いろいろ驚きましたね~6月分の雇用統計。
その数字もそうですが、その後の値動きも。
何が驚きって米株ですよ、年初来の高値更新?に迫るところまで上昇してます。
※6月雇用統計
NFP・非農業部門雇用者数 28.7万人(予想18万人)8カ月ぶり伸び
4月分 14.3万人に上方修正(12.3万から)
5月分 1.1万人に下方修正 (3.8万人から)
平均時給は25.61ドル(前月から0.02ドル上昇:前年同月比2.6%上昇)
~過去の傾向からは伸びが緩やかではある。。
初動は予想を大きく上回るNFPに反応するでしょう、101.26円まで急伸。
ところが、ドル円はその後一転急落し一時100円割れ…。99.98円示現。
その後乱高下しながら101.50円前後に収束。結局ノーイベント。
(ノーイベント=結局イベント前と同じレベルに落ち着くこと)
う~ん、若干円高方向かな。日足チャートを見ると陰線です。
ドル円は重い…。
これはやはり、企業の想定為替レートが111円台にあるってことが
心理的重石になっているんでしょうか。
それとも、この結果じゃぁ利上げがかなり後になるってことなんでしょうか。
後者に軍配か、と思える値動きが米株ですね。
+250.86 18146.74ドル (4月20日の史上最高値18167.63ドルに迫る大幅高)
ということで、ブレグジット決定で急落した米株はものすごいリバース。
これに連れたか、ドル円がさえない値動きも、ナイトセッションの
日経平均先物も +230 15350 (7/8 東京時間現物 15106.98)
ということで、ドル円は弱いのですが、株は堅調。
これは利上げの思惑が強まる内容ではなかった、ということでしょうね。
債券市場では独10年債金利は-0.200%手前まで低下、
米10債金利は一時最安値更新で引けは1.358%。
株も上がれば、債券市場にも資金が流入しています。
そして、金も高い。
通常、株が高ければ債券は売られ、金も売られるはずですが
株、債券、金が高いというのはどういうことか・・・・。
これは金利がない時代の悲劇と言えましょう。
それが証拠に、豪ドルやキウイドルが強いんです。
豪ドルなどは利下げの思惑が上値を抑える展開のはずですが、
雇用統計の乱高下の後は上昇が続いて高値引け。
キウイも同じ。乳製品価格が下落傾向となっても買われている。
これは金利がある通貨だということの共通点か・・・。
リスク回避的な資金逃避で債券や金市場に資金が流れ込む一方で
金利のある通貨へにも資金が流れ込んでいます。
これは、リスク回避的な値動きが沈静化すれば、さらにこの傾向が
強まる可能性が濃厚とみた。
ということで、ここからはオセアニアの押し目買いに
狙いをつけてみようと思います。
通常、リスク回避時には真っ先に売り込まれる通貨なんだけどね…。
何か事件が起きてのリスク回避的な値動きはブレグジット騒動で
一巡したんだと思います。米株を見てもリスクを取り始める動きが
同時に始まっており、それであればオセアニアも強くなるはず…。
欧州通貨売り、オセアニアロングかな。
※RBNZ(NZ準備銀行)のスペンサー副総裁は7日、
NZの住宅市場の不均衡拡大に懸念を示し
「一段の利下げは、金融安定へのリスクをもたらす可能性がある」
との見解を示しました。NZドルは利下げ思惑の後退から上昇基調を
強めているものと思われます。ポンドキウイが最も妙味ありかな?
ドル円は、、、う~む。上値が重いです。
円には資金流入が続いているイメージですね。
中国辺りが欧州ものを処分して円にシフトしているんじゃないでしょうか。
だとするとなかなか浮上できない気もします・・・・。
ただし、今週はBOEイングランド銀行の金融政策会合で利下げが見込まれています。
この夏に0.5%下げるとみれらており、英国もゼロ金利国の仲間入り。
これが足元の金高の一因かと思いますが、
かなり英国利下げは織り込まれてきていますので、事実が出れば
買い戻しがあるかもしれません。
長期的には1.20まで下がるというのがコンセンサスでも
利下げが出たら一度ポンドが上昇するかも。。。
この時、ユーロが下がる(ユーロポンドでユーロ売りポンド買いとなる)ため
ユーロが下がる週となるかもしれません。(希望的観測)
となると、一時的にドルが上がるかもしれません。
(ユーロドルで、、、)
今週はポンドの動向にも注目ですね。
ポジションは継続です。
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