ムニューシン財務長官発言で、ドル切り返し。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、
①年内の税制改革をなお見込んでいる
②長期的に見て強いドルは良いことだ
③米国は為替市場に介入しない
④先週のトランプ大統領の「ドルは強すぎる」発言は
「短期的なドルの強さについて事実に基づく発言を行った」とフォロー。
つまり、先週のトランプ大統領の「ドルは強すぎる」発言は、短期的な見方で
長期的に米国は強いドルを容認していくと述べたもので、
じゃあ、14日に公表された為替報告書で「円は実効為替レートから20%割安」と
指摘したのはなんだったんでしょうか、と思わないでもないですが、
こうやって、為替市場を自国の都合の良い方向へと動かすことが可能なのが米国。
為替市場に介入しない、というならば為替報告書などといって他国を監視対象にしたり
他国通貨を割高だとか割安だとか言わないでよね、って言いたくなるけど
そこはジャイアン米国、逆らえません(;・∀・)
こうした矛盾した米国からの発信さえも利用して利益を上げるのがトレーダーのお仕事。
この発言をTwitterで確認し、ドル円が一気に動意づいたのを見て
108.83円でドル円をロング。それまで保有していたポンドドルLは1.2567で手仕舞いました。
朝方なのでブログじゃなくてTwitterに書き込んでます。
https://twitter.com/hirokoFR
というのも、ブレグジット急落時の安値からトランプラリーでの高値の半値押しが
丁度118.80円前後ですので、ここを1度綺麗に下回って絶望的なチャートになったものの、
週足で見れば、騙しとなって切り返す可能性はゼロじゃないかな、と思ったのですが、さて。
東アジア情勢緊迫化に変化はないのですが、いつまでもだらだら売り込むわけにはいきません。
相場は波を描きながらトレンドを形成しますので、短期的に戻る局面もあるでしょう。
その戻りの起点がちょうどトレンドの半値押しレベルなら、戻りに終わらず底確認、、、
なんてことにならないかなぁ、、、と淡い期待(笑)
テクニカル的にはそういう可能性はゼロではありません。
ただ、現状リスクテイクしにくい環境であることは否定しません💦
だから、おそるおそる、、、です。
昨日米株は大きく上昇しており、上昇トレンドを崩していません。
為替と金利をうまくコントロールしているなぁという印象ですね。
割りを食っているのは日本だけです。
バリュエーション的には日本株は割安。
日本株売られ過ぎ、「買いのチャンス」-17兆円超運用の投資顧問
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-16/OOIZ2D6K50XT01
また、17日時点で四半期決算を発表した米企業31社のうち7割強の企業収益が
市場予想を上回る結果。例年低迷すると言われる1-3月期ですが、前年同期比で
10.4%の増益となる見込みだとか。これを受けて米株も堅調。
また警戒が強まる北朝鮮情勢ですが
中国当局 金正恩氏に対し「亡命」をするよう説得している可能性
http://news.livedoor.com/article/detail/12947399/
余程のことがない限り、有事も回避され、意外とマーケットも正常化してくれるんじゃ、、、
なんて淡い期待も抱きつつ、それでも夏場に向けてはもう一段のリスクもぬぐえないので
警戒は解かずにまいります・・・・。今週末はフランス大統領選ですしね。
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】