2016年7月29日金曜日

日銀動きました。ETF増額6兆円(これまで3.3兆円)これだけです!

さあ、ここからどう読みますか?!

http://www.boj.or.jp/announcements/release_2016/k160729a.pdf

ヘリマネヘリマネと騒ぎ過ぎたきらいはありましたが、
満足のいく回答でなかった割りには、下落も限定的でしたよね。

しかし、今日の日銀には並々ならぬ期待とやる気がみなぎっていたと見えて
29日㈮は早朝からドル円相場が大荒れ。誰が何をやっていたんだか。。。

※ドル円5分足チャート

一番大きな変動は日銀発表後でしたが、その前の7:30に105円から103円台へと
急落したり、発表の1時間くらい前からドル円のボラが上がって
103円台から105円台の間2円近くを乱高下(;´Д`)前のめりになりすぎ!!

発表直後は105.59円まで急騰も102.79円まで急落するなどさらにボラが上がって
方向感が見えない値動き。追加緩和のワードに反応し、内容のしょぼさに
一転急落といった値動きだったかと思います。

しかし、その後はじりじりと下値を切り上げる展開。

15:30の黒田総裁の会見でもヘリマネはについての問いには
「財政・金融政策の一体的運営であれば禁じられている」とやんわり否定も、
「ただし、ポリシーミックスは一般的」とも述べた模様。

さらに
「 現在のポリシーミックス、財政ファイナンスでもないしヘリマネとも違う」

ということも述べていますので、現状もヘリマネ政策に近いじゃないか、
という指摘もありますが、現在は異なると。

※ポリシーミックス=政治経済学用語。政策目標を達成するために、
いくつかの政策を組み合わせて同時期に実施すること。
政府の財政出動と日本銀行の追加金融緩和を組み合わせ、ということね。

こうした発言の間合いから何をどう読み解くかは
今夜のYMTVデスマッチで大倉キャプテンに見解を伺います。

ただし、注目すべきは

日銀追加緩和発表文の第5項目。

物価見通しに対する不確実性が高まる。
次回の決定会合で、これまでの金融緩和の下での経済・物価動向や政策効果の総括的な検討を実施する。 議長(日銀総裁)はその準備を執行部に指示。

次回の決定会合は9月です。
これ、9月にはどーーんと追加緩和やるよ。と言っているように聞こえませんか?

物価見通しに対する不確実性、、ということで、インフレ目標2%達成に向けて
これまでの政策効果を総括。もし、総括の結果、達成困難ということとなれば
早期実現に向けて、さらなるインパクトのある追加緩和策が出るかもよ。

って期待させるコメントだよね。
ということで、次回9月に追加緩和期待をつないだともいえます。

これ、日経、ドル円底入れしたとみていいんじゃないでしょうか。
私、日銀の後ドル円を103.20円、ポンド円を135.90円近辺でロングしました。

日経平均は16260円ロング。

ドル円は、ヘリマネ期待の後退で上値は重いかもしれません。
日本株はETF増額、6兆円が下値を支えて上がるんじゃないしょうか。

黒田総裁は会見で
「今後も必要あればETF増額を検討」とも述べています。

Twitterで@Bコミさんが(https://twitter.com/bucomi

一回のETFの買い入れが700億円だったら凄い底支え効果になるよ。
東証の売買代金が2兆円としたら3.5%。
前々から指摘してたけど、仮にフローが6~7割だとしたら相場に与えるインパクトはかなりのものだよね。 今回の追加措置でユニクロの浮動株が加速度的に減るのでそれも楽しみ。


日銀が一回のオペレーションで700億円の買い入れを1週間続けると3500億円。
外国人の大幅売りが来ても逆張り好きの個人投資家との連合軍で防衛できるなw
ちなみに今年、外国人投資家が週に5000億円売り越したのは3回のみ。
pic.twitter.com/jDVaawtOnV

とつぶやかれています。

だよね。

日本株、個別株も引け間際にねらい目をいくつか拾って今週は終了。
任天堂も拾ったけど💦これはちょいと不安。
ファストリのほうが安心かもね。ファストリはブレグジットの時に
やられた嫌な記憶…が(笑)


それから今日はGPIFの2015年度運用実績報告がありました。

GPIF「平成27年度運用状況の概要」
http://www.gpif.go.jp/topics/2016/pdf/0729_unyoujoukyou_gaiyou.pdf

2017年度 5.3兆円の損失、
という部分だけを抜き出してTVが早速街頭インタビュー。
国民の否定的発言のみをピックアップする偏向報道ぶりには呆れますが(;´Д`)

1-3月期の株価下落が響いたんですねぇ・・・。
4-6月期も下げてますので、2016年度のスタートも思いやられる結果で
あろうことには違いないのですが、累積では45兆円プラスです。

発表は15:30頃?でちょうど黒田日銀総裁の記者会見と
重なっていた時間帯だったようです。

それほどマーケットにはインパクトなし。解っていたことですものね。

怖いのが米株。上値が重くなっています。米株が崩れちゃうと
日経も下げちゃうし、ドル円も下げちゃう。
FOMC受けてドル安気味ですが、上がりきらない。

100円割れくらいまではまだ油断できない相場だと思いますが、
まずは日銀リスクを乗り越えられたことを評価してのロングです。

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2016年7月28日木曜日

7月FOMC,予想通り利上げなし。

最初、ドル円が106.05円までスルスル上がってきたので
おお~っドル高に動くか?と思わせたのですが、
元の値位置に戻ってきています。

今みんな必死で声明を翻訳してるんでしょう~

米景気見通しへの短期リスクは後退した
米雇用は強化された、とか米経済活動は緩やかに拡大などの文言は
6月から上方修正ですが、それほど強い言葉でもない。

9対1で据え置き決定
カンザスシティー連銀総裁がひとり利上げ票を投じた模様。

まーこの後隅々まで声明文を精査して神経質に動くのでしょうけれど
今の値動き見てるとただただ迷っているだけって感じなので
あまり大きな動きにはならずに終わりそうです。

やっぱり本丸は29日金曜の日銀でしょう。

しかし、今日27日水曜日の東京市場のメディアの観測報道合戦はひどかった・・

ドル円相場も日経平均も、メディア報道に一喜一憂する目まぐるしい展開。

まずお昼近くに、WSJが
日本政府、景気対策で50年債の発行を検討していると報道。
ドル円相場が106.50円台まで急騰。
同時に、今日午後安倍総理大臣が経済対策の事業規模が27兆円となることを
公表するとの報道も材料視されました。

この報道をうけて日経平均は16800円を回復する場面がみられましたが、
この水準は価格帯別出来高で商いが膨らんでいるところであることや
報道の真偽も不明なのに買い上げられないわよね。。。ということで
438円高までで上昇ストップ。


その直後、ロイターが財務省幹部のコメントとして
50年債発行検討の事実はないとしていると報道したことで
ドル円相場が105.40円まで1円近く急落するなど乱高下。
結局日経平均は281円78銭高1万6664円82銭で取引を終了しています。

午後に入って、安倍総理が福岡の講演で来週取りまとめる経済対策は
「財政措置13兆円、事業規模28兆円超」と表明。
これで再度、ドル円相場が上昇する局面がありましたが、
FOMC控えて方向性が出ず、105円台でもみ合い入り。

しかし、WSJやロイターや先週のBBCもそうだけど、
今週は日経新聞まで、さまざまな観測記事で相場をかく乱しています。
こんな値動きは今日に始まったことではないですよね。

ブルームバーグのリサーチでは日銀が今週29日開く金融政策決定会合で
追加緩和に踏み切るとの見方が、異次元緩和導入以降の過去最高の
80%にも達していることから、日銀が市場の期待に応えなかった場合の
急落に警戒する声も出てきていますが、、、、ブルームバーグか。。。
あんまり市場の期待値を高めないでほしいわよね(;'∀')

しっかし、50年債かぁ・・・。50年後生きてるかな??(笑)
半永久債に近いということで、ヘリマネ議論にカテゴライズでされる??
ということで、今日はドル円が吹っ飛んだんだと思いますが、
真偽不明ですし、財務相筋は否定してるし、
一体何がホントかワカリマセン。

経済対策28兆円ってのも、真水部分は…13兆ってことでいいの??
でもどのくらいの期間かしら・・・。
安倍総理は来週明らかにするとしていますので
これもまだ確定じゃないのよね。

ということで、結局は日銀会合当日まではよくわかりません~。
財政出動も来週にならないとわかんないってことかな。

あ、ブログ書いているうちに今度は一転ドル安来てます。

と言ってもドル円は105.50円台に行って来いでノーイベントレベルですが
金が吹き上がっていますね。それからなぜかポンドドルが強い!\(^_^)/
私のポン様Lは報われるでしょうか?!

