2019年5月2日木曜日

FOMC受けて米長期金利反発、利下げ期待後退

5月FOMC 

◆金融政策
①金利据え置き 
②超過準備付利金利(IOER) 2.40%→2.35% 引き下げ

予想通り、予想の範囲内
②は「小さな技術的調整」であり
金融政策スタンスのいかなる変更も反映していない


◆声 明

・インフレ率は「低下し、2%を下回っている」と文言を若干修正

・3月声明ではインフレ率の低下は
 エネルギー価格低下によるところが大きいとしていたが、その文言を削除。

・コアインフレ率が「2%付近」にとどまっているとの文言削除

~物価認識の修正で声明の内容を受けてマーケットは一時ドル安へ。
 年内利下げの可能性が意識されたのですが、、、

◆パウエル議長会見 

・物価伸び悩みについて「一時的な要因が影響している」
・政策方針を大きく変えない」と明言
                 → FRBが利下げに動く可能性は低い
                 
・「(利上げと利下げ)どちらの方向も必要性は低い」
                 →利下げに傾いていま市場織り込みの修正

パウエル議長の会見が始まってからみるみる株価が下落し始めました・・・・
利下げへの期待が後退したということね。

※ダウ平均日足 でもまあ、崩落という感じじゃありません。調整の範囲内


利下げ期待が剥落する中で、
FOMC直前には2.5%を割り込んでいた長期債利回りも急反発です。
FF金利を下回るというのはやりすぎでしたね。やはり。

※米長期債利回り15分


この金利反騰を受けてドル円も夜中にドーンと上げました。

※ドル円15分足


しかし日足で見ればただのレンジ

※ドル円日足



昨晩のFOMC受けて、ドル安は止まった?!

※通貨インデックス一覧



う~む。

そうそう、気になるのは
米国が2兆ドルのインフラ投資で協議開始という報道があったのに
コモディティ市況は全然さえない展開だってこと。

昨晩はドル反騰のせいだと指摘されれば、それもそうなんだけど
昨日の銅価格の下げはえげつないわよ。

※銅日足


原油もトランプ大統領による産油国への増産要請から上値が重い。
株価との相関を考えると原油がこのまま落ちていくのは不気味ですし
なにより炭鉱のカナリア的位置づけにある銅価格の急落は嫌ですね・・・。

やっぱリスク資産は売りなのかな~             

 
ん~どうも最近トレードアイディアが湧かず、、、というかわからない。
こういう時は無理にポジション増やさないことですね💦

今夜はBOEもあります。
ポンド動くでしょうか。 
人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】