2015年9月30日水曜日

れ、れ、レンジじゃないじゃーーん(+_+)

ってのが今日の日本株市場を見ていての率直な感想ですが、
ドル円相場だけを見ているとレンジです。

あまり慌てることなかれ?!

しかし、日経平均こんなに下がるとは思わなかったなあ・・・

29日火曜 日経平均 16930.84 ▼714.27 ▼4.05%

4%下げるって結構な下落よね。

ただしドル円相場、今日の安値は119.23円。
118.50円が下限の許容とみておりますので(個人的に)
為替市場だけをみているとレンジの範疇なんです。

日本株市場は
サウジアラビアのSWFが原油安から資金を引き揚げる過程で
相当の日本株を処分したんじゃないか、って思惑は広がっている
ようなんだけれど、それに加えてスイスの資源大手のグレンコアの
破たんリスクが、金融市場のセンチメントを悪化させたようです。

半期末です・・・ドレッシング買いも入ろうかと期待して
いた向きにはこの下落は堪えますね。

しかし、今日の下落の過程で、日本株市場の空売り比率は
43.4%にまで上昇、これ、過去最高レベル。
いつ猛烈反騰してもおかしくないわ…という状況。

日経平均が8/24日の堀北ショック、、、じゃなくて
チャイナショックから米株が崩れて世界同時株安となった時の
安値を割り込んで新安値更新となったのはショックでしたが、
それでも、ドル円がレンジの範疇でしたので
日経平均は17030円でロングしています。
見事に16000円台に落ちちゃったんだけど^_^;

ただ、やはり思惑通りというか、トレンドレス相場であるという
水星逆行期間の特徴通りというか、
欧州時間から、マーケットは突然反騰開始。
日経先物やドル円、クロス円、ダウ先、コモディティなどが
一斉に反発基調に入っています。

その理由は。。。

グレンコア、株式市場で売りが続くならば
経営陣は株式を非公開化するべき!!
とシティバンクが見解を示した。
ってだけのことみたい。
これでグレンコアの株価が急反騰しているんですって。
なんと19%も反発した模様。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVFGOV6TTDS101.html

なーんの根解決策が出たわけじゃありません。

遠くの方からシティバンクが、
下がるなら非上場にすればいいじゃない
と,マリーアントワネット風に言ってみたに過ぎないんじゃないの?

それだけで20%も上場しちゃうワケ?!

この反発には私自身(ロングに回ったけど)懐疑的で
この短期的リバウンドを取ったら、すぐに利食って
今度は売りに回ろうかと思っています。

だって、グレンコア破たんリスクが解消したとは思えないんだもの。。。
下げすぎたことでのリバウンドが、さもシティのアドバイスで
入ったかのように見えているだけで、ショート筋が
利食いで買い戻しただけに見えるわ。

というわけで、今短期的に日経ロングにしましたが、
すぐに利食いたい気分満載です。

今日700円も下げたので明日の日経はさすがに上昇するんだろうけれど。
それから空売り比率が40%超えているということもあって
短期的リバウンドは大きく入る可能性は十分にあります。
先週金曜日のような、、、、。

明日はホントに9月30日ということで期末も期末、半期末。

流石にドレッシング買いもあるかと思いますが、
18000円回復は厳しいセンチメントにあるような気がしますね…。

ドル円は今日119.23円まで下落したようですが、
買いそびれています。
今夜119.50円に指値を置いて寝ようかと思っています。
刺さらないかな??

2015年9月28日月曜日

今日の株式市場は配当落ち分が下落することがわかっていたので
週末のNYダウが113ドル高と高くとも、下がることは承知していましたが、
それだけではなくて、、、弱かった印象かな。

≪日銀の追加緩和は・・・≫

先週金曜の上昇のほうが不思議だったのかもしれませんね。
権利取りだけでなく、追加緩和の思惑なども金曜の相場には
押し上げ材料となっていましたが、
今日28日月曜は、黒田総裁が大阪で講演し
「物価2%目標の早期実現に、必要と判断すれば躊躇なく調整を行う」と
これまでと同じコメントを繰り返してはいますが、
量的・質的金融緩和について「所期の効果を着実に発揮している」と
改めて自信を示し、将来の物価上昇に自信を示したことなどが
期待を剥落させた、という側面があったのかもしれません。

ただ、まだ市場には追加緩和期待はくすぶっているので
10月は6~7日、もしくは30日の2回の日銀金融政策決定会合が
あるので、日程が近づけば緩和期待で支えられる局面に入るかも
しれません。少なくとも今日はそういうムードは強まりませんでした。


日経平均は、朝方は配当落ち分の約110円を即日で埋める好調な
オープニングだったのですが、リバウンドは前場で終わり。
買い一巡後は下げ幅を拡大し

28日(月)日経平均 ▼235.40 17645.11 ▼1.32%

≪インバウンド期待は・・・・≫

今週は10月1日から中国が国慶節に入るっていうんで
インバウンド銘柄の一角が買われた、って話もありますが、
インバウンドもね、中国税関当局が9月1日より海外から
旅客によって持ち込まれる手荷物や、郵送品の開封検査を
厳格化していることの影響が出始めているみたい。

銀座の某百貨店から9月に入っての免税売上の急減が報告されたのだ。
 同店によれば、免税売上比率は8月の約30%から
9月23日段階では23%に急落~


小島健輔さんのブログhttp://www.apalog.com/kojima/archive/1605

あらあら。。。このセクターの上昇に過度な期待も持てない中で
今週は米国の雇用統計も控えていますし、
リスクを取りにくいということか。

≪ドル円は・・・・≫

ということでドル円相場は120円台にまで落ちてきています。
25日金の夜は121.20円くらいまで上げて、三角持合いを
上にブレイクしていたんですけれどね、、、、
NYクローズでは見事な上髭となって実態は再び三角持合いの中に
押し戻されていました。
やはり、、、レンジなのよ。恐るべし水星逆行。

118円台があればロングしてもいいですけれど、
120円アラウンドってのはいささか中途半端な水準で
ポジションメイクしにくいわ。
今のレンジはざっくり118.50~121.50円
118円台に入ったら買い下がって、118.50を割れたら損切。
逆に121円台まで上がったら売りあがって、122円台まで行ったら
損切、、、ってな感じのトレードがいいと思います。

この週末の値動きで三角持合いじゃなくてボックスレンジ相場だって
ことが確認できたので121円台でレンジブレイクじゃなくて
ショートしてもいいことが分かったわ。
この地合いの相場がいつまで続くかはわからないけれど^_^;

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≪米政府閉鎖問題は・・・・≫

今夜は米株もだらだら下げています。

政府閉鎖は回避=暫定予算案可決へ―米下院議長http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150928-00000009-jijnb_st-nb

あ、一つのリスクが去った?!

と思ったのですが、この記事、
米野党共和党のベイナー下院議長がインタビューで、
10月からの政府機関閉鎖を回避する意向を示した。
ってだけのニュースなの。
意向を示した・・・ってだけなの。(大事なことなので2回書いた)

この記事のヘッドラインはちょっと誤解を招きますよね。
この方、先週、辞任表明してます。

ベイナー米下院議長、10月末に辞任と表明 後任に注目集まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150926-00000017-jij_afp-int

よく理解できないのですけれど、ベイナーさんの辞任のお蔭で
政府機関が閉鎖に追い込まれる可能性は低下したのだそうです。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/25/usa-boehner-shutdown-idJPKCN0RP2IH20150925?rpc=122

ん~それなら何故今夜の米株は弱いんでしょう。
今夜の新たなリスク材料はこれかもしれません。

≪グレンコア破たんリスク?!≫

◆グレンコアの株価、一時17.4%安-上場後で最大の日中下落率http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVDRA66JTSE801.html

8日のロンドン市場で一時17.4%安と、
日中取引としては2011年の上場後最大の下落率を記録した。
商品相場急落に伴い、グレンコアは今年に入り時価総額の70%超を失っており、、、


時価総額の70%を喪失ですって…

グレンコア社は、スイスに本社を置く世界最大の商品取引商社。
亜鉛の世界シェアは60%、銅は50%などの取引があります。
事実上は金融会社ですが、商品版リーマンとなるのでは。。。と
懸念が広がっている模様。

知人の情報によりますと
グレンコアは石炭価格があと5%下がると破綻するという
試算があるようです。

これは一昨日ブログで紹介した記事ですが

カタール政府系ファンド、VWとグレンコア株で5500億円損失かhttp://www.bloomberg.co.jp/news/123-NV4OPD6S972E01.html

オイルマネーがVW株と、このグレンコアで大損しているようです。

また、今日はイギリスFT紙の一面記事で
サウジ金融庁が約8.4兆円ブラックロック等の
ファンドマネージャーから資金を引き上げていたとの記事を掲載。
同時にサウジアラビアの外貨準備がほぼ同額減ったとの記事が。
これは原油価格下落の影響が巡り巡って株価に影響している模様。

↑この情報は志摩力男さんの有料メールから。
こうした情報満載で重宝しています。

このようなリスクに、世界の金融市場が収縮している印象。

要するに、まだ原油安、資源安による本当の影響は出きっていない
のではないか、ということです。

≪北米シェール企業9月以降倒産リスク高まる?!≫

また北米シェール企業48社の販売する原油のうちの30%程度が
昨年9月の水準である87ドルとなっており、
これが9月末までなのだそうです。

1年ヘッジで価格を87ドルで固定していた部分があったってことね。
これが切れるとやっていける・・・?!
シェール企業のリストラ、倒産が本格化するのは9月以降だという
話もあって、これもまたリスクよね。

≪カタルーニャEU独立?!≫

加えて、スペイン北東部のカタルーニャ州での州議会選挙で、
スペインからの独立を主張する政党が勝利したのを受けて、
中心都市バルセロナでは、独立に向けて期待する声が!
スペインのラホイ首相は28日
「法律上、独立は認められないことは明らかだ」と
独立を認めない姿勢を強調していますが、これも欧州にとって
いいニュースではないですよね。

だからといって下値を売り込むと先週金曜のような上昇で
踏みあげられるのでご注意を!

