8月は為替市場の円高アノマリーがよく知られており、
実際に過去20年を検証すると15回も円高となっているのですが
今年は一足先に7月に105円割れの円高があってから反発基調に。
アノマリー通りにならない年になるかもしれません💦
日経平均の月間騰落率は8~9月が最も低い事が知られていますが
今年は様相が異なるようで、日経平均、強いです💦
冷静にみると、3月ボトムからのリバウンドからの調整って
23.6%に抑えられているんです。
フィボナッチリトレースメントでは38.2%までの下落は押し目。
トレンドは継続しているとみるのですが、
そこまで下がらないでもみ合っている、、、ということは
相当に強い可能性も。
※日経平均
日経ショートは手仕舞っておいてよかった・・・けど
この夏場に、そして新規で買い材料もないのに買う勇気はなかった。
そして今日のマーケットの最も大きな変化はゴールドのトップアウト。
上昇トレンドが終焉したわけではありませんが、
かなり大きな調整がはいっています。
※ドル建てゴールド
なぜこれまで堅調だったゴールドが下落に転じているのか。
ひとつは米長期債利回り。
※米10年債利回り
上昇してます。
ゴールドが金利上昇には弱い事が改めて確認されました。
では、なぜ10年債利回りが上昇しているのか。
ん~米国の追加財政出動への楽観と(大統領令に署名済み)
ロシアがコロナワクチンを承認したというニュースに
反応しているようにも見えます。
市場の楽観が債券から株へと資金シフトを促している
ということなのでしょうか。
熾烈なワクチン開発競争、まさかロシアが先陣切って
ワクチンを承認するとは思っていませんでした。
ロシアのプーチン大統領、「世界初」の新型コロナワクチン承認を発表
https://www.cnn.co.jp/world/35158010.html?ref=rss
プーチン大統領の娘がすでに摂取したとか?!
これまでの試験結果のデータは未発表で、
安全性や有効性を確認できていないとする報道が多いのですが
マーケットはこれに反応し、リスクテイクに動いているように見えます。
米金利が上昇しているから、ドル高かというと必ずしもそうではない。
なぜか今日はユーロがしっかり推移。
理由は不明・・・。
※通貨インデックス一覧
でも、
ユーロドル1.1840ドルショートは継続。
ユーロ円125.08円ショートはコストでカットしました。
ドル円が強いのでユーロ円の巻き返しが凄まじい💦
また、1.3096ドルでショートしたポンドドルも
ほぼコストで撤退。
ポジションはユーロドルのショートのみになりました。
チャート的にはポンド円が新高値更新で強そうに見えますが
お盆時期、流動性も低下しますので
リスクは抑え目で行こうと思います。
ゴールドがこれだけ下落していれば
ユーロももっと落ちてくると思うんですけどねぇ・・・🤔
また、キウイが弱い。
明日、NZのRBNZ金融政策会合がありますが
前回の会合でRBNZは
「必要に応じて、追加刺激を提供する用意がある。」
「LSAPプログラム拡大の可能性に加え、
必要に応じて追加的な金融政策手段の活用を引き続き準備する」と
8月にLSAPおよび代替緩和手段の見通しを示すと予告しています。
※LSAP=大規模資産購入プログラム
今回の会合でのLSAPの拡大がなかったとしても
将来の緩和手段が示されればハト派的と受け止められ
キウイ売りになる可能性もある、、、ということに加え、
コロナ対策の優等生であったNZで102日ぶりに感染者が確認
されたことなどが嫌気されている模様。
ニュージーランドで102日ぶりの市中感染、4人陽性-感染経路不明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-11/QEWBR9DWX2PU01
米株、ダウは6/5の戻り高値を超えました。
アイランドリバーサルトップでの暴落はありませんでした。。。
ラッセル2000(中小型株)やダウ輸送株なども同様の
強さを見せており、米株は追加の財政出動を当て込んで
上昇に拍車がかかっているようです。
株式市場、弱気は禁物ですね。
※米株主要インデックス一覧
ロシアのワクチン承認でこれだけ反応するなら
米国でのワクチン承認ではもっと市場はフィーバーしそうです。
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