2020年12月10日木曜日

グダグダのブレグジット交渉~ECB理事会追加緩和もユーロ高へ?!

 ポンドは上へ下への乱高下。

英ラーブ外相
「ブレグジット交渉は、13日以降も継続する可能性」
「英国は、欧州連合(EU)に英国の漁業や法律をコントロールさせない」

英国は譲歩する気ゼロ、って感じね。
で、ゴールポストがズルズルと動かされちゃって
ホントの意味でのデットラインがいつ?なのかさっぱりわかりません。

このまま行くと12月31日のブレグジットは合意なき離脱となりますが。
まだポンドには手を出さないでおきます。

そして今夜のもう一つのビックイベントはECB理事会

・政策金利据え置きは予想通り

・緊急購入プログラム(PEPP)
  現状1.35兆→1.85兆ユーロに5000億ユーロ拡大
  購入期限 現状21/6月迄→22/3月末に9ヶ月延長

緩和拡大と延長で、一応の市場の期待に応えたものの
発表後ややユーロ高方向に触れました。


期待に応えたとはいえ、ほぼ予想された内容であったことで
サプライズというほどではなかった印象。
延長期限が半年じゃなくて9ヶ月となってのがちょっとサプライズかな。
ただ、期限を延長するというのは結果的に購入量が増えるとはいえ
積極的な緩和政策とは言い難く、時間をかければなんとかなる?的な政策。

その後ラガルドECB総裁が会見で
「必要に応じてパンデミック緊急購入プログラムを調整する」
「PPEPの購入枠は全額は使用されない」

などと発言したことでさらにユーロ高にはずみが付きましたが

「ユーロ高は物価に下押し圧力をかける」

などとユーロ高牽制的発言で、ユーロ上昇分が削られる展開。
行って来いって感じで方向が大きく出るという感じではなかったかな。

といいますか、ラガルドさん
「PEPPの買い取り枠を使い切らない資産購入フローで、
良好な金融状況を維持できるようであれば、買い取り枠をフルに活用する必要はない。」
とか、わざわざ言わなくて良かったんじゃない?
せっかくの政策の効果を薄めるようなことを言わなくても・・・

とうこともあるほか、
やはり事前に追加緩和に踏み切ることをアナウンスしていたこともあり
市場は今日の追加緩和を完全に織り込んでいたわけで
これを上回る驚きの内容ではなかった、ということを考えると
ここからユーロがジリジリ上がっていく可能性は否定できません。

というわけで狙っていたユーロドルロング参戦 1.2117ドル
買った後急落して萎えましたが💦
また上がってきました・ω・

ユーロドル15分足 乱高下も上昇か?


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そして10日の日経平均、なんとスフとバンクG株だけで
日経平均176円押し上げました。だからなかなか下値が固い展開なんですが
それでも今日は61円安で引けています。

ちょっとファストリとソフトバンク影響力が大きすぎますね。

今日はソフトバンクGの影響がなければもっと下がっていたと思われ、
ちょっとセンチメントは弱まってきたのではないかと、、、
(日経ショートなのでポジショントーク)

キウイロングも継続です。
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