2013年10月8日火曜日

債務上限引き上げのウルトラC

8日火曜の日経平均は小幅高。
プラス41円高ですが14000円大台は割ったまま。

先週まで国慶節で休場だった中国勢が戻ってきていることで
上海市場が堅調だったってことが支えだったようです。


昨晩、週明け月曜ののNYダウは136ドルの大幅安で
ドル/円相場は再び96円台へと円高進行となり、
日経平均も100円を超える下げ幅もあったのですが、
ちょっと下げ疲れたか?
それにしてもドル/円は96円台に突っ込むと買われますね。
96円台にはGPIFの買いなど年金マネーが控えているという噂が
ありますが、本当にGPIFが出動して買われているのかも。

米国議会は膠着状態のようで全くどうなるか予想がつきません。
岡崎良介さんはベイナー下院議長の発言に注目しておくことだ、と。

債務上限問題についてはウルトラC解決もささやかれています。

①財務省が額面1兆ドルのプラチナコインを発行し、国庫を水増し。
②合衆国憲法修正14条に基づいて大統領権限で債務上限を引き上げ。

①について。
1996年、前回の米国政府機関が閉鎖した時ですね。
米議会で「財務省は、任意の額面・大きさの『プラチナコイン』を
法定通貨として鋳造することができる」という法律が可決されています。

つまり連邦債務上限が引き上げられるまでの緊急措置として、
プラチナコインを鋳造して、そこに1兆ドルと刻印してFRBに預金して、
当面の資金繰りを行うウルトラC。

②は、それが出来るならデフォルトはあり得ないってことですよね。
大統領がデフォルトを望まなければ。

荒唐無稽なようでも、こうした奥の手があるってことが
この駆け引きの結末がデフォルトと言う最悪の事態にはならないと
いう思惑に繋がっていて、株価下落が調整の範囲内にとどまっているとも
言えるでしょう。

つまり、この与野党の駆け引きによるリスクでの崩落は考えにくい。

しかし、もっと心配なのは、発表が延期された雇用統計が
9月分だけでなく、現在の10月分が発表されないかもしれないという指摘。

「(10月分の)その調査対象期間となるのは、日曜日から数えて12日を含む週となり、10月の調査週は今週(10月6日~12日)となり、このまま政府閉鎖が続けば調査ができない可能性が指摘されている。つまり9月の数字はいずれ発表されるにしても、10月の数字はこのまま政府機関の閉鎖が続くと、最悪の場合は存在しなくなる可能性があるという(FT)。実はこちらのほうが大きな問題となりそうである。 」~牛さん熊さんブログからhttp://bullbear.exblog.jp/21169303/

それ、年内のテーパリングの可能性が
ますますなくなっちゃうって話じゃない?

ということで、崩落はないにしても、
ダウは天井つけたんじゃないかなぁと思ってしまうのよね。
テーパリングの時期がますます不透明になるってことは
プラスじゃなくて、実は売り材料なんじゃないかなぁと思うのです。

ただ、それは経済指標次第。
テーパリングが遅れる理由が指標が悪いってことが
株価にはネガティブだと思うけれど、
緩和が続けばやはりじゃぶじゃぶのお金は
どこかに流れ込むわけで、
またどこかで米株に流入する時がくるでしょう。

しかし、さすがにダウも前回安値まで近づいてきました。
今夜も会食なので、買い戻しておきます。

14950ドル近辺で再度戻り売り注文を置いて。

ドル/円も97・06円で買戻し。
こちらはなかなか下げないので、しびれを切らした感じ(笑)
でも98・05円でのショートだから1円は取れました。

今は取りあえずノーポジとなりました。
再ショートするなら戻ってから。
でも、米国議会に歩み寄りが見られたというようなニュースなら
ロングで入ります。

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