2018年11月22日木曜日

米国利上げは最終局面?!との思惑にもドル強含みのワケ

20日NY株式市場でダウは500ドル超の下落、
21日水曜の日経平均も75円安(寄り付き安値で買いも度sh位旺盛でしたが)
ということで株式市場はリスクオフの様相を呈しているのですが、
ドル円相場は底堅く、103円台までジワリ上昇。

あれ~クラリダFRB副議長の中立金利に近付いている発言から
Fedの利上げ見通しほどには利上げがないのでは、との憶測が広がり
米債利回りは低下傾向なんですけどね…・。

コラム:FRB利上げ「最終局面」か、米債売り持ちが急低下
https://jp.reuters.com/article/global-markets-speculators-column-idJPKCN1NP0CZ?utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&utm_content=5bf4738004d30146d9da43c0&utm_medium=trueAnthem&utm_source=twitter

ヘッジファンドの米国債ポジションが今、歴史的な規模でシフトしている。米国経済は峠に近く、米連邦準備理事会(FRB)は利上げの最終局面に近付いていると、投資家は考え始めている。

13日までの1週間でヘッジファンドおよび投機筋による10年物米国債先物の売り越しは20万5991枚減って33万3195枚となった。これは2017年4月以来で最大、統計の集計が始まった1995年以来でも3番目に大きい変動だ。


米債ショートは急ピッチで解消されています。
この買戻しがこのところの金利低下の一因だったのかもしれません。

しかし、ここ2日ほどは金利は低下傾向なのにドルが強含み。。。。

金利云々ではなくリスクオフの有事のドル買いとの指摘もありますが
そろそろ年末に向けての資金需要が意識される頃かもしれません。
となると、米国へのレパトリが旺盛になるとの見方もあって、、、

今日は、ユーロやポンドなど欧州通貨が軟調でしたが、
これもドル上昇をもたらしますね。

欧州委、イタリア予算案巡り制裁手続き勧告 政府は譲歩せず
https://jp.reuters.com/article/eurozone-eurogroup-italy-idJPKCN1NQ25L

イタリア制裁手続き勧告、ということでこれがユーロ下落を招いた模様。

ということで、欧州通貨が弱いからドルが強いというのも一つの要因。
ドルが強含むのでドル円がしっかり。
そのおかげなのか、日本株は下げ渋りをみせましたね。
公的マネーが支えているからだという話もありますが💦

しかし、この地合いにあってリスクを取ってドルを買うというような投資意欲が
高まるとは思えませんので、このドル上昇、それほど長期化するとは思えません。

今日はこんなニュースも。

ヘッジ外債、500億円程度売却方針=損保ジャパン日本興亜計画
https://jp.reuters.com/article/sjnk-investment-idJPKCN1NQ18T?utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&utm_content=5bf5905104d3015d7f384db7&utm_medium=trueAnthem&utm_source=twitter

円高要因になりますね。
外債投資を控えて円債にするっていうんだから。

NZドル/円ショート、カナダ円ショートはもう少し粘ってみます。
ドル円が切り返してきたおかげで、クロス円も上昇しちゃって
思惑とは異なる動きになっているんですが💦

NZドル/ドルロングも継続です。
人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】