2011年10月11日火曜日

危機は去ったのか?デクシア破綻も公的資金注入で・・・

ダウ平均、またレンジの上限まで戻ってきちゃった・・・?!
う~ん、しつこい!
いや、しつこいのは私の方なのか?
下げる下げると信じ続けて2ヶ月あまり。
ブル派から見れば私の方こそしつこいポジショントークに映るかも
しれませんね(笑)しかし、かといって決着はまだついていません。
要するに雌雄を決するタイミングがまだ訪れていないという状況で
まだ日柄が必要だということなのでしょう。

先週はリスクオフ相場が一休みでリスク資産が買い戻される流れとなりました。
・ADP全米雇用報告は予想を上回る。
・ECBは1年物資金供給オペ(流動性供給策)と400憶ユーロの
 カバードボンド買い入れの再開を決定
・超党派議員がHIAの検討を開始との報
・雇用統計、NFPが市場予想を大きく上回る10万3000人に
 (失業率は9.1%で同じ)

そしてこの週末です。
一般ニュースでも報道されていますが、
デクシア破綻は一見ユーロネガティブ要因の連想に繋がりますが、
両国政府などから900億ユーロ(約9兆4000億円)の公的支援を受けることが発表され
また、欧州金融安定基金(EFSF)が銀行の資本注入に乗り出すことも合わせて出てきた。
さらに、週末のドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領のベルリン会談では、
欧州の銀行の資本増強を進めることで合意にいたっており、
なりふり構わずこの危機を阻止する姿勢を示しました。

一旦マーケットは素直にリスクオンに動いているようですが、、、、
いや、積極的なリスクオンではなく、ショートカバーなんじゃないかしら?
売り持ちで下を見ていた向きが慌てて買い戻しているだけ。
目先はこうしたニュースに反応して上がるのを嫌って逃げているだけ・・・。
(どこまでもポジショントークですみません)

といいますのも。
7月に公表された欧州金融機関のストレステストでは、
デクシアは問題にされていなかったんですよね。
今年のストレステストでは対象90行中で8行が不合格という結果でしたが
(この結果にもマーケットは疑念を抱いてはいたと思いますが)
2010年は対象91行中7行が不合格、あんまり変わっていないし)
デクシアは自己資本が十分にあるということで、
問題の8行には含まれていなかったのです。

7月ですよ。ストレステストで大丈夫だってされていたのが。
わずか3ヶ月後に破綻、公的救済です。
ストレステストがあてにならないことは明らかですし、
今後他の銀行への波及も懸念として広がるでしょう。

ということで、ポジショントークばかりになっちゃいました。
この凄まじい戻りのアゲアゲ相場に乗れなかったのは言うまでもありません・・(´・ω・`)
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