2011年5月30日月曜日

動きませんでしたねー今日。
そういえばロンドンはスプリング・バンクホリデー、米国はメモリアルデーで
休場なんでしたっけ。海外勢が休むとこんなに動かないものですか。
日経ニュースで見つけた記事に面白い表現が。

「円、五輪級の膠着:30日までで5月の高値は1ドル=79円57銭、安値は82円23銭。値幅は2円66銭と07年4月の2円47銭に次ぐ小ささとなった。4年に1度の「オリンピック級」の膠着相場だ。」

オリンピック級の膠着相場ですって(笑)
これでは取引妙味がありません。
こういう相場はスキャルパーにとってはいいのかもしれないけれど、
流石に今日は動かなすぎでしたよね。

今日こうしてエネルギーを貯めた分、明日以降大きく動意づくかもしれません。
だって週末はBigイベント雇用統計がありますもの。

6月にはマーケットの崩落があると予想しておりますので、
豪ドル円の70円台(いや60円台?!)とか
キウイ円の50円台とか、あり得ない安値に指値を置いて
スタンバイしています。自分でもバカげていると思うのですが、
いつもなんとなく危険だと思いながらも、何もせず、
瞬間にはとてもポジションを取れる状況にいないことを
悔やんでいるので、今からお宝ポジションメイク計画を
虎視眈々と遂行中というわけ。
ただし、どのレベルまで下げるかは検討もつかないので
もっと上に注文を置いたほうが確実かもしれません・・・。

長期的円安を狙った買い注文がヒットする前に
そこまで下げると思うなら今から売ってもいいのですけれど(笑)
オージー円86.80円くらい
キウイ円66.40円くらいに
売り注文を置いてみようかな。
明日の値動き次第では気が変わるかもしれませんが・・。

アメリカの景気回復にも黄色信号が灯りはじめ、
あり得ないと言われていた「QE3」なんて言葉が囁かれ始めていますが、
まずはQE2を予定通り終了させることができるのかどうか、
これが大どんでん返しがあったら、これまでなら過剰流動性マネー期待から
株高コモディティ高となったものが、度重なる失望に全く逆の動きを取るかもしれません。
これは大倉キャプテンが指摘する同じ政策施行でもこれまでと全く違う結果を生む
ということになるやも、って話ですが、このシナリオは十分に考えられますね。

先週発表の米新規失業保険週間申請件数も増加しました。
増加は3週間ぶりですが7週間連続で40万件上回るという酷い状態。
今週の雇用統計も荒れそうよね。

ユーロドル、ポンドドルなどのストレート通貨でもドル高へと大転換したものと
思っていますが、どこまで揺り戻しがあるか分からず(今オシレーター系が売られすぎから
上昇に転じているのよね)ちょっと売りではいるのが怖いです。手出し無用かな。

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2011年5月28日土曜日

キウイドルが高値更新して昇竜状態!!
ここのところドルとユーロと円ばかり追いかけていたので
何故NZドルがこんなに強いのかリサーチ不足でしたが、
昨日のフォレックスラジオで取り上げたところ、リスナーの皆さんから
いろいろと情報をもらいました。U-st・Twitterと、便利な時代になったものです。
昨日の急激な上昇の裏には中国のSWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)が
ニュージーランドの資産を購入するとの報道があったのですが、このところ
中国がEU債を買うといえばユーロが上がるし、金需要が増加傾向と報道されれば
金が上がるし、ともかく中国が何を買うかって世界の注目ですよねぇ。

それがなくてもニュージーランドのイングリッシュ財務相が(紛らわしい名前ね)
アジアの農産品需要増大と今後2年間は堅調と予想される商品輸出価格が
国内の景気回復に寄与しているとの認識を示しています。これは25日に。

なんと粉ミルクとチーズの価格が中国からの需要に支えられているそうで、
鉱山ブームに沸くオーストラリアへの輸出も伸びているのだそうです。
なんと今後4年間で中国向け輸出を倍増させる計画なんだとか。
輸出倍増計画ってアメリカもオバマさんがやってますね。
しかしながらNZドルはここ1年間で米ドルに対し約18%上昇しており、
同相は政府の想定よりNZドル高だとも指摘しています。
こんな発言があっても下がりませんね。
NZドルは実態より過大評価気味に買われる傾向があり、
NZドル要人は結構自国通貨安誘導発言を定期的に行っていますが、
もうショック安も起こりません・・・市場は慣れちゃったのかも。

NZ中央銀行が公表した四半期調査の結果も良好で、
回答した企業経営者75人の予想平均では2年後のイ ンフレ率は3%と答えており、
2月公表の前回調査2.6%から上昇、
2008年7-9月(第3四半期)以来の高水準ととなっています。
でも、流動性の低いマーケット、何かあれば下落率は大きいでしょう。
私は6月に何かが起こると思っているので(妄想ですが)
今調子のいいNZドルのボラは売り妙味が大きいのではないかと注目しています。

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2011年5月25日水曜日

ああ、またやっちゃったわね。
昨日オシレーター系指標が売られすぎだってことだけで
ユーロがちょっと戻るような気がしてならなくて
ユーロドルでユーロロングしちゃったのですが、
やっぱり自身の大局の見方と違うポジションは取るべからず・・?!

今日は東京午前に
ギリシャのパパンドレウ首相及びソクラテス・ポルトガル首相辞任の噂が
飛び出し(出所不明)ユーロ売りが顕著化。
50pips逆に行ったので損切って、ドテンユーロ売りポジションを作りました。
何故かユーロ円で。(こういう気まぐれはB型だから仕方がない・・・)

これは30pipsくらい利が乗ったところで手仕舞って仕事に出かけました。
ポジション抱えたまま外出したくなかったからですが、
私が売ったタイミングが今日の底値だったので、利食い成功!!
(地味だけど。。。)

というのは、やっぱりオシレーター系のテクニカルが売られすぎに
張り付いちゃってるので、いつ大きく戻りを入れてもおかしくないと
思うのですよ。そういう激しい揺り戻しが1日に1回くらい来ますよね、
このところ・・・・。揺り戻しの幅が結構大きいので、大局では売り継続とは
思っていても、腰を据えてショートポジションを持てずにいます。

もっと天井付近1.5000手前で売れていればじっくり構えていられたんだけどね。
売り遅れたので、波乗りに必死って状況です(笑)

さて、欧州問題。ギリシャがデフォルトする?!なんて声も聞かれ始めました。
6月にはストレステストが実施されます。これも大きなイベントとなりそう。
昨年の1回目のストレステストは甘々で評価は低く、今回も正直ベースでの結果が
公表されるとは思えませんが、昨年よりはより厳しくしないと
市場は納得しないように思います。

ストレステスト云々の前にギリシャの問題が更に波紋を呼びそうな
地合いになって来ていますが、EUのセーフティネット、緊急融資枠は最大で
7500億ユーロ。ギリシャ程度の問題でユーロが底割れするはずがないのですが、
問題は根が深いのね。構造はサブプライムの時と酷似している・・?!