9月末の半期決算ですから明日、あさっては
本邦ドレッシング買いもあるかもしれません。
慎重に逆張りの意向…。

忘れちゃいけないことをつい忘れて甘く見ていました・・・
9月18日から水星が逆行していたんだった。。

逆行期間はトレンドレス。
乱高下、テクニカルのダマシが増えるなどの特徴がありますが、
私、木曜のブログで腰の入った下落トレンドができるか?!
なーんて書いちゃってましたね。猛省中…

17300円台の日経ショートは17500円近辺でドテンロングに。
つまり損切りです。
木曜の夜には、17060円台まで日経平均先物が下落。
12月物は8月25日に17080円まで下落していましたから、
見事に面合わせとなったのですが、そこが絶好の買い場だったのね。
W底となって猛烈に反騰、日経平均、25日金曜には17880円まで上昇したのよ。
ドル円相場は121.20円近辺まで上昇。
完全なリスクオン相場となりました。
ポンド円なんか木曜は181.60円くらいまで下がっていたのが
184.40円まで上昇。3円近くも上がりました。
ポンド円ショート、利食っておいて良かったわー(゚Д゚;)

トレンドレス、、、つまりレンジ相場。解っていたはずですが
何度自分に言い聞かせても、レンジ相場を忘れてしまう…(^^;

では、なぜ25日金曜に突然リスクオン相場となったのでしょうか

①イエレンFRB議長が「私を含めて」FOMCの多くの委員が
今年中の利上げを適切と考えていると発言

あれれ、、9月のFOMCでは年内利上げは難しいんじゃないか?
とも受け止められるハト派的声明を出していたのですが、
一転して、タカ派発言で、ドルが急激に買い戻されました。
ただ、複雑で難しいのが、タカ派=年内利上げなら、
ドルが買われるのは分かりますが、株は下がるはずです。
しかし、この日、ダウも上昇したんですよね。
逆に先般9月FOMCでは利上げ思惑が後退したのに
米株は下落していました。

これは、、、つまり市場は「不透明感」を嫌っているということ。

利上げが既定シナリオであったのに、それができないという状況が
リスクだと受け止めたということでしょう。

要するにもう米利上げは市場のネガティブ要因ではないということです。
利上げが実施されることで、出尽くしとなり、不安要素は払拭される地合に
なってきたということなのかもしれません。
これが分かっただけでも、米国は年内利上げを実施するかも、って
気になってきました…。

イエレン氏発言以降、ドル買いが優勢となりました。

※それと、この日はナイキが前日24日の取引終了後に発表した
6~8月期決算で中国事業の売上高が3割も増えたことを好感し
ナイキ株に買いが殺到。伸び率は3~5月期の18%増から加速した、
とのことで、中国景気悪化による悪影響の不安を払拭する動きとなり、
これが米株全体を押し上げたとみられます。

②安倍首相「GDP600兆円へ、新三本の矢を放つ」

強い経済、子育て支援、社会保障改革を軸に経済支援を表明、
アベノミクス第2ステージへの期待もあるようです。

この記者会見を開いたのが24日夜、しかし、その渦中で日経平均先物が
17100円を割り込む下落となっていましたので、これが日本株買いの
要因であるという解説にはムリがあるようにも思うんですけれど、
25日の東京市場ではこれも材料視された、ということです…。

③25日㈮が9月末の権利付き最終売買日

配当権利取りの動きも株価の支援材料

④黒田日銀総裁、首相官邸入り

日銀による追加の緩和期待が高まる?!
8月の消費者物価指数が2年4カ月ぶりにマイナスとなったこともあり、
市場には追加緩和、補正予算への期待が高まっています。

ただし、甘利経済再生相や麻生財務相は
補正予算に対しては否定的な発言をしています。
日銀の黒田さんも追加緩和の期待には否定的な姿勢ですが、
大倉キャプテン曰く、「そう言うに決まっているだろ!
その方がサプライズ感が強まる」だそうで、
10月は日銀が動くかもしれませんし、補正もどこかで期待値を超える
形で発表されるかもしれませんね。

ということで、底割れ寸前で持ち直して急激にセンチメントが改善した
ようにみえますが、、、そうはいってもレンジ相場の中。
決して高値掴みをしないように気を付けます。
ドル円相場は金曜の夜NY時間に120.50円台まで下落してきていますし。
長い上髭をつけて結局は三角持合いの中に叩き落されています・・・!

◆しかしながらリスク要因もまだまだあります。

米政府は10月から新年度に入りますが、まだ新年度予算が成立していません。
最悪の場合、10月1日から政府機関閉鎖も予想されているようです。
というのも人工妊娠中絶を推進する米国家族計画連盟(PPFA)への
予算計上について共和党と民主党の隔たりが大きく、今のところ
妥協点を見出せないようなのです。

このPPFA、臓器売買に関わっているとされる疑惑が浮上しているの…http://www.sankei.com/premium/news/150911/prm1509110001-n1.html

PPFAは全米700拠点で乳がん検診や妊娠検査、妊娠中絶措置などの
医療行為を行っているのですが、中絶自体に否定的な保守層からは、
疑惑の徹底究明を求める声が噴出し、PPFAへの補助金を
打ち切るべきだとの声が。これが来年の大統領選の争点に
なるとの見方も出ているようです。

政府機関の閉鎖回避のためにおよそ10週間の暫定予算を
組む方向で協議されたようですがそれもまとまらなかったようですが
まだ、市場は楽観的ですね。これを理由に売りこむ気配はありません。
仮に政府機関が閉鎖されれば経済指標の発表も停止されます。
そんなことになったら、年内利上げとかムリなんじゃ・・・?!

今週はこんな材料もクローズアップされるかも。
ということで、レンジ相場です。レンジ上限まで上がれば売ろうかと思います。

2015年9月24日木曜日

VWショックは相場をメルトダウンさせそうな予感。

これが瞬間の暴落で済む話ならあく抜けも早いと思うのですが、
そんなムードじゃないわね。
最も嫌な形での下落相場となってきています。

シルバーウィーク明けの
24日木曜の日経平均は 17571.83 ▼498.38 ▼2.76%

まあ、このくらいの下落は想定内でしょう。
連休中のリスクを一気に吸収するわけですから
東京時間に500円くらい下げても不思議はなかったのですが、
問題はその後。

欧州市場、今日も下落が続いています。反発の兆しなし。

ドイツDAX指数は現在▼221P ▼2.3%
フランスCAC40は ▼2.19% (23:05現在)

BMW株が下落-「X3」のディーゼル排ガスがEU制限以上との報道http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NV6FJ46K50Y401.html

VWだけじゃなくてBMWにも問題が波及している模様。
まだBMWは認めていませんが、おそらく認めざるを得ない流れじゃないかと。

ということで、欧州株安が止まらず、
現在米国株市場も続落で、200ドル超安で▼1.2%(23:00)
ということで、なぜか日経平均先物も下落中。

現在日経平均先物12月限は17160円まで下げており、
8月24日の急落安値に面合わせとなっています。

ここで下げ止まらねば、崩落となります。

ともかくVWショックとしか言いようがなく、
今夜は米国の前週分の新規失業保険申請件数が
26万7000件と市場予想の27万2000件程度より強かったほか、
8月米耐久財受注額は前月比2.0%減と市場予想の前月比2.3%減を
上回ったりと、アメリカから出てくる指標はいいものの、
全く反応していません。

◆また、安倍首相が自民党総裁へ再選されたのを受けて、
党本部で記者会見。

誰もが活躍できる『1億総活躍社会』の実現に向けて
今後「GDP600兆円」まで増やす目標を掲げるも
マーケットは全く反応なし。
時が時ならアベノミクスとして買い材料にもなっただろうに、
現在の地合いは財源が明確にならない話題では
リスクを取るムードにはならないでしょうね。

◆それと今日は米中首脳会談があって、
中国がボーイング機300機を購入する見返りに
中国にボーイング737の組立工場を設立することでも合意と
伝わっていますが、これらの報道もほとんどマーケットには影響がないようです。

まだ何か出てくるかも知れませんが、
ローマ法王と訪米時期が重なったために中国側が日程調整を
申し入れたことや、米議会での演説もないことなどを鑑みると
この会談によるマーケットへのポジティブなニュースがあるとした
過度な期待は持たないほうがいいでしょう。

ということで、下げ方が嫌なんですよ。
じりじりじりじり下げていく感じ。
腰が入った下げ相場になっている、というムードなんです。

VW不正問題は「寝耳に水」的なショック。
売上絶好調だったVW社の株を保有していた
ファンド勢、機関投資家も多かったと思います。

ということで、このショックで傷んでいるところが多ければ多いほど、
この流れからはなかなか立ち直れないと思われます。

カタール政府系ファンド、VWとグレンコア株で5500億円損失かhttp://www.bloomberg.co.jp/news/123-NV4OPD6S972E01.html

他メーカーへと問題波及するたびに下落するサイクルが
短期的に続くんじゃないでしょうか。

ということで、今日は日経平均を17400円台からショート。
17999円でのロングはシルバーウィーク前に手じまっています。

ポンドドルショートは1.5231ドルで買戻し。
何故か堅調なユーロドル。こちらはもっと早いタイミングで
1.1182ドルで買い戻しています。

ユーロはやはり、リスクオフになると上がるのか・・・・。

昨日23日のドラギ総裁の議会証言では
緩和について考えるには時期尚早的な発言があって、
市場の緩和期待を一蹴しちゃいましたものね。

売り方の買戻しが入っているものと思われます。

今夜はなぜかポンドが大きな下落となりましたが、理由は不明。

BOEカンリフ副総裁が英経済に物価圧力の高まりは見受けられないが、
次回の金利変更はそれでも引き上げの公算が大きいと発言しているようです。
何が言いたいのかよくわかりませんが?

先週のハルデーン理事の「次の動きは利上げではなく利下げになる可能性」
発言の火消がしたいんでしょうか。

失業率が危機前水準まで改善しているが、
想定されるような賃金圧力は表面化しておらず、
物価上昇圧力が高まっていない、とカンリフさん。
だったら、利上げじゃないでしょう?!あ、これ21日月曜の発言か。
今日は、BOEのブロードベント副総裁は、
近く金融政策委員会で利上げ票を投じる用意はないと発言しており、
イギリスの金利も不透明感が漂っております~。
ということで、今夜はブロードベントさん発言でのポンド安かな。

ただ、この相場、急落、暴落というのは8月9月にやっちゃったので
じわじわ戻りを入れながら下げるというような
展開となりそうなので、ポンドショートもいったん仕切って、
戻りを売り直すやり方でいこうと思います。

そんな中で下値がたいというか、膠着しているのがドル円相場。
今夜も下げても119円台大台堅持。

ドル円相場はこの膠着、三角持合い明確に下抜ければ
かなり大きな円高となりそうですが、ここで踏ん張ればまだ
レンジ相場にすぎないわね。

2015年9月23日水曜日


シルバーウィーク突入前の18日金曜の日経平均は

▼362.06 18070.21円

FOMCで利上げ見送りも、何故か17日木曜の米株が安く引けたことで
日本株も下落して終わってシルバーウィーク突入、連休リスクを
避ける手仕舞いもあったかと思いますが、360円もの下落で終わっていました。

それでも、、、18000円台だったのよねぇ。。。

週明け21日月曜の米株は小幅に高く、
さほどリスクを感じなかったのですが
22日火曜は欧州時間から、株安が進んでいます。

米株、欧州株、そして日経平均CFDも、、、
為替市場では「ドル高」です。

あれ?利上げ見送ったのにドル高ってどういうこと??

