2007年12月22日土曜日

ジャパンパッシング、、?政府系ファンドが世界を変える




マーケットは外国人投資家のクリスマス休暇中ということであまり動かないか、もしくは突発的にぶれるか、と思った見ていましたが今晩のNY市場が強い。ドル、そしてクロス円が買われています。この材料と思われるのが、これ。

「メリルリンチ、シンガポールの政府系ファンド、テマセックから出資受け入れとの報道」(゜ロ゜)

またしても政府系ファンドです。一昨日のモルガン・スタンレーが中国政府系ファンドから出資受け入れニュースに続いてまたまたアジア勢がアメリカを救済するわけですね。ちょっと気になるのは、日本はサブプライム問題共同基金設立に出資要請があったものの、これには応じず(当然でしょ、民間の銀行ですもの)という経緯はありましたが、個別で金融機関と交渉しているような気配はないですね。まあ、日本にはまだ政府系ファンドがないのですけれど。ジャパンパッシング、、、という言葉がよぎります。Bashing(叩く)じゃないですよーpassing(パスする・通過する)です。サブプライム問題の尻拭いを押し付けられるのはゴメンですけど、これはいろんな意味での好機。アラブや中国、シンガポールはこうした好機を逃さずに、それなりの好条件で出資をするはずです。日本にはこうした動きはないのでしょうか。お金くれ→イヤだ。ここまでは当然としても、、、。アメリカに対して有利な条件で交渉できるチャンスなんじゃないかと思うのです。何故に民間のメガバンクなぞに出資要請があるのかといいますと、日本に外貨準備などを運用できる政府系ファンドがないからなんでしょうね。世界から出遅れてませんか?日本。なんだか、この先の日本の存在感が小さくなっていくのではないか?という気がしてなりません。 (´・c_・`)

さて、このメリルへの出資の話題の他にも、米11月個人消費が予想を上回ったほか、米12月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値も堅調ということでダウが大幅高。ドル円クロス円がさらに上値を切り上げ。

「ストップがあった113.65−80円を突破した」(NY邦銀筋)とあって、一時113.90円と11月7日以来の高値水準まで上昇した。ただ114.00円までは「本邦筋の売りが数百本単位で並ぶ」(同)との声もあり、大台手前で上げ渋っている。」ロイター

だそうで、やはり、114円台は簡単ではないようですね。
でも、この動きのおかげで昨日224円80銭でドテン買いに回ったポンド円が助けられています。さて、何処まで狙いますか?今日はこのまま保有して寝ます。来週前半に228円くらいまであれば利確したいですね。ではよい3連休を。メリークリスマス!!ヾ☆(*'-'*)〃