2013年2月26日火曜日

イタリア総選挙再選挙の可能性も。欧州時間はどう動く?!


一夜明けたら阿鼻叫喚。景色が全く変わっていたわけですが、
皆さんご無事でしょうか。

私は昨晩ブログを書いた後も値動きが気になってものすごい夜更かしを
してしまったのですが、こりゃ雪崩が来るな、と
ユーロ円122.48円で売りで飛び乗りました。
118.74円まで大きく突っ込んでからのリバウンドでで121.35円まで
大きく反発も見せましたが、現在再下落で120円割り込んでいます。
まだ保有中。ユーロにしたのは勿論火種がイタリアだからです。

今日になって皆さんここを買い向かっているのかしら?
いろいろリサーチしていると、この下落はやりすぎ、いい押し目が来たという
論調もあるようですので、バーゲンハントに向かっているという方も多そう。

でも、この急落ってNY時間に入ってからです。
イタリア総選挙のリスクは欧州勢はまだ織り込んでいないんですよ。
欧州時間に入れば、この材料が再度蒸し返されるんじゃない?!
そんな気がして、買いはまだ時期尚早なのではないかと感じております。

というわけで、1.3082ドルでユーロドルも売ってみています。
ただ、チャートをみるとユーロドルは相当下げちゃった後で
一目の雲の下限まで到達しているので、ここでリバウンドする
可能性もありますので、その時はすぐ撤退して再度戻りを売り直します。

ドル円もものすごい陰線が立ちましたので、今日の欧州、NY時間にこの陰線の
半値戻しが達成できない場合は、やはり少し大き目の調整局面入りとなったとみて
買いは十分に安値を確認してからにしたいと思っております。
短期的にはどちらかというと戻り売り優勢なのではないかと思うのですが…。
ただ、一目の転換線がサポートされています。
クロス円が弱くともドル円だけはあまり下げないのかもしれませんね。

しかし、超長期的にはいい買い場を提供してくれるチャンス到来ですので、
ここは下落歓迎でじっくり焦らずに対処しましょ。
日経平均のCFD(株365)とか、買い増しのチャンスです。

さて、この暴落のきっかけとなったイタリアの総選挙ですが、
下院ではベルサーニ氏が率いる中道左派連合が僅差で制した模様。
340議席獲得で過半数。

しかし上院で過半数を占める政党連合がないという事態に。
 
今後、ナポリターノ大統領が連立協議を主導するととなりますが、
不調に終われば再選挙に追い込まれるとの報道もでてパニック売りに。

昨日の夜23時くらいまでは中道左派連合が単独で上院過半数確保の可能性と
出口調査で伝わっていたのでユーロはむしろ上昇していたのですが、
あてになりませんねぇ。報道もかなり錯綜していた印象でした。

上下院でねじれが生じる可能性は予想されていたものの
まさかお笑い芸人?グリッロ氏が創設した新政党「五つ星運動」が大躍進
となったことは想定外で、関係者を驚かせました。
反ユーロ、反緊縮で知られていますが、お笑い芸人なの?!

市場関係者からは「想定し得る最悪の結果」との声も上がっているとかで、
この衝撃は、まだロンドン勢が吸収していないことを考えると
まだまだ大きなものとなりそうだとみています。

それから今夜は24:00にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が
上院銀行委員会で証言します。
3月1日歳出削減が発動することとなっていますが、
この懸念はまだマーケットには影響がないですね。
また期日延期となるんじゃないか、との楽観があるようですが、
このあたりもそろそろニュースとしては気がかりです。
今週金曜が1日ですものね。

3月27日、もしくは3月22日が、解決策を探る上で新たな期限となる可能性がある。
3月27日は、暫定予算が失効する日。
だそうです。
発動後に妥協案が出るとか、予算振り替えで対応とか、、、、

アメリカのリスクにもご注意です。
〔シナリオ〕米歳出強制削減、発動前・発動後に予想される展開
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK829639820130226

米ホワイトハウス、歳出強制削減の深刻な影響を国民に訴え
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE91P01S20130226?rpc=188

あ、ポンドドルのショートは手じまいました。わずか28PIPS利益でした^^;
ポンドよりユーロが来ちゃったので、むしろポンドはリバウンドに入っています。

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