2007年12月3日月曜日

何でもアリなサブプライム救済策?

30日付のウォールストリート・ジャーナルが伝えたところによると、一部のサブプライムローンの金利を一時的に凍結することで、大手金融機関と近く合意に達する見通しだそうです。住宅ローン金利が上昇した場合に支払いが困難になるとみられる一部のローン利用者に対し、住宅ローンを最初に組んだ際の低い金利の適用期間を延長するというもので、なんと7年延長との話が出ているようです。

な、なんですってぇ?!ヽ(゚Д゚;)ノ!!

大倉さんの言葉を借りるなら、サブプライムローンとはマグロが泳ぎ続けないと死んでしまうようなもので(グルメな解説)身の丈にあわない高い金利で借りても住宅価格は上がっているのだから、返せなくなったら転売して借金を返せばいい、こんな軽い気持ちでサブプライム層がどんどん家を買った。しかも数年後には約2倍に金利が跳ね上がるという無茶。つまり、その数年後に収入が激増しているか、あるいは転売するかしなくては回りません。そしてその転売も、住宅価格が上がっていることが前提。買値より下がっていては意味がないですよね。ところが、住宅価格の上昇が止まってしまった。マグロが泳ぐのをやめてしまった?!これはエライことです。

ところが、この最初の低金利の期間を当初期間からさらに7年延長しようじゃないか、とこんな話が出てきているのです。つまり、この7年の猶予期間のうちに収入を増やすか、あるいは返済可能な住宅へグレードを下げて借り換えるなどの措置をとることで債務整理ができれば、問題はなくなることになります。これで問題が解決?!いえ、数年後に金利が跳ね上がることを前提としているから高利回り商品として販売されていたものが、7年後に延長されてしまうとなると、そもそもの商品の価値は下落しますよね。焦げ付いて回収不能になるリスクから、評価額がどんどん下がり続けるよりはマシなのかもしれないですけれど、、、。当局の巨額の資金供給に、金利引き下げ、さらにはアラブの資金にすがり、おまけにそもそものルール変更?!と、なりふり構わずなサブプライム救済措置。なんだかなぁ('A`) 前代未聞な緊急事態なんですねぇ。力ずくで危機を乗り切れるのか、それとも、、、?!この決定が今週発表されると、ウォールストリート・ジャーナルは伝えていますが、これをマーケットはどう反応するのか注目です。

さて、先週軽い気持ちで仕掛けた226円のポンド円のショート。相変わらず苦しんでいます(´~`)先週末には229円台がありましたから、そこから見ると少し息ができるようにはなりましたが(笑)そもそもは230円で売りたいと考えていましたので、230円を超えて上昇するようでしたらスタンスを改めなくてはならないと思っています。今週も頑張りましょう!(゚-^*)ノ""マタネ♪