ユーロドルは初動で下げて、現在リバース中。
ただしこれもドル円と同じで、結局は何もなかったのと同レベルで
終わりそうな感じ。

そしてダウは初動で下げて、これもリバース中。

最初タカ派的?と受け止めてドル高になったものの、
声明文全体を精査するうちに、ハト派じゃん、これ、、、という
見解に寄りつつあるということか。

なにより金の値動き見れば、利上げはかなり先だってことじゃないかな。

金と原油ドル建てCFDでロングしました。
1328ドル、42.03ドル

*****************

昨日英国MPC金融政策委員会のウィール委員が、
早期に金融刺激策を講じることを支持する意向を示唆したことで
今日はポンドの上値が重かったんだけど、

第2・四半期のGDP国内総生産速報値は前期比0.6%増となり、
伸び率は第1・四半期の0.4%から加速。
工業生産が1999年以来の大幅な伸びとなったことが寄与。

前年比では2.2%増となり、今年に入ってから最も高い伸びとなったほか、
予想の2.0%増も上回っていますが、発表になったう夕刻、
FOMCを控えているせいか、ポンドはあまり動きませんでした。

夕方のGDPの好結果をFOMCが思ったよりタカ派的で
なかったことに安心して今頃織り込みに来ているのかな。

FOMC声明は朝には整理されているでしょう。
現時点では全容はわからないのですが・・・。

おやすみ~

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2016年7月27日水曜日

29日の日銀を前に随分早々とポジション調整が入っているわね。。。

と思ったら。

財務相、、、おっと、政府が、第2次補正予算を策定中ですが、
随分拍子抜けのずっこけ報道があったようです。

26 日政府が検討中の経済対策における 2016 年度第 2 次補正予算への
計上額は2 兆円程度に止まる見通し~と通信社が報道。

熊本復興基金を創設=農産物輸出、観光振興でインフラ整備-経済対策案
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072600382&g=keq
 
はあ2兆円?! 20兆円の間違いじゃないの・・・

少なくとも市場は10兆円がコンセンサス。
一部には大胆に20兆行くんじゃないのって期待もあるくらい。

それが期待値の半分以下ってありえないでしょ。

さすがに2兆では政府(官邸)も納得できないということで
おそらく揉めに揉め・・じゃなくて練りに練って
財政支出6兆円に増額で落ち着いたようですが・・・それでもしょぼい。

経済対策、財政支出6兆円に増額 政府が骨格

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H7G_V20C16A7EE8000/

失望が日本株売り、ドル円売りにつながったとみていいでしょう。

ヘリマネ期待が盛り上がる中、財政支出を渋るなんて・・・

やるときにはドンとやらないと効かないと思います。
ここでバランスシートがどうとか、財政健全化がどうとか言ってたら
また日本市場は海外勢に格好の売り材料を与えるだけだと思うんだけど・・・

おまけに、財務大臣麻生さんが日銀に丸投げ的な発言をしたことで
ドル円急落。これが日本株市場の下落につながりました。

円全面高、麻生財務相発言で景気刺激策の期待後退-対ドル104円前半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-26/OAWDY36JTSEE01

この記事だと、財務相は当初真水3兆円案を示していたと書かれていますが、
2兆とか3兆とか、、、今の市場の期待値、知ってます?という感じ。。。

官邸と財務相の熾烈な戦い、、、というか押し問答に嫌気がさす
海外勢もあるでしょう。こりゃダメだ、と資金撤退。これが今日の下落の真相。

まだ日銀トレードは始まっていませんが、先が思いやられる。。。。

ということで今日26日㈫の日経平均は 16383.04 ▼237.25
ドル円相場は一時103.98円まで円高ドル安が進みました。

でも、私、まだドル円と日経平均の買い目線変えてません。
真水6兆に失望しても、意外と底堅い印象。
現在ナイトセッション日経平均先物は+100 16440 現物市場より高い。
まだまだ日銀に向けてどちらに織り込むかわかりません。
(ちなみに今夜のダウは▼36 18450ドル近辺。上値が重いですが・・・)

今日は買ってないんだけど、、、日銀失望で売られることがあれば買う所存。

今日は0.7485ドルで豪ドルをロング。

鉄鉱石市場が意外と腰が強いのと、米株高でリスクオンムードなので
豪ドル辺りが来るんじゃないかと思っていたところに思わぬ急伸。

今日の上昇は正直、はっきりとした理由はなく、意味不明なんだけど、
こんな記事が。。。明日27日が豪CPI発表なのね。

シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル上昇、豪CPIを注視
http://jp.reuters.com/article/idJPL4N1AC2FC

ポンドドルLも継続。なかなか上がりきらないのでイライラしちゃう。

今日のドル円、日経下落で悲観に傾いた向きも多い可能性。
確かに日銀ゼロ回答なら100円くらいまで下がる可能性はあるけど・・・。
そこを拾いたいかな。。。年前半20円も下げた相場。
ソフトバンクのM&Aによる実弾もサポートしているかと思います。

ポンドはワカリマセン(;'∀')ロングは報われるかな??

まずは明日のFOMC.ドルがどちらに加速するかにかかっています。

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2016年7月26日火曜日

今夜はダウが100ドルを超える下落。

今週はFOMCと日銀というイベントが金融市場にとっては
リスクイベントにもなり得るということで、ポジション調整かな。
つまり、これまで買ってきて利益が出ている向きの利益確定が出ている。

CMEのフェドウォッチによると
7月今週のFOMCでの利上げの可能性はほぼゼロですが(2%程度)
12月の利上げ確率は56%と、前週末の48%から上昇。
 9月の利上げ確率は20%から26%に、
2017年6月は63%から71%にそれぞれ上昇しています。

今週のFOMCでの声明が注目される展開。
タカ派的であれば、米株は大きく崩れるであろうという値動きが
先取りで始まっているともいえます。
だからこそ、現実にはタカ派的なトーンにはならないと思うのだけれど。。。

このダウの調整につれ安でしょうか、ドル円相場も105円台へ。

今週はボラティリティも高まるでしょうから、この程度の下落は想定内。
と言いますか、市場には今週の日銀の追加緩和への期待が80%にも登るようです。

過去最高の8割が追加緩和予想、問われる本気度-日銀サーベイ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-24/OAPILV6KLVR501

何もなければ円高が進むとの見方が多い…

そうですので、そのリスクにも備えておかなくては、、という値動きが
今から始まっているともいえるということです。

中には緩和をやってもやらなくても円高、という指摘もあって
それじゃぁ、まるで4月の悪夢の再来じゃないか、ということになりますが、
同じパターンがそんなに繰り返されるもんかしら。。。💦

嫌な予感と共に、先週まであれほど湧いていた任天堂株が
週明け月曜はストップ安(任天堂がポケモンGOの収益への影響は限定的
だと22日夜に発表したため)

市場全体のセンチメントを冷やす結果に。

さあ、嫌な週明けです。

円高にかけてショートするか。
FOMC,日銀イベントの円高局面を逆に拾うか。

私は後者です。

先週までのトレードでポジションはすべてなくなっていますが、
今日になってまたしてもポンドドルに手を出しています。
(もう手を出さないと書きましたが、心変わり)
コストは1.3130.

理由は至極単純で、ショートがたまりすぎでしょ。
7/19現在ポンドドルの売り越し残は前週比で+14.319枚。
ショート残高は74.386枚にも上ります。たぶんこれ過去最高水準。

みーんなポンド売ってます、はやりのトレードなのね。

ヘッジファンド、英ポンド一段安に備える

http://jp.wsj.com/articles/SB10352986937800543568904582198152340368624

最後の一文、ショートスクイーズが非常に起きやすい状態になっている
というのが、ポンドロングの最大の理由なんだけど、、、

意外と今週のFOMC声明がハト派的になるならばドル安ポンド高、
って線もあり得るかな?という思いもないわけではない。

それほど大きなポジションじゃありません。
先週のPMI悪化で、嫌気がさしていたところですが
そうやって距離を置くと、その後に思った方向に動き出す、
ってことがよくあるので、そうならないようにちょっとだけ
ポジション持っておこうというだけのことです。

ソフトバンクのARMの買収もあり、英国投資はむしろ逆張りで
いい機会だ、という機運でも高まれば、このポンド安は好機。

ということにならないかしらん。

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2016年7月25日月曜日

ポン様はやっぱ下がるんですか…。
皆が下(1.15~1.20ドルまで下がると)見てるし、
8月には確実に利下げされることが分かっているにもかかわらず
意外に下げ渋っていることから、、、
ひょっとしたら何かをきっかけに踏み上げ相場に発展して上昇するんじゃないか、
って思っていたりしたんだけど、英PMIの数字が悪化していたことを材料に
激下がり…。

※7月の英購買担当者景気指数(PMI)速報値

総合指数 47.7 (6月52.4)2009年4月以来の低水準


サービス部門PMIは47.4 (6月52.3)1996年の統計開始以来最大の落込み
                   2009年3月以来の低水準

製造業PMI 49.1 (6月52.1) 2013年2月以来の低水準

ブレグジット以降の企業活動が急速に縮小していることが示されたようです。
ポン様上がるかも~と、ロングしていたんだけど、ロスカット( ;∀;)

もう~しばらく手を出しません"(-""-)"

利下げ織り込んでなお下値が固いと思って買ってみたんだけど
今後の景況感悪化が確認される指標が出る度に下がるという
パターンで1.20を目指すのかもしれません。。。
しかし、これだけショートがたまっているのに、
ここから売る気にもなりませんし、、、

ソフトバンクの3.3兆円のM&Aの話も、どこまでポンド円を
押し上げるネタなのか、、、私はソフトバンクのM&A玉期待は
過度に持つべからずと思ってはいたのですが、
結局ポンド円も140円から上は重いですね。


それから、ユーロが下がったのはドイツミュンヘンのテロでしょうか。
21日木曜のECB理事会は政策変更なしで値動きも限定的でしたが、
どうやら9月緩和の思惑も広がり出している模様。



※21日ECB理事会 現状維持

ECBが次に経済見通しを修正するタイミングは9月。
ユーロ圏の成長率が下方修正されることが見込まれる中、
ドラギ総裁は「必要ならあらゆる措置を講じる」と述べており、
追加緩和に含みを持たせていることから9月緩和説濃厚に。

しかし、こんな見方もあって、追加緩和期待でのユーロ下落というのは
まだ織り込まれてはいないと思うわ。

ECB政策委、9月会合でのQE変更の緊急性認識せず-関係者

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-22/OAPV2J6KLVRQ01

週末22日金曜のユーロ下落はどちらかというと、テロですね。

ドル指数約4カ月ぶり高水準、ミュンヘン乱射事件受けユーロ下落=NY市場

http://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKCN1022LT

思うに、現在7月の雇用統計が予想を上回る内容だったことや
住宅系指標が好調なことなどを受けて過度な悲観が後退し、
ジワリと年内利上げ観測が織り込まれ始める中で
じりじりと米債利回りが反転上昇してドル高になっていますよね。

