2019年12月10日火曜日

米国のバラマキはいつまで続く?!レポ市場混乱は構造的問題

雇用統計の好結果を受け先週末の米株市場が強かった流れを受けてか
週開け月曜の日本株市場の堅調。

日経平均は +76.30円  23430.70円

今週金曜はメジャーSQでもありますね。
11/26の高値23608円、そして現物市場でつけた11月限のSQ値
23,637円が超えてこないと、本物の上昇はないとされていますが
今週この高値をテストするでしょう。
超えれば強いし、越えられず下がればしばらく弱いと見ることもできます。

SQを巡っては水曜日くらいまでの相場でおおよそ決着がつくと思いますが
今週はその後12日㈭に英国総選挙、
週末15日が米国による対中追加関税発動予定日とあって
大きなイベントを控えているだけに、あまり方向を決めつけずに柔軟に。

株価インデックスは現在保有していないので気楽ですが(^-^;

ドル/円相場、なんだか弱いですね。
雇用統計の結果を受けて長期債利回りに上昇圧力が強まるかと思いきや
今日は続伸するでもなく膠着。
それを見てなのか、ドル買いの勢いも一服ってとこでしょうか。

ビッグイベント控えて動きづらい相場です。

今日気になったニュースはこれ。

米レポ市場の混乱、4大銀への過剰依存などが要因-BISが分析
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-12-09/Q27Y61DWX2PU01

9月に発生した短期市場の金利の急騰ですが、
一過性の事象ではなく、構造的な問題であるとBISが指摘しています。

米国レポ市場は米国4大銀への依存が高待っており
彼らの流動性資産における米国債の割合が上位30行で
およそ9割の国債を保有している状態だとBISレポート。

よって大手銀行による短期市場への資金提供能力が
著しく低下してしまった、ということ?!

詳細は記事を読んでいただきたいのですが、
構造的問題が解消されなければ、FRBによる短期市場への資金供給という名の
月額600億ドルのTビル購入(隠れQEとも)は続くということでしょうか。

FRBは10月11日に、
「月額約600億ドルの財務省証券の買い入れを10月15日に開始し、
少なくとも2020年第2・四半期まで実施する」と発表しています。

先々この構造的問題の解消がなければ、資金供給を続けるってことでしょうか。
バランスシートの急拡大は昨日のブログでもゼロヘッジさんからグラフを引用
させていただいて貼り付けておりますが、すさまじい勢いですよ・・・。

短期的にはQE4!としてマーケットが躍る可能性大ですが
これって、ちょっとまずくない?!
このバラマキの出口が難しくなりそうな予感。
行き過ぎた量的緩和によってバブルがさらに膨らめば
中長期的には大きなリスクとなってくるでしょう。

あ、ポジションは全て継続。
豪ドルはやや不安ですが、、、
キウイもちょっと修正安がきそう。。。
5EMAを割り込んだら手仕舞って利益確保に動きます。

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