2013年1月28日月曜日

LTRO前倒し返済でユーロ強し、円は買継続でOK?! 今週はFOMC


先週特に話題となっていた「ダブルノータッチオプション」って
なんだったんでしょうねぇ。為替関係者は皆意識していましたが、
金曜のドル円相場はこれを意識したような動きも見られたものの、
あっさり90.75円を突破、91円台へと上昇したのでした。

私は金曜の東京時間のドル円相場の底堅さをみて
90.78円で買い注文を入れ(抜けたら加速して上がる動きにかけた)
外出していたのですが、夜になってコレをあっさり突破し
91.18円まで高値があったのでした。そして週マタギ、今日月曜寄り付き
直後は91.23円くらい?!その後ジリジリと下落して現在90円台半ばですね。

オプション情報はあくまで予想と噂と思惑のようなもので
実態など誰も正確には把握していません。
絶対抜けないなんてことはないですし、
抜ければ加速する、というものでもありません。
気持ちの中では買い注文がヒットしたら50銭くらい一気に
噴き上げるかな?と思っていたのですが、そんな風でもなく。

大倉さんいわく
「中国勢のオプション?!そんなものが本当にあるなら絶対にもれない。
こんなとこで話題になるようなものはない。」
なるほど~

さて。
ダボス会議が結構為替市場動かしています。

今日は次期 英国中央銀行総裁(BOE)総裁に就任予定のカーニー氏
がダボス会議で積極的な金融緩和の必要性に言及したことで
ポンド売りが優勢となりました。ポンドドル弱いですね。
私は先週ポンド円売ってたりしましたが、手仕舞ってしまっているので
恩恵はなかったのですが・・・。
ポンドは注目していた先週のGDP速報値でも
成長率前期比▲0.3%前年同期比横ばいと
市場予想平均の前期比▲0.1%、前年同期比0.2%増を
いずれも下回っています。
売りで持つならストレートの「ポンドドル」でしたね。
ポンド円何かを売るからドル円に引っ張られて上がったり下がったり
するんだわ。今からじゃちょっと遅いか・・・?!

そしてここからの注目は明日からのFOMCでしょう。
追加の金融緩和策は全く催促される状況にないので、
おそらく据え置き。これは買い材料でも売り材料でもないのですが、
先週発表された新規失業保険申請件数と住宅価格指数が
リーマン・ショック前の水準まで回復していることなどから
出口に言及するようなことがあると…ちょっと相場は冷やされる?!

ま、政策は据え置きでしょうし、バーナンキさんは一貫して慎重に
ハト派発言をするでしょうから、今週のFOMC自体はリスクではないと
思っているのですが、3週間後の議事録で動く可能性が高いかも。
議事録が危険だってこと、覚えておきましょう。

それと、先週はユーロが上がったのですが、背景には
2011年12月と2012年2月ECBが2度に渡る「LTRO」で資金供給した
総額1兆ユーロですが、、
278の金融機関の1372億ユーロが返済期限の2015年を待たずに
前倒し返済されることが材料となりました。

LTROに参加したのべ銀行数は1300行総額1兆ユーロの資金供給でしたから
おおよそ13%の程度でしょうか。LTROからわずか1年で返済できるという
余裕ができたということになります。
これでユーロが買われたのです。
う~む、今年はゴールドマン・サックスが言うようにユーロは買いなのか?!

ユーロが強くてポンドが弱いものだから
「ユーロポンド」がエライチャートになってるわ。
この傾向、まだまだ続きそう。。。

ドル円も日本株も下がったら買い。
解っているのですが、今夜はちょっとやめときます。
ダブルノータッチ越えでなんだかひと相場やっちゃた気もして
次のマグマはもう少しエネルギー貯めてからなんじゃないかって気がします。
FOMC通過の様子を見て、って感じかなぁ。
空気が変わればまた買いで参戦します。

あ。先週買ったドル円の90.78円ロングは今日91.08円で手仕舞っています。

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