為替はノーポジなので気が楽ですが
個別株はいくつかロングを継続。
ドル円相場は円高論者が増えたように思いますが、どうでしょう。
株ロングなので、私は個人的にドル/円相場も大きく下がらないと
考えているということですが、、今日は気になるニュースをいくつか。
①銀行の外債運用岐路に 頼みの綱、米国債「逆ざや」
過去投資分も含み損に
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO42984920X20C19A3EE9000/
~現在、米国債購入で為替変動リスクを抑えながら
ドルを調達するコストは2.9%程度。
長期金利は現在2.4%程度ですが、調達コストの方が高い。
2.4%の利回りを得るために2.9%のコストを支払う「逆ざや」状態。
つまり、現在新たに米国債を買うと、
その時点から損失を抱えてしまう状況にあります。
本邦銀行の外債運用がの主役である米国債ですが
調達コスト上昇で過去の投資分もコストが利回りを上回る状態に。
保有しているだけで損が膨らむ状況にあり、この環境がつづけば
損切りを迫られる銀行が増える可能性が。
19年1月時点で、国内銀行による米国債を含む外国証券の保有残高は
46兆6527億円。
ということで、この環境で外債投資が増え続けるとも考えにくく、
過去の投資分の損切などが出る可能性すらあります。
ただし、過去の外債投資は為替ヘッジをしているものが多いようですので
為替市場には直接影響はないかもしれません。
銀行などの損失にはつながりますが。
これはここから円安はあまり進まないと思わせるニュースですね。
③3カ月物TB金利が米10年債利回りを上回る逆イールド後は円安ドル高
1971年以降、3カ月物TB金利が10年債利回りを上回利逆イールド化したのは6回。
逆イールドが発生する前の月と、それが解消した月の
ドル円相場を比較すると6回すべてでドル高円安が進行。
平均上昇率は11%だった。
~三菱UFJモルガン・スタンレー証券 ストラテジスト 服部隆夫氏
直近は2006年8月から07年5月。ドルは115.71円から122.66円へ6%上昇。
先週金曜、ドイツのPMI悪化をトリガーに金融市場が大混乱に陥り
米3カ月物TB金利が米10年債利回りを上回る逆イールドが発生。
過去の経験則からは、この逆イールドが解消するまではドル高になる、
ということです。
この側面から見ると、ドル高円安が来そうなきもしてきますね。
③トルコで「貯蓄ドル化」進行、外貨準備が危機的低水準に
https://jp.reuters.com/article/turkey-dollarisation-idJPKCN1R907I
トルコリラを売ってドル資産に変える動きがトルコ国内で旺盛なようですが
新興国通貨の暴落が次の大きなショックのトリガーとなる可能性は
無きにしも非ず・・・・。
ゴラン高原問題から投機的なリラ安の仕掛けがあったようですが
31日がトルコの総選挙。選挙に向けては失敗は許されませんが、
外国人のリラ売りを制限するようなことをしたため
トルコ株式市場が暴落する事態に、、、。
新興国ショック発でのリセッションのリスクもありそうです。
ということで、どれもこれも直近のトレードに役立つニュースじゃ
ないので、ポジションは持たずに静観しております…。
どちらかというとドル円上昇目線。
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