2015年2月25日水曜日

イエレン議長議会証言で利上げ工程に言及

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あらら~今夜は株がさらにぶっ飛んでるわ。

NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数、日経平均、、、
みーんな上がってます。日経平均は18700円に手が届きそう~

確かにテクニカル的にも、これまでの高値を超えてレンジを上方ブレイク。
上値抵抗がなくなったので、値が飛ぶのがセオリー。
正にテクニカル通りの値動きね。

しかし、株高なのに、ドル円相場は相変わらずの119円台。
日経平均が上がっているのに、ドル高は抑制されている、、、
(現在の日本にとっては理想的な値動きが加速してる状況)

何故かというと、、、
利上げが予想より遅くなりそう~?!って思惑が市場に広がったのね。

利上げが遅れるかも?ということは。。。

→ドル高の勢いは削がれる(むしろ利食われる)
→低金利、じゃぶじゃぶ政策はまだまだ続く、安心して株を買おう!

きっかけは、イエレン議長の議会証言ですね。

ポイントは
「利上げ前にフォワードガイダンスを変更する」と述べたこと。
(「ゼロ金利政策の時間軸を示す指針」を変更して市場に周知するということ)

つまり、利上げはFOMCで突然発表しませんよ、
その前のFOMCで、フォワードガイダンスを変更して、
利上げ準備が整ったことを、皆さんにお知らせしますよ、
利上げはその次以降に発表しますよ。ってことね。

具体的に言うと、
12月以降FOMC声明に記載している
「忍耐強くいられる(patient)」との文言を削除すると述べています。

この文言が削除されるのが合図です。
その時に利上げを同時には発表しません。

ただ、同文言の削除は、
ある時点で必ず利上げが実施されることを保証するものではなく、
FRBが毎回のFOMCで利上げを検討する方針に
シフトしたことを示すものとなる、ということですから、
文言が取れたからといって、その次に利上げするかどうかは
わかりませんよ、それはあくまで状況によりますよ、とも言ってる。

現状においてはその「忍耐強い」文言が残されているわけですから
少なくとも今後2会合においてはゼロ金利維持を意味でもあります。

つまり、あと2回のFOMCでは利上げは発表されない。

えーと、ここでFOMCスケジュール。

① 3月17-18日
② 4月28-29日
③ 6月16-17日
④ 7月28-29日
⑤ 9月16-17日
⑥10月27-28日
⑦12月15-16日
16年の初回のFOMCは1月26-27日。

あれ、、、なーんだ。あと2回って3月と4月だと仮定すれば
6月利上げの可能性もゼロじゃないんだわ。

じゃあ、あんまりサプライズじゃないじゃん。。。。

と思うのですが、具体的に利上げの工程を示したってことと
どんなに指標が良かろうが、6月より前になることはないという確信で
株が買われているのね。

あ、あとこんな発言もあったらしいわ。
「経済の回復は顕著だが、利上げ水準には達していない」

そりゃドル売りにもなってしまいますが、(^^;
それほど崩れているわけじゃないです。
ドル円は118.95円まであったかな?
直前に119.83円まで上がってたので、1円は下げましたが、
それでもレンジの範囲内ね。

だって、結局南極米国が
最も早く利上げするだろう事実には変わりはないワケで。

それでも今夜は米国債利回り低下してますので、
ユーロドルとか、ポンドドルなんかでもドル安気味。

おかげで私のポンドドルロングも、そこそこ安定して利が乗ってきました。
ポンドドル、昨年夏からの下落トレンドから23.6%戻してるんだけど、
38.2%戻りくらいまで上昇しないかな…と思ってみています。

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