ワーゲンです。フォルクスワーゲン(以下VW)

独VW、米排気ガス検査での不正認める-制裁金は2.1兆円超かhttp://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUWI9I6S972F01.html

このニュース、先週末には出ていたんです。

上記ニュースが初報。その後続々とVW関連ニュースが
出て騒がれていますね。

これを受けて、週明け21日月曜のVW株は19%もの下落となり
欧州市場全般に広がって、
不穏なムードを醸し出していたのですが。
月曜はなぜか米株にまでは波及していなかったんですよね。

ところが22日火曜もVW株は23%安・・・

この2日でVWグループは時価総額の4分の1が喪失しています。
VWは米国以外でも排ガス規制逃れのプロフラムを使っている
ことを認めており、欧州全体でVWの調査をすべきという声が
広がっているようです。おそらくその流れとなるでしょう。

また、最近ディーゼル輸入車の人気が高い韓国も調査を開始するそう。
韓国はVWに問題見つかればすべてのドイツ車に調査を拡大の意向とか。
韓国はディーゼル車の排ガス基準をEUと同様に設定しており、
輸入車市場でVWグループのシェアは約3割と最も多く、
現代自動車など韓国車のシェアを侵食してきたという経緯があるため
韓国も本気出すんじゃ・・・・。
韓国ではドイツ車が売れなくなるかもしれません。

米環境保護局(EPA)は独BMWや独ダイムラー、
なんと米国車などにも調査対象を広げることを検討しているとの
報道もあり、ドイツ車だけじゃなくて米国メーカーにも波及?!

・・・と、自動車業界はてんやわんやですが、
まずVW株を持っている機関投資家やファンドは大損ですね。
これを穴埋めするために利益が出ている他の資産を
手じまうという行動に出た可能性もあり、
言わゆるリスクオフ相場がVW株発で広がったと思われます。

プラチナ市場にも打撃よ!!
ディーゼル車ってプラチナ触媒を使ってるの。
ガソリン車はパラジウム。
ディーゼル車の排ガス不正がVWにとどまらない場合、
ディーゼル車が売れなくなっちゃうわ。
となると、触媒需要も後退するという思惑でしょう。

VW株下落が止まらないことや、このリスクがVWだけにとどまらない
可能性が広がったことで、金融市場はリスク回避に動き出しました。
コモディティ市場までも巻き込んでの混乱が起こっていますが、
自動車産業ってドイツの根幹じゃないの?

ドイツ経済へのダメージも大きいと思われ、
これが、ユーロ安を招いているのかもしれません。

VWショックでのユーロ安、、、
という側面もあるように感じていますが、
ポンドや豪ドルやキウイも安いのよね。
ってことは、リスク回避のドル買いです。
こういう時はドル高、円高。

ドル円相場は円高気味ですが、それでもそれほど下がっていないわね。
今回のVW問題は日本車にとっては追い風との見方もあるようですから
トヨタなどは突っ込んで下がったところは買いなのかもしれません。
日本メーカーはこういう不正はおそらくやっていないと思われます。

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今日は夕方、欧州時間から動きが大きくなってきたので
いろいろトレードしています。

まず、VWショックを意識してユーロショート1.122ドルと1.1195ドル

ポンドドルもショートしています。これは昨日から。コスト1.5507

ポンドショートはこんなニュースを見つけたこともあって。

英中銀、次は利上げでなく利下げか=ハルデーン理事http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/britain-boe-haldane-idJPL4N11O3WJ20150918

あれあれ、米国だけじゃないようね。イギリスも利上げは無理かも。
これまで米国の次に利上げの可能性があるとして注目されてきた分の
剥落があるとすると下落余地は大きいと思ったの。

まさか、利下げってことはないと思うんだけど、
FOMCでマイナス金利を唱えるメンバーが出てきたのと似ていて
そういう意見が出てきているってことの
今後の不透明感は大きい。

米株と日経平均のCFDも軽めにショート中。
米株はチャートがあまりに悪すぎる。
利上げ見送りなのに上がらないというのが救いがない…。
レンジ相場の末、上昇となると見込んでいましたが、
VWのせいで、その芽が摘まれてしまったようです。

2015年9月18日金曜日

今回の9月FOMCは新たなリスクの幕開けとなるかもしれない、
大きな不安を残すものとなりました。

市場には「永遠のゼロ」と映画のタイトルになぞらえて
米国利上げは当面難しいのではないか、という見方が出てきています。

モーニングサテライト
三菱東京UFJ銀行の鈴木敏之氏
年内の利上げがなければ、「永遠のゼロ」金利になるかも
しれない
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/feature/post_97697

◆利上げ見送りは予想された結果だが、、、

注目された声明で「米経済は緩やかに拡大」といった部分を
タイトルにして報道しているメディアも多いようですが、
大事なのはそこじゃありません。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK17HB1_X10C15A9000000/

重要だと思われるポイントは

「最近の世界経済と国際金融市場の動向は経済活動をいくらか制約し、短期的にはインフレ率の下押し圧力をさらに高めよう。」

「~、海外の動向を監視している。」

「労働市場がさらにいくらか改善し、物価も中期的には目標の2%に向かって戻っていくと合理的に確信できた時、政策金利の誘導目標を引き上げるのが適切になると予想している。」

こうした部分です。

①米国だけの問題ではない、世界経済、海外の動向を意識

声明の中に
「最近の世界経済と国際金融市場の動向は経済活動をいくらか制約し」
「~海外の動向を監視している」

というコメントが見られました。

これは、米国材料だけでは利上げが難しいことを明らかに示した
ということであり、これは、普通に考えれば中国や新興国リスクを
慎重にみて利上げを見送った、ということでもあります。
となると、中国や新興国経済が安定してこないことには
利上げができないの?!ということでもあり、
それがいつになるのかはさっぱりわかりません。

米国が利上げせずにずっと待っていれば、自ずと回復して
持ち直すんでしょうか?中国経済の回復などを待っていたら
いつまでも利上げできないんじゃないですか?

という不安につながるものだったと受け止める向きもあります。

②インフレ率はまだまだ利上げできるレベルにない

[FOMC声明は「インフレ率が2%に向かって戻っていくと合理的に確信できた時
 政策金利の誘導目標を引き上げるのが適切」

としているのですが、下押しの圧力がある、ということを
声明で認めています。
FOMCの経済見通しをみれば2%までの上昇予想は2017年です。
年内どころか、来年も難しいんじゃないか。って話よね。



③マイナス金利を予想したのはダレ?

ドットチャートがインパクトがありました。
17人のうち1人の参加者は15年末と16年末のFFレートを
マイナス0.125%と見込んだことが明らかになったのです。

利上げどころか、真逆です、マイナス金利の見通しが出てきたんです。
まだ、全体としては最初の利上げに適切と考える時期を
17人中13人(前回6月は15人)が年内に1度以上の利上げを見込んいるので
年内利上げのバイアスは維持しているのですが
前回より利上げすべきではないという人数が2人増えています。

そして1人はマイナス金利にするべきと。
関係者の間ではコチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁ではないか、
と噂されています。もっともハト派発言が多い方ですね。


④四半期経済予測

2015年の実質GDP成長率が上方修正されるも
16年と17年は下方修正
潜在成長率を示唆する長期予測は1.8~2.2%(前回2.0~2.3から下方修正)
失業率見通しは2015年~17年まですべて下方修正

⑤昨日中国が夜に政策スタンスというのを突然発表

中国が夜に文書を発表するのは異例ということで、
FOMCと同じ日にこのようなものを発表したということが
なにかかなりの危機感を持っているという受け止め方も。。。?!
ということで、年内利上げのバイアスがまだ強いのですが
細かく精査すると、年内は無理。来年だって無理かも??

ということで、マイナス金利やQE4というような言葉まで
出てきています。

◆不安を金融市場が織込み始めた

通常、利上げ見送りなら株は上がりますよね。
これまでだったらイエレンプットといって、イエレンさんがハト派的な発言を
してくれるから安心、市場に優しいとしてリスクオンという
反応となってきました。

ところが昨日のダウ平均の反応は最初は上昇して200ドルくらい
上がっていたのですが、終わってみれば65ドル安。
今日の日経平均も250円を超える下落。
日本の場合はシルバーウィークを控えてのポジション整理も
あろうかと思いますが、利下げ見送りで上がらない相場、というのは
やはり何かが変わってきたのではないか、というように思います。
トレードは難しくなりそうですね。

利上げしちゃってくれたほうが、あく抜けできたろうに、
また、いつ利上げするのか?ということが燻り続けることとなります。
もしかしたら、ドル高の是正が盛大にはいるかもしれませんね。
ドル安基調となっていくのかな?
 

2015年9月17日木曜日

いや~今夜のドル安はなんなんでしょ。
あまりに動くので今夜は2本ブログ書いちゃう。

さっきも書いたけどイギリスは8月の雇用統計で
5-7月の失業率と週平均賃金が予想を上回る好結果で
利上げ観測が強まったんでしょうね、ポンド高に。
加えて、カーニーBOE総裁やMPCメンバーの議会証言の発言が
いろいろ出てきています。

カーニーBOE総裁
次の金融政策における行動は利上げになるだろう、

フォーブスMPC委員
英経済のファンだメンタルポイントは堅調な成長
それほど遠くない将来に利上げが必要になる

などと発言したことなどが追い風となって、
今夜のポンドは大フィーバ=。

これでポンド高なのでドル安っていうのはわかります。

しかし、ユーロまで高いのはなんでかな?

