2018年11月29日木曜日

パウエル議長発言で全面ドル安、そして株上昇へ?!

今夜、28日水曜ははパウエルFRB議長の講演受けて、全面ドル安進行。
株は大きく上昇しています。

27日火曜のクラリダFRB副議長の発言の注目度も高かったのですが
(1ヵ月ほど前、中立金利に近付いている発言で利上げ打止め近しの思惑が広がった)
27日講演では「政策の漸進的な正常化」を支持する考えを示し
ご自身の発言をやんわり修正した、といいますか、表現を変えてきたことで
27日火曜のNY時間からドルが強含む展開となっていました。

クラリダFRB副議長講演、利上げ巡る表現に前回と相違-真意は不明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-28/PIVPP46S972C01

ドル/円相場は114円台に乗せるところまでドル買いが進行していたのですが、
パウエル議長がドル円114円台からの上昇に水を差しました。

パウエルFRB議長、政策金利は中立水準「わずかに下回る」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3831355029112018000000/?n_cid=SNSTW001

10月時点で「現状は中立金利から、ほど遠い」と話していたのですが、
10月に株価が大きく下落、資産価格の下落は影響がないはずがありません。

今夜は「政策金利が景気をふかしも冷やしもしない
「中立金利」に近いと発言しています。

10月の発言から一転、ハト派に転じた印象です。
これで利上げの打ち止めが近いとの連想がマーケットに広がっています。

※米2年債利回り 政策金利動向に敏感な米2年債利回りは急低下。


※ドル円相場 114円タッチで頭打ち。


※日米株価 ダウは200EMAを回復、日経先物も強い。


米利上げ打ち止めが近いというなら、
金利先高観を警戒して売られてきた分は戻るかもしれません。

それでも、利上げが当初見込みより早く休止されるというだけで
日米株価が今年の高値を抜くほどの材料になるかどうかは疑問ですので
短期的なリバウンドが見込める程度かと思いますが、、、。

日本株に関しては今週から12月中旬まで中間配当支払いが相次ぐので
これが再投資されると下値が固くなります。
総額5兆円近くあるようですので、これを軽く見ない方がいいかもしれません。
ピークは12月3日の1.3兆円のようです。

たけぞう氏のtweetから。
https://twitter.com/noatake1127/status/1067181947653214209

また、今夜発表された米10月の新築一戸建て住宅販売件数が

54万4000戸で前月比8.9%減少、2016年3月以来、
2年7カ月ぶりの低水準となったことも
金利先高観を後退させていると思われます。
前年同月比で12.0%減と、住宅セクターは利上げの影響が出始めていますね。

キウイ円ロングはこれで大きく利を伸ばすことに成功していますが
ユーロ/ドルロングが手痛い。

ドル安が来るようだと、ユーロは上がってしまうことになりますので
傷が浅い内に撤退。

代わりにNZドル/ドルもとても強いチャートなので
0.6861ドルで買っています。

NZドル/円76.93円L

NZドル/ドル0.6861ドルL

ユーロ/ドル1.1312ドルS⇒1.1333ドルで損切。
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