今日はこんな発言も意識されたようです。
ダマナキ欧州委員「ギリシャがユーロ圏のメンバーにいる事はリスクだ」
はっきり言いますねーよほどオカンムリの様子。

ギリシャショックがあるかもしれないと
言うような見方も出てきているようですが、そうなれば
大倉キャプテンが「いつか来るドラスティックな崩落」が
いよいよということになって来ているのかもしれません。
6月というのはいろいろ重なる月。QE2終了、EUストレステスト、、、
さて、ポジションメイクして構えたいところなのですが、
どこで売っていいかワカラナイ。
売ると瞬間踏まれ、そういう戻りに乗ろうとするとやっぱり下げる。
そんなリズムの合わないディールになりつつあって、
やっぱり為替は難しい、一筋縄では行かないなぁと思っているこの頃。
大負けはしていないのですが、大きく勝てない神経質な動きですが、
これから来るかもしれない大きな波にだけは乗り遅れないように
したいものですね。。。

それと今日はポン様が元気ですね。
センタンスBOE政策委員の
「経済成長は弱いが、BOEは金利を引き上げる可能性」とコメントしたことで
金利先高感が出た模様。ポンドが買える状況にあるかってのには疑問だけど、
今欧州が抱えている足元の問題と比較すると、ポンドが買われちゃうのかもね。
インフレ率からみれば利上げは全然不思議な話じゃないですし。
でも私はポンドをロングする気にはなれません。おやすみなさーい。

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先週金曜から売り込まれていたユーロ、今日は下げ止まってジリジリ買われています。
ショートカバーに過ぎないのか、本格的に底入れしたか・・・
底入れなわけがないですね、こんな半端なレベルでは。

今日夕刻に発表になった独5月IFO景況指数が
市場予想を上回る結果になったこともユーロの買い戻しに寄与したのでしょう。
その後のアッベルガーIFO所長のコメントがユーロをした支えしました。

「ECBは更なる利上げをするだろうが、ドイツにとって問題ではない
しかしユーロのボラティリィティが高いのはドイツ企業にとって問題
ドイツ企業の輸出予想は引き続き楽観的でありドイツ経済は好調である」

といった内容。EUに問題が山積していてもどこ吹く風、
ドイツはへっちゃらだって発言のようです。ECBが利上げしても構わないと。

だからといってドンドコユーロが買われる相場にはなってません。
つつましく戻りを入れております。。
下げ過ぎたので戻りが入っているというだけでしょうから
どこかで戻りを叩かれて売られるのでしょう・・・・って感じに見えるんだけど、
ま、待てよ。
ユーロドルの日足チャートではオシレーター系の指標が軒並み
売られすぎじゃないですか。これ、結構大きな戻りになる可能性があるんじゃないかなぁ。
大局では戻り売りでOKでも、ちょっと戻ったとこで売り仕掛けたら踏まれそうな予感。
なんなら短期ではユーロドルロングでも取れるんじゃないか・・・・なんて気がしてきました。
ああ、昨日大局に逆らわずにポジション取ろうと反省したばかりなのに。
1.4107ドルでユーロドルロングしちゃいました・・・。
こんな上がりきった高値で。
あんまり自信ないです。50pips逆行ったら切ります。

さて、米国指標。

今夜は新築住宅販売件数が発表されました。
予想は30万件と前月比横ばい。

結果は32.3万件!!ちょっぴりポジティブ・サプライズ。
差し押さえ物件が増加しているとも言われ、
不動産価格の下落が続く中で住宅の買い手は
新築より比較的安価な中古物件を選ぶ傾向が続くだろうというのが
このところのコンセンサスでしたので、予想よりいいなんてことがあるとは。
2010年12月の33.4万件以来の高水準だとか。
北東部、中西部、南部、西部の全ての地区で件数は増加していました。

この結果を素直に受ければリスクオン!!相場になると思われますが、
マーケットが悩んだのが同時刻に発表された5月リッチモンド連銀製造業指数。
あんまり重要視されている指標ではないけれど
リッチモンド連銀の管轄地域は米国内総生産の約9.1%を占めるんですって。
予想が9のところなんと▲6。マイナスとなったのは2010年9月の▲-2以来で、
マイナス幅は2009年4月の▲9以来最大。

これを受けたか、ダウが売られている模様。
米株軟調ですね。それからドル円がジリジリ買われだしてきた。
リスクオフのドル買い戻しかしら?
となると、ユーロドルロングはマズイわねぇ・・・。

まだ、NY時間始まったばかり。
私が寝た後にどう動くでしょうか・・・?
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2011年5月24日火曜日

先週金曜のユーロの急変からの流れがまだ続いています。
ユーロの戻りに乗って1.44ドルくらいまでの上昇を狙っていたのですが、
1.4330程度までの戻りしかなかった。
70pipsくらい利食い目標が高すぎたわけです。

大局ではドル高がやってくる。という見方でしたので
予想よりはちょっと早かったのですが、このままユーロ安ドル高になるのかな・・・。
金曜の夜から月曜丸一日下げ続けているので若干ユーロの買い戻しは
あると思いますが、ロングして利益を取るまでの妙味はないかもしれません。

いつもちょっとポジションメイクが早い(と自覚もある)大倉さんが
常々おっしゃる
「(ドラスティックな動きは)
 いつ来るかわからないからポジション取っておくんだ」
ってのを改めて思い知らされた動きでしたね。

先週金曜はフィッチがギリシャ格付けを引き下げ、
デフォルトするとかなんとかいって大騒ぎとなったわけですが、
S&Pはイタリアの信用格付けのアウトルック(格付け見通し)を
「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたとか。
(現在の「A+/A-1+」の格付けは据え置き)