ユーロ圏の8月消費者物価指数(HICP)は
前回・予想ともに+0.2%だったものが 結果:+0.1%と弱く、
コンスタンシオECB副総裁が
量的緩和「規模を拡大する余地がある」との見解を示したことで
ユーロ売りだったはず・・・・。

今夜21:30発表の
米国のCPI消費者物価指数がきっかけでいろいろ動き出した印象です。

8月の米国消費者物価指数は前月比ベースでは
総合・コア揃って市場予想通りの結果。
ただ、前年比は+1.9%予想のところ+1.8%と前月から横ばいで
米国のインフレ上昇の勢いは鈍いという意味で弱い内容でした。

これを受けて、今夜ドル安が加速しているという印象なのね。

おそらくFOMC直前になってインフレ指標がさえないことで
利上げ観測が急速に低下した、って解説になるんだろうけれど。

それにしてもあまりにも動きすぎ^_^;

FOMC控えて様子見でこう着相場だろうと甘く見ていましたら
動く動く。。。今夜は原油や金も急騰しています。

ドル安ですからね。利上げが遅れるということで
ショートカバー祭りとなっているのかもしれません。

おまけにダウ平均も高い。日経平均も高い。
利上げ観測後退で全面リスクオンって相場になってます~

このタイミングで~?!ひゃーーー

ただ、ドル円相場は円安ドル高です。
つまりこの相場、円安ドル安なのね。
この場合は相場はリスクオン。
FOMC前日にリスクオン相場が来るとは思いもよりませんでした。

ポジションは日経平均ロングのままなのでいいんだけど。。。
今日は豪ドルドルが押したところを拾ってデイトレード。
綺麗な上昇トレンドができていますね。
ポンドの上昇は読めず手を出していません~
 

2015年9月16日水曜日


FOMC控えて意外と日経しっかり。

16日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し
145
12銭高の1万817160銭で取引を終了。
空売りの買い戻しかなぁ。。。売買が盛況ってことでもなかったですし。

15
日のNYダウが230ドル近くの大幅高だったこともあって、
総じてしっかりとした値動きでしたねぇ。
8
9月の金融混乱も落ち着いてるってのは、FOMC控えて
逆に売り玉を買い戻しているってことなのかもしれません。

利上げ見送りだと、相場が暴騰する可能性だってありますものね。

今日は8月の訪日外客数は、前年同月比63%増の181万人で、
これまで8月として過去最高だった昨年14年の111万人を大きく上回りました。
懸念された中国からは前年同月比133%増の59万人と
単月で過去最高も記録しています。

ってなことも、下値固かった材料にあるのかな。

それと、まだまだ中国に振り回されてます。
今日は東京市場が引けた後に中国株式市場で上海総合指数が
急反発となり、今日はおよそ5%の上昇に!!
上海総合指数は147p高の3152ポイント。
3000
ポイントの節目が意識されているような値動きね。

なんでいつも東京が引けた後に動き出すんでしょうか…狙ってやってる?!

FOMC
控えて慎重になって買いを手じまった向きには
腹が立つ展開よね・・・
ただ、この久しぶりの大幅高も売買代金は低水準にとどまり、
市場では一時的な反発との見方が大勢。

 

それと、今日夕方格付け大手:S&Pが、日本の格付けをAA-からA+に格下げ、
見通しネガティブからステーブルに変更と発表しました。

これを受けてなんでしょうか?!
ドル円は120円ミドルまで円安進行。
日経平均が動いていないので、
この格下げのせいかどうかはっきりしませんが…

 

今年4月には、フィッチがA+からA1ノッチ格下げしていますが
日本株はこの後も上昇してますし、
ドル円相場はその後125円まで上昇してます。


格下げによる日本売りなら日本株も円も債券も売られます。
株が上昇しているので、フィッチによる格下げの時の円安は
日本売りではないと思うのですが、、、さて今夜の円安は??

******************

今日夕方に発表された8月ユーロ圏消費者物価指数改定値が
速報値、市場予想平均を下回ったことでユーロが売られてますね。。。 ただ、ユーロも大局でみるとレンジ相場となっています。

また、今日夕方にはイギリスの8月の雇用統計が発表され
失業者数が予想に反して増加したものの、
5
7月の失業率が5.5%と予想の5.6%より強かったことや
5
7月の週平均賃金が2.9%と予想の2.5%を上回ったを好感し
ポンド買いが優勢となっています。
イギリスは利上げの思惑が強まるとポンドが上がりますね。
最近は割と素直に経済指標に反応する通貨です。

指標が強ければポンド買い、弱ければポンド売りね。

**********************
 それと、このところ戻り基調が鮮明なのが豪ドルです。

今週のオーストラリアの8月の雇用統計では
就業者数が1万7400人もの増加となり予想の5000人増を
大幅に上回る伸びとなったことなどが好感されているようですが、

また、オーストラリアでは、14日夜、与党・自由党の党首選挙が
急きょ行われ、党首のアボット首相が、ライバルで通信相を務めていた
マルコム・ターンブル氏に敗れ、翌15日、
勝利を収めたターンブル氏が首相に就任するという交代劇がありました。

急きょ行われた14日の党首選挙について、
地元の各メディアは「クーデターだ」などと伝えていて、
党内の混乱の収拾が課題となりますが
ターンブル氏の選出のニュースを挟んで豪ドルが堅調な足取りとなり
上昇したという指摘もあるようです。

今日なんかは上海株が5%もの上昇になったことなども支えなのかもね。

***************************************

またNZドルですが、RBNZ中央銀行が先週10日木曜に
予想通り0.25%の利下げを決定し金利を、2.75%に引き下げました。

声明の中でも今後の緩和を明確に提示し
「今後さらに下落することが望ましい」と宣言したことで、
NZ
ドル売りが優勢となっています。

NZはこれで3回続けての利下げを実施しています。
主要な輸出産品である乳製品価格の下落などを背景にした景気減速や
物価低迷を防ぐため、6月の会合から利下げが余儀なくされていたの
ですが、その乳製品価格、

昨晩15日夜に実施しされた乳製品大手のフォンテラの入札で
前回入札と比較して16.5%もの上昇となっています。

これで3会合連続で、前回価格からの上昇を見せており、
乳製品価格が底入れしたムードも出てきています。

かといって、キウイが底入れするかどうかは分かりません。

仕事に戻ります~



 

日銀金融政策決定会合も、、、結局レンジ相場。

予想通り、金融政策に変更なし。つまりは現状維持。

黒田総裁の会見のトーンも景気先行きに楽観的で
「追加緩和を示唆するものではなかった」ことで
ドル円相場、日経平均ともにイベント通過後に売り込まれたものの、
結局は日経平均は

15日(火)18026.48(+60.78)+0.34%

小幅にプラス圏を維持して終わっています。

ただ、前場10時ころには363円高というところまで日経平均が
上昇していたことを考えると、日銀への期待が相場を持ち上げ、
現状維持への失望で上げ幅を縮小させちゃってるのね。

かといって、マイナスに転じるほどの弱さではなかったことは
短期的にはこの相場の底を見たという確信を強めたんじゃないかな。

FOMC控えているので、まだはっきりとは言えませんが^_^;

ドル円相場は、日経平均が363円高となる過程で
つまり日銀の追加緩和期待が膨らむ過程で120.65円前後まで
上昇しましたが、期待を裏切られて119.40円までの下落。
ただ、118円台まで下がらずに切り返して現在120.30円まで上昇。
118円台があればロングしようと思っていたのですが、
そこまで落ちなかった、、、ということにこの相場の
リスク回避志向が後退したというムードを感じます。

まあ、こちらもFOMC控えているので断言できませんが^_^;

そして今夜のNY市場では、強含みの展開です。

8月米小売売上高は前月比0.2%増で予想0.3%増を下回っています。
自動車を除いた数値も0.1%増で予想の0.2%増を下回りました。

加えて9月NY連銀製造業景気指数は▼14.67で
予想の▼0.50を大きく下回るなど、今夜の米指標は軒並みさえなかった
ものの売り込まれることはなく、相場はしっかりと推移しています。

現在ダウ平均は180ドル高水準で推移しています。

とはいえ、レンジです。私の嫌いなレンジです。

日々の値動きに振り回されないよう、常に日足や週足などの
チャートで現在の値位置を確認しておくことです。

結局ドル円も日経平均もただのレンジ相場だということがわかります。
つまり、今はリスクポジションを取るほどの投資妙味がない相場。
あまりこういう時に大きなポジションを取らないほうがいいですね。

*******************************
イギリスです。

8月分消費者物価指数が発表されました。

CPIが0%ですって?!

ちなみに前回7月は+0.1%、つまり悪化しているんです。。。

あれあれ、米国の次に利上げがあるだろうという見込みで
買われてきた通貨ですが、それが剥げ落ちちゃいそう・・・

インフレ率をみると2015年の7ヶ月のうち5ヶ月が0%またはマイナス。
果たしてこの状態で本当に来年利上げが必要なのか?って話よね。

最近景気指標が悪化しているので、利上げの議論が著しく
後退しつつあり、これがポンド売りにつながっていくリスクが。
ポンドをショートするのも一つのアイディアかと思いますが
今夜もノートレード。。。

2015年9月15日火曜日


よ、弱い…^_^;

今週はFOMCという大きなイベントもありますが、
その前に日銀もあるでしょ・・・


さすがに今月の日銀で追加緩和があるとみているわけじゃないですが
それを示唆するかもしれないと思えば、もう少し今日14日月曜の
株やドル円相場が上昇してもいいんじゃないの…と思うのですが、


日経平均は 17965.70(▼298.52)▼1.63%

ドル円相場は 120.84円まで買われるも、、
高値を取りきれず119円台へと下落中。

朝方は海外勢の一部が日銀緩和期待でドル円を120.85円まで
買い上げたようですが、株が弱すぎました。



その理由に
安倍首相が週末の経済諮問会議にて携帯電話料金引き下げを指示した
ことで大手携帯会社株(ソフトバンク、ドコモ、KDDIなど)の売り主導で
日本株全体が弱かった、と指摘する向きもあるようです。


ん~確かに携帯3社の株は弱かったですが、
弱い銘柄はほかにも散見されましたので、安倍首相のせいで
日本株全体が弱いというのが正確な分析とは思えませんが、
そうした側面があったのは確か。。。


通信会社の株が弱かったのは安倍首相の指示のせいではなくて
米アップルが、新機種を手ごろな価格で毎年買い替えられる
新たなプログラムを発表したことを受けて、KDDIが新プランを発表しており、
音声料金の値下げが通信株全体の価格競争への警戒に
つながったとの指摘もありますね。


ソフトバンクなぞは、このニュースがなくてもチャートが悪いですし、
バロンズ紙がアリババ株に最大50%下落の公算とも書いており、
そんなことも下落要因だったと思います。


