ブロック取引で話題の破綻したファンドは
ヘッジファンドのアルケゴス・キャピタル・マネジメントだと
報じられていますが、この件に関連して野村HDが2200億円もの
損害が出る可能性があるほか(野村HDは29日16%もの下落)
クレディ・スイスにも巨額損失の可能性が報じられています。
(クレディ・スイス株も15%下落)
ドイツ銀行とUBSグループもアルケゴスと取引があったようですが
ドイツ銀行は損失は発生していない模様。
今日29日金融庁の幹部が、野村HDにおいて
ポジションはまだ残っていると指摘し、
適切に後処理することが重要と述べたことが報じられています。
どうやら野村とか、件のファンドにとんでもないレバレッジを
提供していた模様。100億ドル程度の資金で500億ドルもの
ポジションを持っていたとも報じられています。
GSとモルガンはブロック取引でイチ抜け(2兆円規模強制決済)、
損失を回避したのでは?とされていますが、
野村とクレディ・スイスは巨額損失に。
アルケゴスは中国ロングのS&P(米株)ショートの
ロング・ショート戦略だったとも報じられていますが
そう言えば先週末に掛けて米株が不自然に上昇したように見えたのは
この影響もあったのかもしれません。
要するに米株は買い戻しの勢いで上昇した。。。と。
とするならば、米株ここから更に買う材料ってなんだ?!
バイデン大統領が今週にも明らかにすると見込まれる
インフラパッケージの追加経済対策は増税込みでのプランと
なるとされており、ここからは買い材料にはならないかも、、、
ということで米株には慎重になったほうがよいかも・・。
ナスダック総合、ラッセル2000などはチャートが悪い。
一旦上昇相場は終了していると思います。
しかし、リスクオフならGOLDが物色されてもいいようなものですが
このところGOLDは人気がない。
※GOLD
VIX恐怖指数も小動きですので、リスクオフって相場じゃないよね。
株が軟調なのは、HF破綻の件が、というより
月末、期末で手かがり材料難というだけかもしれません。
米金利はジリジリ反騰中。
これにつれてドル円も上昇してきた。
きれいなチャートですね。
押し目はレジスタンスがサポートラインとなる形で終了。
今日はドル円を109.62円で増し玉ロング。
根っこは108.92円L
ユーロドル1.1815ドルSも継続。
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2021年3月30日火曜日
先週末の米株上昇はHF破綻処理の買戻しか~負の波及は限定的?
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