あまりにドル高が進行しちゃうと、米国はまた、
利上げを警戒する可能性が出てきちゃうんじゃないかな。

ドル高のせいで米国製造業PMIってすごく落ち込んでいたでしょ。
だから米大統領選挙で、トランプ候補はドル高是正を繰り返し発言して
米国製造業をサポートしていたわけ。
だから2月の上海G20はドル高是正の裏合意があったんじゃないか、
と言われているわけ。
製造業PMIは50が好況、不況の分かれ目、分水嶺ですが
2015年11月から2016年2月まで4か月間も50を下回っていました。
3月以降再び50を回復して基調が改善傾向なのは明らかに
ドル高が是正されて、ドル安になったからでしょう。

これが、またジワリとドル高傾向になってきた。。。

利上げの可能性を織り込んだり後退させたりしながら
ドルが動くのは当然のことですし、ブレがあっても仕方が
ないと思いますが、欧州のテロによるユーロ安で
自ずとドルが上がってしまうってことになると、、、、(;´・ω・)

ユーロの行方も米国利上げを占う重要なファクターです。
そういう意味では、ECBも追加緩和なんかしにくいのかも
しれませんね。(2月のドル高是正合意があったとするなら)
9月緩和ってのもどうだろうか…。

また、テロでユーロ売りというパターンは繰り返されるのかどうか
この点にも注意しておく必要がありそうです。

今週はFOMC。
7月今回のFOMCでの利上げはほぼゼロですが、
9月の可能性を織り込む向きがあります。
声明がどのようなトーンになるのかがポイント。

まあ、利上げという政策変更が見込まれていない分、
それほど大きな値動きはないと思われていますので
個人的にはFOMCで思ったよりハト派?というような声明がでて
ドル円が下がれば、買ってみたいという気分。

ただし、今週のドル円相場のメインイベントはその後の
日銀の金融政策決定会合です。
FOMCトレードはやるべからずでしょうか。

****************************

では日銀。

金曜日ですし、今週木曜までの間にも
いろいろな観測が出てくることと思います。

現在は黒田総裁がヘリマネに言及があるかどうか、という点に
注目が集まっていますが、日銀トレードも
直前までにドル円がどのようにその思惑を織り込んでいくかで
変わってきますので、今、バイアスかけて予想するのは
避けたいと思っております。

テクニカル的には今年の2月とブレグジット後の100円割れが
Wボトムとなっていますので、ここまで下げて下げ止まれば
トリプルボトム。ここを割るとえらいことですが、
割らないで反発するんじゃないかと思っているんだけど、
今週のリスクで100円割れが再びあれば、そこでは
買ってみたいとぼんやり思っているのですが・・・

今週も頑張りましょう~

あ、
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2016年7月22日金曜日

黒田さん、、、
わざわざ否定することないのに。
黙っておけばマーケットが崩れることもないし、
否定するにしても、日銀会合の時でいいと思うわ~
なにも、何でもないタイミングで明確な否定をしなくても(;'∀')

ヘリコプターマネー、必要も可能性もない━黒田日銀総裁=BBC
http://jp.reuters.com/article/boj-kuroda-bbc-idJPKCN10110Q

 
昨日21日木曜のBBC放送で、このコメントが材料となって
ドル円、クロス円、日経先物急落となっちゃった。

この時期にヘリマネ否定発言をわざわざ放送するかぁ…
BBC側にも何らかの意図があるのかもしれませんが、
(4月はブルームバーグの日高記者ね)
ヘリマネについて黒田さんの見解が明らかになるのは日銀会合当日かと
思い込んでいたマーケットにとっては、突然梯子を外された格好。

日銀会合前なら、ロングポジションを手仕舞って、万が一の
「ヘリマネ否定のリスク」に備えられたでしょうに、
どうでもいい木曜夕方のタイミングで下がり出したので
私もドル円と日経平均、やられちゃいました。
さっさと値幅取りしてやめておけばよかったですね。
コストで軒並み刈られました。大きな損ではないですががっかり…。

106.28L 高値107.48円 →105.41円まで急落
16650円L 高値 16700円台 →16400円台へ下落(意外と下げてない)
18560ドルL 高値18631ドル →18500ドルへ再下落(黒田さん関係ないか?)

そもそも今週週初は、リスクポジションはすべて手仕舞おう!と
決めて、実際に手仕舞ったんだけど、まだまだ上がりそう??と
我慢できなくて再エントリーしたらコレよ(笑)

こういうポジポジ病パターン、何度も経験してきたはずなのに
またやっちゃったわぁ~(反省)

さてここからです。

よくよく調べてみると、この黒田さんの発言って「6月」のもの。

黒田日銀総裁、ヘリコプターマネー不要と6月に発言-BBCラジオ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-21/OAO1L26S972I01


先週のバーナンキ氏訪問以降の発言じゃないんです。

これは、メディアが勝手に6月17日時点の発言を7月21日に放送した、
ってだけの話で、6月17日以降、黒田さんがどのように心変わりしたかは
わかりません。7月11日にはバーナンキ氏に会ったりしているわけです。

この事実が明らかになったからではないでしょうか、思ったより下げません。

参院選後、バーナンキ氏ら来日してからドル円相場は7円程度上がったわけですが
これがわずか2円ほど高値から修正されただけです。

もし、本当のヘリマネ否定ならもっと下がっているでしょう。
まだ、完全否定かどうかわからない、ということなんじゃないでしょうか。

今、黒田さんが何を考えているのかは、まだわからない、ってこと。

ということで、意外とこれがいい押し目となって上がるかもしれない、
とみています。まずは日銀まででしょうかねぇ。。(ここからは買わないけど)

仮にヘリマネがなくても、今年のドル円相場が再び100円割れとなるような
大きな下落になるってことはないんじゃないかなぁ、、、
いや、もし日銀で黒田さんがヘリマネについてつれない態度をとって、
ドル円が再び100円割れたらそのあたりが今年の底なんじゃないのかな、
って思っています。ぼんやり・・


それから昨日はポンドドルを1.3202ドルで買うという
余計なことをしています(;'∀')

どうもポンドは上がる気がしてならないのよねぇ。。。
1.3150ドル割れて撤退予定。

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2016年7月21日木曜日

つ、強い・・・

20日水曜日の日経平均株価はさすがに7営業日ぶりに反落も
一時は170円安くらいまで下げていたのが、引けてみれば41円42銭安。
16681.89円で取引終了。その後のナイトセッションでは現在(AM2:00)
+120の16810円で推移しています。

今夜のダウ平均もさらに上昇してます。
現在+41.40 18600.45ドル

今日の日経が7日ぶり反落というのも昨日までの6日続伸で
1600円あまり上昇し、短期的な過熱感の高まりに対する警戒感が
出ていたことは否めませんが、その後欧州時間~NY時間にかけて
さらに下げた分取り戻して上昇しているっていうんだから、
海外勢が拾ってるわけよね。ヘリマネ期待でラリーってことです。
これがどこまで継続するか、、、日銀までか・・・それとも・・・


夕刻欧州時間に、ダウ先が上昇し始めたことに連れてドル円、日経先物が
上昇しそうだったので、再度ドル円を106.28円、日経平均を16650円台でロング。
ダウ平均も18560ドルで買ってみました💦ポジポジ病ですね(笑)

あんまり長く引っ張るつもりはないですが(高値で参入しちゃったので)
来週の日銀会合に向けてはもう少し高値トライがあるのかな、、という
センチメント。それを黙って見ていることができませんでした。。。。


どうなることやらの再参入、これも来週のFOMC、日銀前までの
短期ポジションかなと思っております。ご報告まで。

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2016年7月20日水曜日

ソフトバンクのポンド買いがすでに出ちゃったのか、まだ残っているのか
市場関係者らのポンド円への注目は並々ならぬものがありますが
このリスクオン継続のセンチメントの中にあって
意外に上がらないところを見ると、、、
あんまり期待しないほうがよさそうですね。
ARM買収は95%がドル建てベースとの報道もあるようです。
つまりポンド買いは出ない??だとすると、むしろドル円上昇か?

そうじゃなくてもポンドを強気で見ていたんだけど、
どうも思ったような値動きにならないので、ポンドLは撤退。

というか、ユーロ円もドル円も上値が重くなってきて
レンジに入ったようですので、本日夕刻、全てのリスクポジションを閉じました。

そもそも今週中はどこかで一度ポジション整理するつもりでしたが
もうちょっと高値があってから。。。と思っていたのですが(;^_^A

やめとく・・・。

ドル円104円台Lは106円近辺で、ユーロ円115円台Lは117円近辺でカット。
ポンドドル1.3236ドルLは1.3200割れで…これはロスカット。

ポンドは夕刻発表のCPI消費者物価指数でインフレ率が予想を上回る伸びだった
にもかかわらず、弱含みのままだったので、見込みがないなぁと。

※英6月CPI 前年同月比 +0.5%(予想+0.4% 5月+0.3%)
      コアインフレ率+1.4%

欧州大陸行きの航空運賃が上昇したことが背景のようです。
航空運賃が前月比+11%(サッカーの試合が原因のようです)
だから、一時的要因である可能性が強いのと。
なんといってもこのCPI集計、ブレグジット前だったということで
その影響は全く加味されていないということで反応薄だったのかも。

今日は、英国ネタではネガティブなものもいくつかあって。。。

※国際通貨基金(IMF)世界経済見通し改訂版で、
「2017年の英国成長率予想1.3%に下方修正(従来2.2%)」

(2016年世界成長見通しも従来の3.2%から3.1%へ下方修正。
 2017年見通しも従来の3.5%から3.4%へ下方修正。英国だけじゃないんだけど)

※米格付け会社ムーディーズは英国格付けは、
 欧州連合(EU)離脱が下方圧力となると指摘。

※ウィール英MPC委員
「8月に利下げを支持するかまだわからない」
「早期の利下げは必要ない、正当性が確保できるまでまつべき」
このコメントは、早期利下げの思惑後退につながるかな?とも思ったの
ですが、それにしても今日のポンドは冴えなかった。
ロングは分が悪い・・・。

