2018年10月19日金曜日

リスクオフ再開?!+ 欧州通貨全面安

おっと、今夜は米株が軒並み安です。
日本株も冴えませんでしたが、
まだリスク回避ムードは払しょくできてないようです。

今夜特別にニュースがあって、米株が下げているということじゃ
ないようなんですが、あるとすればこれかな。

ムニューシン米財務長官がサウジアラビアが23~25日に首都リヤドで開催する
投資コンファレンス「未来投資イニシャチブ」出席を見送ると発表。

サウジアラビアのジャーナリスト殺害事件をめぐっては
トランプ大統領が制裁をかけるとした強硬姿勢をトーンダウンしていますが、
やはり世界中に事件が広がってしまった以上、何事もなかったようには
この件を収めることはできないでしょうから、
落としどころがどうなるのか、世界が注目しています。
こんな中にあって、世界の要人、企業幹部らが相次いで出席をキャンセル
していますので、ビジョンファンドをサウジと組んでいるソフトバンクの
孫さんが、どうするのかってことにも注目が集まっているようですね。

やはり、米国としてはにこやかに政権要人を出席させるわけには
いかないようで、、、。これも嫌気されたのかなぁ。
米国とサウジアラビアの緊張が高まることへの警戒から
リスク回避の動きが加速していると言われれば、そうかもしれません。

また、上海総合指数は下落がとまりません。
今朝、米国は為替報告書を公表し、中国の為替操作国認定を
見送ったにもかかわらず、です。

※上海総合指数 日足


明日は中国の2QのGDPが発表されますが、数字で動くような相場じゃありません。
国家隊が出動しても株価を支えられなくなってきています。

昨日トランプ大統領は万国郵便条約からの脱退の可能性を示唆しました。
まあ、この話ターゲットは中国ですね。

万国郵便連合(UPU)には192か国が加盟していますが
加盟国間のすべての域から固定料金に近い形で郵便物が送れるもの。
発展途上国支援のため、一部の国からの郵送料金を安く設定されているのですが
例えば米国人が中国からモノを買った場合、
(大きさにもよりますが)送料は200~500円。
同様のものを日本から買った場合の送料は3000円。

と、このくらいの差があるんだそうです。
番組で西原宏一氏に伺いました。
http://market.radionikkei.jp/simplefx/

これだけ送料に差があったら中国のものを買っちゃいますよね。
そもそもの製品価格も中国製品の方が日本より圧倒的に安いですし。

すでに米国に次いでGDPは世界2位に躍り出た大国、中国は
もう発展途上国ではありません。この価格設定は是正されてもいいでしょう。

これを是正しないというなら、米国はこの連合から脱退する、
とトランプ大統領は言っているわけね。

現実的には脱退には1年を要するため、その1年間に郵送料金の再交渉が可能。
少なくとも6カ月は郵送料金の変更はない見通しだそうです。

立て続けに中国に対して発せられるトランプ政権からの要求によって
中国株、人民元の下落が止まらないのですが、
これも米株下落の遠因でしょう。

200EMAを支えられないと第2波はもっと大きくなりそうですが(;´・ω・)
米株はNYクローズまで見ないとわかりません。
今下がっていても引け際もどるかも、、、、。

※日米株価インデックス

日経CFDロング継続です💦

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リスクオフなので、円高基調が強まっています。
円高で、、、そしてドル高ですね。

※通貨インデックス一覧


欧州通貨が弱いんです。

まずはポンド。

やはり、、、、
EUサミットでブレグジット交渉合意はありませんでした。

といいますか、じゃあ、11月の臨時サミットでの合意を目指すのかと
思ったら、11月の臨時EUサミットはキャンセルすることが決まったそうです。
え?やらないの??

12月に臨時サミットをやるそうですから、12月までに合意を目指すと
いうことでしょうか。先週あたりまで合意は手に届くところにある、
合意は最終段階、などと楽観的な発言をしていたEUのバルニエ交渉官を
問い詰めたいと憤っているポンドロンガーの叫びが聞こえてくるようです…。

やっぱダメじゃん、ポンド売りですね。

ポンド円を147.45円で
ポンドドルを1.3079ドルでショートしました。

ストレートとクロス円のどちらがいいかわかんなくて
どっちも売ってみました。どっちも下がると思うんだけど。
ドル円には円ショートポジションが積みあがっているので
円高リスクもあります。ネットショート11万枚。
となると欧州通貨クロス円に妙味。

それからユーロ。

昨夜、一部報道でイタリアの予算案は欧州委員会から却下されたとの報道が
ありましたが、どうやら29日までに正式決定を下す模様。
今月はムーディーズとS&Pによるイタリア格付け見直しが予定されているので
下がりそうな材料だと思っていたところで
ユーロ円を129.25円
ユーロドルを1.1492ドルでショートしました。

ショートしたとたん欧州時間に吹き上がって死ぬかと思いましたが
戻りを待たずにインした私が悪いんです。。。

夕方から仕事があるので、、、といっても指値注文を置いておけばいいんですが
指値だと刺さらずに落ちちゃうことがあるので、
出かける前にエイヤッとショートしちゃったんです。

ストップは昨日17日の高値レベルにおいていたので
ストップにかからずに落ちてきてくれました( ;∀;)ヨカッタ

他方、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はタカ派的内容との
見方が多いようです、つまり、金利は上昇圧力は弱まらない。
これが、ドル高要因となりそうです。

つまり、ドル高円高、欧州通貨安。
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