2011年3月10日木曜日

ルービニ教授の懸念事項

ペシミストとして有名な?ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授が昨日(8日)
ドバイのヘッジファンド関連の会議で記者団に発言した内容が一部で話題となっています。
今回の世界金融危機を予測したとして知られるルービニさんが
今回ナニを発言しているかというと。。。

①ECBは早過ぎる利上げによって一部の国の景気回復を阻害する危険を冒すことになる
~総合インフレ率は2%を超えたがコアインフレ率は米国と同様に1%前後。
副次的影響の大きなリスクは見られない。
~ECBが早過ぎる引き締めを実施すれば、ユーロ高につながる可能性があるが、
ユーロ圏の高債務国は競争力強化のためにユーロ安を必要としている
②ECBが利上げをすればイングランド銀行にとって数カ月内に追随する圧力となり得る
それは英国にとって最悪の時期に金融と財政の引き締めが重なることになると警告
③現行の原油価格が先進国・地域のインフレの「著しい」加速を招く公算は小さいが
 1バレル=140ドルに達すれば一部先進国・地域の景気は二番底に陥る

ということで、ECBの利上げに否定的見解を示し、また、ECBが利上げに踏み切れば
BOEも利上げに踏み切らざるをえない圧力となるだろうとそのリスクを指摘。
原油価格も現状の100ドル前後では懸念がないとしながらも、140ドルにまで上昇すれば
2番底リスクがあるとの見解を示したというもので、これは私もほぼ同意見(笑)
私なんぞのイチ個人投資家が同意見などと偉そうに書いたら失礼ですが、
まあ、市場はいまとんでもない方向に舵を切り始めている気がしますので
一応メモ書きとして記しておきます。

それとルービニ氏の弱気発言は、VIX指数の動きと似ているとも言われており?!
無視できないことも合わせて覚えておきたいですね。

ダウはまた買われ出しますよ。
本格的春がくるまでこのバブルは継続するでしょう。
そしてインフレも・・・
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