ドル円は意外としっかりしている印象ですが
(ソフトバンクのARM買収95%がドルベースの報道が正しいなら
むしろドル円を買っている可能性もあるよね)

それでも一目の雲にぶつかる水準だし、55SMAにぶつかってるし
一度押し目を作る局面かもしれません。米株に調整があればなおさら。

ということで、一度ゼロに戻って、再度下がったところを狙います。
ドル円、クロス円を売るつもりはありません…。
大底はつけた可能性が高いと思うので。

ポンドはわからん~上だと思うけど、まだ日柄が必要なのかな。。

あ、今夜の米国の

6月住宅着工件数、強かったですね。
前月比+4.8%の118.9万戸(予想116.5万戸を上回る)2月来の高水準

住宅建設許可件数 
前月比+1.5%の115.3万戸(予想115.0万戸を上回る)

こうした堅調な指標、堅調な米株を受けて
来週のFOMCでさすがに利上げはないでしょうけれど
タカ派的トーンの声明に傾けば、利上げ織り込みが強まって
ドル高、米株調整という流れになるリスクはあると思います。
この場合のドル高は、米株安での円高と相殺されちゃう可能性が強く、
ドル円はあまり上がらない、、、むしろ下がるかも。って予想。

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2016年7月18日月曜日

週末のトルコのクーデーターにはびっくりしました。。。

2016年はホント、いろいろ起こりすぎ。
バングラディッシュやフランスなどISや過激派によるテロも
世界中で多発しています。

オランダ・ハーグの仲裁裁判所は中国が独自に主張する境界線について
国際法上の根拠がないとする判決を出しましたが、中国はこれに反発、
ますます実効支配を強める構え。
南シナ海に海上浮揚式原発を20基建設し、周辺海域の効率的な支配を
推進すると発表、緊張はますます高まる恐れがあります。

こうした緊張が高まる中、NY株式市場でダウ平均は史上最高値を更新
しており、日本株市場、ドル円相場もヘリマネ期待で上昇期待が強まっています。

週末のトルコの軍部によるクーデター勃発でNY市場クローズにかけては
米株の上げ幅縮小、ドル円、クロス円下落、トルコリラ急落と
いやな引け味となり、週明けからのマーケットに不安を残しましたが
クーデターは週末のうちに制圧された模様で
週明けの為替市場にそれほど大きな混乱はありませんでした。

つまり、クーデーターショックはほぼノーイベント化。なかったことに。
トルコリラ円だけは。。。急落前の水準には戻れませんが(;^_^A

参考※トルコクーデーター報道受けてのNY安値

ドル円104.61円 
ユーロドル1.1023ドル
ユーロ円115.47円
ポンドドル1.3130
ポンド円 137.81円
トルコリラ円 35.45円

トルコ、クーデターを鎮圧 265人死亡 軍人2839人を拘束
http://www.afpbb.com/articles/-/3094261

現在の金融市場は、こうしたテロやクーデーター騒動にも
それほど動揺しない地合いになってきているようですが、
しかし中国の動向は気がかりで、中国でのクーデーターなどがあれば
その影響は甚大かと思っています。また、中国と他国との軍事的衝突
などもやはり影響は大きいでしょう。この点は2016年後半留意しておきたいところ
ですが、ひとまず、トルコを材料にした売りは一時的なもので収まりました。

では、今週、ここからリスクオン継続でいいでしょうか。

まだ、リスクポジションは保有しています。
もう少し、上値を追う展開が続くと思っているからですが、
さすがに、ヘリコプターマネー期待での買いは日銀会合までかと
思いますし、もしその前のFOMCで少しでもタカ派的トーンの声明となれば
史上最高値を更新してもみ合っている米株が、調整を強いられる可能性は
大きく、来週のFOMC,日銀に向けての高値では手仕舞いたいと思うの。
そして、また買いなおす戦略ね。

ショートしようとは思わないんだけど、ロングはそろそろ利食いの局面かな。

中央銀行が市場に資金供給する場合、市場(銀行)から国債その他の資産を
買い入れることで、同額の資金を市場(市中銀行の当座預金)に供給します。
日銀のバランスシート上では債務増加となるわけです。
債務ですから必ず償還期限がきますね。
しかし、ヘリマネというのは
市中銀行だけでなく政府にも中央銀行の口座を取得させて、
無制限に資金供給をする、、、
償還期限のない永久国債を発行してそれを日銀が買い入れるなどの
資金供給をすることが予想されており、中央銀行の債務が増加するということ。

菅官房長官は赤字国債は発行する予定はないと否定しているほか、
リフレ派の浜田宏一内閣官房参与もインフレに火が付くと
歯止めが利かなくなる恐れがあるとして表向きには反対しています。

ただし、浜田氏は「財政と金融政策を近いタイミングで発動し、
協力するような政策が、1度か2度行われてもよいと思う」と話しており、
この発言は広義ではヘリマネの一つのバリエーションと受け止めることも
できるとしており、市場のヘリマネ期待はまだ消えていません。

しかし、7月の日銀の金融政策決定会合で導入するかというと
それにはちょっと時間がなさすぎかなぁと思いますし、
市場との対話という意味では、黒田さんの口から一度
ヘリマネは議題に上がっている、とか、考えなくもない、とか
何らかのメッセージが一度発せられてからだろうなぁ、という気がします。

7月の会合で、それを匂わせるだけで上昇は継続する、と
大倉キャプテンは指摘していましたが、このまま上昇継続となるか、
一度くらい下がる局面があるか、、、、

どちらにしても、最終的には上昇すると思っているので
今週から来週一度利食っても、下がったらまたリスク資産は買おうと
思っています。現在はまだロング保有中。

また、このところFOMC関係者が比較的タカ派的な発言に傾いています。

アトランタ連銀のロックハート総裁は景気指標次第としながらも
「年内に2回の利上げを想定している」と述べたほか、
セントルイス連銀のブラード総裁も、
ブレグジット・ショックが起こる以前には、
年内に1回利上げで18年末まで据え置きと発言していたのに
先週はブレグジットが米国経済にもたらす影響はゼロと述べるなど
発言のトーンが変わっています。

なんかね、ブレグジット直後にトランプ候補の支持率が低下して
大統領選挙はクリントンで決まりか、というムードに傾いたんだけど
インディアナ州のペンス知事を党の正副大統領候補として正式に指名
したことで、再びトランプショーが盛り上がってきたみたいで
まだまだ大統領選挙もどうなるかわからないみたいね。

で、もし、11月の大統領選挙の結果、トランプ大統領誕生となれば
その後は利上げがやりにくい、、
(引き締め反対!FRB解体だ!とか言ってます、トランプさん)
ということで、大統領選の前に利上げをするんじゃないか、という
思惑が出始めており、だとすると9月利上げ説がこれから濃厚と
なってくるかもしれません。

その場合、ドル高でしょうけれど、米株は下がるでしょうから
ドル円がどう動くのかは難しいんだけど、、、

利上げの折り込みが低下したままなので、今後再燃してくるかどうかにも
注目しておきたいと思います。


米共和党大会18日開会 トランプ氏を正式に指名へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160718/k100.00105996910html
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トルコクーデーターが影響したんでしょうか、週末㈮には
ポンドも大きく売られました。1.3130ドルまで安値がありました。

この夏には利下げすることが織り込まれてもなお、下値が固いので
下がったら買ってみたいと思っていたところですので
ポンドドルを1.3236ドルでロングしてみました…。
1.31ドル台で拾いたいと思っていたんだけど、そこまで下がった時間には
寝てましたよ…。ということで、週明け下げ止まったことを確認してからの
ロングですので、少し高値買いになりますが、、、どうなりますか。

米ドル利上げ観測が強まってくれば、ポンドも上値が重いかと
思われますので、なかなか上がってくれないかもしれません。
やはりしばらくは1.31~1.35辺りのレンジかなぁ。。。

ポンド円に関してはソフトバンクの英企業の買収が話題。

ソフトバンク、ARM買収を正式発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1010766.html

およそ3.3兆円もの英企業買収ということで、ポンドを買う可能性が?!
だとするとすさまじい規模のポンド買いが出るってことになります。

いや~でもこの発表前にポンド買っちゃってるかもしれませんね。
かなりポンドが下がった時に一気に買ったとか?
スプリント買収の時にドル円が2~3円動いたということもあって
期待はありますが、孫さんのことだから、発表後にポンド買いするってことは
無いのかなぁ、というのが今のところの関係者談。

個人的にはこんな金額でまた企業買収しちゃって大丈夫なのかな??
って気がするんだけど・・・ソフトバンクって日経平均寄与度高いので
頑張ってほしいですけれどね。。。
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NZは8月利下げが濃厚かな・・・?!
今日18日に発表された
4-6月期NZ消費者物価指数(CPI)前期比0.4%上昇(予想0.5%上昇)

予想を下回りました。21日に最新の経済見通しを発表するとしていますが
インフレ率も低いとなれば利下げするんじゃないの?って思惑が出ちゃうよね。
まずは今週21日の経済見通しに注目ですが、キウイは調整入り局面かも。

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2016年7月15日金曜日

英国、利下げしませんでしたね~。

ま、もともとカーニー総裁は7月の会合で暫定評価を行って、
8月に包括的評価を行うと述べていましたので、
8月利下げというのがコンセンサスでしたが、
マーケットが前のめりに7月利下げ説もある、と騒ぎだしていたのよね。
だから一部関係者は7月利下げを見込んでいたということでしょうか。
利下げがなかったことで、ポンドが急伸しました。

ポンドドルは1.3240から1.3470まで
ポンド円は139円台から141円台まで上昇。
その後ポンド円は143.20円台まで値を飛ばしていますが、
足元では上値が重くなってきています。

※7/14 BOE英金融政策委員会 

・9人のメンバーのうち0.25%利下げを支持したのは1人(ブリハ委員)だけ
・議事録では「委員の大半」が8月の金融緩和を予想

市場関係者らは8月利下げを予想 
0.25%利下げと資産購入の再開、セットか?!

