2024年5月15日水曜日

米PPI生産者物価指数でドル金利乱高下、ドル円は156.70円台まで上昇

 今夜は米国の生産者物価指数(PPI)でドル円が神経質に乱高下。

■米PPI、4月は予想上回る伸び-一部の主要項目は落ち着き示す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-14/SDH6TBT1UM0W00
・PPIは前月比0.5%上昇、市場予想0.3%上昇-3月分は下方修正
・サービス価格が前月比伸びの4分の3近くを占める
・FRBが重視するPCE価格指数の算出に用いられる主要カテゴリーは比較的落ち着き

PPIが予想を上回る伸び、ということで、瞬間米金利が急上昇。

※米長期金利(10年)日中足 急伸は21:30

ところが、その後急速に金利が低下しています。
なぜ金利が急速に下がっているのか、わかりませんが、
パウエル議長の発言の影響との指摘もあるようです。

アムステルダムでのオランダ外銀協会イベントに参加しているパウエル議長、
インフレは引き続き2%に向けた改善基調にあり、
次の行動が利上げになる可能性は少ないとの考えを再表明した、と。

先日も同じことを言っていましたし、新味はありませんし
報道によってはヘッドラインはタカ派的なものもあるのですが
とにかく金利は下がっています。

パウエル議長、米金利をより長期に高水準で維持する可能性示す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-14/SDHBJXT0G1KW00?srnd=cojp-v2

※ドル円15分足 とはいえ156.50を超えるところまで上昇していますね。
ここからは、明日のCPIと小売売上高に注目です。
米金利、今夜は低下していますが、
ここ1週間くらいは米金利、横ばいなんですよね。
ここからどちらに放れるか。明日の指標ではっきりするでしょうか。

※米国債利回り 日足

事前予想が低めなので、予想外に強い数字がでると
ドル円は上昇する可能性も否定できません。。。


NOTE
バイデン米政権、広範囲の中国製品の関税引き上げ-EVや半導体など
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-14/SDGJ82T1UM0W00

中国、「断固たる措置講じる」と表明-米政権による関税引き上げ受け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-14/SDHDK7T0AFB400

米インフレ統計警戒するヘッジファンド、ユーロショートのカバー急ぐ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-14/SDH5U5T0G1KW00
・今後1週間のユーロ上昇を見込むオプション、2月以来の旺盛な需要
・15日発表の米CPI、予想下回れば欧米の政策乖離は縮小との見方

ECBは6月利下げ見込みですが、ユーロ上昇を見込むポジションが増えている?
明日の米CPIが弱く、米国が年内2回の利下げ確率が高まれば
現状で3回の利下げが織り込まれているECBとの差が縮小するから、ですって。

確かに4/16からユーロは上昇基調にありますね。。。
※ユーロドル日足
ユーロ円もこの強さ
※ユーロ円日足 ドル円に介入が入れば崩れるリスクではありますが

ひろこのX

ブログRANKING~
    
いつもご覧いただきありがとうございます。