それと上海株が弱かった。

▼8.44(▼2.67%)3114.80

中国8月の工業生産が、前年同月比6.1%増にとどまり(予想6.5%増)
1-8月期の都市部固定資産投資は前年同期比10.9%増で2000年以来の低い伸び。


中国の資金流出入の目安となる8月末の金融機関の外貨売買残高は
前月末比7238億元(約13兆7000億円)減少し[

過去最大の減少幅というニュースもネガティブ。

上海株下落に日本株も弱含みの展開でもあったわけで
明日の日銀への催促相場のような様相になっているようなムード。


ノーイベントとするんでしょうか。

それとも今回は何もしなくても
今後の追加緩和への示唆があるか、、、何もなければ
明日の日本株、ドル円の一段安があるかもしれません。


とはいえ、今回のパニック相場の下値は
日経平均先物で17160円
ドル円相場は116.06円です。


レンジ下限をトライする値動きにすぎません。

下限に寄せるだけ寄せて買うことにしましょうか。


ドル円は118円台まで下げれば買いたいかな。

日経平均は17999円でロングしちゃってるんですが^_^;
17500円割れで増し玉の意向でいるんだけれど。


しかし、、FOMCがどう出るかが全く読めないので
リスクを取らないほうがいいかも。。。とも思ったり。

慎重に行く所存ですー

2015年9月14日月曜日


さて、チャイナ発金融混乱でボラの高い相場が続いていますが、
今週も大きなイベントが2つあります。

①14-15日日銀の金融政策決定会合

先週10日㈭に自民党の山本幸三衆院議員が、
経済・物価情勢の展望(展望リポート)を策定する
1030日の金融政策決定会合で 追加の金融緩和に踏み切るべき~
と発言したことで、日銀への期待が若干 高まったようですが、
それでも「10月」と述べているように、今週の日銀じゃない。

黒田日銀総裁の声明が、追加緩和の可能性を示唆するようなものに
なるかどうか、って点が注目ですが、一部市場関係者の間では
10
日のWSJ紙で、参議院財政金融委員会の席で
黒田日銀総裁が初めて当座預金の0.1%付利金利撤廃に言及したと
報じられたことに注目しているようです。


この記事のタイトル自体は
「日本経済、リセッション回避の公算大」というもので
http://jp.wsj.com/articles/SB11970227293124023368304581223853243474030
7-9
月期の成長率を予想するのは「難しい」としながらも、
リセッションは回避できるとした黒田総裁の発言を取り上げたものなのですが、
しかし、2%の物価目標については、国際原油相場が一段安となれば、
自身が想定している16年秋頃までに達成できない可能性もあると繰り返しており、
不利の撤廃にも言及したことで、日銀が動く可能性が高いのではないか、
という期待に繋がっているようです。。


~政策上の選択肢については、日銀当座預金の超過準備付利を現在の0.1%から引き下げれば、資産買い入れと同じように経済成長を支える効果が期待できると語った。

 付利の引き下げは、銀行の金利収入を減らすかもしれないが、日本全体の金利を押し下げることで経済成長を押し上げ、銀行もいずれはその恩恵を受けるだろうと述べた。

 黒田総裁は、付利の引き下げがイールドカーブを引き下げ、経済の好循環が続くようなら、貸出増などを通じて金融機関にも「プラスになる」と述べた。

 さらに、「付利の引き下げ、あるいは撤廃については検討していない」としたが、付利引き下げの利点に言及したのはこれが初めてだった。~


もし、日銀が緩和の可能性を示唆するようなことがあれば
今回追加緩和が発表されなくても十分に相場は反応すると思います。

その場合は円安、株高ですが、しかし、FOMCの前ですので
レンジ相場の域を出るものではなく、ドル円相場122円までの上昇はあっても、
せいぜいというところでしょう。
日経平均も同様、FOMC前にそれ程買われることはないと思います。。。。

逆に、日銀に追加緩和スタンスが全く見受けられないとなれば
ドル円は下落、日経も下がると思いますが、それでも前回安値の
116
円、同17400円レベルを下回ることはないと思います。。。


②FOMC
 

米利上げ、消えぬ警戒 1617日にFOMC
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO91686570T10C15A9NN1000/


おそらく今月の利上げはないと思うんですか、何があるかわかりませんね。

利上げがあっても、ドル高は最終局面かと思っていますので
利上げ後、ドルが急伸する局面があれば、ドル円相場は逆張りで
ショートしたいと考えています。125円をロスカットレベルにおいて123124円台で
売りを構築、ってイメージ。

ただ、利上げがあっても、そこまで上がらず下がってしまうかも。。。。

利上げがない場合、まだモヤモヤした相場が続くことになりますが、
米株は戻り局面入りとなるかもしれません。
ただ、次の利上げ時期を模索する相場にはいるために
今年の高値を超えるような上昇にはならないでしょうから、
結局はレンジが続く、、、ということになるのかもね。

79月半ばにあまりにも動きすぎたために
今週の日米の金融政策を巡るイベントで乱高下はあったとしても
トレンド化するようなエネルギーはなく、
割と長いことレンジ相場をやる可能性があるんじゃないかと思っています。

私の苦手なレンジ、、、

今回はレンジを逆張りで上手く取れるように研究して頑張る!

上海は落ち着いている感じ・・・
9
25日に米中首脳会談もあるので
中国リスクは落ち着くものと思っています。

長期的には中国景気は減速も、崩壊ショックはひとまず鎮静化かな。
米国債売却などについても話合われるんじゃないかなぁ。。。

25日に米中首脳会談 南シナ海問題など焦点に
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM09H1I_Z00C15A9MM0000/


日銀とFOMCのイベント前はあまり大きくリスクを取らず、
イベント通過後はレンジの中での逆張りトレードをするつもり。。。
レンジを超えたら、考えを改めます。

2015年9月11日金曜日

ボラ激しくて刺激的!

日経平均は今日は470.89円もの下落で18299円で終了。
昨日1300円超えの上昇でしたけれど・・・

この激しいボラティリテイで、このところなかなか
リズムに乗れずにいましたが
今日10日木曜日は山本さんがトレードのヒントをくださいました。

山本さんというのは。。。
円下落、自民・山本氏の追加緩和言及で-対ドル一時121円台http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUFMOX6JTSEC01.html

自民党の山本幸三衆院議員が日本銀行の10月30日会合は
追加緩和の「いい機会」と発言

このニュースが出た瞬間、ドル円相場は
120.30円アラウンドから121.30円アラウンドまで1円程度急伸。

おそらくアルゴに引っかかってHFT(超高速頻度取引)が作動しての
急騰だったんだと思いますが、その瞬間は長い上髭を蓄えて
行って来いの相場になったんです。

というのも上記記事にあるように山本氏の発言は信用できない?!

「4月にも同様の発言をしたが、結局その後の日銀会合では緩和していない」

山本氏の発言はオオカミ少年的だという認識が東京市場には
根強いわけね。だから、瞬間、アルゴが作動して急騰したものの
冷静になって考えれば、口先だけだろう、ということで
上げ幅削る展開だったわけ。

この値動きは東京時間でした。

でも、こういうネタ、日銀の緩和ネタって
日本勢よりも海外勢のほうが圧倒的に期待値が高く
海外市場では素直に反応することが多かったわよね。。。?!

という記憶があったので、この急騰後、急速に値を沈めてきた相場をみて
ポンド円を押し目を買う形でロング!!

日銀の追加緩和ネタ、東京時間より海外時間での
ほうが評価されて上昇するはず…と思ってのこと。

これがヒットしてポンド円を185.21円ロングを
187.05円アラウンドで利食い成功!!

ドル円、クロス円ともに
これまで下落していたためにショートの買いもどしが
大きく入ったことによる上昇と思われます。ラッキー。
まあ、ポンド円じゃなくてもこの時ドル円相場でも大きく動いたのですが
その瞬間とっさにロングしたのがポンド円だった、、、
ということなのですが、

今日はイギリスの金融政策が発表され
BOEは予想通り、政策金利と資産購入枠を据え置き、
前回同様、マカファーティ委員が0.25%の利上げを支持。
議事録では中国に対する懸念が盛り込まれていたものの、
「最近の世界情勢を受けてもMPCの基調的な見解は変わらず」
との文言が好感されポンドが一段高。
ポンドを選んで正解、ってトレードができました。

でもね、、、

私、昨日ユーロを買って失敗してたんだけど
今日はユーロがすごい上がってるの!!
ユーロ上昇の背景がいまいちはっきりしないのですが、、、

米アップルがユーロ建て起債へ、2本立て20億ユーロ規模-関係者http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUGW5KSYF02301.html

こんなネタが関係しているんだろうか?
2700億程度の起債ってことですが。。。
この規模でユーロってこんなに上がるかしら??

他にユーロ上昇の理由がみあたらないのね。

ああ、1日タイミングが悪かったわ・・・
昨日ユーロ買ってたんだけどなぁ。。。テクニカル的に上がるとみて。
もう少し耐えるというか、粘る姿勢も必要ね。
このユーロ高は短期的にはトレンドとなる気がしています。
なんとなく。

山本議員の発言の真偽は測れないにしても
そういう期待が強まっている、ってことは日本市場にとって
追加緩和への催促相場へ発展する可能性があるってことですから
明日以降も、円安基調は強いでしょうし、日本株も
底堅いと思います。

今夜はダウも140ドル高(2:30)

リスクオフムードは沈静化するものと思います。

今日の東京時間、山本議員の発言前の下落時に
日経平均CFDを17999円でロング。

18000円で指値していたんだけどなぜか1円下で約定しました。

ということで、短期的(そうねぇ、FOMC前までかな)には
多少の戻りがある相場になると思っています。。。
ポンドは先ほど186.41円で再度ロングを構築しました。

短期的にはリスクオン!
 

2015年9月9日水曜日

連日すごいボラティリティです…。
特に日本株、日経平均の値動きが投機的。
今週11日金曜はメジャーSQということもあって、
SQ値がいくらになるかってのが重要になってくるわけで、
買い方と売り方の殴り合いの攻防が繰り広げられているようね。


今日の日経平均は、年金の買いらしい支えもなく日銀ETF買いも
なかったようですし(http://www3.boj.or.jp/market/jp/menu_etf.htm
寄り付きこそ高かったものの1日かけてずるずる売られて安値更新。

8日水曜日 日経平均  17427.08(▼433.39)▼2.43%

昨年末大納会の終値17450円を下回り年初からの上昇分を打ち消しちゃった。

ところが。
昨日、やっぱり株価は支えるわと言い出した中国市場ですが、
いよいよ本気出したんでしょうか、
今日は上海株が猛反騰しまして・・・。

8日火曜 上海総合 3170.45 (+90.06)+2.92%

中国が株価対策発表、長期保有者に減税など
http://jp.reuters.com/article/2015/09/07/china-stock-idJPKCN0R71HG20150907

まあ、やれることはいろいろやってますね。

しかし、なぜか東京市場が終わってから上海が動き出すのよね。
今日も東京市場で日本株が安値引けで終わったのに、
上海総合がその後から猛烈反騰となったために
その後の日経平均先物が急反騰。

な、な、なんと先物が18000円大台回復です。

安値から600円くらい、先物市場で上昇してるんです。。。
ついていけませんわ。

おかげでドル円相場はじめクロス円も急反発。
ドル円相場は 120.22円まで上昇しました。
昼ごろは118.85円くらいだったのですが。。。

昨日利食ってしまったポンド円や豪ドル円、キウイ円など
クロス円も軒並み上昇。
おかげで豪ドル円ショートやキウイ円ショートの利益が急減。

利益がなくなる前にと、買戻して薄利を確保。
ドル円はちょっとやられましたよ。119.50円ショートだったんだもん。

ウ~ん、もっと下がると思って持ちすぎた。悔しいわ。。。
今夜はレイバーデー明けの米国市場ダウ平均も250ドル強の上昇。
下げ止まりの様相を見せています。

さてさて。
この値動きって底入れした、って見ていいと思う?!