欧州不安の再燃は予測出来たことですが、これがテーマになるサイクルが
わかりませんね。1.45ドル近くまで買われていた時だって、ネガティブ材料は
山ほどあったはずですもの。
加えて、欧州懸念から欧州売りでユーロ安となっていますが、
結果的にドル高となっているアメリカだって実はネガティブ材料がポコポコ
噴出してきているところですよね。
先週発表の4月の住宅着工件数、5月のフィラデルフィア連銀景気指数も急低下。
数字の悪化は住宅だけでなく企業活動などにも広がる兆候とも受け止められます。
ダウ平均も崩れ始めてきた中で景況感にまで波及しているとすれば
これは深刻な事態かと思うのですが・・・・。

今週のマーケット関係者の注目は25日(水)の4月の耐久財受注額だとか。
企業の生産活動を映す鏡の1つと言われていますので、これも市場予想を大きく下回る
ような結果となればダウは更に売り込まれる可能性が。
(現在のところの市場予測の中心値は前月比2.5%減)
後は27日発表の4月の個人所得と個人消費支出。
アメリカのGDPの約7割を占める個人消費は景気の先行きを占う上で重要。

ということで、アメリカの先行きにだって暗雲立ち込め始めているような気がするんだけど
ドル高。おっと、ドルはキャリー通貨だから、リスク懸念でドルの買い戻しってのは
整合性があるんだった。そうそう、不思議はないのよ。
欧州が弱いのでユーロ売りってのと併せて、リスク回避のドル巻き戻しが
ユーロドル相場の天井を確定的にしたのかもしれませんね。

なーんてつらつら分析している場合か!!!
ドテン売りに転じるのを躊躇してこの下落乗り遅れてるわよ・・・
ああ、こういう下げがくるってこと、だいぶ前から予測していたのに
途中の戻りを買ってみたりと逆のことをして
結局大きなトレンドに乗り遅れてるってどういうこと?!
大倉キャプテンのおっしゃる
「いつ来るかわからないからポジションメイクしておくんだ」
って言葉の真意に今更ながら気がついて地団駄踏んでます・・・・・・

ここから追いかけて売る局面じゃないよなぁ
今週の戦略はユーロの戻り売りね。
あーダウ平均もバンドウォーク始めそう~

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2011年5月21日土曜日

ユーロドルロング、撤退しました。
やっぱり金曜の夜って荒れますね。
夜の前から崩れていたけど・・・・。
1.4133ドルLを1.4216ドルで手仕舞い。
一時1.430ドル台に乗せたことを考えると
かなり利益が無くなってしまいました・・・。
1.430ドル台に乗せたのを見たときは余裕かましちゃってたわ。
今の相場、トレンドレスですね。
短期ディールに徹したほうがいいのか・・。

1.43ドルの高値から崩れたのは1.435ドルあたりにオプションバリアの噂がありましたが…
それが実際あったかどうかはわかりませんが、近くで利食いが入ったものと思います。
その後ユーロの追随売りがあったのは夜になってユーロネガティブ材料が
矢継ぎ早に出されたからなんですが、それがもうホントてんこ盛り。

・まず欧州の5月の消費者信頼感速報値▲9.7 
~これ、なんと14分のフライング発表よ。
 そんなことってあるの?

・ノルウェー外務省
『ノルウェー、ギリシャに対する4200万ドルの助成金の支払いを停止へ』
~ノルウェーがギリシャ助けるの放棄しちゃいました・・・。

・格付け機関 フィッチ
ギリシャの長期債の格付けをBB+からB+に格下げ
そのうえで、債務返済期限延長はデフォルトとみなされるとも述べた。
~まあ、今更驚きませんけれど、今言わなくても・・・。

・バイトマン独連銀総裁
「ギリシャ国債、償還期限延長されればECB担保として受け入れ不可能に」
~これがかなりのインパクトとなってみたい。
 でも昨日トリシェさんも似たようなこと言ってたわよね。

・再び フィッチ
『潤沢でかつ信頼の置けるEU/IMF支援プログラムがない場合、
ギリシャの格付けは「CCC」級の可能性も』。
~CCC?ツタヤか?

・ラガルド仏財務相『ギリシャにはデフォルトの危険性ある』
~ああ・・・・。

ってな訳でギリシャは近々デフォルトしそうです(笑)

おかげでリスク回避の嵐の金曜となりました。
ダウ急落、ユーロ、ポンドなど欧州通貨急落、コモディティ急落
(コーンだけは我が道を行く、作付け遅れで上昇)

金も最初は売られていたんです。
ところが、ユーロネガティブ材料が次から次へと出てくると
金が突然火を吹き急上昇。
1480ドル台から1510ドル台に駆け上がりました。
これ、リスク回避で金に資金流入の構図よね。

やっぱり、金はこの先も高いです。
仮にギリシャがデフォルトしようものなら金暴騰しますね。

ということで、ドル高への大転換の前に一旦ユーロが上昇するという
思惑が外れそうな予感がしてきましたが、
金曜の夜って突発的な動きをするので要注意。
飲んで帰ってくるとPCモニターみて目が飛び出ます。
実は今夜もそうでした・・・・。
慌ててユーロ飛び降りてモニターにかじりついてますが、
美容に悪いのでもう寝なくちゃ~

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2011年5月20日金曜日

FRBが18日公表した4月26~27日のFOMC議事要旨。
これを受けてちょっと市場は安心したのでしょうか。
目先の調整からダウが戻りを入れてきました。
10年物国債利回りは議事録要旨を受けて上昇、
最近の低下基調に歯止めがかかっています。

ドラスティックな下落の前の騙し的上昇・・・?!
なんて目で見ています。ユーロの上昇もね。

4月FOMC議事録はちょっと驚きの内容でした。
記者会見があったものだからあまり注目はしていなかったんですけれど
FRBが超緩和的な金融政策からの「出口」を模索する具体的な議論に入ったことが
明確になったことは大倉キャプテンも驚いたとおっしゃってました。

要旨では緩和解除の第1段階としてMBS住宅ローン担保証券の再投資を終え、
その後米国債への再投資も停止することを示唆。

具体的に「再投資の停止→利上げ→保有証券の売却」
とのスキームで出口を模索していることが明らかに。
予想以上に正常化の議論が進んでいることから
長期債が売られ、ダウが買い戻されているようです。

しかしながら、16日には連邦政府の債務額が法律上限である
14.3兆ドルを突破してます。

~財務省は債務をこれ以上増やさないよう、国庫の資金繰りを工夫してしのぐ。
財務省はこうした異例の措置も8月2日までが限界としているが、
野党共和党は大幅な歳出カットを確約しない限り
上限引き上げに応じない姿勢を変えていない。

