10年債の利回が水曜夜に2.2883%にまで急騰し注目されましたが、
今日木曜の日本時間でも上昇していて、一時2.3460%まで上値を伸ばしました。
米国債10年物の2.3%台乗せは昨年10月31日以来およそ4ヵ月半ぶりだとか。
つまり債券市場から資金が流出しており、証券などの他のリスク資産に向かっている、
ということですが、ダウ平均も13175ドルまで高値がありましたものね・・・・。
整理しておくと、先進国株高、ドル高、円売りなのですが、
何もかも高かったわけではなくて
中国、先進国債券、新興国株式、新興国通貨、ゴールドなどは売られています。
リスクオンといってもこれまでのような「ドル安、円安」での
リスクオン相場ではなくなっており、「ドル高、円安」におけるリスクオン相場・・・・
ということで、
買われるものと売られるものが明暗分けるような流れになってきています。
これは過剰流動性相場で、リスクオンの時は何もかも買われ、
リスクオフの時は何もかも売られる、というような構図であった
これまでのマーケットからそれぞれの銘柄の独自要因が反映され始めた、
という極めて正常な相場になってきたとも捉えることが出来ますが。
証券市場では流動性相場から業績相場へシフトする、などと言われているようですが、
私はこの相場が気持ち悪くて仕方がありません。私が13000と12900ドルでダウを
売っているからでしょうか(^^ゞポジショントーク)
これまで債券高、株高でした。
株も買われるのに債券も買われるという矛盾のある相場だったのですが、
(つまり、証券というリスク資産が買われているのに、
同時にリスク時に資金が集まる債券も買われていた)
株が間違っているのか、債券が間違っているのか、という議論の答えは、
債券が間違っていた!!ということになるわけです。
今のところね。
でも、今夜は債券市場の利回りも下がってきている模様。
株も頭が重いようです。これまで買われてきたドルも今日は調整模様。
ユーロやオージーが反発しています。ドル円も84円台に載せていましたが、
今83円台ローまで下げてきています。
ドル・円は今後、昨年4月6日につけた昨年来高値85円53銭を
目指す展開になるとはやされ始めましたが、今日は一服ですね。
これがいよいよドル円の天井だったのか?
売られてきたオージーも押し目完了で買い相場になるのか?
ダウ平均もそろそろ頭打ちなのか・・・・。
株、為替、商品などの相関がこれまでと変わってきているので
今後を予測するのはとても難しくなってきています。
ただ、ドル円相場に関しては多くが「大底を打った」という見方に
傾いており、私はそれがまた気に入らなかったりしま(笑)天邪鬼ですよね。
(だからといってこの相場でドル円を売り参入する勇気はないのだけど)
「弱い日本の強い円」という本が話題の佐々木融さんが、
USDJPY forecast changeとしたレポートを発表したそうです。
ドル円の上昇は第2四半期まで継続しダウンサイドリスクは限定的になった、
としてドル円の予想を変更した模様。
円高論者が方向転換し始めた、というのが何を示すのか。
それ程に大局の流れに抗うことができない大きな相場に入ったとみることも
できますが、こうした風向きの変化は興味深いですね。
今日、なんとなく戻りが大きくなりそうだったのでオージードルSポジションは
1.4053ドルで利食いました。(コスト1.0547売り)
昨晩のうちに手仕舞っておけば・・・とかなんとかいろいろありますが、
頭としっぽはくれてやれですね。お陰でなんとか利益は喪失せずに済んでいます。
今1.055ですよ、今夜の戻りは派手ですねー
それと今日はポンド円をロングした途端に急落して20Pipsくらい損したりも
しました。ちょうど値動き見ている時で良かったです。
ドル円の円安は85円超えまであるんだろうな、
と思って値幅が大きく取れるポン様に手をだしたらこの有様です。
はい、出来心です。
ファンダメンタルからはポンドなんか買えません(笑)
今オージードルはまたどこかで売ろうと思っています。
今この1.055レベルで売ってもいいんですけどね。
もうちょっと戻るかな・・・・?
ポンド円も下手したら137~8円まで上がるんじゃないか、と思っているのですが、
ドル円での円安が面白くないくせにポン様だけは上がる気がするという
整合性のない予想はどうしたものか、、、、。
というわけで、何かすっきりしないので今日はノーポジションで寝ます。
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