そうじゃないわよね…?!(自信ないけど)

日経はSQ前の攻防でしょうし、ダウは先週金曜下げた分を
取り戻した程度。日足で見ればただのもみあいの範疇です。

日経と比較するとドル円が底堅く見えますが、
125円の高値から116円の安値の半値も戻っていません。
半値戻りが120.70前後。このレベルでは売り参戦したいですね。

*****************************

今日は日本の2015年2Q実質GDP成長率改定値が発表されましたが、

前期比▼0.4 → ▼0.3%へ
年率 ▼1.6 → ▼1.2%へ上方修正。

数値だけ見ると、上方修正でいいんだけど、、、
修正を寄与度で見ると、在庫+0.2、投資▼0.1ということで
つまりは在庫が増えて、投資が減っているという内容で
中身がよくない。今後、在庫調整が成長を圧迫する懸念が残ります。

しかも、この夏は雨が多い。。。
7-9月第3四半期も消費は鈍りそうですし、
景気が上向く数字が出てくるとは思えません。

また、今日は中国の8月の貿易収支もショックでした。
3680億元の黒字ということで
市場予想よりいいのですが
輸出 ▼6.1% 輸入 ▼14.3%で
輸出入ともに減少。特に輸入の減少幅にはびっくり。。。
これではとてもリスクオンって気持ちにはなれませんよね。

******************************
ということで、本当は18000円まで上昇した日経を全力でショートしたい
気分ですが、なにせSQ前ですので、その殴り合いには参加したくないです^_^;

いろいろチャートを精査しておりましたら、
いよいよドル建てゴールドが動意づきそうなムードになっていましたので
ドル建てゴールドを1121ドルでロング。
円建て金は為替が難しいのでパス。

ゴールドが上がるかも、、、ってことは、ドル安か?!

と思うんですが、ドル円は120.70円くらいまでは高値覚悟なので
ショートは我慢。ユーロドルが上昇する可能性があるのでは?

ということでユーロドルを1.1165ドルでロングしました。

ユーロが強いと思っているわけではないのですが、
ドル安が来そう、、、ってことでのユーロ買いです。
こちらはあまり自信がないですが^_^;
ドル高で金が上がるってことが考えにくいから、ドル安来るでしょ、
っていう逆説なんですよね。

今日は、おそらく今週のMPCを控えての先週までの猛烈ショートの
買戻しが入ったんでしょう、ポンドがエライ勢いで上がり、
ポンドドルは今回の下落の38.2%戻し達成の上昇を見せています。
現在ピタリと38.2%戻り水準で頭打ちとなって反落中ですが、
ポンドはまだいきそうなムードですし、
豪ドルやキウイも反騰を見せていますよね?!
(ポジショントーク)
ということで、ドル安くるか?金が来るか?
ということにポジションとってみました。
金は今1125ドルまで上昇中。
ユーロドルも1.1197まで上昇しています♪

その他今日気になったニュース

南ア中銀、通貨防衛を阻む外貨準備不足
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2015/09/156494.php

中国政府の株価下支えコスト、3カ月で約28兆円-ゴールドマン試算
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUCH2X6JIJUV01.html

 

2015年9月8日火曜日

週明け7日から上海市場が再開するということで注目していましたが、、、

株価下支え、適宜実施=証券当局が表明―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00000036-jij-cn

ですって。

先週31日月曜には
「中国政府は大規模な株式購入で株式相場を押し上げる試みを中断することを決定した」
って言ってたじゃない。

その影響で31日月曜は日経平均が急反落したんだから…
コロコロ言うことが(やることが)変わるのね。

ならば、株は押し上げられるのか、と思えば
7日月曜、終わってみれば上海株はマイナスです。だめだこりゃ。

7日月曜 上海総合 ▲9.75(▲2.52%)3080.42 4日続落

しかし、今日はチャートの悪化にもかかわらず
日経平均株価が猛烈巻き返しでプラス引け。

7日月曜 日経平均 △68.31円 17860.47円(△0.38%)

雇用統計を受けた先週4日金曜のNYダウが▼272ドルで
週明けの東京株式市場も朝方は売りが先行。
寄り付き直後は300円を超える下落で17478円と17500円割れ示現と
なったのですが、リバウンド。一時は+221円まで高値追い。
300円安から200円高までの値動きがあったのですから
今日の値幅も500円くらいあったわけで
相変わらずボラティリティは高い相場ですね。

引けにかけて上げ幅を縮小していることと
テクニカル的には大変弱いため、
大底を入れた、というようなムードはなく
ショート筋が買戻しに動いて上昇した、というような感じ…。

新規買いが積極的に入ったという感触はないですね。

ということで、ドル円、クロス円も総じて弱いのですが、
特に材料もない中で、ポンドが反騰局面入り。

大倉キャプテンもポンドロングですが、
今日は西原氏も有料メールでポンドロングを配信。

確かにポンドが短期的には下げすぎだな、ということで
私もデイトレでポンド円ロングに乗って1円くらい抜けました。

181円前半でロング、182.30円が上値重く手仕舞い。
豪ドル円、キウイ円、ドル円ショートは継続。

今夜はレイバーデーで米国市場が休場。動意薄。

明日のポイントは、
寄り付前に4-6月期の実質GDP改定値発表。
予想は▼1.8%だそうです。(速報値は▼1.6%)
速報値より悪化予想…。
予想より良ければむしろプラス?!

あとは空売り比率が40%超えで相変わらず高いことが
買戻しの動力、、、というくらいかな。

これといって積極的に買う材料はないのですが、
さすがに下げすぎの反動というのがあれば、続伸もあるかも?です。

となると、ドル円、クロス円も戻りを入れる可能性もありますが、
大局では天井を付けて下げる方向へのトレンド転換となったと
思っていますので、キウイ円、豪ドル円ショートは継続の意向。

ドル円はショートコストが119.50円なので
上昇してきた場合は一度やめるかも。
120円台超えたら再度売り直すスタンスです。

2015年9月6日日曜日

8月の米雇用統計は「米利上げが9月に実施されるのか否か」を占う上で
通常より注目度が高かったのですが、その結果とその後の値動きに関しては
メディアによって受け止め方が違うようですね。

ドル軟調、雇用統計発表も不透明感根強く
http://jp.reuters.com/article/2015/09/04/ny-forex-idJPL4N11A3ZD20150904
[全般的には9月の米利上げへの決定打を欠く内容と受け止められた。]

ドルが総じて高い、雇用統計受け利上げ観測強まる
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NU5KPWSYF01U01.html
[8月の米雇用統計を受け、金融当局が今月に利上げ開始を決定するとの観測が強まった]
~ドルは主要16通貨の大半に対して値上がり。
特に南アフリカ・ランドとブラジル・レアルに対して大きく上昇]


各主要通貨インデックスを見てみると、、、


傾向としては「ドル高」「円高」なんですね。
リスクオフの巻き返しで上昇したユーロは再び下落基調にあります。
これは先般ECBでの極めて緩和的スタンスが影響しているのかもしれません。
そして下落が大きいのが「ポンド」そして「豪ドル」「キウイ」などの資源国通貨。
雇用統計発表のその日も下落しえ終えていますので、
解釈としては
「雇用統計を打行けてドル高加速、利上げ観測強まる。」
という方がしっくりきます。
ドルインデックスを見ると、それほど動いてはいませんが、
どうも8月24日月曜の株式急落時のリスクオフ大混乱のドル安が底で
じわじわとドル高回帰のように見えますね。

※ドルインデックス

現実に利上げされる前の「米利上げをにらんでの最後のドル高相場」に入った
のかもしれません。実際に利上げされれば「材料出尽くしでドル高終焉」の可能性が
大きいように感じていますが、やはりまだ現在は利上げ前、ドル頭打ちとなるには
早いということでしょう。ここから幾分ドル高は加速するかもしれません。

ただし、ドル円相場は別です。ドル高でも上昇しません。
上記チャートを見ればわかりますが、ドル高なのに円高、、、
というのは、米金利上昇だけが材料ではありませんね。

米金利が上昇すれば、日米金利差拡大でドル円相場ではドル高円安となるはずです。
それなのに、現在の相場では「ドル高」「円高」となっています。

これは、米利上げによって引き起こされるかもしれない
「株価崩落」「金融市場の巻き返し」を警戒している動きなのでしょう。

雇用統計の発表後のNYダウは 16102.38 ▲ 272.38(▲ 1.66%)下落しています。
これはやはり、9月利上げの可能性を織り込んだ動きですね。

◆8月雇用統計

①NFP非農業部門雇用者数前月比が17.3万人増と20万人の大台を割れ(ネガティブ要因)
 ~ただし、6月分、7月分が合わせて44000人の上方修正(ポジティブ要因)

②失業率 7月の5.3%から「5.1%に改善」7年4か月ぶり(ポジティブ要因)

③時間当たり賃金は「8セント上昇」1月以来の大幅な増加(ポジティブ要因)

著名投資家のビル・グロス氏は「米雇用統計は年内利上げに十分な内容だ」と述べています。http://toyokeizai.net/articles/-/83293

***********************************
週明けからのマーケットはどうなるでしょう。

利上げを警戒した売りが東京市場にも波及するなら
日経平均は更なる下落となる可能性があります。。。。

そうでなくても4日金曜日の日経平均は 17792.16(▲390.23)▲2.15%
8/25に付けた安値17806円を下回っています。
2/10の17652円以来7ヶ月ぶり安値。
残すは8/24の夜間でつけた先物17160円か?!
というレベルにまで下落してきています。

急落時にロングしたすべての日経平均CFDは
18000円割れで手じまっていますが、正解でした。
豪ドル円とキウイ円のショートも継続中です。
119.50円にドル円ショートの指値を置いていたものが
雇用統計後の乱高下でHIT。これも継続します。

◆ここからは、日経平均の悲観シナリオ。

「海外勢の日本株売り」

海外勢が日本株の売り越しに転じています。
年初から8月第1週までに現物株と先物合計で約3.4兆円買い越していた海外勢。
一転8月第2-4週で計3兆6850億円の売り越しに転じました。
特に第4週は1兆8830億円と2008年8月からのデータで最大の売り越しとなった。
ブルームバーグによれば8月28日までの3週間で
海外勢は日本株を1.43兆円引き出したこととなり、
3週間というスパンで見るとこの金額は2008年の
ベア・スターンズ倒産時を上回る歴史的記録だそう。

「対抗した日本勢の買い」

GPIFなど国内年金の売買を経由する信託銀行は、
8月第4週、現先合計で昨年12月第3週以来となる5155億円を買い越し。
日銀のETFは8月第4週は、24日の337億円1回だけだったものの
金融調節のデータでみた8月は3494億円の買いで月間最高。
個人は8月第4週は現先合計で2674億円の買い越しですが
投資信託の7922億円の買い越しと合わせると1兆円超のプラス。

しかし、圧倒的な海外勢の売りを前に、先週は日経平均株価も
直近安値を割り込む嫌な形で終わっているのです。。。

「日銀ETF買いのペースも鈍り・・・」

そして恐ろしいのが、これまで日本株が下落すれば買い発動してきた
日銀のETF買いですが、、、
8月までは1回337億円の購入額だったものが
9月4日の購入は317億円と20億円少なかったのよね・・・。

なぜ?!