なんて報道されていますが、YMTVでおなじみ荻野金男さんや大倉さんは8月2日までは
なんとかなる(する)のでこの問題を上げてアメリカがデフォルト?!などと
心配することは全くないそうです。これまでもよくあったこと、だとか。

しかしながら、こんな状態にあるアメリカが「具体的に」出口模索にはいっている
というのはやはり驚きですよね。

市場では昨年と同じ構図になって来ているという懸念も出ているという話も。
FOMCの議事録受けて債券利回り低下には歯止めがかかりましたが
先般債券市場で長期債利回りは一時3.09%まで低下しました。
米景気の先行きに対する不透明感が増しているということでしょうか。

あるニュースでは
「投資家の脳裏に1年前の記憶がよぎり、
安全資産である米国債への選好が強まっている」と。

昨年4月は長期金利が4%程度でしたが、米景気の二番底懸念の台頭に伴い
5月ごろから低下基調が加速。5月6日に株価が謎の急落を見せてから回復出来ずに
いましたよね。8月のFOMCで追加緩和策を発表、11月からQE2スタートとなりました。
景気減速への警戒感が利回り低下を促す構図が1年前とそっくりだというわけ。
株価が堅調なウチはいいですが…。

ということで、この先、債券利回りとダウの動向には要注意ですね。
4月のFOMC議事録は5月からの調整前での議論。
マーケットに変調をきたせば軌道修正せざるを得ません。
此のまま順調にシナリオ通りに軟着陸できるとは思えないのは
住宅系指標の回復が見られないから。

昨日の4月の中古住宅販売件数も
前月の改定値に比べて0.8%減少の年率505万、
市場予測の平均523万戸を下回ってます。
前年同月比では12.9%減。
本当に米景気回復しているなら
手ごろな住宅価格の中古住宅販売はもっと好調でもいいはずですが…。

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2011年5月19日木曜日

今日のYMTVは荻野金男さん。
セミナータイトルは「震災・原発後の相場の視点」ですが、
大事なのはなんと言ったってFRBのの金融政策が一番、って話からスタート。
荻野さん曰くタカ派のメンバーのコメントなんて気にしない気にしない。
タカ派コメントにもしマーケットが反応したらそこは売り叩けっ。
な、なるほど~勉強になります。

何より肝要なのはハト派のスタンスで…
詳しくはオンデマンド放送を。(会員限定コンテンツ)

今日の荻野さんの話でも話題になったのが米国債相場。PIMCOのビルグロースは
30年続いた米債の時代は終わったと言って米債を売り払ったといわれていますが、
ところがどっこい債券市場には資金流入中。
目先ダウが軟調なことから資金が債券市場に向かっているものと思われますが、
これで債券王PIMCOは大損害となっているとかいないとか。

債券が買われるというのはリスク回避的思考に市場が傾いているという
ことですが、日本のGW中にシルバーの証拠金引き上げ、続いて原油も引き上げ、
米の指標の悪化、ギリシャのデフォルト懸念などネガティブ材料が相次ぎ、
これまでの上昇の調整が「一旦」入ったものと思われます。

ドラスティックな崩落が近いとは思いますが、「一旦」と書いたのは
そう簡単に天井ウチはしないと思うからで、
ダウなどは今夜反発しておりますし、シルバー、金も反騰中。
少しトリッキーな相場になるんじゃないかしら?
再びリスク志向の相場に回帰してからの崩落・・・

ドルの大転換もそう簡単ではないというのと同じです。
ダウももう少し「のた打ち回る」
切り返しがある程度入りそうな予感。

昨日、再度ロングしたユーロドルは見事思惑がヒット。
今日は順調にユーロが切り返してくれました!!
午後からはちょっとダレてきて半値くらいは押しましたが・・・。
もう少し買われるでしょう、今回はドンと構えてロングキープ!

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2011年5月17日火曜日

はりゃー昨日あんなに自信満々でユーロはもう一回上げるなんて書いて
ポジション取ったのに私が寝た後で下がってしまったようです・・・。
コストよりちょっぴり上に仕切注文を置いていたので損にはなっていないけれど
見通しが外れたのは悔しいなぁ。このところ、方向があっていても
ポジションメイクのタイミングが悪くてチャンスを逃すことを繰り返しています。

というかこのままユーロドルは下げてしまうのでしょうか・・・。
というのも、ドル安の大底はもう一度2番底を伺うドル安を見てからという
予測を立てているのですが、今日ドル円がにわかに暴騰したでしょ。
材料なくて、一体何故ドル円が吹いているんだ?!と不思議でしたが、
こうなるとドル高ですもの、ユーロは下げちゃいますよね。

このところ相次いでいる日本企業によるスイス企業の買収報道が
影響しているのでは。。。推察も出ています。

東芝はスイスのスマートメーター製造大手のランディス・ギア社を
買収する方向で最終調整に入った。
買収額は2000億円規模になる見込み。

武田薬品工業が、スイスの製薬会社ナイコメッドの買収に向け協議。
買収金額は1兆円を超える見通し。

これを受けてスイス円の買いが出てドル円波及とか
武田はユーロの手当てが3─4割程度しか済んでいない時点で明るみになったが
詳細を詰めるのにもう少し時間がかかりそうで、その間にユーロの確保を進めている、
なんて見方も出ています。
こういうのは実態がつかめないので良くわからないです・・・
ただ、市場に漏れでてくると一時的に材料視されたりするみたいね。
今日のドル円、ユーロ円なんかの動きはこれらのニュースが
背景にあったと思います。
これは円が絡むクロス円の話ですね・・・。

ユーロドルなんかは直接関係ないと思いますが、
ドル高になっちゃったのでユーロが売られたってことなのかなぁ。
釈然としないのですが、1.4181ドルロングは一旦撤退しましたので
先ほど1.4133ドルで再入場してみました。
ちょっと昨日より自信喪失気味ですが、入り口を間違えているだけなのだと
したら、昨日よりいいコストでのポジショニングですので悪くないかもーー。

さて、短期ではユーロ買いに夢中になっていますが、
長期ではドル安大転換でドル高となると見ています。
それはドルが積極的に買われるということではなくて
ダウ下落、債券下落、普通ならここでドル下落でトリプル安ですが、
ドルはこれまで「ドルキャリー」されて売られてきましたので
ドルは巻き戻しでドル高というシナリオです。

