2016年11月17日木曜日

イエレンFRB議長の議会証言はリスクかチャンスか

ドル円相場は108.55円まで安値があったようですが、
17日木曜東京時間再び109円台。底堅いですねぇ。
安値を拾うことができませんでしたが再参入、
出遅れちゃったかなぁ、109.09円で再度ドル円ロングです。

その一つには個人の売りが結構大きいってことが…。

アングル:トランプ相場に挑むミセスワタナベ、逆張りでドル売り
http://jp.reuters.com/article/trump-mrswatanabe-idJPKBN13C0BB

投機筋らはドル円ショートを買い戻している中で、個人がドル円ショートを
増やしているという。。。このような売りが燃料となって上がりそうな予感。

昨日17日、日銀は初めて「イールドカーブコントロール」政策である
「指値オペ(公開市場操作)」を実施したことが話題。

幕上がった日銀vsトランプ相場 初の指し値オペ

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17H4E_X11C16A1000000/


米金利急上昇の中、日銀は日本の金利を押さえつけるとの意思表示、
と受け止められるとした解説が多いですが、9月日銀会合で
やるって宣言していたことを、実行したまで。
驚きのニュースでもなんでもないのですが、
今週に入って日本国債10年物の利回りがプラス圏に浮上していましたね。
これはトランプ効果による米金利上昇につれ高となっているものですが、
プラス圏っていったって、わずか0.005~0.015%そんな程度。

ただし、これがさらに上昇して1%になっちゃったりすると困るわけで
(日銀は長期債利回りを0%近傍にピン止めする政策を発表した)
更に上がってしまう前に押さえつけたということです。

これが機能する政策であるというなら、円安要因。
これがコントロール不能とみなされれば、円高要因となり得るのですが、
そのような事態になることはたぶんないと思うので問題ないでしょう。

ということで、日銀は粛々と長期債をゼロに固定するオペを実施してくれれば
米金利上昇が素直にドル円上昇の材料です。

その米金利を占うイベントが今夜・・・。
イエレン議長の議会証言があるのね。

イエレンFRB議長の議会証言、5つの注目点
http://jp.wsj.com/articles/SB10780138144506903447704582441502207814044

ハト派として知られるイエレン議長。
さて、イエレンさんの発言でドル高に冷や水はあるでしょうか…。

もし、そこでドルが下がることがあれば、絶好の買い場と考える向きは
多いと思いますので、それほど下げないと思うんだけどね。
だから、このイベントは「安くドルを買えるチャンスかも」ととらえています。

それなのに、すでに109.09円でドルロングを作ってしまったわ・・・。
もっと下がれば、さらに買おうかと思っています。

安倍首相とトランプ氏の会談の報道にも注目ね。
マイナスとなるような材料は出てこないと思われ、
108.50円台で反落が止まったドル円は、今週にも110円突破となる予感。

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ポンドにも注目しているのですが(ポンド円Lしてるので・・・

英中銀のカンリフ副総裁は「政策金利を過去最低水準に維持することは困難」
「金利引き下げの要因が後退しつつある」との見解を示したようです。

となると、英国の利下げはなく、今後は利上げもあるか?!ということに
なってきますね。今週発表の消費者物価は強くなかったのですが、
今後、インフレ指標にはより注目度が高まってくると思います。
指標が強ければポンド高、素直に買い戻されていくのではないでしょうか。
(ポジショントーク)

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