2020年3月19日木曜日

原油20ドル台へ、とうとう米債売却の動き?!米金利急伸のリスク











大変なことになってきました・・・・。

原油が下げ止まりません。
今日1日でなんと25%も下げています。
20ドル大台すらサポートできるのか怪しくなってきました。 

こうしたリスクを背景に
VIX指数も高止まりのまま、むしろ高値を更新してきました。



VIXが高い状態のまま、リスク資産が底入れして上昇を
続けることはありません。
このボラでは新規に買うことも売ることも許されません。

そういうルールです。
リスクパリティの売りがでるばかりですね。

ということで、換金売り、レパトリでドル独歩高です。
キャッシュ化するわけですから、現金が必要。

ところがこのキャッシュが不足していて、ドル調達コストも高い。
そして資金調達に困る企業が出てくると破たんリスクが高まり、
破たんリスクがあるような企業には資金を出したくないという
悪循環が生じて信用リスクに発展していくわけです。

そうならぬよう、流動性供給をやっているんですが
とうとう米国債まで売られ始めたところを見ると
この危機を抑え込むことが出来ていないようです。

今夜も米株市場ではCB発動したようですが

現在ダウ平均は2000ドルを超える下落、
2万ドル大台割れで推移してます。
それなのに、米国債まで売られているんです。

※米10年債利回り 利回り上昇=債券価格下落


ということで、ゴールドに続いて米債まで売られ
ドルに資金が集中。ドル独歩高です。

※通貨インデックス一覧

 
ちょっと行きすぎな気もしますが
それでもまだVIXが高止まりなので、出来心で
ドルショートポジションは作りたくないですね。

こちらはドルインデックス週足

3月に入ってからの2週間でどれだけドルが強いかがわかりますね。

VIXがピークアウトしないことには
リスク資産を買うのは止めておく。

米債は、今回のショックで上がり過ぎた分、
3月のリバランス時期に大きくなり過ぎた米債ポジションを
減らすオペレーションをしているところもあるでしょう。
そういうテクニカル的な背景によるものでしたら
それほど心配はいりません。

ところが、これがトランプ大統領の給与税にみられるように
巨額の財政出動による米国赤字の拡大と米債格付けを嫌気した
米債売りだとすると、これはマズイ。

金利の急騰はあらゆる市場を崩壊させるでしょう。。

皆長い間、低金利で借金して投資してきたんだもの。

ということで、ドルロングポジション継続ですが
まだインデックスなどの買いは考えていません。
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そして、為替でドルロングポジションを作っておくといいでしょう。
これがどこまで行くのかわかりませんが、、、

ポンドドルと豪ドルドルのショートは継続です。