2012年6月13日水曜日

戻り過程での振るい落とし?IMF、フィッチ格下げニュースどう読む?


月曜に作ったオージードルショートは火曜の日中に微益撤退でドテンロング。
一時は60pips程度の利益だったのですが20pipsくらいまで利益を削っての手仕舞い
(´・c_・`)
なんだかやっぱり大きな戻り局面の(それでもトレンド転換ではなくあくまで戻りの)
ふるい落としだったかな、という気がして
オージードル、ポンドドルを買ってみたりしたのですが・・・。
(コスト:オージー0.9885 ポンド 1.5530)

今日火曜の日経平均株価は88.18円安の8536.72円。
スペイン支援に対する不透明要因から8500円を割り込んで始まったのですが、
お昼ごろIMF国際通貨基金が「日銀は資産買い入れ拡大などさらなる金融緩和を」
「円は中長期的に過大評価されている」など日本経済への評価を公表。
追加の金融緩和期待が高まったことから株にも買い戻しが入り、
ドル円相場、クロス円相場も急伸する局面がありましたが、
直ぐに力尽きた感じ。

前にラジオNIKKEIの番組に出演いただいた雨夜恒一郎さんが
解説くださった「ノイズ」ってこういうことかしらね。
今、マーケットを主導しているテーマは欧州問題でありユーロ。
円がテーマではないということ。こうした材料は長続きしない「ノイズ」ニュース。
これが解っていたならドル円が急伸したところは売りでは入ればいいのですが、
そういうタイミングでは他のことをやっていてマーケットを見ていなかったりします。
ノイズというのは一瞬なのよね・・・・。

結局今日は「昨日スペイン支援に懐疑的で下げてしまった相場を
取り返そうと戻りを試す」相場だったように思いますが、
じりじりと値を回復してきたのにNY時間に入ってフィッチが
スペインの18銀行格下げを発表。
7日のスペイン格下げを受けた措置なんだそうです。。。。

これを受けてスペイン10年物国債利回りが
過去最悪の6.705%を上抜き、6.8%超えを記録。(7%目前!)
1999年に欧州通貨ユーロを使い始めて以来、最も高い金利へ。
ユーロが急落、オージードルも急落となりました。
なんてこったー。オージーとポンド買ったとこなのに!ヽ(゚Д゚;)ノ!!

・・・・ロスカットラインぎりぎりまで急落したものの、ロスカットには至らず
なんとか跳ね返していますが。。。。

※格下げの対象となった銀行は
カイシャバンク、バンキア、バンコ・ポピュラール・エスパニョールなど。
 前日には、サンタンデール、バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリアを格下げしています。

しかしながら今夜のダウ平均はプラス圏推移。原油も金も堅調と
株、商品は強いんですよ。なんでー?!
だったら、オージーももっと上げてもいいと思うのですが、
為替市場はどちらかというとリスクオフ気味、
株、商品とはちょっと違った動きになっています。

ユーロドルは完全にレンジですが、
オージードルやポンドドルは下げることは下げても切り返し
徐々に下値を切り上げている風にも見えますので
このままロングポジション、粘って持ってみますね。
今日の安値を下回ったら撤退かな。

↓ラジオで北野さんが指摘していたニュースはこれじゃないかな。
 メモしておきます。

※ドイツなどは特定国の金融機関が破綻した場合のリスクを
加盟国全体で分担する「銀行同盟」構想を早い時期に具現化したいようだ。
報道によると、EUの執行機関である欧州委員会は、EU加盟国の預金
保険機関に相互支援を義務づける制度の導入を検討している。

ただし、EU加盟国である英国はこの構想に反対を唱えている。
同国の金融センターであるシティーの利益を損なうというのが最大の理由。

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