2010年3月9日火曜日

退屈な東京タイム

材料に欠く週明け。東京時間は相変わらず動意なし。
欧州時間にポンドが先行して崩れましたが、これは
6日付けのテレグラフ紙が「英財務省、食料品への課税を検討」との
観測記事が意識されたと解説されているようです。

6日?土曜よね。つまり、東京時間はこの材料スルーしたわけね。
こういうことあるわよねぇ、東京で無視されているニュースでも
欧州、NY時間では大きな材料になるってこと。
欧米勢が反応するニュースになぜ東京が反応できないのか。
東京時間は投機筋にとって「休憩時間」と見られているのか、
それとも東京勢が鈍いのか。
実需の売買だけで投機筋はあまり入っていない・・・?
ボリュームの問題なのでしょうか。

この食料品への課税は、財政赤字削減には繋がるでしょうけれど
今後、小売等の伸びを抑制するのではないかとの憶測が広がった模様です。
こんな単純な憶測なら東京勢にだって可能なはず。
なぜ6日のネタで東京ではなく欧州から材料視されるのか、
今後専門家に聞いてみたいところです。

さて雇用統計で噴いた分のドルが今週剥げ落ちる展開を
予測している向きも多いでしょうけれど
そう簡単な動きとはなっていないですねぇ。
ドル円は気持ちが悪いほど動きません。
雇用統計で90円台に乗せてから下値固く、かといって伸びることなく推移。
クロス円はポンド円先行でじり安基調ですが、まだ売りスタンス変更には
気が早いような微妙な水準。
もう少しはっきりと解り易い崩れ方をしないと手が出ないですよね。
買うにも気持ちが悪い右肩下がりだしなぁ。

というわけで閃きが来ないので今日は様子見。

*以下メモ書き程度に。
蘇寧中国人民銀行副総裁が
「預金準備率、金利といった複数の手段を組み合わせていく」と
コメントしたことで、中国の引き締め追加策がまた出そうだとの
思惑が広がったりもしました。
もうひとつ気がかりなのは、中国人民銀行、周小川総裁が、
全人代に合わせて開催した記者会見で
「特別な」人民元政策は最終的には廃止しなければならないと表明した、というニュース。
「特別な」人民元政策、最終的に廃止必要=中国人民銀行総裁
先般取り上げたゴールドマンサックスの「人民元切り上げが近い」との見解と合わせてみても
やはり人民元に近々なにか大きな動きがありそうな気がしてなりません・・・・。
人民元切り上げ?!何かが起ころうとしている。
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