2022年1月25日火曜日

本格逆流リスクオフ相場へ?~ロシアのウクライナ侵攻リスク + 米PMIの悪化

 1・ロシアのウクライナ侵攻リスク極度に高まる?
2・米PMI予想を下回る悪化
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ロシアのウクライナ侵攻リスクが高まっている模様。
NATO加盟国も東欧に多くの船とジェット機を送るなど
戦力の展開を開始しています。

NATO Allies send more ships, jets to enhance deterrence and defence in eastern Europe
https://www.nato.int/cps/en/natohq/news_191040.htm?utm_source=twitter&utm_medium=natopress&utm_campaign=20220124_allied_contributions

クレムリン(ロシア)は
「ウクライナ東方で軍事衝突が起こる可能性はこれまでになく高い」
緊張が高まっていることを示唆。

米国はウクライナ大使館職員家族に退避命令を出しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220124/k10013446581000.html

今日はロシア株、通過ルーブルが大きく下落しており、
JP モルガンは地政学的な不透明感が高まっているため
残っているルーブルのロングを全て売却したとしています。

※ルーブル/ドル


ロシア株も売られています。

※ロシアRTS指数 エネルギー高で昨年秋までは悪くなかったのですが


今夜はどこもかしこも売られています。全面安ですねぇ。。。
ロシア、ウクライナがなくても、米金融政策の急激なタカ派シフトが
警戒されている中で、今夜発表された米PMIが悪かった・・・

2・米国景気ピークアウトの可能性が強まる

米・1月製造業PMI:55(予想:56.7、12月:57.7)
 ・1月サービス業PMI:50.9(12月:57.6)
 ・1月総合PMI速報値:50.8(12月:57.0)
 
あ~これはまずい・・・。
PMIは企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、
景況感についてアンケート調査した結果を指数化したものですが
鉱工業生産や雇用統計などの統計よりも景気先行性があるとされており
今夜のこの数字は、米国の景気のピークアウトを示唆するものなのです・・・。

景気がピークアウトシ鈍化シていくときに、
FRBは利上げをし、バランスシートの縮小に踏み切ろうというのですよ。
これまで楽観相場が続いた株式市場も流石に驚きを隠せない事態に。

※米主要株価インデックス


しかし流石に債券買いになっています。
米国債はほぼ全ゾーンで利回り低下。
これはウクライナ情勢の緊張の高まり、地政学リスクを嫌気した資金が
株から債券へシフトしているように見えます。

※米国債利回り一覧

ここでポイントは、米金利低下でもドル高になっていること。

※通貨インデックス一覧 ドル独歩高

円高、スイスフラン高もリスクオフの動きですが今夜はドル。
ドル高はレパトリのそれでしょう。
米株を売った資金が一部債券に流れ込むだけでなく
キャッシュになっている。キャッシュ化でドル高です。

今夜は原油も下がってます、
コモディティもとりあえず売って現金化ですね。


今週26日水曜は大注目のFOMCなのになぁ・・・
リスクオフポジション保有ですので
ポジションは継続です。

キウイ円77.82円S 77.90円S
ドル円114.84円S
ポンド円156.20円S 継続

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