15日火曜のダウ平均は 15168.01(-133.25)
原因は格付け機関のフィッチ。
フィッチが米格下げの可能性警告、「協議難航がデフォルトリスク高める」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99E06U20131015
格付け会社フィッチ・レーティングスは米国債の格付け「AAA」を
格付けをウォッチネガティブに指定し、
最上級格付けから引き下げる可能性があると警告した。
まだ警告ですね。格下げではありません。見通しを引き下げただけです。
債務上限問題において上限が引き上げが行われた場合、
その内容次第では米国債の格付け見通しを引き上げる可能性がある、
とも言っています。まだそれほど驚くことじゃあありません。
※見通し引き下げは警告のようなもの。心理的に売り圧力は強まりますが、
実際に格下げされることとは違います。
実際に格下げされると、ファンドや金融機関などは、格付けによって
ポートフォリオバランスを取っているので、格下げされた債券は
減らす作業をしなくてはならないため、実務レベルでの売りが必然的に出てきます。
こうした報道が、米国議会の背中を押すでしょうか。
(大倉キャプテンの言い方だとこうなりますね)
◆16日東京時間AM9:00 頃には
「米上院は新たな案を数時間以内にまとめる」と報じられています。
これでNYで大きく売り込まれていたマーケットは再び前向きに。
※米上院の指導部案では、2月7日までの国債発行を可能にし、
それ以降の緊急措置を財務省に認めることや、
1月15日まで暫定予算や赤字削減パネルの創設が盛り込まれている。
米上院指導部、財政協議での合意を15日中に発表か
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99F00G20131016
格下げされたらさすがにマズイということもありますし、
期限は明日です。そろそろ話をまとめる姿勢が見えてきました。
あとは共和党がのむかどうか?!
この報道が効いているのか、
日本市場ではダウの大幅安にもそれほどの下落にならずに
済んでいます。というか、今日経平均プラス圏ですね。
11:20現在+12円 14454円
この局面でポジションを取る気にはなれずにいて
今はノーポジです。。。
◆それから、マーケットでは17日がデッドラインと強く意識されていますが、
それは借り入れが連邦債務の法定上限に達しそれ以上の借り入れができなくなると
ルー財務長官が表明したところからきています。
しかし、17日には300億ドル程度しか残らなくなってしまう、と発言しており
300億ドル、、、おおよそ3兆円近くは残っているわけです。
そこで、この記事。
10月17日が世界の終わりじゃない-22日からが黄信号
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MUP5SU6S972A01.html
「バイパーティザン・ポリシー・センターは、実際に米政府が必要な支払いができなくなる時期を10月22日-11月1日の間と予想。財務省は運命の日を数日遅らせることはできても11月1日より先まで生き延びることは難しそうだと指摘している。それまでに大口の支払いが幾つかあるからだ。」
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