2018年8月22日水曜日

トランプ砲でドル安進行も、ドル円相場は底堅く推移

トランプ砲の威力は大きいですねぇ。

ドル高からドル安に転換してしまったかに見えます。

インタビュー:トランプ大統領、FRB利上げ「気に入らない」
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-fed-idJPKCN1L527A

早朝になって一斉に日本語報道が出てきましたが、
ロイターとのインタビューで述べたもので
同時に中国や欧州連合(EU)が通貨を操作していると非難もしています。

ここで、またも日本が名指しされなかったことが不思議ですが
FFR交渉(日米新通商交渉)も9月に先送りとなり、
明らかに中国に対する態度と日本に対する態度は違って見えますね。

だから、過度に円高にはならないんじゃないか、、、という気がしていましたが、
実際ドル円相場は、トランプ砲を受け109.76円まで下落する円高となったものの
東京時間には反転し、110円ミドルまで上昇してきています。
つまり円安再開です。

その間ユーロドル、ポンドドル、豪ドル、キウイドルなどドルストレートは
上昇を続けており、ユーロドルは1.1560ドルまで上がってきました。
長いレンジ下限であった1.150ドルをあっさり超えて上昇、
つまりドル安が続いてます。

それでも、このドル安は「ドル高トレンドの修正」だと思っていますので
今週、明日のFOMC議事録やジャクソンホール会合、米中貿易交渉などのイベントで
一層のドル売りが広がれば、ドル買い狙いとします。

今年のジャクソンホール会合はあまり注目度が高くなかったのですが
トランプ大統領発言で、にわかに関心を集めるイベントとなった気がします。

トランプ大統領に指名されたパウエルFRB議長がジャクソンホールで
トランプ発言に対しどのような反応を示すのか、という点と
為替を操作していると名指しされた欧州、ECBドラギ総裁の反応なども注目したい。

パウエルFRB議長は24日午前10時(日本時間同午後11時)に
「変化する経済における金融政策」をテーマに講演します。

トルコ休場の影響は現在のところほとんど見受けられません。

米中貿易交渉を控え、今日の上海株が堅調推移であったことから
今日は米株も堅調、リスクにおびえるムードはありません。

トランプ砲をまともに食らったのは東京時間前場くらいかな。
ただし、日本株には流動性も戻ってきていませんし、地合いは弱いんですよね…。

ドル円が反発してくれたことに支えられました。
やはり実需の買いや本邦勢の外モノ投資が旺盛なんでしょうか。
ドル円相場が110円前後をキープできるようなら、年後半に向けて
日本株にも資金が戻ってくると思うんですけれどねぇ。。。
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