2021年8月27日金曜日

カブール空港近くで2度の爆発~ややリスクオフに傾くも・・・

 今夜はリスクオフに傾きかけています。
米株の主要インデックスは軒並み軟調。
米長期金利とVIXは指数がジワリ上昇、そしてドル高、円高です。

かといってドカンと崩れるような動きではなく
いまのところせいぜい利食い&ポジション調整という印象で
これを好機と米株には押し目買いが殺到する可能性もありますが・・・。
(私はここからの米株インデックスは買わないけど)

足元のリスクオフへの警戒、トリガーは2つあるように見えます。

①カブール空港近くでの爆発の報道。
2度の爆発があったようです。
今日26日午前にはアフガニスタンの米大使館が
「テロの脅威がある、空港に近づくな」と警告を出していました。
この警告によって被害が最小に抑えられていればいいですが
現場の状況はまだはっきりとしません。
現時点で少なくても13名の死亡が報じられています。
日本の自衛隊機もカブール空港に到着していますが、
邦人らの退避に影響が出そうです。

行動が早かったカナダはアフガンからの脱出完了を発表しています。
ドイツも今日中に終える見込みと報じられていましたが
英国や日本、そして米国もまだですよね。

しかし、この事態が金融市場のリスクオフの引き金となるかというと
ネガティブサプライズではなく、ある程度想定された事態です。
このままリスクオフ全開となるニュースではないと思います。

②ブラード・セントルイス連銀総裁
「FRBは金融緩和縮小を開始し、2022年第1四半期までにテーパー終了を」
 ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁
「デルタ株流行、経済への影響限定的、テーパリングに踏み出す必要」
地区連銀総裁らからタカ派発言。
年内テーパリング開始の思惑が広がり、米株利食い、金利上昇につながった可能性。

③本日7年債入札、債券需給悪化懸念からの金利上昇

ドルカナダショートがどうも塩梅が悪いので買い戻し。
1.277ドルS ⇒ 1.2645ドル

そして狙っていたクロス円ショートをちょっとだけ作りました。

豪ドル円79.82円S
カナダ円87.09円S
今週のひろこのウィークリーゴールドは
ニクソンショックから50年。
変動相場制の始まりから現在まででドル建て金価格は50倍に。
しかし円建て金は15倍にしかなっていません。

そもそもニクソンショックとは?
それまでのIMF体制、ブレトンウッズ体制とは?
この歴史から見えてくる今後のゴールドの価値の行方。

池水雄一氏に解説いただいています。


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