2022年9月13日火曜日

・円軟調もクロス円新高値更新、リスクオン相場?
   ~ドル高修正続く、ポンドなど買い戻し基調強める
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ドル円軟調もクロス円新高値更新、リスクオン相場?


クロス円が強い。
週明12日(月)キウイ円、豪ドル円、ユーロ円などが今年の最高値更新です。

クロス円が強いってのはリスクオン相場ってことでいいのかしら?!
いわゆる円キャリー・トレードが旺盛ということですね。

ただし、ドル円は上値が重い。
これは先週末から始まった「ドル高の修正」

※通貨インデックス一覧
ドルインデックスのみ下落。
ユーロもポンドもオセアニア、カナダ、
スイスフランインデックスまで上がっています。
円インデックスは方向感がない。

つまりドル安、他通貨高でクロス円は他通貨高の引っ張られているわけね。
しかし、ドルが弱いのでドル円は上がらない。
ドル円が円高気味でもリスクオン相場、日本株市場は強かった。

※日本主要株価インデックス 
移動平均線は200日と50日なんですがマザーズ指数以外ゴールデンクロス。
マザーズも8月高値を超えてくるようなら今年2月と6月安値でWTIボトム完成か?

9月はアノマリー的に米株のパフォーマンスが弱いということもあって
ジャクソンホール会合でFedパウエル議長が市場の楽観に水を差してからは
下落方向への警戒が強かったのですが、
相場は悲観の中から生まれるということでしょうか?
Fedのスタンスが変わったわけでも、
新たな買い材料が出たわけでもないのですが
先週半ばから米株も反発上昇が続いています。

※米主要株価インデックス 

こちらも200SMAと50SMAを表示していますが
日本株と違ってゴールデンクロスには至っていません。
ひとまず200SMA(ピンクライン)まで上昇したところで
上値が抑えられそうですね。
200SMAを超えてくるとまた違った景色が見えてきますが
その後のことはその時に。

ドル円143.20円のショートは東京時間の上昇で同値撤退させられましたが
再び下げてきたので142.95円で再度売り直しました。
コストは悪くなっちゃいましたが、、、、

ポンドドル、ユーロドルなどドルストレート通貨は
今日の東京時間オープンで窓開け上昇で寄り付きました。
昨日のブログでポンドドルのチャートを取り上げましたが
ポンドが戻りが大きくなりそうなので
1.1616ドルでポンドドルのロングを作っています。

NOTE

◆入国者数の上限撤廃へ 政府、10月にも 個人旅行解禁も
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d41e1f940a340daf30824003d637468ed336b28
1日当たり5万人としている入国者数の上限を10月にも撤廃する方向で調整に入った。
~早ければ9月中に最終判断


今月7日から入国者数上限をこれまでの2万人から5万人へと引き上げています。
これが早ければ10月にも上限撤廃となりそう。

このニュースはドル円の上値を重くします。
海外から日本に入国する際は、外貨を日本円に替えて日本で買い物をしたり
サービスを受けたりするというわけで、インバウンド需要は円買い要因。

ドル円145円近辺というのはやはり今年の高値になるのではないでしょうか。

◆急激な円安、日銀が静観できる理由
インフレが緩やかな限り日本は円安を恐れる必要がない
https://jp.wsj.com/articles/bank-of-japan-can-stomach-weak-yen-11662676591?mod=trending_now_news_5
~これまでの円安進行(その時点で1ドル=132円程度)によって、企業利益には差し引き約1兆円、対国内総生産(GDP)比で約0.2%に相当するプラス効果が期待できると推定している。


円安悪玉論が連日メディアに踊っていますが
プラスの効果が大きいことを理解することがとても重要です。

日本株が米株をアウトパフォームしているのは円安効果ですよ。

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