注目されたトランプ政権による税制改革案・・・
掛け声は威勢がいいんだけど中身はどうもすっからかん。
法人税および小規模事業や個人事業主を含むパススルー事業の税率を
現行の35%以上から15%に引き下げる方針とのヘッドラインと
現状伝わってきている内容は以下の通り。
「企業税、15%へ」
「個人の税率は最高35%に設定」
「遺産税の廃止」
「州、ローカル税控除を廃止」
「3.8%のオバマケア税を廃止」
「代替最小税額を廃止」
「7段階の税率を3段階に簡略化」
「レパトリ税10%」
「国境税調整なし」
導入時期についての言及なし。
ムニューシン米財務長官は
「税制改革の財源は成長によっておのずと賄われる」
「対GDP債務比率下げ歳入を大規模に増やす計画」
と述べていますが、成長によっておのずと財源が賄われるって
随分楽観的ですよね。具体性がないんだけど。。。
正直失望の内容かと思われますが、それにしては意外と株もドルも確り。
報道があった瞬間は株売り、ドル売りが加速しましたが、
大きく崩れる雰囲気はありません。
NY市場が引けてみないとわかんないけど。
おそらく「そもそも市場は期待していなかった」んだと思います。
フランス大統領選での悲観の修正と業績相場を好感した
持たざるリスクに今週から勢いよく米株が上昇しているにすぎず、
トランプ政権が手際よく公約を実現できることなど、ハナから期待して
いなかったということなんじゃないかしらね。
今夜はこのほかにも
・ホワイトハウス、ヘルスケア法案の28日か29日の採決推進
・28日の政府機関閉鎖の回避に向け、議会下院が期間1週間のつなぎ予算を
近く検討する可能性があることが26日、共和党関係筋の話で明らかに。
という報道があり、28日シャットダウンリスクはそれほどマーケットも
意識していないように見えます。
かといって21000ドル大台に乗せたダウ平均、
ここから上値を追えるかというと、買う材料にはなり得ないですので、
だらだら修正に入る可能性も捨てきれません。
ということで、増し玉はなし。
そして、まだ手仕舞いもなし。
ドル円、ポンド円、ポンドドルロングを継続とします。
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