2016年9月30日金曜日

OPEC減産合意でリスクオンもドイツ銀行リスクが横たわり…結局レンジ?!

まさか原油価格上昇がきっかけで上がり出すとは…。

これぞ想定外。
そもそもアルジェリア会合なんて、誰も期待していなかった…。
一部観測報道で、増産凍結に向けて前向きな発言などがでて
神経質に動く局面はありましたが、
まさか2016年年明け1/4に国交断絶したイランとサウジが
歩み寄りを見せる形で減産合意とは…。

OPEC加盟14カ国は原油生産量を日量3250万~3300万バレルに
制限することで合意。8月時点で日量3324万バレルを生産しており、
今回の合意は事実上の「減産」となるわけですが、
まだ安心できないのは正式合意は11月のOPEC定例総会。

今回の非公式会合での話合いは正式合意ではないことや、
そんな僅かな量の減産で何が変わるの?
てな話ではあるんだけど、
まずは「減産」の文字がヘッドラインに踊ったことが大きい。
だって増産凍結ですら合意はないとされていたんだもの。

サウジが「イランに限って増産を認めた」という譲歩による合意です。

他国がそれを(イランだけ特別扱い)受け入れるのかどうかも疑問ですし、
今回は各国の生産枠だって全然話し合われていない状態です。

原油市場に詳しい人間ほど、この合意に価格押し上げの持続性はないと
思うはずですが、しかし、現実に原油価格は大きく跳ねて、
今夜も崩れずに日足チャートのレジスタンスを超えています。

やはり8年ぶりに減産に踏み切るスタンスに変わった事実が大きいのでしょうね。
サウジは前回の4月のドーハ非公式会合時には、まったく歩み寄る姿勢をみせずに
ちゃぶ台返しをして、話合いをめちゃめちゃにしたんだけど、
今回は、サウジが譲歩したっていうんだから、その意外性は大きい。
このサウジの方向転換は価格の持続性につながるのかもしれません…。

ということで、マーケットのセンチメントは一気に明るくなっています。

ドル円相場は101円台へと上昇。
株も堅調推移となりました。

ドル円100.80円台ロングは利益になったわ♪

と思っていたら!!

あら~今夜はダウが急落してて、
ドル円が再び100円台へと下落中…ちょ、ちょ、ちょ何が起こったの。

調べてみたら
またしてもドイツ銀行の株が下がっているようです( ;∀;)

CNBCによると、ミレニアム、ロコスキャピタルなど
ヘッジファンド10社が、ドイツ銀行に委託している担保を減らしている
と報じられて、ドイツ銀行株が売られている模様。。。

結局レンジなの~?!

まあ、個人的に原油の持続的上昇には懐疑的ではありますので
なんとなく、そうだよなぁ、、、という気持ちで見ていますが💦
今夜も原油は確りなので、それほど大事には至らないでしょう、たぶん。

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