で、何がキッカケでダウが崩落するかというと、それは良く分かりません。
キッカケ・・・・じゃないかもしれませんが、大きな要因のひとつは
今回の金融危機の大元となった問題、住宅市況の改善がみられないこと。

先週こんなニュースが出ていたんですね、見逃していたけれど。

5月10日(ブルームバーグ):
米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)の業績は、今年の米住宅市況に委ねられている。
甘すぎる住宅価格見通しに足をすくわれることになれば、
数十億ドル規模の新たな損失が発生するばかりでなく、
ブライアン・T・モイニハン最高経営責任者(CEO)の信用に傷が付きかねない。
過去2四半期で30億ドルもの費用が生じたのは、住宅市場の不振に対する想定が甘かったためだ。
同行は住宅価格の下落幅が予想を4ポイント上回るごとに15億ドル(約1210億円)の
損失が出る可能性があるとしている。

 同行は住宅市況について、今年の緩やかな回復を見込んでいる。
 一方、同行の米国担当シニアエコノミスト、ミシェル・マイヤー氏は、
住宅市場は2012年にならなければ底を打たないと予想している。
他行やアナリストらも10%を超える下落の可能性があるとみている。
  BOAは2008年にカントリーワイド・ファイナンシャルを買収した。
カントリーワイドは住宅バブル期に住宅金融最大手だった。
当局は後に、借り手や物件に関する情報の不備または不完全なデータに基づく
甘い融資が拡大の一因だったことを発見。
BOAは住宅公社のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)と
フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)からの住宅ローン債権買い戻しや
アシュアード・ギャランティーなどの債券保証会社からの
返金要求に直面することになった。

5/9 WSJ
第1四半期の米住宅価格が大幅下落―回復見込み遠のく

 第1四半期の米住宅価格は2008年終盤以来の大幅な下落となり、
多くのエコノミストは住宅市場の底入れ時期の予想をさらに先延ばししている。


ほころびはこんなところから・・・?

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2011年5月16日月曜日

出遅れた感はあるのですが、ユーロドルをロングしてみました。
1.4181ドル。そう、さっきです、買ったの先ほどです。16日22:50くらい。
先週末の金曜にドドーッと売られて今日月曜寄り付きにギャップダウンしたところが
絶好の買い場だったのかもしれませんが、今頃買いましたよ。遅かったかな?

理由は先週のブログに書いたように
「大局でドル高に大転換を迎える局面だがそう簡単ではない」と思うから。
だって、ユーロドルのチャート、あまりにも鋭角に下げてきているでしょ。
こういうチャートは危ないの。素人目にもトレンドは転換したかに見えるわよね。
昔の私なら「戻り売り」仕掛けちゃうわけ。
でもこういう局面で戻り売りしても踏まれるのよね。
これは経験則です。
日足でみるフィボナッチでも今年1月9日から4ヶ月に渡って上昇を続けた上げ幅の
38.2%以上を削る下落となったいるため、この分で行くと
50%押しがあるだろうというのは、初心者でもわかるのですが、
だからといって38.2%割り込んだところで追いかけて売るのは危険。
こういう節目を割り込んでオーバーシュートしたら一旦戻って撹乱するような
動きを見せるんですよね、相場って分かりにくいんです道中は。
あとで見ればこの辺りで反転して結局さげたよね、ちゃんと節目は機能してるよね。
って結果にはなるのでしょうけれど、
まあ、節目は上下にオーバーワークするものなんです。

だから、こういう時は一回買ってみよう!!

目標1.44ドルアラウンド。
もちろん、大局ではドル高に転換したと思っているので
コスト割れしたらすぐに撤退します。粘りません・・・・。

同じ思考でドル円ももう一回円高局面アリと思っていますが、
ドル円に関しては値動き神経質なわりに妙味ないので今はやりません。
80円割り込んで以降の値動きみてから動きます。

さて、ストロスカーンさん。何やってるんでしょ。
でも何だか臭い、匂うわ。陰謀の匂い・・・・。
下半身ネタってパワーゲームに使われますよね、日本でも。。。
信頼を失墜させるにはこれが一番効くらしいですし。
ビン・ラディンの寝室からアダルトビデオなんてニュースも
わざわざそんなネタを世界に配信しなくてもねぇ、、、って思いません?!

しかしながら火のないところに煙は立たぬと申しますので
脇が甘かったのかもしれません。それが事実かどうかというより、
それをもって権威を失墜させられる動きがあるかどうかです。
そんな事実でいちいち世界の権力者が逮捕される厳格で厳密な世界になれば
世界の権力者はもっとめまぐるしく変わることでしょう。

というわけで、それが事実が否かよりも、
なんでこの時期にストロスカーンさんがやられちゃうの?!
ということを考えるのが無駄がないわよね。

・・・・・答えがでない・・うーん、難しいな。
YENZOさんがTwitterで
「世銀は米国、IMFは欧州という棲み分けで経済の世界支配だったんですが、
何か起こってるのかな」と呟いていました。
仏大統領選挙出馬の予定で有力候補とされていましたから
サルコジさん・・・?って見方が一番シンプルですけれど、
もっと根は深いのかもしれませんね。

これで、欧州リスク高まる☞ ユーロ売り
なーんてのはちょっと短絡すぎだわ。
いずれ影響がでることがあるかもしれないけれど、
今んとこユーロ巻き返してるものね。
相場ってほんと奥が深い。
裏の裏の裏を読んだら表になっちゃった。
みないな毎日ですが、ユーロは目先戻りを入れてから本格下落となると思います。

おやすみー。

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2011年5月13日金曜日

GWの急落も、GW明けには大きく反発を見せたため単なる調整か?
とリスクオンムードが広がったりもしましたが、やっぱりちょっとおかしいです。
今日再びユーロは売られ、銀相場も32ドル台まで再下落
(50☞ 33☞ 39☞ 32←今ココ、凄いボラ)
原油価格も再度100ドル割れとなっています。

ま、急落がドラスティックだっただけにリスクオン回帰じゃなくて単なる自律反発だった、
ということだったのかもしれませんね。ボールも落ちればリバウンドします。

では果たして本当にドル安は大底打って大転換、コモディティは大天井をつけたのか?

