2019年7月26日金曜日

ECB、利下げと新たな資産購入示唆

7月25日㈭
ECB理事会は予想通りの金融政策据え置き、ただし利下げ示唆。

欧州中銀が利下げ示唆、9月有力 量的緩和も検討
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47800950V20C19A7EA2000/

・政策金利を2020年前半まで「現状か、より低い水準」にすると明言
 ※現状▼0.4% マイナス金利を深ぼりする可能性示唆

・2018年12月に打ち切ったばかりの量的緩和政策について
「新たな資産購入」の準備を進めていく考えを示す

ドラギ総裁は「長期間、強力な緩和姿勢が必要になる」と明言していますが、

「マイナス金利の階層化」「株購入も選択肢」など
すでに日銀が取り入れている金融緩和策をECBが検討していることも
指摘されています。現状、中央銀行が株を購入しているのは日銀だけですが
ECBも日銀の政策に寄せてくる可能性があるわけです。

これを受けてユーロ安になるならわかるんだけど
ユーロ売りは初動のみで、その後大きく反発。
これは材料出尽くしで行って来いなんだろうと理解できないこともないのですが
これでドル円が上がるってのが、なかなか不思議な値動きですよね。

ユーロ売り、ドル買い、ドル円上昇??
そんな単純な動きではない気がしますが、俯瞰してみると
ECBを通過して起こっている値動きは結局「ドル独歩高」に変化なし、
ってことなのよね。

※通貨インデックス一覧


主役のユーロは乱高下して結局方向感が示せずにいますが
円安、オセアニア安、ポンド安の流れに変化がない中で
ドルだけが強いという流れが不変であった、ということで
ドル/円相場が上昇しているということね。

債券市場でも米長期債利回りは上昇しています。
ドイツ長期債利回りも、なぜか英国債利回りも上昇。
オセアニアは弱いのね。

※主要国長期債利回り一覧



ユーロドルショートは、生放送の直前で買い戻すのが遅くなっちゃって
急落後の急反騰局面であわてて買い戻して、コストを悪化させてしまったのですが
1.1190ドルS → 1.1156ドル買戻し

その後再び軟化していますね。
どうやら1.1100ドルに巨大なオプションバリアが存在している模様で
これに一度はじかれただけ、、、って感じもあるので
再度売り参戦でもいいような気がしていますが、まだポジションは取っていません。


何故か上昇しているドル円はロング継続していますので、いい感じ。
ドル円ロングはこのまま保有します。

ダウロングも継続中ですが、今夜もダウ弱含み中。。。

日経平均は今夜のドル円上昇であす26日の相場も悪くない気がしますが
FOMCを前にECBも利下げを示唆するなど緩和姿勢を明確にしていますので
全般はリスク選好でいいんじゃないかと考えています。。。

豪ドル、NZドル/ドルの下落はリスク選好とは言えないんだけどね💦


NOTE
トルコ中銀はコンセンサスの250bps利下げを上回る425bps利下げ。
政策金利は19.75%に引き下げられました。(市場予想は21.50%への引き下げ)

利下げ幅がダイナミック過ぎます。。。
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