2011年9月8日木曜日

ドルインデックス底入れしたか?


過剰流動性相場なんだなー
ちょっとセンチメントが変わると昨日とは逆方向に数百ドル動く。
ダウ平均の動きは8月初旬の(債務上限問題、格下げの時)暴落以降すっかりレンジ入りしていますが、ボラティリティは高い。
むしろ12000ドル台の高値にあった頃より大きいですね。

昨晩は今日にも発表されれうというオバマ大統領の雇用対策への期待が
高まったほか、ドイツのEU支援の妥当性を問う裁判が波乱なく通過したことで
欧州債務懸念が後退したということが好感されたとかでダウ275ドル高。
激しいです・・・・。

しかしながら。

これは綾戻しだと思ってます。
ドルインデックスが強い。
まだ完全に底入れ反転したと明言できませんが、
すぐ上を走っている200日移動平均線をトライしそう。
これを上抜ければ、ドル高です。
つまり、これまでのマーケットの逆回転が本格的に確認されることに。
(ただし金だけは別だと思いますが・・・)
ダウ安になることは明白ですが、こうなるとドル円も意外と強いはず。
これまではリスク回避=円高というイメージですが、
全般ドル高となるわけですからドル円でもドル高方向への圧力が
高まると思うのですが・・・。
最近ドル円Sが利益を上げにくくなってきています。
私も一昨日のスイス暴落の折、ドル円高値を売ってみたのですが、
思うように下げないのでコストで撤退しています。

底入れした。。。とは言いませんが、目先ドル円は一定の戻りを試すかも。

今日はオバマ大統領の雇用対策が出るとされています。
3000億ドル規模と昨日伝わってきていますが、
これも大統領がいくら風呂敷を広げても
下院を通過しないことには・・・
債務上限引き上げの際も揉めに揉めました。
リーマン後の金融危機では下院で一度否決されています。
ということは、期待は昨日、一昨日の2日の上昇で織り込まれてしまっていて
これ以上の上昇はないという見方もできますが、
一部には共和党はオバマ大統領よりもさらに具体的なアイディアを
出して対抗してくるなんて見方もあって、
政治的な材料ですのでそう単純ではなさそう。。。
さらにいいものが共和党から出てくるということになれば
マーケットはもっと楽観に走るでしょうし。

今夜はECB BOEも注目。週末はG7。
ちょっと手掛けにくい相場が続きそうです・・・・。
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