2011年12月7日水曜日

RBA利下げで豪ドル売りも長続きせずレンジ相場続く

本日6日火曜早朝に格付け会社S&Pが
ドイツやフランスを含むユーロ圏の15カ国の長期ソブリン格付けを
「クレジットウォッチ・ネガティブ」にすると発表。
これは3カ月以内に格下げされる可能性があることを意味していますが、
S&Pは今週EU首脳会議の動向を見極めたうえで、速やかに結論を出すとしています。

格下げとなった場合、
オーストリア、ベルギー、フィンランド、ドイツ、オランダ、ルクセンブルクは1段階、
フランスを含む他の9カ国は2段階引き下げられる可能性があるということですが、
EU首脳会議が肝になって来るわけで、余程の事がなければ
S&Pは格下げに踏み切るつもりなのでしょう。
そういうつもりがなければこんな発表しないのではないか、と思うのですが・・・。

トリプルA格の ドイツやフランスが格下げとなると、EFSF拡充に懸念が生じますので
これは相当なネガティブパンチ。

ところが、発表後ユーロはスコンと下げたものの、今日は下げ止まって揉み合いに終始。
やはりEU首脳会議への期待も相当なエネルギーとなって相場を膠着させてしまっていますね。

不安と期待が入り混じってトレンドが見極めにくい展開が続きそう。
8日のECB理事会や9日のEU首脳会議に向けては手掛けにくいですね。

ユーロオージーが1.300ドル割れてくれたら買いたいんだけどな。
その時は同時にユーロドルも買いなんだと思って待っているのですが。。。

そして今日はオーストラリアが政策金利を
4.50%→4.25%へと0.25%引き下げる事を決定しました。

声明を抜き出すと

世界の成長の伸びは穏やかなペースに変わっている
政策金利を小幅に引き下げる余地がある
中国の成長は鈍化している
欧州問題はアジアの貿易に打撃を与えている
銀行の資金調達環境はより厳しくなっている
交易条件は若干悪化するが高水準を維持
世界的な商品価格の下落がインフレ圧力を弱めている
商品価格はここ数カ月で下落

全般ハト派発言ですよね。
特に「政策金利を小幅に引き下げる余地がある」という発言は
継続利下げの思惑につながり、豪ドルにはネガティブに働きます。
発表直後は一時大きく売られました。
でもその後すぐに回復、大きくみれば結局レンジの範囲内って感じ。
やはり今週の欧州を巡るイベント控えて手掛けにくいのかしらね。

今日はオージーを少しだけ売って買い戻すデイトレで25pipsゲット。
地味に取りました!!
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