテラの乳製品価格のオークションの日
だったんですね。

前回8/19のオークション価格と比較して▲6%ですって。。。

乳製品価格の下落はニュージーランドの貿易にマイナス要因です。
ということで、23時ころ、このニュースで大きく下落してしまいました。

*********************************

それと、ポンドも今日は下落していますね。
9/18のスコットランド独立を問う住民投票に向けての
世論調査で、どうも賛成の票が増加したようなんですね。
反対>賛成の票差は、わずか6ポイント、
松崎さんがメルマガで伝えてくださっています。
この票差の縮小が材料視された、との一部解説があるということで、
ポンド下落の直接の原因がこれかどうかは定かではないのですが…。

今週はBOEによる英中銀政策委員会(MPC)が予定されています。
前回の会合では、利上げを主張した委員が二人いたことが明らかとなり
ポンド買いに繋がりましたが、結局その後はずっと下げていますね。

ただ、MPCは基本的には声明の発表がないので
2週間後に発表される議事録で確認するしかなくて、あまり
注目のイベントではありません。
金利を動かすなら別ですが、、、。
政策金利の変更は会合後に発表されます。


しかしポンドドルは下げ止まりませんねぇ。

今夜1.6500にあるとされていたバリアーを下抜けしています。
これまでの長い上昇相場をフィボナッチリトレースメントで
どこまで下げるかはじき出すと、
38.2%押しで1.6282ドル、1.6500ドルどころか1.6300ドルも
割り込む可能性があるということです。

*******************************

今日はRBA 豪州金融政策委員会がありましたが、
勿論金利は据え置き。12会合連続で2.50%に据えおき決定です。


声明文では豪ドルの水準に関して、
商品市況の下落を考慮すればファンダメンタルズに基づく
価値を上回っているとし、
前回までの歴史的に見て高水準との見通しから若干の変化があったとも
言えるのですが、しかし、13:30のRBAを受けてというより
今日は10:30くらいから豪ドル売りが加速していたのよね。

オーストラリアの2Q-経常収支が発表されていて
▲137億豪ドルという結果だったことが嫌気された模様。
ただし、予想のよりはいいのですよ、これ。

前回:▲57.00億AUDで 予想が▲140.00億AUD 結果


7月住宅建設許可件数
前回:-5.0% 予想:+1.9% 結果:+2.5%

住宅市場は悪くない結果だったんだけれど・・・。

この発表があった10:30から豪ドルは売られはじめ、
RBA発表があった後もさえずじりじり下げており、
豪ドルも調整色の強い1日となりました。


あ、ユーロ円が逆三尊になってるってtweetがあったので、
ユーロ円買ってみました。137.75円。随分高いとこ乗っちゃったでしょ(^-^;

https://twitter.com/NicTrades/status/506810140239331329

怖くなったら飛び降ります。

tweet頂いたのはいつもいろいろな情報をくださる

 さんです!!


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2014年9月2日火曜日

さて、今週の最大の注目は雇用統計よりECB理事会ですが、
(現在のドル高はユーロ安に起因するところが大きいため)
9月最初の取引となった今日月曜の為替市場を見ていると
ドル円はじめポンド円やユーロ円、キウイ円、オージー円と、
クロス円通貨も円安となっていることから、
GPIFによる外貨投資への思惑も更に膨らんできたかな?
という印象もありますね。

ユーロ安がもたらすドル高が最大の理由だとするならば
ドル円だけが上昇、ユーロ円やクロス円はそれほど上がりませんが、
今日は、ユーロ円もクロス円も買われていました。

ということで、今週はGPIFへの期待のポジションも膨らむものと
思われ、これはもっと広く見ると、3日の内閣改造に向けて
安倍総理と石破幹事長の和解により自民党政権が一枚岩になった、
ことがもらたす期待からも齎されているんじゃないかな?
なんて思ったりもします。これは妄想に過ぎませんけれど。

ここからはドル円だけでなく、クロス円でも円安方向への
ポジションを取る戦略でいいのかな、と思います。
ただ、買うタイミングはしっかり「下がった瞬間」を狙わないと
ダメですけれど・・・ということで、今日は買ういいタイミングが
なかったので手を出していません。

そしてECB理事会ですが、

ゴールドマンが顧客向け文書で
ECBは今年12月の会合まで政策をおおむね据え置くと予想した模様。

ただし、今後数カ月にインフレ率がゼロに向かうか
マイナスになった場合、ソブリン債購入を含めた大規模な
資産購入が次の措置となる公算が大きいとも指摘しており、
要するにその時期だけが焦点ですが、、、
年内に量的緩和(QE)を発表する確率は20%程度と見ているようです。

4日の理事会でのドラギ総裁のコメント予想として
「ECBは6月に発表した措置が今後数カ月に景気を後押しするだろう」
「必要ならば大規模な国債購入を含めた追加の非伝統的措置を
導入する用意がある」と強調しそう、だそうです。

ということで、スペイン国債が米国債をも下回るほどに
買われているという珍妙な事態にまで債券市場では
量的緩和政策導入に前のめりな印象ですが、
果たして、導入がなかった場合のコメントと、その場合の
市場の反応やいかに?ですね。

ちなみに8/26の週に発表されたIMM通貨先物ポジション
投機筋のポジションの偏りの参考にする指標ですが、
ネットでのユーロ売り持ちは▲150657 
8/19の▲138825 から増加しています。

過去最大のユーロネットショートは
2012年6月8日の▲214418 ですから、まだまだパンパンという
イメージはないですね。ただ、この時以来のショートじゃないかな?

ということで、巻き返しがあるかどうかに注目。

********************************

そして、西原さんの有料メルマガ
ZAIさんのFXトレード戦略指令で西原さんと松崎さんのコメントとして
掲載されていたネタが、大きな注目となる可能性が。

スイスの中央銀行SNBのジョーダン総裁の発言が注目されています。

「スイス中銀は、スイス・フランの(対ユーロ)上限 
1.2000を防衛するために、市場で介入する準備があり、
物価安定を維持するためにも金融政策の変更もありえる」

という内容の発言をしているそうです。

ユーロスイスって、欧州債務危機の時にユーロ圏から資金がどんどん逃げて
スイスに流れ込んだせいで、スイス高が進み、
困り果てたスイスが1.2000を防衛すると宣言して徹底的に介入して
支えたんですね。これが2012年のことでした。
4月くらいから8月くらいまでかな、この頃のチャートは
ぴたーっと1.2000近辺に張り付いてて面白いですよ。

この介入が効いて、結局ユーロスイスは上昇し、一時は1.264台まで
ユーロ高スイス安が進んだんですけれど(2013年5月にかけて)

また昨今のユーロ売りの相場でスイス高が進んできちゃったのね。

先般1.2048まで下げています。1.2000目前じゃないの。。。

ということで、ECB理事会の結果を受けて、更にユーロ安が
進んじゃった場合、ユーロ/スイスも下がるでしょうから
1.2000近辺まで近づいちゃうような相場となったら
SNBがスイス売りユーロ買い介入を行うかもしれないのです。

もし、そういうことが起これば、ユーロスイスだけじゃなくて
他の市場でも瞬間的にユーロ買いが起こるかもしれない?

ドル/スイスではドル買いスイス売りでドル高?
ユーロドル市場では、ユーロ高でもドル売り??

う~ん、その反応が他市場にどんな影響を及ぼすのかは難しいですが、
スイス円ではスイス買いでしょうか、スイス円ロングしておく??

というようなことも意識しておいてくださいね~

ポジションはドル円、日経平均ロング継続のまま。

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