また再度11月に利下げし年内にゼロ金利予想。


ポンドドルは1.35ドルを上抜けてこないと強気転換はできませんが
1.3150~1.3500ドルでのレンジになるんじゃないかな。

利下げと資産購入が予想されているにもかかわらず、下げないということは
それを織り込んでしまって下値が固いということでもあります。
ただ、利下げすることが分かっていてどんどん買う向きもないでしょうから
動きにくく、膠着相場入り・・・・って感じかな。

私は基本的に、上を見ています。
だって、十分に下げましたし、さらに利下げするとアナウンスされているのに下げないし、
皆が1.20ドルくらいまで下げると一致した予想になっているし。
こんな時は上がる…と思ってますので(自信はないけど)
1.31ドル台に落ちて来たらポンドを買ってみようと思います。

あ、昨日は政策金利発表直前にポンドロングポジションは全部手仕舞いました。
昨日の値動きだと、そのまま保有していればさらに利益だったのですが(;'∀')

再度買い場狙い。ただし今日は上値が重いので、高値追いはしません。。。

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なんと、ドル円相場は今日15日㈮夕方 106.31円まで円安ドル高が進みました。

105円は重いとか、106円は節目だとか上値は追いにくいという情報があふれる中
意外と簡単に上がっていきましたね。このレベルって、ブレグジット前の高値と
ほぼ面合わせです。ブレグジットショックで下げた分はおおよそ取り戻した格好。

輸出の売りとかやれやれの戻り待ち売りなどをこなして、
今週11日㈪からわずか5日間の上昇で6円くらいあっさり取り戻したわけですが
その強さの背景にあるのが、「ヘリマネ期待」

ブルームバーグは、駐スイス大使の本田悦朗氏が4月に訪米した際、
バーナンキ前FRB議長と永久債の発行について議論したと伝えています。

永久国債の発行にバーナンキ氏が言及-本田悦朗氏の4月訪米時に
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-14/OAA6J96JIJVB01

ま、またブルームバーグですか?!💦

つい、記者ネームを確認しちゃったわ。(日高記者じゃないみたいね)

4月の日銀会合の前の週に、日高記者が書いた日銀追加緩和の観測記事で
マーケットが大いに盛り上がって上昇したことで、4月日銀が何もしなかったのに
暴落したことは記憶に新しいので・・・。

しかし、このヘリマネ期待も、やり過ぎの感。
日銀会合までは期待で上がるかもしれませんが、
日銀が期待に応えなかった場合、
また大きな下落となる可能性は否定できません。
日銀会合前にはリスクポジション、整理しようと思っています。


また、米利上げ観測が少しづつテーマになってきました。
ロックハート・アトランタ連銀総裁は
年内に1回か2回の利上げの可能性を指摘。

CMEのFEDウォッチは、年内までの利上げ確率が4割近くにまで回復。
年内利上げ無理かも~とかむしろ利下げかも~という過度な悲観は
修正されつつあります。

これも、米金利上昇似つなっていて、ドル円上昇を支援しています。
また、米株が堅調なので、債券から株で資金移動があるようで、
債券価格が下がり、債券利回りが上昇傾向となってきました。

7月FOMC会合で、年内の利上げについての思惑がどのように変化するか、
この点にも注目で、その意味ではFOMC前にはリスクポジションを整理したほうがいい。

つまり、ドル円ロングもユーロ円ロングも個別株ロングも
来週のどこかで手仕舞ったほうがいい。

ということね。

今はまだドル円、ユーロ円、個別株はロング継続です。

***********************************

RBNZ,NZ準備銀行が来週21日木曜日に最新の経済見通しを示すことを発表して
キウイドルが売られています。

次回の中銀会合は8月11日の予定なのですが、それまでに時間が空きすぎるから、ですって!

今月7日にはRBNZのスペンサー副総裁は住宅市場の不均衡拡大に懸念を示し
「一段の利下げは、金融安定へのリスクをもたらす可能性がある」
との見解を示しました。NZドルは利下げ思惑の後退から買われていたのですが、
この経済見通し発表の報道をうけて、NZは利下げするんじゃないか、って
思惑が広がっている模様。

来週18日月曜日にはNZの4-6月期 CPI四半期消費者物価が発表されるのですが
ここでのインフレ率が注目となりますね。
どうもインフレが弱いと予想されているようです。
ちなみに前期CPIは+0.2%

来週はキウイドルにも注目ね。
利下げ期待後退で、上昇する通貨として注目していたのですが、
突然の利下げ思惑拡大に驚いております・・・。

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2016年7月14日木曜日

株式市場は「ポケモノミクス」に湧いているようですね。
ポケモンGO、世界的なヒットとなりそう。

ということで、サマーラリーの様相を呈し始めた日本の株式相場。
もちろん、米株が史上最高値を更新する堅調さの上に成り立っているんですけれどね。

ブレグジットショックは何だったんだろうか…
ボラティリティを高めて、ぽんどと日本市場を滅多売りしただけでしたが、
その回復過程の相場も、大きなチャンスです。

超長期的相場展望は別にして、短中期的にはリスクオン継続です。

…それなのに、昨日水曜日104.98円までドル円が上昇して105円台大台乗せ失敗し
菅官房長官が「ヘリコプタマネーは検討していない」と発言したことで
103円台まで一度ドル円相場が緩んだのですが、
ドル円相場が104.50割れしたタイミングですべてのリスク資産を手仕舞ってしまいました(;^_^A

押し目待ちしてたんだけど、、、

押し目が待てずにポンド円を138.80円近辺で買いなおしちゃって失敗。
ポンド円は136円台まで下落(押し目?)しちゃったわ。
ただ、その前に131円から138円まで7円くらい利食えてるので
2円くらいのロス、耐えられるんだけど、さすがポンドはボラが大きい💦

一度仕切ってからの再参入だと、あからさまに口座にはロスとして表示されるので
結構しんどいのよね。大相場の押し目で手仕舞って再参入するのは意外と難しいです。
ポジション持ちっぱなしだと、利益が減っていくのに耐える時間帯がありますものね。。。

ということで、再参入のタイミングには失敗していますが、
その前の利益があるのでポンドの2円ロスを耐えて再浮上を待っていましたら
再び138円台回復してきています。。。ふう。

ドル円相場も103円90銭台まで下落したものの、再び上値を狙う値動き。

ユーロ円を115.47円
ドル円を104.35円 でロングしています。

ポンドは、今夜のBOEでの利下げの可能性が高いので、
夕方までに手仕舞う予定。

*****************

※6月の豪雇用統計は事前予想を下回る内容も
正規雇用が大幅増で、豪ドル買い。

※FOMC材料となる米地区連銀経済報告(ベージュブック)公表。

米国経済はほとんどの地域で緩やかなペースで成長。
経済見通しも全般に「楽観的:

FOMCが緩和に転じる必要性はなく、利上げ軌道を維持する方針を後押しする結果
物価圧力は依然弱いもののほとんどの地区で上方圧力が指摘されている

ただし消費は全般的に楽観的も鈍化の兆候もありFOMCは利上げを急ぐ必要性はない?!

米金利先物市場、7月の利上げ確率は数%台。
今月利上げはないでしょう。

年内はまだまだ利上げの折り込みは低いものの
米株は堅調ですし雇用もまずまず。
年後半は利上げの議論が再燃してくると思います。

2016年7月13日水曜日


日本のヘリコプターマネー期待と英国の政治混乱の後退が
リスク選好相場を演出しているようです。

まずは英国。

11日、保守党党首選で候補の1人だったレッドサム・エネルギー担当相が
党首選から撤退。
メイ内相が党首に選ばれ、明日13日夜にも新首相が誕生の予定。

これでポンドが猛烈ショートカバー中。
大手金融機関らのポンドの見通しコンセンサスは1.15~1.20まで下落する、
というものですが、7月6日の1.2795ドルを安値に現在1.3240台まで大きく反騰中。

38.2%戻りがあったと仮定すれば1.3636ドルくらいまで戻る可能性。
まだまだ上昇余地はあります。。。が。。。それにしても早いですね~
暴力的な下落の反動で、反発の力も相当なものです。

それでも、30数年のレンジ下限1.35ドルを下回ったままですので、
ここを目指して、38.2%戻りの1.36ドル台まで上昇できれば御の字でしょう。

大変遅ればせながら1.3160ドルでポンドドルLも構築。
明日のBOEがリスクですので、コストにはストップを置いて様子見です。

明日の理事会では利下げがあるかもしれません。
しかし、そんなことは承知で巻き上がっている相場です。
利下げがあって一時的に下落したら、買ってもいいかな、、、という気も。
7月利下げの後、8月にも継続利下げの可能性もあり、
下落は結構大きくなるかもしれませんけれど、、、
皆が1.20ドルまで下がるとか同じことを言いだしたので
しばらく上がる地合いに入ったのかなぁ、、と思ってます。

それは日本市場もそう。

12日火曜、午後3時から安倍首相とバーナンキ氏が会談しました。
11日には日銀を訪問、これがきっかけで一気にドル円上昇、日本株上昇となった
背景には「ヘリコプターマネー期待」があったとされていますが、

今日の会談ではヘリマネについては具体的なやりとりはなかった、と
報じられています。それでも、期待外れでドル円失速、日本株失速、という
相場にはなっていません。現在日経平均先物は 16520円 +370円 で推移(1:20)

ヘリマネはないかもしれない、、のに下がらない。

この反騰、戻り相場は値幅で達成するのではなくて、一定の日柄をかけて
戻る波動なんじゃないか、って気がしますね。

~あるいは、7月日銀会合で何か追加緩和策が出るという期待がまだ根強く
残っている、ということなのかもしれませんが。
こんなアドバイスをされたようですし。(具体策はわかりませんが)

バーナンキ氏、日銀には緩和手段がまだあると指摘
http://bit.ly/29yZJg5


~あるいは、ダウが過去最高値を更新しているというリスクオン相場だから。
かもしれません。ダウ平均一時18353.76ドルまで上昇。
(過去最高値は2015年5月19日の18351.36ドル)

