2014年8月3日日曜日

雇用統計トップアウトアノマリ―発動?!ドル円下落、米株軟調の違和感

あれあれ?
雇用統計が高値となって下落するという
今年(特有)のドル円のアノマリ―発動かしら?

ドル円相場、雇用統計直前に103.02円まで高値を付けた後急落。
NYクローズは102.60円前後。。。
日足のろうそく足は上髭も下髭も長くて、
気迷い症状で1週間の取引を終えたイメージ。

でも、、、明らかに雇用統計発表後下がりました。

このまま週明け月曜からドル円が下がり続けたら、、、またしても?!

結局レンジ相場から出られないってことだわ。
夏のサマーバケーションシーズンですし、不思議はないけれど
先週7月30日に発表された米4-6月期のGDP+4%の衝撃でドカーンと上昇した
あの長大陽線はなんだったのか・・・(^^;


雇用統計の結果、おさらいです。

◆NFP(非農業部門雇用者数)
+20.9万人 (予想+23.3万人を下回る)

NFP伸びは6カ月連続20万人以上で1997年以来の長さとなるも、、、

◆失業率は6.2%と前回6.1%から予想外の上昇で悪化

◆U─6基準の失業率 12.2%に上昇!!
U-6とは…(完全失業者+就業希望するも職探しをあきらめた人
+フルタイムの就業をあきらめてパートタイムで働く人)

◆FOMC声明には
「広範な労働市場の指標は労働資源の活用不足が著しい」との記述。



早期利上げへ思惑がやや後退。

つまり、低金利政策の長期化の思惑ですね。
10年債利回りはせっかく4-6月期GDPで上昇基調に入ったかと
思われたのですが、再下落、ドル円はこれに連れ安となったと
見られます。結局10年物利回りは長期チャートでまだまだ下落トレンド継続中。












週明けのドル円相場がどうなるか…。
雇用統計の結果を受けて
またもレンジ相場入りの可能性は濃厚です。

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もう一つ気がかりなのは、10年債金利も低下、
低金利政策長期化の思惑が広がったのであれば、
株は下がらずに終わっても良かったはずです。

なのに米株はさらに下落しています。

NYダウ    16493.37(‐69.93)









S&P500は週間ベースで2年ぶりの大幅安です。

アルゼンチンやポルトガルをめぐる懸念が重しとなり続落という
解説が多いようですが、、、。

日足チャートでは明らかに天井のように見えますが、
週足チャートでは、ここで下げ止まって反発できるなら
まだ、トレンドをようやく保っているというのがダウのチャート。








今週の動向、下げ続けるか反発できるかで米株が
天井と付けたのかどうか確認できるでしょう。

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