2021年1月27日水曜日

 26日の日経平均は大幅反落。終値は276円安の28546円。
25日に年初来高値を更新していますが、
さすがに29000円台はかんたんではないということか。

明日FOMCを控えていることもあるのでしょうか、
あるいは、今夜、TeslaとAppleの決算を
控えていることもあるかもしれません。

2019年1月はAppleショックなる、
Appleの決算を嫌気した下落相場がありました。
2019年1月、同社が中国でのiPhoneの販売不振を主因として
18年10~12月期の業績予想を大幅に下方修正したことから
他市場に広く売りが波及した、、、、
さて、今回の決算はどうでしょうね。

それからこんなニュースを嫌気した、との指摘も。

中国軍とインド軍、国境地帯で衝突か インドで報道
https://www.bbc.com/japanese/55806946

中国は台湾にも、、、

中国軍機の多数侵入、台湾が確認 2日連続
https://www.bbc.com/japanese/55791893

中国によるアメリカへのけん制との見方が出ている~
バイデン政権は「戦略的忍耐」で対応するんだとか。

米新政権、中国に「戦略的忍耐」で対応 企業規制解除は慎重
https://jp.reuters.com/article/usa-biden-china-idJPKBN29U2EP

試されているんだと思いますけどね。。。
また、オバマ政権の時のようなことになるんでしょうか。

そして今日は人民銀の公開市場操作(オペ)で
差し引き780億元(約1兆2500億円)もの資金を吸収したことで
香港、上海株が下落したことも日本株市場では材料視されたようです。

株式・不動産市場など資産バブルのリスクに警鐘を鳴らす目的とか。

国中銀が予想外の資金吸収、バブル警告も-本土・香港市場に冷や水
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-26/QNIUGBDWRGG201

当局も株の暴落を望んでいるわけではないでしょうから、
あくまで「ガス抜き」です。
ただ、思ったよりも早く市場に水を差すんだなぁ、という印象。
中国でも新型コロナの感染が拡大している最中だと思うのですが、
これは株というより不動産市場のバブルを警戒しているのでしょうか?

12月の日経にこんな記事が。

中国、住宅ネット競売急増 購入制限なく富裕層に人気
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM270UL0X21C20A20000007
・海外投資に厳しい制約がある中国では、
 富裕層を中心に不動産への投資意欲が極めて強い。
・銀行の不良債権処理の新たな手段になりつつある。

マーケットに異変が生じれば、すぐまた緩和に舵を切るでしょうから
これで驚くこともないと思います。

一方、アメリカではバラマキマネーが市場を大きく動かしています。
個人投資家の存在が大きくなっているのです。

先般米個別株のゲームストップという銘柄が
急騰したことは知っていましたが、まさか個人投資家らが
結託してファンド玉を締め上げた=スクイーズしたとは。

米素人集団、ヘッジファンドを締め上げ勝利
https://www.nikkei.com/article/DGXZASFL26HGA_W1A120C2000000

個人投資家らがSNS上で結託しゲームストップ株の
コールオプションを買いまくったことで
このコールを売った金融機関はヘッジのために
現物株を買う必要に迫られる、、、というわけですが、
ゲームズトップ株のファンダメンタルズによるものではないため、
急騰したものの、あっという間にこの惨状です・・・。
Cb89aKAD (1392×840)

暇と金をもてあました個人投資家のマネーゲームに
プロがやられたというわけですが、
SEC米証券取引委員会も事態を重く見ているということで
そのうち何か規制が入るかもしれません。

バブルの兆候にも見えますが、バブルというには
現在のレベルはまだ序の口かもしれませんが、
しかし、ナスダックのチャートをみると昨日25日は
「首吊り線」示現?!って感じもあるので、気持ち悪いですね。。。

※首吊り線
上昇相場の中で窓をあけ上放れで寄りついたあと大きく下押し、
結局は高値で引けたローソク足の型。
実体部分は短く、下ヒゲの長いローソク足でカラカサとも呼ばれます。
下ヒゲが長ければ長いほど転換の兆しが強い?!

IMFも世界の景気見通しを上方修正。
ワクチンが世界をコロナ禍から救うシナリオですね。

世界成長21年5.5% IMF上方修正、20年はマイナス3.5%
IMFの成長率見通し 日本の成長は低いなぁ、、オリンピック年なのに。
      2020年     2021年   
世界全体  ▼3.5 ( 0.9) 5.5 ( 0.3)
日本    ▼5.1 ( 0.2) 3.1 ( 0.8)
米国    ▼3.4 ( 0.9) 5.1 ( 2.0)
ユーロ圏  ▼7.2 ( 1.1)   4.2 (▼1.0)
英国    ▼10.0(▼0.2)  4.5 (▼1.4)
中国     2.3 ( 0.4) 8.1 (▼0.1)
インド   ▼8.0 ( 2.3) 11.5( 2.7)
ブラジル  ▼4.5 ( 1.3) 3.6 ( 0.8)

世界貿易量 ▼9.6 ( 0.8) 8.1 (▼0.2)

さて、為替市場。
今日はなぜか欧州時間からドル安基調に。

1.2156ドルのユーロドルショート、
103.86円のドル円ロングが辛い展開💦

損切りライン
ユーロドルは1/22の高値1.2189ドルを上回ればカット。
ドル円は1/21の安値103.32円を下回ればカット。

そしてなぜかキウイと豪ドルが強いです。
ちょっと乗ってみるかと思いましたが、タイミングがつかめず
キウイドルは0.7220に指値をおいてあります。
ここは今日の上昇に対しての0.382%押しです。

人気ブログランキングへ


※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社