可能性は高まっていますが、ここから一本調子にトレンド転換とはならず
ちょっと乱高下するのかもしれません。
というのも今回の場合ユーフォーリアバブルというには
過熱感が今ひとつだったわよね。
ダウも商品もユーロも手放しで上がってた、というよりも材料不足で
これ以上上がらなくなっていた、というような終わり方なので
誰の目にも明らかな上ヒゲ(下ヒゲ)を付けたような格好には
なっていないのが解りにくいところです。

つまり、目先はユーロがWトップを付けるような上昇が来て、ムードが
リスク志向に戻ったような錯覚を覚えるような相場が来てからの再下落、
ドル円も、西戸80円割るような円高を見てからの円安トレンド発生・・・って感じに
なるんじゃないかと思っています。
中長期のお宝ポジションを作るにはまだ若干早いってことです。
でも、これまでのトレンドの最終局面ではあるので、資金に余裕があるのなら
買い下がり、売り上がりって手法で細かく中長期ポジションを作ってもいいのかも。
私は資金に余裕が無いので、もう少し待つか、あるいは短期的には
ユーロ買い、円買いなどを仕掛けるかもしれません。。。

ちょっと気になるニュース。


5月11日(ブルームバーグ)
ジム・ロジャーズ氏:ドルは長期的には「最悪」-人民元は安全

ジム・ロジャーズ会長は、ドルは長期的に見て「最悪の状況」となるとの見方を示した。
「米国の状況は悪化しつつあり、深刻な問題が起こると予想している」とし
「バーナンキ博士は経済学を分かっていない。金融についても理解していない。
彼が分かっているのはお金を刷ることだけだ。
次に景気が減速した時にマネーの量を4倍にはできない」と言明。
為替相場については「たぶんこの秋に為替相場で一層の混乱が起き、
2013年までにはさらに混乱が深まると予想している」と述べた。
現在はドルを買い進めているとし、ドルが下落するとの見方が
市場のコンセンサスになっているためと説明した。

よく読まないと見落としてしまうのですが、ジムは「ドルを買い進めている」んですね。
ニュースタイトルだけ見るとジムはドルを売っているかのようです。
トリッキーな記事。

5/10 日経新聞 
新興国、外貨準備の分散加速 ドル集中回避で円高要因に

新興国が外貨準備運用の多角化を進め、
円やオーストラリアドル、金などの購入を大幅に増やしたことがわかった。
世界各国が外貨準備として保有する円建て資産は2010年末時点で前年比5割近く増え、
金も同3割以上増えた。
一方で、外貨準備に占めるドルとユーロの比率は
1999年のユーロ導入以来、初めてそろって低下した。

 国際通貨基金(IMF)によると、
10年末の世界各国の外貨準備の合計は前年比13.4%増の
9兆2582億ドル(金などを除くベース、約750兆円)。

円建て46%増
10年末の構成比をみると、ドル、ユーロ、ポンドが前年末よりも低下。
かわりに円が2.92%から3.81%に、豪ドルやカナダドルなどの「その他通貨」が
3.06%から4.38%に比率を高めた。
ドルの比率は10年前には7割を超えていたが、10年末には61.4%まで下がっている。

円建て資産の残高は1950億ドルで前年比46.6%増加。
円高の影響もあるが、円ベースでも約3割増えた。
新興国の保有する円資産の伸びは前年比78.5%増で特に大きい。
全体の増加額は620億ドル(約5兆円)で政府・日銀が昨年9月に実施した
過去最大の円売り介入(約2兆円)を上回り、長引く円高の原因にもなっている。

中銀保有3割増
資金は金(ゴールド)にも向かっている。
世界の中央銀行の金保有量は10年末で2万7220トン。
金額で約1兆2300億ドルと09年比3割増えた。
外貨準備に占める比率は1割を超え、さらに増え続けている。
 金購入の主役は新興国だ。ロシアの保有量は10年末で788.6トンと09年末に比べ2割増加。
タイも2割増の99.5トンに増やした。09年には中国が保有量を8割、インドが5割増やした。

 各国中銀は90年代に金を大量に売却してきたが、ドルやユーロへの不安から購入姿勢に転換。
IMFや中銀など公的部門による金の売買動向は10年に22年ぶりの買い越しに転じた。
 
ただ「ドル離れ」は今のところ緩やかなペース。
中国などは通貨高を抑えるために自国通貨売り介入を繰り返しており、
外貨準備が急増している。
巨額の資金を運用できる市場は限られ、
米国債で運用せざるを得ないためだ。

~ 中国の外貨準備高は3月末に3兆447億ドルで世界最大。
  1年間で24.4%増え、2位の日本の約2.7倍となった。

しつこい円高の背景に中国を始めとした新興国の外準の円買があったとは。。。
新興国の保有する円資産の伸びが前年比で78.5%、約5兆円とな。
日本当局の介入が 焼け石に水なのも仕方ないですね。。。

この外凖による円買いが今後も継続するものなのかどうかはわかりません。
逆にそれを売って別の通貨にシフトする動きが一斉に出れば大きな円安圧力になります。

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2011年5月11日水曜日

 月曜のユーロ急落の際に売ったユーロ、その後ドル高が来る!!
と調子に乗って事も有ろうにオージーまで売っちゃって(笑

あっという間にオージーの切り返しにあってユーロの利益が食われちゃいました。

ユーロだけならそこそこの利益確定となったものが、
オージーまで売ってしまったおかげで
ほとんど利益がない状態で抱き合わせ決済。

ほんと思いこみが激しいとこがあるよなーって改めて反省…・。

ちょっと先走りすぎました。
ドルは巻き返しに入ると思ってはいますが、
大きくドル高になっている時にドル買いするんじゃなくて
ドル安が極まったところを逆張りしないといけませんね。

今回ギリシャをネタにEUROが崩れてきた所を畳み掛けるように
順張りディールしちゃったわけですが、こういう時は超短期で値幅抜きしたら
サクっと利食って、再度機会を狙うほうがいい。
何年為替やってんの、わかってるでしょ。。。と自分に突っ込みたい気分ですが、
オージーまで売ったのは余計でしたねーもう自分のバカ!