米株が過去最高値更新で日本株、ドル円だけ下がり続けるなんてことは
流石にないでしょう。これまで、下げるときはどの市場より一番大きく下げる、
上がるときは、あんまり上がらないという格好でダウとの乖離が開いてきましたが。

~あるいは総悲観は買い。ただそれだけのことかもしれません。

リスクテイクポジションは全て継続。

***************************************

ただし、何もかもリスクが消え去って楽観が支配したとは思っていません。
日柄調整的な戻りがあった後には、再度下落があるのでは。。。とも思ってます。

今一番気になっているのは人民元。

対米ドルの仲値は12日、1米ドル=6.6950元に設定され、
2010年10月以来の元安水準を記録。

上場企業が海外株主向けの配当金準備で外貨購入が増加しているほか、
国内企業による海外進出の加速で外貨需要が増加していると指摘されているようですが、
2015年8月のチャイナショック、2016年正月明けの株下落のきっかけは
人民元の切り下げによる元安だったことは忘れてはなりません。。。

これだけ人民元が切り下げられているのに、リスクオンとはいかに。。。?!
どこかで中国リスクがフォーカスされれば、また市場はもろくも崩れる可能性は
否定できず、その時は売りで取りたいわよね。
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ドル人民元チャート 



2016年7月12日火曜日

潮目が変わりましたね。

私もリスクテイクポジションにすべて切り替えています。

週明け11日月曜日
日経平均は 601.84円高 15708.82円

ナイトセッションAM1:50現在
日経平均先物は +390 16100円 16000円超えてる!

ダウ平均18279.42円 +134ドルで現在推移。

ドル円相場102.80円まで上昇、つれてクロス円上昇。

午前の日経平均の強さを見て、何かあく抜けしたのを感じて

ユーロ円114.08円Sは 111.45円で買い戻し
ユーロドル1.1144ドルSは 1.1044で買い戻し
ポンドドル1.3182ドルSは 1.2950で買い戻し

今度は豪ドルドルを0.7574ドルL (すでにアゲインスト…)
キウイ円を73.59L
豪ドル円を76.16L
ポンド円を131.18L

クロス円はうまくいってます。

バーナンキ氏日銀を訪問、、、
このニュースが出る前のポジション切り替えだったので
最初にストレート通貨で豪ドル買っちゃったのよね。
でも、どうもドル円が動き出したので、慌ててクロス円の豪ドル、キウイなど
買うことにしたってわけ。我ながら、スイッチングのタイミングはばっちり。
ただ、最初に選んだのがストレート通貨だったってのが失敗。
豪ドルドルは、0.7500割れでやめます。

ではなぜ潮目は変わったのでしょうか。
いくつかの要因が考えられます。

①米6月雇用統計受けて早期米利上げ思惑後退?!
 
 ~内容は前回のブログ記述通り。しかし、米株上昇で過去最高値に迫るところまで
  買われているということが全て。市場は、利上げリスクオンに傾いている。
  米株が市場最高値を更新しようか、という時に日本株はあまりに低位に放置されすぎ。
  ギャップが埋められる動きが出始めた。

②参院選自公大勝

 ~参院選の後はアノマリー的に株は下がる、、、とか、
  3分の2以上を与党が獲得すると改憲に邁進し経済政策がおろそかになるため
  株価が下がる、、、などの予想もあったのですが、素直に評価。
  午後には安倍首相が、改憲ならぬ会見にて
  明日12日に石原済再生担当相に対し、大型の経済対策となる平成28年度
  第2次補正予算案の編成を指示する考えを示しました。

  「キーワードは『未来への投資』未来の成長の種に大胆に投資。
   ・リニア中央新幹線の全線開業を最大8年間前倒し
   ・農水産物の輸出額1兆円の政府目標を達成にむけ全国に農水産物や
    食料の輸出対応型施設を建設
   ・外国人観光客を呼び込むためクルーズ船を受け入れる港湾施設の整備・・・

  改憲で経済が手薄になるとの批判をかわす会見、鮮やか。

③バーナンキ前FRB議長 日銀を訪問

  ~バーナンキ氏は「ヘリコプターベン」の異名を持ちます。
   バーナンキ氏が黒田さんとヘリコプタマネーについて話をした、というだけで
   ショートカバーが入るでしょう。実現の可否は別にしても。

なんといっても③の影響が大きかった印象。
今日の値動きの主役はドル円、日経平均、そしてそれにつれてのクロス円です。

ヘリマネとは文字通りヘリコプターからお金をばらまくの意ですが、
賛否あります。すでにやっているじゃないか!!(日銀が新発国債の9割購入して
10年債までマイナスに沈んでいる状況)と指摘する向きもあります。

まあ、でも一応市場を通じて買い入れているわけです。
ヘリマネとなれば、市場もへったくれもなくて政府から直接日銀が国債を買い入れ
資金を捻出、お金をばらまく、、、なんてこともあるかもしれません。
一部で話題となっている無利子永久債というのも、その手段の一つですね。

そのリスクについても議論がされ始めています。

ヘリコプターマネーの危険性~巨額債務は国民の預金で返済すべし?
http://www.mag2.com/p/money/14547

その資金でばらまきをやる,ってな話ですが、今日安倍首相は会見で
そういう話をしたわけではありません。

あくまで、バーナンキさんと黒田さんが会って話をした。

というだけです。あ、安倍首相にも会う予定みたいですが。

ということで、下手をすればハイパーインフレになると懸念されている
ヘリマネ議論が一気に濃厚となったのが、今日の相場。

しばらくは日本株、ドル円の上昇が続くでしょう。

まずは今月の28~29日の日銀の金融政策決定会合まで。

市場のテーマは一気に日本市場にシフトしました。
ドル円、日本株、クロス円は短期的には押し目買いで攻めます。

特に、利下げ思惑が後退しているキウイ円の上昇に期待で
キウイ円が面白いかな。

************************

英国では次期首相が誰になるかに注目が集まっていますが、
キャメロン首相の後任を選ぶ保守党の党首選でエネルギー担当外相の
レッドサム氏が突如辞任を表明。

党首候補はメイ内相ひとりとなり、次期首相就任濃厚となりました。

オズボーン財務相は数日以内に首相就任の手続きを進めるべき。
そうすることで英国を率いてまとめることが可能になるとのげています。

ポンドは相変わらず上値重く弱いんだけど、このニュースで少し下げ止まって
上昇しています。ひょっとするとポンドも相応の戻りがあるかもしれませんね。

今週木曜はBOEですが、利下げの有無にも注目です。

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2016年7月10日日曜日

いろいろ驚きましたね~6月分の雇用統計。

その数字もそうですが、その後の値動きも。
何が驚きって米株ですよ、年初来の高値更新?に迫るところまで上昇してます。

※6月雇用統計

NFP・非農業部門雇用者数 28.7万人(予想18万人)8カ月ぶり伸び

4月分 14.3万人に上方修正(12.3万から)
5月分 1.1万人に下方修正 (3.8万人から)

平均時給は25.61ドル(前月から0.02ドル上昇:前年同月比2.6%上昇)
~過去の傾向からは伸びが緩やかではある。。

初動は予想を大きく上回るNFPに反応するでしょう、101.26円まで急伸。
ところが、ドル円はその後一転急落し一時100円割れ…。99.98円示現。
その後乱高下しながら101.50円前後に収束。結局ノーイベント。
(ノーイベント=結局イベント前と同じレベルに落ち着くこと)

う~ん、若干円高方向かな。日足チャートを見ると陰線です。
ドル円は重い…。

これはやはり、企業の想定為替レートが111円台にあるってことが
心理的重石になっているんでしょうか。
それとも、この結果じゃぁ利上げがかなり後になるってことなんでしょうか。

後者に軍配か、と思える値動きが米株ですね。

+250.86 18146.74ドル (4月20日の史上最高値18167.63ドルに迫る大幅高)

ということで、ブレグジット決定で急落した米株はものすごいリバース。
これに連れたか、ドル円がさえない値動きも、ナイトセッションの
日経平均先物も +230 15350 (7/8 東京時間現物 15106.98)

ということで、ドル円は弱いのですが、株は堅調。

これは利上げの思惑が強まる内容ではなかった、ということでしょうね。

債券市場では独10年債金利は-0.200%手前まで低下、
米10債金利は一時最安値更新で引けは1.358%。

株も上がれば、債券市場にも資金が流入しています。
そして、金も高い。

通常、株が高ければ債券は売られ、金も売られるはずですが
株、債券、金が高いというのはどういうことか・・・・。

これは金利がない時代の悲劇と言えましょう。

それが証拠に、豪ドルやキウイドルが強いんです。
豪ドルなどは利下げの思惑が上値を抑える展開のはずですが、
雇用統計の乱高下の後は上昇が続いて高値引け。

キウイも同じ。乳製品価格が下落傾向となっても買われている。
これは金利がある通貨だということの共通点か・・・。

リスク回避的な資金逃避で債券や金市場に資金が流れ込む一方で
金利のある通貨へにも資金が流れ込んでいます。

これは、リスク回避的な値動きが沈静化すれば、さらにこの傾向が
強まる可能性が濃厚とみた。

ということで、ここからはオセアニアの押し目買いに
狙いをつけてみようと思います。

通常、リスク回避時には真っ先に売り込まれる通貨なんだけどね…。
何か事件が起きてのリスク回避的な値動きはブレグジット騒動で
一巡したんだと思います。米株を見てもリスクを取り始める動きが
同時に始まっており、それであればオセアニアも強くなるはず…。


欧州通貨売り、オセアニアロングかな。

※RBNZ(NZ準備銀行)のスペンサー副総裁は7日、
NZの住宅市場の不均衡拡大に懸念を示し
「一段の利下げは、金融安定へのリスクをもたらす可能性がある」
との見解を示しました。NZドルは利下げ思惑の後退から上昇基調を
強めているものと思われます。ポンドキウイが最も妙味ありかな?

