2010年11月5日金曜日

10月米雇用統計は強かったものの…

今週はイベント満載で世界中の金融関係者が派手な動きを
期待していたかと思うのですが、終わってみればう~ん、こんなもの?!

それでもオオトリの10月雇用統計はポジティブサプライズ。
失業率は9.6%と市場の事前予想通り。
NFPはなんと予想6万人に対し15.1万人と2倍以上の好結果。
今年5月が43.2万人以来の数字。

政府雇用を含まない民間部門雇用者数についても
予想が8万人のところ15.9万人ですってよ。

さらに過去2ヶ月分が上方修正されているんです。
9月分▲9.5万人→▲4.1万人
8月分▲5.7万人→▲0.1万人

ほんとに~!?
にわかには信じられないんですけど。
ADPは今回+4.3万人ですよ。
いつもながらアテになんないわね。

まあいいでしょう、出た数字が全てです。
これだけの内容ならドカンとドル買いになってもいいはず。

発表直後はドル円相場、80.90円アラウンド☞ 81.50アラウンドに上昇。
でも81.50はつけてないんですよね。重い、なんて重いの・・・・。
またしても雇用統計後の高値は売るべしジンクス通りの結果になって
しまうのか?結局81円割れまでダレてきちゃっています。

ユーロドルは雇用統計前から高値からは値を崩していたのですが、
雇用統計で一段安、ところが瞬間ツッコミを見せた後は下げ渋り、
まだ大天井つけたとは言い難い。再度買われて高値更新する可能性は
排除出来ず・・・・。

ドル安の流れが止まったのか否か?!
数字だけみればもっとドル買いが入ってもよさそうですが、
意外と地味な結果に終わってしまいました。

そろそろドル安の流れに大きな転換が見られるんじゃないか。
そう見る向きも増えてきているのですが、
現時点では(5日23時)結論が出せませんね。
今週のイベントのどれかがそのキッカケを作ってくれるんじゃないか、
なんて期待もあったかと思いますが、期待はずれに終わりそう。

これだけドル円の上値が思いとやはり歴史的高値をみるまでは
戻り売りが正解なのかも・・・・。
やはりFRBの緩和策は凄まじいということです。
今日のこの雇用統計を見ても82円台に乗せられないドル円相場,
本当に大底を入れる時には何が材料となるのでしょうね。
このまま引き締めにスタンスが変更されるまで続くのでしょうか?!
うーん、やっぱりドル円は60円台とか覚悟しておいたほうがいいのかな。
まだまだ答えが出ない毎日です。

では皆さん良い週末を!!
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