2010年10月27日水曜日

ポンド上昇に向かって売ってみたけど…

今日はポン様が大フィーバー。

■第3四半期GDP、
前期比予想が+0.4%のところ+0.8%と予想の倍となったこと、
前年比でみても予想が+2.4%のところ+2.8%と
どちらも予想を上回る結果だったことでポンドが買われました。

■事前の噂でも「0.8%」って数字が出ていたようですが、
ホントに0.8%って…
なんか情報漏れちゃってたりするんでしょうかねぇ。
事実売りとなるわけでもなく、本当に倍の結果となったこと更に買われました。
今まで売られすぎていたってことでしょうか。

■さらに格付け機関のS&Pが、英国の格付け見通しを
「ネガティブ」から「安定的」へ変更、これはサプライズ。
これも材料になっているんだろうな。
ポンドドルは1.5720レベル☞ 1.5890レベル
ポンド円は126.90レベル☞129レベルまでの久しぶりの快進撃。

でも・・・・。

■前回第2四半期のGDPって前期比+1.2% 前年比+1.7%だったのよ。
予想より良かったってだけで上がり続けると思う?!
どう考えても景気減速してるでしょ。

■それに、イギリスは今後4年間で10兆円の歳出削減に挑むんです。
各省庁に20%前後の予算カットを求め、
福祉支出を総額180億ポンド削減するほか、
年金支給開始年齢を2020年までに65歳から66歳に引き上げられたりと
ドえらいことになってます。
これで49万人もの公務員らが職を失うと試算されているとか。

■ある意味、羨ましいなー。若返った新政権、キャメロンさんやるわよね。
日本はこんな大胆に公務員削減できないものね。
特別会計にはメスを入れられないし。

■イギリスはこの歳出削減策に抵抗して反発が強まっているという
ニュースが一般メディアでも報道されていますよね。
一説には民間部門でも50万人規模の失業者が出るとされており、
官民で100万人の失業者があふれるとの話も。

これが成功すれば・・・
ということで格付け引き上げの評価を得ているのでしょうけれど、
そんなに簡単な話じゃないでしょ・・・。

■と思ったら、今日買われたところは売りじゃない?!
ということでポンド円Sしてみました。
コスト128.84円。

■Twitterにポン様売り!!って書き込んだら
GDP良かったのに大丈夫か?とか、
逆指標でここは買いだとか、
S&Pが見通しをSTABLEとしたのはポジティブサプライズだよね、とか
いろいろと自信を喪失させられるようなリツイートを頂戴して
ちょっとビビり始めています(笑)

■やっぱ売るならユーロだったかなぁ。
ダイバージェンスとなっているから売りたいとは思っていたのですが。
なんだか売りそびれちゃって下がり出しちゃったから
追随売りが出来ず、指を咥えてみていたところでの
ポン様急騰で、売るならこういう逆バリ的参入がやりやすいって理由から
衝動的にSしちゃったのよね。実は(笑)

■ユーロドル日足はミニhead&shoulderチックだし、ちょっと大きめの調整来そう。
ところがポン様は私が売ってから下がんないの(泣)
ユーロポンドが急落中で、売るならユーロが正解だったみたい。
ケーブルにせずにクロス円にしたのは、ドル円がこのまま理由なき上昇を
継続出来るわけがないから、ドル円の下落に連れてポンド円も下げるだろう
なんて期待もあったりする。さて、ポンドはこれまで売られた分のショートカバーが
入って更に上昇してしまうのか?!
勝負は明日へ持ち越しとなりそうです。
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