原油もふたたび104ドル?金も銀も再上昇でダウも反発。
リスクオン相場回帰に見えますが、さてどこまでやれるかです。
貴金属以外の資産はここから上値追いするべからず、むしろ売りたい。
ただ、売るときは高値を引きつけてから・・・です。
何かキッカケがあるはずですが、一体何が材料となるだろうか・・・。

今日のジム・ロジャーズが米国債を売る宣言をしていますが、
こんなところからほころんでくるのかもしれません。

そうそう、底値近辺で買ったドルスイスは翌日には利食っちゃって
今まだ持っていれば結構な利益になったのになぁ、とコチラも反省の残る結果。
分足などを見ていると利益が減る瞬間が許せなくて利食いたくなるんですが
日足を見ればそこそこの値幅で戻ることが予想できるはずなのに。

方向、見方が結果的に正しくても、ディーリングがヘタでなかなか勝てない。
ここをどう克服するかがこれからの課題となりそうです。

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2011年5月9日月曜日

今日はトレード妙味のない解りにくい1日でした。(5月9日)
先週末は思いの外の好結果となった雇用統計(失業率は悪かったけど)、
そしてギリシャのユーロ離脱の可能性が報じられたことなどでユーロ急落の大騒ぎ。
ユーロドルは先週の高値1.4940ドルアラウンドからみると1.4310アラウンドまで700pips
くらい下落しています。これは「売り」の大チャンスだったわね。。。。
ポジション取らなかったことには後悔がありますが、週明けにこの流れを継続するのか、
大きくリバウンドするのかマーケットの関心が高かったかと思いますが、蓋をあけてみれば
良くわからない地味なレンジに終始。更にユーロを売り込むには眉唾もののニュースだし、
ドルを買うには雇用統計の数字も心許ない内容だった、ということの現れでしょうか。

一応復習しておきます。
5月(4月分)雇用統計
NFP 前月比+24.4万人 市場予想は+18.5万人でしたので大幅な改善!!
しかし失業率が前回値及び事前予想の8.8%から9.0%に悪化・・・。
NFPが予想より良くても失業率の悪化が気になりますよね。

そもそも先週発表された米失業保険新規請求件数はちょっと見過ごせないものでした。
4/02   385,000
4/09   416,000
4/16   404,000
4/23  431,000
4/30  474,000

どうですこの推移!
だんだん悪化してとうとう47.4万人ですよ。ちょっとこの数字ショックじゃない?
47万人って昨年夏頃の水準でFRBがQE2に踏み切ろうて話が出始めた頃ですよ。
これじゃ、本当に6月にQE2終了させちゃって大丈夫なのかしらんって心配もしたくなる。
だからNFP好結果でも手放しでドル買いできないってものですが、
EUROから雇用統計ネタを上回るネガティブパンチが飛び出して結局ドル買いに・・・。

独シュピーゲル誌がギリシャのユーロ離脱の可能性や
ドラーギ伊中銀総裁のECB総裁就任にメルケル独首相が反対する可能性を報じた。

どうなんでしょうねぇ、このネタ。
2009年にはソブリンリスクが表面化「ユーロ崩壊」なんて話題が市場を席巻し、
書店でもそんな本が沢山売られていましたが、ユーロドルのチャートをみると2010は
1年かけてユーロドル上昇トレンドを形成・・・・。このタイミングで蒸し返されるか。
サイクル的にはドル安の終焉に近いので、ユーロネガティブが囃され始めても
不思議はないですが、本当にギリシャ離脱となるわけがない。
それこそ、ユーロ崩壊に直結してしまいます。
ですからこれを材料視点するというよりセンチメント的に市場はユーロネガティブに
傾きかけているというだけのことですよね。
米国経済だって決して量的緩和を終了させてもOKというような状況ではないにしても。

なーんて書いてたらユーロが更に崩落中!!

格付会社S&P ギリシャをBB-からBに格下げ さらなる格下げも。

今更格付け・・・・って気がしないでもないですが、
格下げがあるとファンドなどの機関はPortfolioを組み替えなくちゃならないというような
システマチックな作業も生じると言いますから、売らなきゃいけない人達もいるのでしょう。
素直に格下げ報道でユーロ売りとなっています。
こういう時は逆張りで入らないほうがいいですね。
NYオープン前ですし、リバランス等も出てくるかも・・・ですし。

というわけで売りで乗っかっちゃいました。

1.4362S

そろそろドルが巻き返してくるだろうとは思っていましたが、この波動でもう天井つけちゃっている
可能性も大きいです。もう少しあとになるかと思って乗り遅れていましたが、
もうドル高トレンドは始まっているのかもしれない。

というわけで、ユーロドルだけじゃなくて、ポンド、オージーなんかでも
ドル高になるんじゃないかと思ってみています。

ただし、ドル円だけは違う。
なんて言ったって、「ドル安・円安」 「ドル高・円高」の関係ですからね。
さて、ユーロは戻りが廃用なら売り増しの戦略かな。
しかし、高値から700Pも落ちてからの参戦、乗り遅れた感はあって
要注意であることも心して見ていきます。。。。、

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2011年5月6日金曜日

やはりGWのマーケットは油断禁物。
特に近年そういう傾向が強いように思います。
ただただ閑散でなにもないということも多かった昔にくらべて
これほど動くのは「日本が休みだから」って、
ちょっとくらい関係あるのかもしれないよなぁって思ってみています。
昨日ダレかそんな発言してましたよね。野田さんだっけ?

モチロン、今回の動きは3/17にドル円76.25を付けた急激な円高と背景が全く異なります。
日本の休場?そんなの関係ねぇ、というのが正解ですけれど、
「くりっく365」のポジションにおけるドル円ロングの積み上がりを見ると
やはりあまりにも無防備にこうした情報を晒していることへの仕掛けが
なかったとも言い切れない気持ちになってくるということです・・・。

ダウ平均
5/2には13000ドル近くの水準にあったのが5日には12500ドル近辺まで500ドルの調整
原油
5/2には114ドル前後だったが5日には98ドルまで下落

5/2 1577ドルまで高値 5日 1462ドルまで100ドルもの下落

4月下旬に50ドル手前まで上昇も 5日 34ドル大まで暴落
ドル円 
79.50円台まで下落 再び80円割れ
ユーロドル
5/4 1.4935ドル台まで高値(1.5ドル台目前)だったが 5/5 1.4550アラウンド

さて、今回の波乱、何がキッカケでしょう。

1・商品市場キッカケ説

商品市場の急落は5月2日の東京市場のオープニング前から。
CMEのシルバー証拠金のその週の三回目の上げが直接的な引き金に。
COMEXの親会社であるCMEグループは2週間弱で
銀の証拠金を84%引き上げた。 投機筋によるミニバブル状態が解消。
銀の急落をキッカケに金、原油とコモディティに利確の嵐。これが他市場に波及。
(池水雄一氏ブルースレポートより)

