2020年12月3日木曜日

12月のECBとFOMC予想のコントラストでユーロドル上昇~米長期金利上昇には要注意

 株式市場、ボラティリティは小さくなってきましたが
小動きながらしっかりの展開。
日本株は中間配当の再投資やNTTドコモ売却に伴う再投資などの
需給要因から底堅い展開が続きますが

米株はやはりワクチン実用化への期待が支えているのでしょうか。
英国もファイザーのワクチンを承認しました。
来週からの接種開始が可能だとか。
ブラックフライデーなど感謝祭明けのサンタラリーも好調と
報じられている(ネット販売が伸びている)ことも好感しているのかな。

まあ、売りは焦らず機を待ちましょう・・・。

昨日ロングしたユーロドル伸びてますね。
ユーロが強いというより、相対的にドルが弱いのだと思いますが
12月のECB理事会では思ったより大規模緩和策がでないとの指摘があり、
一方で12月米国FOMCのほうがよりハト派的になるのでは?
という観測が為替市場に織り込まれ始めたのかもしれません。

ECB、金融の緩和より維持に集中すべきだ-シュナーベル理事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-01/QKNN1DDWX2Q201

FRB、量的緩和の拡充検討 12月にも指針見直し
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66651820W0A121C2000000

このようにコントラストがハッキリすると相場が動きますね。
ユーロドルは重要な上値抵抗ラインを超えてきたので
さらなる上昇の可能性が大きくなっていると思います。

※ユーロドル月足 月足のレジスタンスを超えてきた!!

ユーロドルロング継続です。

ドル円がいまいち伸びないですね・・・
感謝祭明け円安アノマリーがあるとはいえ、
基本トレンドはドル安ですのでもう息切れしてきたのかも。
ドル円104.28円ロングは今日104.53円で手仕舞いました。薄利。

昨日2日から米長期最利回りが急反発となっているのですが
ドルが強くなるわけでもなく、
金利上昇に弱いゴールドはここ2日ほど反発しています。

金利と通貨、金利とゴールドが全く相関しておらず
このところのマーケットは何を手がかりにすればいいのやら・・・

ただ、この金利上昇がこのまま1%大台を一気に抜けてくるようだと
株式市場にも影響が出てくるかもしれません。

※米10年


今日は豪州の第3四半期GDPが前期比で+3.3%と
予想2.5%を大きく上回る結果となったことで豪ドルがしっかりでした。

ロウ豪中央銀行(RBA)総裁も「経済の危機を脱した」
などと発言しており、ここから豪ドルが堅調に推移しそうですね。

豪ドル、買うかもしれません。
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今週のひろこのウィークリーゴールドは
月イチ「プラチナ・パラジウム・シルバー」特集。

貴金属スペシャリスト池水雄一氏に伺いました。

<騰勢強めるプラチナ>
『環境政策が追い風シルバー』
https://youtu.be/eIRlpxM1nhM



進む脱炭素社会への動きの中で騰勢強めるプラチナ・銀の背景について解説。
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