2011年2月23日水曜日

BOE議事録で再び利上げ期待高まるポンド

今日は夕方(18:30)BOE議事録が発表されたのですが、
これに向けて「利上げに投票したメンバーが前回より増えているかも」
という思惑からポンドが買われ出した模様で、
実際発表されてみたら、市場が予想した通りでした。
利上げ賛成のメンバーが「3人」に増えてました。
これでポンドが一段高・・・・。

ああ、ポンドドルショートは昨日利食うべきでしたね。。。
今日議事録が出ることをすっかり見落としていました。
というか、議事録発表でこんなに動意づくとも思っていなかった。
利上げに向けて議論がなされていることは解っていたのですから
よりこうしたイベント、材料には神経を尖らせておかなくちゃいけないってことね。

■2月BOE理事会議事録
利上げ賛成が3人に!!
センタンス委員☞ 0.50%の利上げ主張
デール理事、ウィール委員☞ 0.25%の利上げ主張

デール理事が利上げ派に回ったことと、
センタンス委員が利上げ幅を拡大して主張!

ちなみに資産買い入れ枠拡大をただひとり主張しているのは
ポーゼン委員。

ポンドドルはおかげで前回高値を上抜けそうな勢いですが
このまま抜けちゃうのかな。。。。
ポンドドルはまだいい。もっと騙されたーって感じになってるのがユーロドル。
昨日の下ヒゲの長い陰線は一体なんなのでしょう!!
昨日は突然NZ地震をトリガーにリスク回避ムードが高まったのですが、
ユーロもドカンと売られました。ところが一転利上げ期待が高まって・・・

昨日のブログに書いたこのコメント
「ルクセンブルク中銀総裁のメルシュさん、
「3月3日にECBは上向きインフレリスクを警戒する可能性がある」とコメント。
オランダ中銀総裁のウェリンクさんも「短期でのインフレ動向を懸念」とし、
利上げを検討する可能性を示唆、ですって。
ECBは3月3日に最新の景気見通しを公表する予定となっていますが、
利上げに言及するんじゃないかって、またユーロ利上げネタが蒸し返されました・・・・」

これが今日も材料となったということですね。
しかし昨日の長い下ヒゲ陰線、あれでユーロが崩れたと思った方も
多かったと思います。このリバーズ相場、もうついて行けない・・・・。

昨晩は無理やり上げてきた感の強いNYダウもいよいよ大きな下落となりましたし、
(178.46ドル安の12212.79ドル:リビア情勢悪化でリスク回避との解説)
地政学リスクの高まりからWTI原油も9%もの急上昇、金価格も1400ドル回復と
リスク回避相場の典型となった夜でしたが、どうも今日のダウ先なんかは
売られたところをすかさず買う向きもあって、まだバブルをやりたいって
エネルギーも残っている様子。そこを頭を叩いて売る向きもあるようですが、
売り買い拮抗しているみたいなので、まだトレンドとして
リスク回避相場でマーケット急落!!とは断定出来ない感じなのよね。

というわけでリスク回避継続なのか、リスクオン相場なのかも
まだ見極めがつきませんし、100Pips以上抜けるようなトレンドも
なさそうなので、ちょっとポジションを取らず様子見に徹した方がいいかも。

※メモ
NZで22日に発生した地震の影響により、
市場では次回3月10日のNZ準備銀行(RBNZ)オフィシャル・キャッシュレートでの
利下げの可能性を織り込みつつあるようです。

クレディ・スイスが算出する金利スワップを基に算出した指数では
RBNZが次回政策金利を0.25%引き下げる確率は一時56%にも。
(地震発生前は4%前後)

となればキウイは下値を引きつけてからの買いで。
急いて買うべからず。
人気ブログランキングへ
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】