*米ヘッジファンド、ソロス・ファンド・マネジメント
(運用資産280億ドル=約2兆2700億円)が、金と銀の持ち高の大半を売却した。
売却の多くは過去1カ月に実施されたという。
こんなニュースもGW中には大きく報じられました。
これが銀急落のキッカケと指摘する向きも。

2.米景気減速懸念

5日朝発表の新規失業保険申請件数を受け、市場に衝撃が走った。
ブレが大きい特徴があるものの、減少との事前予想に反しての大幅増に
投資家の景況感は一転悪化。原油需要の減少への懸念からWTI先物は節目の
1バレル100ドルをやすやすと下回り、シェブロンなど石油株が主導する形で
ダウ平均も下値模索の展開となった。(NIKKEI)

*今晩の雇用統計も荒れそうです。あまりいい結果にはならないと見られていますね。
前哨戦と言われるADPは3月の20.7万人から17.9万人へ悪化
新規失業保険申請件数も39万から40.4万人に悪化
ISMの雇用指数も製造、非製造ともに3月より悪化しています。
失業率が横ばいの8.8%、非農業部門雇用者数が前月比18.5万人増というのが
事前のコンセンサスとなっているようですが・・・ちなみに3月は21.6万人増でした。

3.ユーロの急落からの巻き戻し

昨晩のECB理事会後のトリシェ総裁記者会見で早期利上げを暗示する
キーワードと見られている「強い警戒」との文言が使用されなかったことで
ECBの6月利上げ観測が後退。
これをうけてユーロ売りが進み、ドルの買い戻しが優勢に。
ドル高、円高の流れ☞ つまりリスク回避的流れが鮮明になった。

正確に時系列を追っかけて検証すれば何がキッカケかはわかると思います。
ひとつの材料にその他もろもろ乗っかって来たって感じですね。
市場は「センチメント」です。材料ではありません。
弱気に傾くとどんな材料でも飲み込んで動き出します。
普段は無視してしまうような些細なことでも。

ともかくこのGW中に、にわかに手仕舞い売りの嵐が巻き起こったこということで、
それも今夜の雇用統計で極まれり!となるかどうか。

個人的には一方的に下げ続けていたドルスイスが今回の動きで
買い戻しに入っているので、軽くドルスイロングしています。
コストは0.8660ドル。短期ポジションです。

それにしても豪ドルは強いわね。
ユーロがこんだけ調整してまだ戻りに転じていないのに
豪ドルはすかさず買われています。
豪ドル円は一時84円30銭台と3月29日以来の水準まで落ちたのですが、
わずか7~8時間程度経過で2円近くも上昇。
先ほど公表された四半期報告で
RBAがインフレ見通しを上方修正して将来の金融引き締めの可能性を
示唆したことなどが材料視されたようですが、
こんなリスク回避ムードが広がる中、飛び込んで買える人は
凄い相場師ですよね、私には出来ません。。。

ドル円も80.50円台までもどってはいますが、私はまだだと思ってます。。

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2011年5月3日火曜日

日本ではGWの谷間にあたる5月2日。
ウサマ・ビンラディンの死亡が伝えられ、にわかにドル買いが活発となりました。

各国、米軍の作戦成功を歓迎☞ ウサマビンラディンの死を歓迎?!
というような冷静に思考すれば恐ろしくも悲しい声明が各国から出され、
株式市場はこれを囃して買い、ドルも買いに転じるなどマーケットにも若干の影響が。


しかしながら、何故このタイミングで今更感のあるビン・ラディン死亡ニュース?!
どうしてもナナメ読みしたくなるのは私だけでしょうか。
亡骸は海に投棄されたそうですが、それじゃ真相は闇の中・・・じゃないの。
一応、写真があるのですが、写真なんてものは
現代においてはどうにでも加工可能ですものね。

イスラム過激派が遺体回収を目的とした作戦に着手する事態を警戒したとか、
埋葬地が聖地化するのを避けるためとか、ごもっともな理由はあるのですが。

そもそも今回のビン・ラディン死亡は2年ぶり4度目だとかいうツイートが溢れており、
なんだ、今回のビン・ラディンさんは4代目だったのね、なんて笑い話もあるくらいですが、
一説にはNATO軍が前日5月1日にカダフィ大佐の息子と孫3人を空爆で死亡させたことに
対しての非難回避の策だとかなんとか言われ始めてます。
ウィリアム王子の新婚旅行の延期も関係しているのかもしれませんね。

モチロン私如きに真相はわかりません。
今回死亡したのが本物かどうかを追求することに意味はありませんよね。
(いろいろ想像を巡らすのは悪くないけど)
ただ、こうしたニュースがマーケットに与えるインパクトを思慮深く(穿った見方で)
推察するだけです。こんな材料で買われたものは継続しないんじゃないかと。

やはり、ドル買いは一時的な現象に終わり、結局のところこのニュースで
押したところは買い直されてユーロドルは再び高値更新、ドル円は81円割れ水準を
試すところまでダレてきました。これをトレンドを形成する材料とするのはちょっと
あまりにも恣意的な感じがして、マーケット関係者には諸手を挙げてのドル買いと
いうスタンスにはなれないのはわかる気がします。各国の要人がこれを歓迎するなどという
演出的コメントを出しているのにはどん引きです、私個人的には。
今はこういうネタが欲しかったんでしょうか、アメリカの国際的立場では・・・?!

ただし、多くの方が指摘しているように、アルカイダ側の報復は警戒せねばならず、
これが素直にアメリカに向かえば(それも大問題ですが)まだダレかのシナリオどおりなのかも
しれませんが、日本が標的にされようものなら大変なことですよね。
原発を警戒せよとの声も出始めているみたいで恐ろしいことです・・・・。

そんな大事件に発展するようなものとは思いたくないですが、
しかし、2001.9.11に終止符を打つような大きなニュースでもありますので用心したほうが
よさそう。終止符というより新たな幕開けとなるやもしれませんもの。ああイヤだ。

となると事の発展によってはリスク回避の動きが激化する可能性まで想定しておく。
これが今私のちっぽけな頭で考えられることの全て。
今日はドル買いは一時的だろうと思いながらもポジれず静観。
結局何もしていないので口程にもないのですけれど・・・(笑)

それでも今はリスクテイク相場に回帰してドル売り再開、商品高みたいですが。
これに着いて行くよりは、地合いが変わるのを見極めて逆張りで攻めるほうが
妙味があると思うんだよなぁ・・・

というわけで皆さん良いGWを!!

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