なんと、このペースで日銀が買い介入していくと
あと21から22回程度しか買うことができないんです。

2015年の日銀ETF購入回数

1月10回
2月4回
3月7回
4月8回
5月6回
6月12回
7月8回
8月9回
9月は4日に1回購入、金額317億は2015年で最低金額。

3兆円のうち、2兆2686億円購入済み。
残りは7314億円。
最近の1回の買い入れ金額が337億円でしたので
それで計算するとあと21回程度、、、ということになります。
だから9月に入って317億円に20億減額したのかもしれません。。。

ということで、日本株はもっと落ちるかもしれません。

16000円台に入ったら再び日経平均CFDを買うつもりですが、
足元では相場が戻ったら売りたい気分。

というのも、短期的には急反発だってあり得る需給に。
空売り比率は4日まで3日連続で40%を超え過去最高レベル。
裁定売り残は8/28時点で5295億円で、
統計開始の1991年4月以降、過去最高です。

ショートカバーでの上昇局面もあるだろうと思われ、
ボラティリティの高い相場はまだまだ続くと思います。
また明日7日からは上海市場が再開します。

中国株がどう動くのかも無視できませんものね・・・。

******************************

中国ニュース出来になるのがこれ

中国 人民元の為替予約で新たな通達http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150901/k10010212851000.html

為替予約、、ということで、通常の為替取引ではないのですが
為替予約で元売りがしにくくなりますね。

中国でドルに換えるときには20%ロックされちゃって
しかもその20%の保証金は1年間使えず利息もつきません。

こんな規制が急にできちゃうってことは、
それほどに現在、中国からの資本流出が深刻だということでしょうし
今後も外国企業は元建てでの契約は避けるでしょうから、
中国との貿易はますます細っていくものと思われます。

元安を食い止める一手ではあると思いますが、
それよりも中国は米国債を売却してドルを調達、
そのドルでドル売り、元買い介入をして元安を食い止めている、
ってことの影響が、足元では甚大です。

米債券市場「逃避買い」不発、ちらつく中国の影http://news.infoseek.co.jp/article/04reutersJAPAN_KCN0R40P6/

「米国株式市場が先週、急激に下落した際、多くの投資家は債券への「逃避買い」が起きると予想していた。ところがその予想は外れ、著名ファンドの多くで多額の損失が発生。投資家の間では困惑が広がっている。」

リスクオフの時は安全資産である米国債が買われるはずなのに
買われない、、、って中国が売ってるからですね。
8月の米雇用統計を受けて、市場は9月利上げもあり得るという
ムードになっているようですが、
このことが、米国利上げに影響を及ぼすことはないのか、
それが気になっています。

2015年9月4日金曜日

これって、、、追加緩和とは呼ばないんですね。
私は、追加緩和に等しいと思ったんだけど、、、

量的緩和(QE)プログラムについては小幅な変更を加え、1銘柄当たりの買い入れ上限を従来の25%から33%に引き上げた。

と、ロイター記事には地味~に2行だけ。
ECB、インフレ・成長率予想を下方修正 中国リスクに言及http://jp.reuters.com/article/2015/09/03/ecb-idJPKCN0R318T20150903

ブルームバーグは「債券購入プログラムを調整」という表現。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NU3Q9M6S972O01.html

日経「ECBの追加緩和観測が強まる」か。
http://www.nikkei.com/markets/kawase/summary.aspx?g=DGXLASFL03HBA_03092015000000

今回の措置は、「ドラギ総裁のコメントは極めて緩和的」にとどまるのね。
確かに買入れ資金を1兆ユーロから増額したわけじゃないし。

買入れ枠の上限を増やした、ってだけで、
買い入れ資金がどこからねん出されるのか言及がありません。

これが「将来の追加緩和を示唆する発言」ということなわけですね。。。

なるほど、段階を踏んで小出しに頑張ってるってことか。
昨日も書きましたが、現在決定している1兆ユーロの量的緩和政策プログラムは
まだ3分の1程度しか到達していない、という中で、追加で量的緩和、金額を
明示する段階ではないということ。

それにしても、今夜はユーロが急落、随分下がりました。
ユーロは1.1225ドル近辺から1.1086ドルまで急落してる。

継続的に下げてトレンド化するものかどうか。
本当にECBが量的緩和に踏み切ることになるかどうかは現在未知数。
ただ、その姿勢を示したことから思惑が強まれば、
ユーロ安はトレンドとなるのかもしれません。

しかし、明日は米雇用統計。
それで、もしドルが売られる内容だったりすると
今日のユーロの下落も台無しになりかねないので
一つのファクターだけではポジションがとりにくくなっているのよね・・・。

まだまだ中国発の金融市場の混乱は収まっていないように思いますし、
リスクオフ相場が幾度となく訪れそうな予感しかないこの秋相場にあって
ユーロを売る戦略はかなり勇気がいります。
だってこのところのギリシャショック、中国ショックなどの暴落の裏で
ユーロはリスクオフ相場で買われる通貨になっていますものね。
景気の(株価の)腰折れが広く認知されると
日本の追加緩和も考えなくてはならないのかも・・・?!
今夜は眠すぎ、、、ポジション追加はありません。
おやすみなさーい

2015年9月3日木曜日

2日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続落、
▲70.29円18095円40銭で、確かに小幅安で済んでいるんだけど
今日の値動きはちょっと後に不安を残すものでした。

寄付き直後には下げ幅が308円

GPIFの買い観測で後場寄り直後上げ幅301円まで上昇

後場力尽き結局▲70円

1日の値動き幅610円!!

何が怖いって、GPIFが出たっていうなら
プラス圏で終わってくれないと…。

中国のように当局のサポートが効かなくなったと足元を見られて
売り込まれるリスクにつながりはしないか、、、ってことよ。

明日3日から中国では抗日戦勝70周年記念イベントが開催され、
上海市場は木曜、金曜と休場になります。

ということで上海株式市場の動向に振り回されるリスクはないものの
パレードなどのイベントそのものに対するリスクへの警戒も残りますよね。


ただ、ちょっと気になるのが、ツイッターの@kamada3さんのつぶやき

モルガンスタンレーから「フルハウス買いシグナル」が出ています。海外株に5つの全ての指標から買いシグナルが発せられ、これは2009年以来初めてだそうです。特にユーロ圏の銀行株が有望のようです。
http://goo.gl/1pa7r1 http://twitter.com/Kamada3/status/639094645415366656/photo/1


同じニュースは西原氏有料メールにて松崎美子さんも書かれていました。
「ここから株価はV字で回復し、今度12ヶ月で23%の上昇を遂げる」
とモルガンは予想しているのだとか…。

美子さんのメールでは米株となっています。
決して美子さんが株を推奨しているということではなくて、
これが今話題になっている、という情報ですね。
詳しくは有料メール読んでくださいね~。

私もフルハウスなんて初めて聞いたんだけど、
ホントかな??
今ここで米株ロングって、なかなかの勇気だと思うんだけど、、、。

一方で、志摩力男さんの有料メールでは
「今後大手金融機関の発表することは、疑ってかかったほうがよいでしょう。」
という記述が。

このフルハウスのことを差してのコメントではないのですが、
リーマンショック後の教訓から、このようなリスクオフ相場となった時の
注意点として、大手金融機関の見通しや推奨には注意が必要と
書いていらっしゃいます。

なるほど・・・。

勉強になります。

今夜はダウが200ドルを超える上昇です。
あ、ADP雇用統計は、予想が+20万人のところ+19万人で
あまり材料視されませんでした。
ダウは1日火曜に400ドルもの下落となっていたので
今夜の上昇は自立反発の域を出るものではありません。



とにかくボラティリティが高い相場なので
むやみにポジションを取らないほうがいいかもしれません。
前回安値を割り込んだら、ショート、というように
わかり易い局面のみ参加すべきかも。。。
といいつつ豪ドル円、キウイ円ショートは継続です。
日経平均は触らず。
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2015年9月2日水曜日

な、な、なんと9/1火曜の日経平均 ▲724.79 18165.69

こんなに早く2番底を取りに来る展開を予想できなかったわ。。。

っていうか、抗日戦勝パレードに向けて上海頑張るんじゃなかったの?!
と、場中は中国のふがいなさを憂いていたのですが
(場中、上海総合指数 は前日比で一時4%超の下げ)
その後、下げ幅縮小しているのよ。。。。下がりっぱなしなのが日経だけ。



欧州時間には18000円大台を割り込んでしまいました。
17770円まで下値を探る展開。

今日は中国の指標もよくなかったのよね。
中国8月製造業PMI(購買担当者景気指数)が 49.7
好不況の分岐点50を6ヶ月ぶりに下回り、3年ぶりの低水準。
はぁぁ~またしても中国に振り回されてる??って話ですが
どうも変なのよね。

