2024年7月23日火曜日

トランプトレードは続くか?バイデン撤退表明

 バイデン氏、大統領選から撤退を表明しました。

■【米大統領選2024】バイデン大統領の撤退決定、側近も驚く 
https://www.bbc.com/japanese/articles/cv2gjzkkyzyo

ハリス副大統領を支持すると表明しています。
ハリス氏の人気は高くないため、トランプ優位に変わりはないと思われますが、
しかしバイデンでは勝てない、トランプ圧勝だ、
としてトランプトレードを仕掛けてきた
向きにとっては「不確実性の高まり」であると思われます。

22日月曜の東京市場は弱く日経平均は4万円大台を割り込んで引けていますが、
米国株市場は反発基調となっています。
トランプトレードの巻き返しの可能性もあるか?

※米国主要株価インデックス


米金利は今夜も上昇。
※米国債利回り



ドル円クロス円相場は、東京~欧州時間にかけて崩れリスクオフの様相を
強めていましたが、NY時間に入って下げ止まり反発の兆しも見えます。

※ドル円、クロス円15分足 夕刻の下落は大きかったが、、、、

※ドル円、クロス円 日足
ドル円、ユーロ円、ポンド円など欧州通貨は下ヒゲ示現

オセアニアが弱いですねぇ。
ここ1年の通貨インデックス推移比較でも
足元のオセアニアの弱さが際立っています。

※通貨インデックス比較 23年8月から

これもひょっとしたらトランプ相場の影響かもしれません。
トランプ、、、というより、副大統領に指名されたバンス氏。

トランプ氏は副大統領候補に39歳のJ・D・バンス氏を指名しました。
バンス氏の故郷は「ラストベルト」
~廃れた製造業地域~ですが、
受諾指名演説でバンス氏は早速、中国を名指しで批判しました。

製造業が米国から賃金の安い中国にシフトしたことで、
ラストベルトは廃れたという側面もありますが
バンス氏は中国がアメリカから多くの雇用を奪っていると訴えているのです。   

■共和党の副大統領候補バンス氏は「大の中国嫌い」
 さっそく牽制しはじめた中国
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/82142

豪州の場合、輸出入ともに最大の貿易相手国は中国。
NZは輸出入ともに2割近くが中国との取引です。
米国が中国に厳しい姿勢をとることで中国経済がさらに疲弊すれば、
中国と貿易関係が強固な豪州やNZに影響が及ぶのでは?
という連想が働いている可能性もありそう。

そもそもトランプ氏が対中強硬派ですしね。
というわけで今日は先週ショートを一旦手仕舞ってしまったNZドル円を
94.55円で再ショート。昨日の安値を割り込んできたレベルです。

NOTE
■ハリス氏が民主党大統領候補指名の場合、想定される副大統領候補
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-22/SH06J1T0G1KW00?srnd=cojp-v2

■「段階的利上げの明確化を」=自民・茂木氏、日銀に異例の注文
https://sp.m.jiji.com/article/show/3291371
河野氏に続いて今度は茂木氏。
日銀に注文って、トランプか。
日銀の独立性を尊重するなら政治的圧力など以ての外です。
そもそもマクロ安定化政策を理解していないようですが
河野氏、茂木氏が総裁候補であるというのはとても不安です…。

日銀は日銀の仕事をしてくれるはず・・・
■来週の日銀会合、弱めの個人消費で追加利上げ判断が複雑化-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-22/SH0DJ0T1UM0W00

ひろこのX

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