週明けの為替市場、ドル円相場は1円ほどギャップダウンのスタート。
ドル円5分足
というもの、今日は円金利が上昇しましたね。
※日本国債 緑:長期金利(10年) 赤:短期金利(2年)
長期金利が9年8カ月ぶり0.7%超える、早期のマイナス金利解除観測
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-10/S0NAJTT0G1KW01
日銀は午前の金融調節で定例の国債買い入れオペで、
10年国債を1%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペと、
債券先物の決済に使われる受渡適格最割安銘柄対象の同オペを継続するも
「臨時オペ」はなし。
YCC柔軟化を発表した7月日銀会合後、
7/31と8/3には臨時オペで金利上昇を抑え込みましたが
今日はそれがなかった。
これが円金利の一定の上昇容認と受け止められました。
午後1時すぎには貸付期間5年の共通担保資金供給オペを通知。
共通担保資金供給オペとは
日銀が国債や社債などの担保を差し入れた金融機関に
低金利で資金を貸し付けるオペ(公開市場操作)
日銀が国債を大量購入するオペでは国債需給に直接介入するため
流動性低下をもたらすなどの問題も指摘されますが
共通担保資金供給オペは資金供給を通じて間接的に金利を抑制するものです。
日銀、5年物の共通担保資金供給オペ、応札額は3.1兆円
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROXACXT0G1KW01
たしかに金利抑制効果はありますが、
日銀が購入するというものではないので効果はマイルドですよね。
ドル円相場はトップアウトしたのでしょうか。
こんな記事も
ドルの記録的な上昇にブレーキ-中国と日本が防衛を強化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-11/S0T79FT1UM0W01?srnd=cojp-v2
・中国人民銀行は投機的投資家に対し人民元を不安定化させないよう強い警告を発した
・日銀植田総裁、マイナス金利解除の条件となるデータが年内にもそろう可能性がある
ドル指数は8週連続高、2005年以来の最長記録だったが・・・
どうでしょうね。
ドル金利が下がってくれればいいのですが、
今日の世界の長期金利を見てみると
円金利だけでなく世界の金利が上昇しています。
※主要国長期債利回り
世界の金利上昇の幅に比べると円金利の上昇幅なんて微々たるもの。。。?
というわけで円金利だけが上がっているわけではないため
ドル円、クロス円はそれほど大きく崩れていません。
やはり米金利上昇が止まらないことには
ドル円も完全にトップアウトしたとは言えないような気もします。
今朝、ドル円の戻りを売ることに成功。
ドル円147.19円でショート参戦しています。
これで今週のCPIが著しく低下していてくれればいいのですが。
8月CPI占う「あと1回」の行方、11月の米利上げ観測強まるか
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-10/S0SHL9DWX2PS01
それでも、市場関係者は年内マイナス金利解除の可能性を
織り込み始めましたので、じわりじわり効いてきてドル円下がっていくかな。
植田総裁発言受け市場は早期正常化を意識-予想前倒し相次ぐ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROXACXT0G1KW01
今日は円金利上昇で銀行セクターが強かったですね。
日経平均はレジスタンス超え失敗で下落開始の形。
小型グロースはだめですね・・・。
ユーロドル1.07713ショートは 1.0740ドルで買い戻しました。
NOTE
BOE英中央銀行 マンMPC委員
「中立金利は以前よりも高くなった可能性」
「引き締めの行き過ぎによる間違いの方がましだ」
「インフレがより不安定になる可能性が高い世界に備える必要がある」
先週BOEのベイリー総裁はインフレが著しく低下する公算、
などと発言していたのですが。。。
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