ドル円は、、、う~む。上値が重いです。
円には資金流入が続いているイメージですね。
中国辺りが欧州ものを処分して円にシフトしているんじゃないでしょうか。
だとするとなかなか浮上できない気もします・・・・。

ただし、今週はBOEイングランド銀行の金融政策会合で利下げが見込まれています。
この夏に0.5%下げるとみれらており、英国もゼロ金利国の仲間入り。

これが足元の金高の一因かと思いますが、
かなり英国利下げは織り込まれてきていますので、事実が出れば
買い戻しがあるかもしれません。

長期的には1.20まで下がるというのがコンセンサスでも
利下げが出たら一度ポンドが上昇するかも。。。

この時、ユーロが下がる(ユーロポンドでユーロ売りポンド買いとなる)ため
ユーロが下がる週となるかもしれません。(希望的観測)

となると、一時的にドルが上がるかもしれません。
(ユーロドルで、、、)

今週はポンドの動向にも注目ですね。


ポジションは継続です。


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2016年7月8日金曜日

矢張りドル円頭が重い。
欧州時間にかけて101円台までの反発がありましたが大台維持できず。

日経平均はは3日続落。102.75円安の15276.24円

昨晩6日㈬のNYダウは78ドル高と反発、小確りした推移でしたが
上昇の背景はFOMC議事録を受けた利上げ観測の後退によるもの。

つまりは、円高ドル安要因ですので、米株は高くても日本株は安い、
という材料になってしまいますね。

※6月FOMC議事録

多くのメンバーが雇用改善の基調は鈍化したと判断。
5月の雇用統計が不確実性を高めた、としており、
警戒感を高めていたことがうかがわれる内容。

ドル高、という援護射撃がない中で、
「リスクオフ」要因となるニュースは日々ポロポロ出てきます・・・。

英EU離脱でパニック、さらに4社が不動産投資ファンド解約停止
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-06/O9WIZYSYF03V01

新たに4社(昨日出ていたのは3社)が解約停止だそうです。

これで2.4兆円の英不動産ファンドが凍結
~リーマン前夜のサブプライム彷彿~だそう。

今後3年以内にロンドンのオフィス物件は最大20%下落するとの予想。
ちなみに2007―08年の金融危機時にも不動産ファンドには償還請求が殺到し
解約停止が相次ぎ、英国の不動産はピークから40%以上値下がりしました・・。

まぁ、リーマンは100年に1度の危機と言われていましたので…。

でも、ブレグジットって100年に1度どころか、歴史的にはただの1度
初めての事態だよね。。どっちの衝撃が大きいんだか…。

でも、ロンドンの不動産って下がれば買いたいって人がいくらでもいるという話で
そんなに下がらないんじゃないの?という見方もありますね。
こうしたニュースに一喜一憂するような相場でもないんですが、
それでもポンドは戻りが弱いですね。

ゴールドマン:ポンド急落はまだ始まったばかり、1.20ドル見込む

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-06/O9WY9Q6S972L01

ドイツ銀は年末までに1.15ドルに達すると予想~だそうです。

センチメントは弱いままですが、ボラティリティは低下していて
どのマーケットも6/24以降は、何とか6/24の安値を割らずにレンジ相場という感じ。

次にこの安値を割り込むのか、それとも底値確認となって上昇開始するのか
雌雄を決するイベントとなるのは明日の雇用統計なのでしょうか。

今夜前哨戦の6月米ADP雇用者数が発表されました。+17.2万人(予想+16万)

5月分が+17.3万人から+16.8万に下方修正されましたが、
本ちゃんの雇用統計は+3.8万でしたからねぇ、修正幅そんなもんですか?って感じ。

前回6月に発表された5月分があまりにもADPの数字と乖離があったので
今回もあまりアテにならないでしょ、というムードもあるんでしょう。
ドルはちょとだけ上昇しましたが、結局上値を抑えられています。

明日の雇用統計、見所は 予想の+17.5~18万人との乖離と
前回分の+3.8万人がどのように修正されるか、ってとこでしょう。
もちろん賃金上昇率なども大事ですが、まず初動はこの数字が
マーケットを動かすものと思います。

ポジションはすべて継続。
リスクオフ方向です。

※今日気になったニュースメモ

マイナス金利の日本とスイス、共同で富裕層向けファンド提供へ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-06/O94CHI6K50YB01
~以下気になる部分の抜粋

日本では定期性預金から普通預金などへと資金移動が起き、新たな投資先を模索する待機資金が増加。インベスコの佐藤秀樹社長は、個人投資家の資金が「この1-2年で約10兆円、シフトする可能性がある」との見方を示す。

スイスの運用業者は保守的な運用にたけており、日本からではアクセスできない運用商品への投資も可能」と話す。FoFに仕組み債などを組み入れることで、「およそリスクは20ー30%落ちる可能性がある」と話し、定期的に金利収入が見込め、ボラティリティを下げてリターンが安定する効果が期待できるという。

超低金利環境で「キャッシュの置き場に困っている投資家が増えており、地方の金融機関もこのような運用商品に興味を持ち始めている」と話す。コンサルティング会社キャップジェミニによると100万ドル(約1億円)以上の運用資産を保有する日本の富裕層は272万人と米国に次ぎ世界で2番目に多いが、運用業者への満足度は世界一低い。

内外株式に投資するファンドや独不動産が裏付けとなっている債券、クレジット・リンク債など当初5ー6種から、最大20種程度。収益目標は年率10ー15%、リスクは10%以下に抑え、リスクに対する収益性を示すシャープレシオは2程度を目指す。

運用会社の預金に手数料がかかり始めており、手数料を取る対象が拡大していけば、運用報酬を払ってでもパフォーマンスが上がるなら良いという考え方が出てくる。


~日本からアクセスできない運用商品ってどんなんだろう~

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2016年7月7日木曜日

7/6(水)ドル円相場は100.19円まで円高進行。

同時にユーロドルは1.1028、ユーロ円は110.81円まで下落しました。

5日㈫のNYダウが108ドルもの大幅安となったことを嫌気して
6日㈬の日経平均は終値ベースでは290円安まで下げ幅縮小しましたが、
一時501円安まで下落するなど、リスクオフの様相。

これは、昨日のブログにも書きましたイタリアの第3位の銀行モンテ・パスキの
不良債権問題(469億ユーロ/約5兆2000億円・貸出残高の42%に達する規模)に加えて

英国の大手不動産ファンドの対顧客取引停止が相次いだことも
嫌気されたようですね。現在までのところ3本で合計約91億ポンド
(約1兆2100億円)の資産が凍結されたと伝わっています。
EU離脱が決まった直後から投資家からの償還請求が急増しているんですって。
ただし、これは「商業用」不動産であって、一般住宅の話ではないみたい。

英国のGDPに対する経常収支の赤字の比率は16年1~3月期で6.9%と
統計で遡れる1955年以降で最大だった15年10~12月期の7.2%から、
ほとんど改善しておらず、経常赤字を海外からの投資で補う構図が
強まっているのですが、ブレグジットの影響で投資が減るだろうと思われ、
我先に不動産ファンドから資金を出そうと償還請求したものだから
キャッシュが準備できないってことね。

この流れがどこまで拡大するのかわかりませんが、
リーマン・ショックの時も2007年8月のBNPパリバによる
サブプライムファンドなどの凍結がきっかけだった、ということを
思い出すと、楽観視はできないようにも思えますが・・・。

ユーロドル、ユーロ円、ポンドドルショートは、そこそこの利益に!
どこまで引っ張るか、、、。

今夜は東京~ロンドン時間に下げ過ぎた揺り戻しでしょうか。
NY市場でドル円は101.40円台まで反発しており、
安値からは1円程度動いています。

というのも、NYダウ平均は現在2:40で46ドル高17900ドルまで反発。
米株が強すぎますね(;'∀')ブレグジット受けてもほとんど崩れていません。

今夜は6月のISM非製造業景気指数がいい数字だったことを
素直に好感しているのかしら?結果56.5!!
雇用が回復を示しており、(前回は50を割っていたけど、52.7に上昇)
週末の雇用統計も意外といい数字がでるかも、、、?
という思惑も広がっているのかもしれません。

ただ、これで底入れ完了、リスクオンに転じたということではないと
思いますので、リスク資産のショートは継続です。

今この環境では、リスク資産を買いたいとは思えませんね。
揺り戻しは利食いによるショートカバーによるモノでしょう。

明日㈭のADP雇用指数、そして8日㈮ノ6月雇用統計に注目ですが
まずはこの後公表されるFOMC議事録で少し動意づくかも?!


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2016年7月5日火曜日

日経平均のリバウンドも6日で打ち止めか?!
12日㈫の日経平均は ▼105.47 15669.33円 
16000円台回復する前に失速しています。

そして、ナイトセッション先物市場では15440円まで下値があったようです。

102円台半ばをウロウロしていたドル円相場も
101円台へと下落してしまいました。

ひとつには、ブレグジット急落分を一気に取り戻した米株も
18000ドル台タッチで達成感が出て一服の兆しがあることと、
日経平均も6日続伸でさすがにこれ以上の買い材料に乏しくなってきていたこと。

加えて、今日夕刻に出てきたのはこのニュース。

イタリア政府、モンテ・パスキ銀に資本注入を検討
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-05/O9U0TI6KLVR401

ECB、伊モンテ・パスキに不良債権4割削減求める
http://jp.reuters.com/article/montedeipaschi-ecb-targets-idJPKCN0ZK0OF?il=0

西原氏の有料メルマガで(http://www.fire-bull.info/ni/)
 詳しく解説配信されていましたが
モンテ・パスキ銀は1472年創業で世界最古の銀行ですが、
derivativeの損失が想定以上に大きいのではないかということで
よく話題にあがる銀行なのだそう。

また、経済評論家の渡辺哲也氏も今朝のメルマガでユーロ圏の金融危機が
再びクローズアップされていることに言及しています。
http://www.watanabetetsuya.info/

~欧州では2008年10月に時価評価を放棄し、これにより損失の表面化を防いできま
したが、そろそろ限界に近づいているのでしょう。実体経済の回復や債券価格の上昇が
あれば、時価評価を放棄したことで一時的に損失を誤魔化せますが、回復しなければど
こかで継続不能になる。~この実例がイタリアのモンテパスキなのでしょう。(一部引用)


ということで、ドイツ銀行や、ウニクレジットなどのリスクも…?!