①31日月曜 1日火曜と 東京寄り付き前からダウ先が急落。
 ダウ先の急落を嫌気する形で日経下げる。。。

②上海が下げれば日経も下げる、しかし上海が持ち直しても下げっぱなし。
日本株にだけ、積極的な売り手が存在しているようです。

もしや、、、中国は米債だけじゃなくて日本株も売ってるんじゃないか?
なんて邪推してしまうわ。

これはあくまで噂にすぎないので、妄想ネタだと思っていただきたいのですが、
今、報道されている某暴力団組織の分裂のニュースですけれど、
彼らの組織は株式市場で2兆円もの資金を運用しているという話があって。
どうもこの資金を巡っての分裂、抗争ではないか、という指摘が。
その争奪戦となれば、できるだけ早くキャッシュ化して懐に入れたいでしょうから、
先を争って現金化する、ってことも考えられるわよね。

だって、通常の東証1部の売買代金が2兆円とかでしょ・・・。
その2兆円が全てキャッシュ化されたらどうなる?!・・・・とかなんとか
そんなことまで考えてしまいます。

真相はわかりませんが、そんなことを妄想してしまうくらい
今日の日経の下落はきつかったわ。これは妄想ネタですよ。

ロイターなどは
流動性の高い日本株を中国株の「代替品」として売る動きと指摘しています。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/01/idJPL4N1173HV20150901

それと、東京時間寄り付き前のダウ先の下落、これが謎。
今夜のダウ平均は▲420 16115ドル(AM2:25)

米国も下げてますので、まあ、常識的に考えればリスクオフ相場で
世界同時株安。日本の株式市場は今年前半のパフォーマンスがすごく良かったから
下げるときもボラが高いってことなのでしょう。
中国株の代わりに売られちゃうって側面もあるようですし。

まだこの下落リスク、緊張は続くということは確かなようです。

それと、昨日のブログで書きました、中国によるQTリスク。
今日もロイターが記事にしていますが、
アングル:中国などが「量的引き締め」、経済防衛へ外貨売却
http://jp.reuters.com/article/2015/09/01/markets-global-reserves-idJPKCN0R12BM20150901?sp=true

このリスクオフ相場なのに、米国債の利回り上昇しているんです。
つまり、米国債が売られている。

これは2年債利回り



今夜は米8月ISMの数字が悪かったのですが、
それを受けて、あるベンダーさんは
「米国債利回りは高水準を保っているため、利上げ思惑は後退していない」
と指摘しているんですけれど、米国債利回りが下がらないのは
利上げ期待が後退していないということではなくて、
中国が米国債を売っているからじゃないかと思うの。。。
これ、米国がまだ利上げしていないのに金利が上がっちゃっているってことなわけ。
米国はこの状況が続けば利上げできないでしょう。

今夜は米株が400ドル近くもの大幅下落なのに米国債利回りが上がっている、
ってのは違和感がありますよね。。。。
それと抗日戦勝パレード前に上海株が支えられないでいる、中国のふがいなさですが、
とうとう中国は英ヘッジファンド運用大手マングループの会長まで拘束した模様。こわ~
http://jp.reuters.com/article/2015/08/31/china-stocks-man-group-idJPKCN0R01DE20150831
今週になって中国は株式市場への買い支え介入をやめる代わりに
市場を不安定にしたものを処分するというようなコメントを出していますが
これが裏目に出ているわけね。
マーケットは、買い支えがないことへの失望もありますが、
下手に中国株に触ると拘束、処分されるリスクがあるってことにおびえてしまいます。。。

今週の抗日戦勝軍事パレード、成功できるんでしょうか。
もし、事件でもあれば、それこそ中国株は崩壊でしょうし、
世界同時株安が止まらない事態となるでしょう。

もしかすると市場はその可能性というか、、、
リスクを織り込み始めたのかもしれません。

ということで、日経平均先物が18000円を割り込んできたので
17500円と17200円でロングした日経平均CFDを手じまいました。
利食いですが、18800円まで戻った時に利食っていれば、見事だったんだけどな。。。

また16000円台から下に指値を散らしておきます。これは超長期目線の指値。

短期的には下がるんでしょう。リスクが多すぎます。。。
リバウンドも意外と弱かった。。。びっくりするくらい上がるかと思っていたけど
意外に早く2番底を試す下落が来ちゃってちょっと後悔。。
短期は売り目線です。

*************************
オーストラリア準備銀行は1日、政策金利を現行の2.00%に据え置き発表。
予想通り。

声明「理事会は政策金利を変更しないことが適切と判断した」
「豪ドルは主要な商品価格の大幅な下落に適応している」
前回とほぼ同様の内容でしたが、
発表後、豪ドルが上昇しました。

この地合いで豪ドルが強いわけがないので、この高値をショート
(高値といっても、売り遅れたんだけど)
コストは85.35円。
原油も49ドルジャストでショートしています。
さすがに1週間で30%の戻りはやりすぎでしょう。
ということで、原油が反落する過程では豪ドルも下落していくと思います。
また中国リスクは豪ドル安材料でもあります。

******************
それからNZドルに関して常々注目している乳製品大手のフォンテラの
乳製品価格オークション(月2回開催)が今夜ありましたが、
なんと前回比で +10.9%もの上昇。

しかしNZドルはこれを受けても上昇にはつながっていません。
今日はキウイ円も77.02円でショートしています。

ドル円には手を出していません。
あ、ユーロドルは昨日書いた指値がヒットして売りポジションができたんだけど
ユーロが強くて損切。。。
ユーロはやっぱりわかりにくいです。
リスクオフが強まるとやっぱり上がります。
(昨日はちょっとマーケットが落ち着く方向で見ていたので
 ユーロは下がると思ってたけど撤回)
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2015年9月1日火曜日

う~ん、やっぱり資源国通貨の豪ドルに手を出すべきじゃなかったか?

86.80円でロングした豪ドル円は損切の憂き目に。。。
186.27円でロングしたポンド円はまだ利益っちゃ利益だけどねぇ。。。
粘ろうか撤退するか思案中。

というのも、週明け31日月曜は朝から日経平均窓開け下落、ドル円も同じく。
急落っていうほどじゃないんですけど、中国抗日戦勝記念イベントに向けて
強い地合いが継続すると期待していた向きには、がっかりな寄り付き。

結局、日経平均は ▲245.84 18890.48円 
ドル円相場は120.88円まで下落する局面も。
そのきっかけを作ったのがまたしても中国らしい。

フィナンシャル・タイムズ(FT)の記事なのですが、
FTは中国政府高官の話として
「中国政府は大規模な株式購入で株式相場を押し上げる試みを中断することを決定した」
「その代わりに市場を不安定にする疑いのある人物の処分を強化する」
なんか気に入らない投資行動をしたものは処分する、ってのは一貫してるけど、
株を支えてみたり、梯子を外してみたりと何がしたいのかわからん。

株を押し上げる試みを中断って、わざわざ宣言すること?!
何が目的なのかさっぱりわかりません。

少なくても先週木曜、金曜の上海株の反発時には猛烈に買っていたはず。
たった2日でもうおやめになるんですか・・・・。

真意はわかりませんが、
上海が再下落リスクがある、となるとリスクは取れません。

おまけに
本邦7月鉱工業生産が予想が+0.1%なのに前月比▲0.6%に低下。
2ヶ月ぶりの低水準だったことも悪材料でした。

ということで、今日は中国ネタがなくても、先週末の猛烈反騰が息切れして
一服する局面だったのかもしれません。

もしかして。。。またもみ合いに入っちゃう?!
先週動きすぎちゃったからエネルギー充填期間に入った・・・?

いえいえ、、、今週は
3日木曜にECB理事会・抗日戦勝記念パレード、
4日金曜に米雇用統計とイベントてんこ盛り。
まだまだ動くと思うんだけどな・・・・

わからないときは無理にポジション取るべきではないかしら。
書いているうちにポンド円も垂れてきたので、損になる前に薄利で手じまったわ。

ここからのポジションは難しいですね。
まだリバウンド相場は続くと思うんだけど、
リバウンドの勢いが止まったのでじっくり押し目を待たないと
簡単には利が出ない。

また、うまいこと押し目を拾えてロングできても
いつまた相場が急変するかわかりませんものね。。。

**************************************
昨日のブログで3日の抗日戦勝記念パレードまでは高い可能性について
書きましたが、(今日はそうならなかったので、いきなりハズレ)

今週のイベントではECB理事会が注目との指摘もあるようです。
ECBは量的緩和政策を導入、マイナス金利となっているにもかかわらず、
中国発の金融混乱でユーロ高になっちゃってます。

ECBはユーロ安にしたいんですよね。輸出をサポートしたい。

なのに、中国が元切り下げなぞ実施するからベトナムやカザフスタンも
自国通貨切り下げを実施、新たな通貨安競争勃発となっており、
割を食ったのが、アジアの中では信認が高い通貨である円、
そしてユーロなど、先んじて量的緩和政策を講じて通貨安政策を取ってきた国の通貨。

新たに通貨きり下げに参入した国のほうがフレッシュですので、売られやすい。
先に通貨安政策を導入して売られてきた通貨は、買い戻されちゃうワケね。

政策に新味がない、慣れちゃった、ということで
このままユーロが高くなるようだと、、、、
追加で緩和政策を取るんじゃないの?
って期待が持ち上がってくるってワケです。

大倉キャプテンは否定していましたが、
現実にはやらないにしても、市場が期待することでユーロが売られる、
というような流れが木曜ECB理事会までに強まるかもしれません。
で、やっぱり追加緩和がなくて、失望でまた買戻しでユーロ高。どう?
というようなシナリオもありなんだな~と気が付いた時には
今日、すでにユーロは結構売られて下がってきてる。。。

お、遅かったか・・・・

あきらめずに1.122ドルくらいに売り指値しておこう。。。

~ということは、ユーロ安なので、逆にいうとドル高。

意外と9月利上げの可能性が排除されていないこともあって
ドル円相場が強含む週となるのかもしれません。
ドル円相場は日中120.88円まで下落していましたが
121.40円台まで戻っていますね。
・・・・中国の米債売りで米金利が上昇気味?ってのも影響してるかも??

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そうやってドル円がジワリ上昇するなら、クロス円も上がってもいいんじゃないか、
って思うんだけど、この相場はそういう相関を忘れたほうがいいみたい。

今日は中国が株を買わないとかいうから、豪ドルも売られてるし、
キウイなぞは指標が悪くて、この地合いにあって利下げの思惑が再燃とは。

随分キウイは下げたけど、この環境下で利下げってあるかしらね・・・
NZ政策委員会は9月10日木曜です。
8月NBNZ企業信頼感指数は▲29.1と前回の▲15.3から悪化。
6年5ヶ月ぶりの低水準。キウイは戻り売りかな

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とかなんとか書いていたら、ダウが下げ幅を縮小してきた。
日経平均先物も現在18920円。今日の日経現物18890円より若干高い。
ということで、明日からは上海株も上がって、
また強い相場になるのかもしれません。
(あくまで短期的に、だけど)
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