2015年12月23日水曜日

ポンド売りはここから本格化するか?オセアニア反騰の芽にも注目

お、ポンド円ショートいい感じに利益が乗ってきました。
180.81円S

このところ、ポンドが軟調です。

英ポンドは対ドルで1.50ドルを割り込み、
ポンド円は180円を割り込んできました。

12月に入ってからソシエテ・ジェネラルは、
国民投票でEU離脱が多数となった場合は
1.30ドルまで下落する可能性があるとの見方を示してたのね。

モルガン・スタンレーが来年の注目としてポンド売りを
推奨したって話は西原さんから聞いていましたが、
その他にもカナダ・ロイヤル銀行も12月に入って弱気見通しを示しており、
大手金融機関が相次いでポンドの見通しを引き下げています。

あんまりみんなが同じことを言い出すのは歓迎しないんだけど^_^;

それでも、まだポジションが偏ってません。
最新のIMM通貨先物ポジションではポンドは1万6920枚のショートにすぎない。
むしろこの4週はショート残高が減少しています。
まだまだショートの余地ありじゃないのかな。

ちなみにユーロドル相場のユーロショートは 15万9961枚もあります。
ドル円のショートは2万6580枚、12/1には7万4000枚もショートがあったのですが
ドル円の売りポジションはかなり減ってきました。

※IMM通貨先物ポジションは大きな為替相場の縮図にすぎません。
為替市場は取引が膨大なので、ヘッジファンドのポジションなどは
ほんの一部にすぎませんので、あくまで参考程度。
ただ今はユーロの桁が違う巨大なショートポジションは市場の注目ではありますね。

2015年は、アメリカの次に利上げが近いのはイギリスだとして
注目されてきたポンドですが、現在は 来年の利上げも難しいと
みられており、利上げ期待の剥落もポンドの圧迫要因となっているとみられます。
中央銀行の注目は賃金に移っており、賃金上昇がこのところ鈍化傾向。

ポンドがまた上がる局面が来たら売り増そうかな。

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そしてオセアニア通貨、今日は、日本が祝日で薄商いのなか、
豪ドルとニュージーランドドルが、上昇してきています。

NZの政策金利は今月2.5%にまで引き下げられたものの、
先進国のなかでは高金利通貨であることに違いなく、
また、声明では、追加利下げする考えはないことが示唆され
NZの利下げサイクル打ち止めの思惑から上昇基調となっているようね。
今日はNZの11月の貿易収支が発表されましたが
赤字額は、市場予想より若干少なかったことで、
NZドルが売り込まれることはありませんでした。

そして豪ドルですが、、、
コモディティ価格が下げ止まっていることで買われているという指摘も。

原油価格は、12月4日のOPEC総会での減産合意なしを受けて
下落が加速し、先般アメリカ議会が米国の原油輸出を40年ぶりに解禁
することを決めたことで、21日WTI原油価格は33ドル98セントまで下落、
2009年2月以来6年10か月ぶりの安値水準にまで沈みましたが、
その後は落ち着きを取り戻しています。

また、鉄鉱石価格。
スイス資源大手、グレンコアが9月にアフリカの鉱山の減産を決めたほか、
米フリーポート社も12月、米国の鉱山停止を決めたことなどを受け反発してきており、
コモディティ(商品)価格の下落が落ち着いてきたことが
資源国通貨の買戻しの背景となっているようですが、
米利上げが事実となったことで、ドル高が一服しているってことに
過ぎない可能性もあるので、あまり高値を買わないほうがいいかな、と慎重にみています。

ただ、コモディティが本格反騰となるようなら
豪ドル、カナダドル、キウイドルなどは妙味あり。

そこは乗り遅れないようにウォッチし続けます~!
今週はクリスマス休暇で流動性も低下しています。
あまり大きなポジションはとりたくないですね。