これを受けて、リスク資産が売られています。
株安、円高ですね…。そしてポンドが再下落の様相。

今日は、ドル円ロングを102.20割れで手仕舞い利益を確定させて、
ユーロ円ショートを作りました。コストは114.08円

ユーロドルショートはまだ継続ですが、ユーロドルは下がりませんねぇ。
つまり、リスクオフでは、円高になってるだけなんです。
欧州金融機関のリスクでもユーロが売られる、っていう反応にならないのが
解せないのですが。。。。
ユーロポンドでユーロが上がっている(ポンドが下がる)のが
影響しているんでしょうか💦


それから、ポンド再下落の様相ということで
ポンドドルを1.3182ドルでショート。

※今夜カーニーBOE総裁が会見していますが
ポンド下落は輸出企業を下支えするなどと指摘。
利下げについての具体的な言及はないようですが、、、
ブレグジットが英経済に大きな景気減速をもたらすと指摘。
8月利下げ追認するものだという見方が広がっているようです。

リスク資産は7月に2番底を取りに行く(これが大底になるかも、、)
可能性が強いんじゃないか、と思っているので、リスク資産は売り。
雇用統計は結果が良くても悪くても、下がるイメージです。

****************************

今日はオーストラリア準備銀行RBAが市場の予想通り、
政策金利を1.75%に据え置くことを決めました。

据え置きは予想通りなのですが、豪ドル/米ドルは発表前の水準から
一時上昇する展開。ショートカバーが入ったんでしょう。
RBA発表前に、貿易収支や小売売上高が発表され、それぞれ
市場予想に比べ弱い結果となったことで、売り圧力が強まっていました。
それが買い戻された、という・・・。

しかし、その高値が売りなおされて豪ドルも現在下落中。

5月の豪貿易収支は22.18億豪ドルの赤字(予想15億豪ドルの赤字)、
豪小売売上高は前月比0.2%増(予想:0.3%増)

RBA声明「金融政策を維持することが賢明と判断」
「英国民投票が世界経済に与える影響はまだ見極められず」

インフレの低さを強調するも明確な次回利下げへの言及はありませんでした。

今夜はNZのフォンテラGDTオークション。
前回比0.4%低下 でキウイ売り。
世界は低インフレで緩和バイアスですね。


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2016年7月4日月曜日

ドル円相場は102円台半ばが居心地良さそうですね…動きません。
見事に10日移動平均線に頭を押さえられている格好ですが
今は、ブレグジットショックのリバウンド!という意外に
買う材料が希薄なのよね。

米株が、ほぼ急落前の水準にまで急反騰しており
あれ?ブレグジットで騒ぎすぎた??というようなムードもあるんだけど
だったら、日本株もせめて急落前の16300円台くらいまで戻って欲しいですね。
ドル円相場もせめて105円台回復とか、、、

ドル円相場はやはり、輸出企業の想定為替レートを突き破って
98円台まで下落してしまったことが事象としては大きい。

短観見ると平均111円台でしょ。。。

今のレートで円転すると大きな損になっちゃうの。
少しでもドルが高いレートで円転したほうがいいわけで
これからドル円が上昇すれば、売りそびれていた輸出の売りが
ズラリと並んでいるわけで、これが頭を押さえてしまうのです。

この円高が、日経平均の上値の重さにつながっているんでしょう。

為替とか関係ない新興市場、マザーズ指数はブレグジット前の
高値を超えて上昇しています。

株をやるなら、インデックスより個別がいいですね。
マザーズは19日に先物が上場するので、ボラは上がるでしょうけれど
日経平均よりは投資妙味は大きい。

騒動当事国の英国FTSE株価が年初来高値に上昇していますが
カーニー総裁が利下げを匂わせたせいで、さらなるポンド安の思惑が
英国株を上昇させています。

また、ブレグジット以降、米国早期利上げ観測は急速に後退、
年内難しいんじゃないかというムード。一部には利下げ観測も。
こちらも、引き締め見送り、利下げとあらば緩和バイアス。

じゃあ、、、、日本は?!
7月の日銀で追加緩和しないの?!

ってとこが今後の注目ですね。

まずは今週末の雇用統計が焦点で、ここで先月6月発表分の
ネガティブサプライズが上方修正され、いい数字が出てきて
再び米国に利上げ思惑が強まるのかどうかという点がポイントに
なってきますが、利上げ思惑が再燃すれば、米株が下がっちゃうでしょうから
それもドル円にとってプラスとも言い難い。

雇用統計の数字が予想より悪かったとしても
2か月続けて雇用統計の悪化ということで米国景気後退懸念が
強まって、米株は売られるような気が・・・。

※7月8日雇用統計 予想 NFP17万人~19万人増。

ということで、雇用統計でドル円が上がるイメージがないのですが、
ドル円が再び100円割れとなるような相場になった場合、
日銀は追加緩和に動くでしょうか?!

リフレ派の期待は大きいようですが、カード(やれること)の
限界が見えればそれでドル円が上昇し円安となっても
再びその高値は売りなおされるだけ、、、という気もします(;'∀')

今週は、101円台ドル円ロングとユーロドルショートを
雇用統計前に手仕舞うつもり。

雇用統計の結果を受けて再参入の在り方を考えます。


※英国のEU離脱申請ですが、来年以降に持ち越されそう。
 市場関係者の一部には、ブレグジットが覆されるリスクもあるのでは?
 というトンでも観測も(;'∀')トホホ

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2016年7月1日金曜日

まだブレグジットの影響を試算しきれないと思うのですが、
24日のブレグジットが決まって急落したのは当日の1日で
その後、世界の株価が猛烈に切り返しています。

※世界の主要株価インデックス一覧



特に米株、そして当事国である英国FTSE100がすさまじい(;'∀')
FTSE100は何と年初来高値更新よ。冗談みたいな話よね。

※FTSE100


ひとつに暴落したポンド。
世界が通貨安競争にいそしむ中、ブレグジット決定で
ポンドは勝手に売り込まれたわけ。

通貨安は輸出競争力を高めるということで株価にはプラスですね。

ジョージソロスがポンド売りを仕掛け大儲けしたとされる
ポンド危機後も実はポンド安のおかげで英国経済はその後
回復に向かったという話があります。

ということで、英国株は24日こそ下落しましたが
(下落幅は他国より小さかった)
その後猛烈に買われています。

しかも、昨晩30日はBOEのカーニー総裁が
イングランド中銀は恐らく数カ月内に金融政策を緩和する必要が
あるだろうとの見解を示しています。

「この夏は7月と8月にMPCの会合がそれぞれ行われ、私としてはこれらの会合を多少、パッケージと位置づけて考えていく」

この発言を受けてポンドが再び下落しています…。

※英中銀が最後に金融政策を緩和したのは2012年
資産購入プログラムを拡大。
政策金利は09年3月から過去最低の0.5%。

このポンド安でも、さらに緩和するか?!
となると、やはりポンドドルは1.35回復は難しく
大手金融機関のコンセンサスとなりつつある1.20へ向かうのか。。。

それから、米株もすごい上昇ですねぇ。。。
リスク回避時は「ドル高、円高」となるため、
このブレグジットの混乱ではドル高となったんだけど、
にもかかわらず、株の買戻しがすさまじい。

米国は外部要因で売り込まれたら、必ずそこが買い場になる、
というパターンが繰り返されています。
27日㈪にTFXにNYダウが上場しましたが、
その日の安値でダウを拾っていたら、すごい利益だったということです。
週明け月曜夜も米株は続落していましたので、あそこで買うのは
かなりの勇気がいりましたよね(;'∀')

結局、ブレグジットのおかげで、年内の金利引き上げ思惑が後退。
利上げで株が崩れるという懸念が払しょくされたことに加え、
実際英国リスクって米国にはすぐに影響があるという話じゃないですしね。

米株も年初来の高値を更新するようだと、日本株にも恩恵があると
思いますが、さて、このリバウンド相場、どこまで続くでしょう。。

日経平均はこのままいくと5日続伸となりそうですが
地味ねぇ…。
米株が急落前の高値に迫ろうというところまで上昇しているのに
日経平均は半値戻りの水準でもみ合い中というチャート。

これはドル円が重いせいですね。
ドル円相場もやはり半値戻りの102.80を挟んで膠着状態。

ポンド安で英国株が上昇、というような押し上げ材料がないんです。

そこで、今日7/1に出てきた日銀短観。
(5月30日~6月30日。日銀が回答基準日に定めた6/13には
 7割強企業が回答・ブレグジットを考慮していない)

◇大企業・製造業の景況感は+6 前回3月調査から横ばい

~円高で「自動車」「生産用機械」が悪化した一方で、
 原材料の輸入コストが下がった「食料品」が改善

◇大企業・非製造業 景況感 +19 前回3月調査から3P低下

~外国人旅行者の消費の勢いが鈍って2期連続で悪化

◇景気先行き見通し

大企業・製造業 +6 (今回と変わらず)
大企業・非製造業 +17(今回より悪化)

◇16年度の設備投資計画

大企業・製造業 前年度比+12.8%増
大企業・非製造業 +2.7%増

◆大企業・製造業の想定為替レート 1ドル=111.41円

英国のEU離脱決定前の調査のため、
円相場の前提が111円台と円高進行が織り込まれていません。

設備投資計画が維持されていることは評価できても
2016年度の売上高、経常利益とも、全規模全産業で下方修正
されており、想定為替レートも現在103円台であることを考えると
決して評価できる内容ではなかったかと思います。

ドル円ロング、ユーロドルショートは継続、
ポンド円ロングは撤退。

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