2010年2月26日金曜日

先週のドル高・クロス円高の流れから一転して今週は円高が来てます。
火曜くらいまでの感じなら利食い程度、、、調整かな?で済みそうだったのですが、
昨日(水曜)のNY時間あたりからムードが悪くなってきました。

新築住宅販売件数の大幅悪化、バーナンキ氏による低金利政策長期化のコメント。
リスク回避ムードが強まる中、今日の東京午前のドッカーンです。
材料?!「実需の売り」とか「輸出筋のユーロ売り」などと解説されていますが
真相はわかりません。確かに今日はゴトウ日でしたが、それだけでこの動き?

それからはダダ下がりでドル円90円割れたと思ったら今度は89円台割れ。

ポンド円は来たわ来たわ!!
「4度目の正直」今回は支えられないと読んでいましたが
今年初の読みどおりの展開♪

でも今年は幸先が悪かったのでショートで待っている根性がなく、
崩れてきてから売りました。138.05円でショートです。
一旦138円切れてちょっと戻ったところの売り。
138円ラインが切れたら後はあまりサポートラインがないのよ。
これは下手したら120円台もあるかもしれません。
勿論戻りを入れたり紆余曲折あってからですが。
久しぶりに安心して持てるポジションを作れたところで、今日はこの円高の考察。

昨日の下院での議会証言に続いて今日はバーナンキ議長上院でスピーチしていますが、
「中国人民元相場、一段の柔軟性が望ましい」とコメント。
この発言が効いてドル円は89円台割れへと一段安となったようですが、
ここに来て人民元?!ちょっと気になったのでいろいろ調べてみると
こんな記事を発見。

「中国が景気の加速を抑制するため、人民元を
最大5%切り上げる態勢を整えている可能性がある」!!??

ブルームバーグ2/15の記事ですが、見逃していました。
これ、よく読むと衝撃のニュースですよ。
ゴールドマンサックスのジム・オニールの発言です。

オニール氏は中国が12日に預金準備率の再引き上げを発表した後に
ロンドンから電話取材に答え、
「中国は為替レートの変更に近づいているとわたしは強く考えている」と述べ、
「何かが起ころうとしている。いつでも起こる可能性はある」と語った。

煽るじゃなーい。何かが起ころうとしているですって?

オニール氏は中国が1回限りの最大5%の元切り上げを容認する可能性があり、
その後、変動幅を拡大させるか、より大きな通貨バスケットに対して取引させるとの予想。
こうした措置で国際的な圧力をかわすとの見方を示した。

しかも、なんか具体的。
5%もの切り上げをするのに「1回限り」と予想する根拠がわからない。
何かを知っているとしか思えない。
預金準備率の引き上げにおいてはタイミング的にサプライズでしたけど、
これも突然発表しそうですよね。
今日のバーナンキ氏の発言はその序章として捉えてもいいのかもしれません。

元高となるということは、、、、円高よね?!
ひょっとして一部の関係者はもう何かをつかんでいてのこの円高なんじゃないだろうか。
なんて邪推したくもなってきます。だって、今日の実需の売りという材料だけで
今夜のような円高とはならないでしょう?不思議じゃありません?
5%切り上げるということで、至極単純にドル円を今の水準から5%切り上げたら
いくらになるのかを計算すると。。。。
89円の5%は4.45円。89-4.45=84.55円

わぉ84円台?!
これが不思議と11/25の84.75円と面あわせ水準だというのが面白い。
これはこの先人民元の切り上げ発表が突然来て、
怒涛の円高が来て、84円台半ばでW底を形成してからの
長期円安トレンドスタートってシナリオかもしれません。
(超個人的主観での展望ですのであまりアテにしないでね(笑)

しかしながら半分位は本気なので
ちょっとこのポンド円ショートは長く持ってみようと思います。
ドル円も戻り売り戦略にスタンス変更です。

ちなみにオニール氏は「Brics」の名付け親として有名。

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