2008年10月1日水曜日

CNBCとかCNNが見られれば昨日の米下院の金融安定化法案の開票の
ライブ中継が見られたようですが、我が家では見ることができず。
昨日寝る前にみるみる下げるチャートを見て何かが起きた?!とばかりに
ネットやらテレビやらチェックしまくったわけですが、AM3時台、日本のテレビは全く動じず(笑)
地デジの文字放送でも「金融安定化法案大筋合意へ」なんていう情報が
流れたままという暢気なものでした。日本のテレビは頼りにならないわね、、、。
ライブ放送ではリアルに否決の瞬間からのダウの暴落などが中継されていたようです。
日本においても24時間の金融チャンネルがあってもいいように思います。
特にFX投資家は深夜にトレードしているんですもね。

さて誰もが目を疑った金融安定化法案否決の報に、金融システム全体への資金流入がストップ、
「世界的なリセッションの可能性が高まった」とか「数日中に米国民の一般生活に影響してくる」
とか悲観論が渦巻いています。
FRBバーナンキ氏にポールソン氏にブッシュ大統領に
次期大統領候補のマケイン・オバマ両氏までもが揃って議論を重ねて
合意を取り付けるというところまで詰めていた法案が否決となった背景には、
今の日本と同じように次期選挙への影響があるようです。

金持ちを税金で救うなんて許せないといった市民感情に逆らって
賛成票を投じるわけにはいかなかったという、お国の、いえこれはもう世界の金融問題ですよね。
この緊急事態よりも、自分のことしか考えなかった議員達の保身の結果ということになるのでしょうか。

この法案について下院指導部は10月2日に議会を再招集する方針を示しているそうですが、
なにせ前代未聞の事態なだけに今後どんなスケジュールで
何をどのように対処されるものかさっぱり検討がつきません。
一部ニュースによると法案に反対した共和党の穏健派下院議員は、
微妙な状況に追い込まれているとの報道もあり、
反対票を投じた議員のもとに苦情の電話などが相次ぐ可能性もあり、
議員の面子を保てるだけの修正が施されれば、賛成に回る議員が出る可能性がある(ロイター)
ということです。

議員達は事の重大さをわかっていない、、
こんな見方をするマーケット関係者が多いようですが、
どの国の政治家も国の未来より目先の保身に走るという事情は同じようです。
この辺りの事情を全く考慮せずにおおむね合意であろうと信じて楽観してしまったことに
今回の暴落の悲劇があるわけです。

しかし、ニュースが多くて整理するのが大変よねぇ、、、。

後々振り返るために一応整理しておきますが、
昨日今日で金融機関の救済策が世界各地で明らかになっており、
アメリカだけでなく欧州も偉いことになっていることがわかります。
1.シティグループがワコビアの銀行事業を21億ドル(約2200億円)で買収
2.英政府は英中堅銀行ブラッドフォード・アンド・ビングレー(B&B)を一時国有化
  (国有化は2月のノーザン・ロック以来)
3.オランダ・ベルギー金融大手のフォルティスが公的管理化に
4.ドイツ政府、不動産が中心の中堅銀行ハイポ・リアルエステートへの緊急支援を発表
5.アイスランド政府大手グリトニル銀行の一時国有化を発表
6.フランスとベルギー両政府、地方公共団体向け融資で世界最大の金融大手デクシアの公的支援の検討

もうひとつひとつの事例の解説に意味がないような気がしてきた(笑)
いえ、私は解説なぞできませんが、FOREXRADIOとかYMTVでね、
インタビュアー業務が私のお仕事ですが、明日の高野氏との「かしこいFX」でもまとめて聞いちゃう。
一つ一つ聞いてたらきりがない。

なにやらFRB緊急利下げの噂もあるとかないとか言われてましたが、
今日のところ今現在ダウは高いようですのでまずその心配はないでしょう。

さて昨日、なにやら自信満々で105円でロングしたドル円。起きたら104.95円でロスカット-!
ううううーー。その後戻ってる。ロスカットラインの置き方が間違っていた。

よくよくチャートをチェックすると103.53円で見事な面合わせでの反発。
このサポートを意識しておけばロスカットラインを103.50円くらい、
前回の安値より数Pips下においておくことも出来た。
なんで104.95円などという中途半端なとこで切ったのか、、、、。猛省。

前回安値を切らずに反発してきたドル円。
悔しいから夕方また105円ジャストでロングしました。
そして夜106ジャストで利食い!!
どう?昨日の負けをほぼ(ちょっとマイナスだけど)取り戻したわよ!!
106円から上はどうかしら?ドルを買える状況にはないので早めの利食いとしました。
あや戻しを狙ってみただけです。
法案可決となれば一気に上昇もあるでしょうけれど、少なくとも2日といわれていますので、
それまではロングポジを長く持つべからず、です。

しっかしユーロドルが叩き売られましたね。
ドル円ロングで攻めるより、ユーロドルを売る方が効率が良かったわけですが、
いよいよ欧州売りが本格化するならば、これはまだ序の口でしょう。
でもここから追っかけて売れないのがへっぽこなんですよね。。。お休みなさい。

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